Krixter/Repo / n0001dl /19.json
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{"novel_id": "n0001dl", "chapter": 19, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0001dl/19/", "title": "第14話 立ち寄った村にて2", "content": "「水浴びですか……ええ、大丈夫ですとも」\n\n「本当ですか?ありがとうございます」\n\n水浴びができそうな川は村の外にあるということで、俺は村の外に出るわけにもいかないから村長さんにダメもとで相談したらなんか快諾してくれた。\n\n「裏庭につい立で囲いを作りましょう。そこに井戸水を汲んできますゆえ、その水をお使いいください」\n\n「おお!ありがとうございます!」\n\n「ユーリや、カエデさんのために水を汲んできておくれ」\n\n村長がそう言うと、ユーリは意外にも素直に頷いて外に出て行ってしまった。\n\n「いいんですか?別に私が自分で汲んできても……」\n\n「いえいえ、とんでも無い……カエデさんは夜が明けるまでずっと畑の方を監視していただいたとか…是非今はゆっくりとお休みください」\n\n村長のその低姿勢な姿にどうも居心地が悪い感じがしてやまない。\n別にそのくらい平気なのに、なんだかなぁと思いつつお言葉に甘えてユーリの帰りを待つ。\n\n「ああ、外に仕切りを立てておきました…そちらの方でお待ち下さいな」\n\n少し待てばどうやら村長が仕切りを立ててくれたらしい。\nご老体にそんなことを…と罪悪感を感じながらお礼を言って裏庭に出る。\nまあ女1人が水浴びするくらいはできそうなスペースが木でできた仕切りで確保されている。\n四角く囲まれているけれど、一方向、家側の面には何も置かれていない。\n実際全部囲まれちゃったら中に入れないし、家側が開いてれば多分外からは見えないだろう。\n\n「んしょ、ん、しょ…」\n\nそこからさらにしばし待つとユーリがえっちらおっちら桶に水を入れて運んできた。\nそれを仕切りの中の大きな水瓶の中に入れる。\nさすがにこの量では水浴びはできないから、もう何往復かしてもらうことになるんだろうけど…\n\n「あー、ユーリ?私も水運ぶの手伝うよ。私が浴びたいのにやらせるなんて、忍びないし」\n\n「え…でも……」\n\nいいからいいから、とユーリの手と桶を幾つか抱えて歩き始める。\nユーリに井戸の方向を教えてもらってそっちに歩く。\nすると、ユーリは俺を見上げて口を開いた。\n\n「カエデは昼間、働かないの?」\n\n「うぐ……その言い方はなんか心に刺さるな……まあ、ちょいと私は強すぎてね」\n\n「強すぎ?」\n\n「そ、魔物がね、怖がっちゃうのさー」\n\n俺がそう言えば、ユーリはえー嘘くさーとかとか言いながら腕と足を大きく動かす。\n嘘くさいとはなんだ嘘くさいとは、とかとりとめもない話をしながら歩く。\nどうやらユーリはこの状況が心底楽しいようで、昨日の夕食どきとは打って変わってにこやかだ。\n\n「おー、ここか」\n\n井戸に着いて持ってきた桶たちに水を汲んでいく。\nたまに水の掛け合いっことかしながらキャッキャと作業を進めていた時だ。\nふと、人の気配が近づいてきたのでそちらを見た。\n暗い雰囲気のおっさんだ。\n俺たちと同じように桶を持ってきていた。\n楽しく水汲みをしている俺とユーリを一瞥し、舌打ちをした。\n\n「いいよなぁ、村長んとこのガキは呑気でよ……そっちの女も、本当に魔物を退治してくれるんだろうなあ?」\n\nなんだこいつ。\n\n「な、なんだtフガフガ」\n\n言い返そうとしたユーリの口を塞ぎ、俺は最後の桶に水を入れ終わるとそれを両手で抱える。\n持てない分もユーリに持たせ、その場を離れる。\n\n「おい…なんか言ったらどうなんだよ!」\n\n俺はちらりと肩越しにそいつを見る。\n\n「ヒッ」\n\n突然、男が腰を抜かして尻餅をついた。\n体も少し震えている。\n\n「カエデ、なんかしたの?」\n\n不安げに俺に問いかけるユーリに視線を戻して、俺はにっこりと笑った。\nその俺の笑顔を見てなぜか少し顔を青くするユーリ。\nなんでそこで青くなるかな。安心してホッとするところだろそこは。\nちゃんとこれは言葉にもしなくては。\n\n「何もしてないよ」\n\nちょっと殺気をぶつける以外には。\nなぜかユーリの顔がさらに青くなった。\n\n\n\n\n\n\n「ふーん、じゃああのおっさんは、前畑を荒らされた時に、自分の世話してた区画を全部めちゃくちゃにされたってことか」\n\n「う、うん」\n\n「そりゃ、ああなるわなぁ」\n\n俺は今水浴びをしていた。\n水瓶から水を汲みだして頭や体に流す。\nかなり冷たいけれど、気持ちがいいので問題ない。\n元現代日本人としては風呂が恋しいところではあるけれど。\nどうやらユーリはまだこの仕切りのすぐ外にいるらしい。\n俺とおしゃべりしたくて何だろうけど、どうしようかなぁ。\nそこに居られると、出られないんだけど……\n\n「そういう奴は、今どうしてんだ?」\n\n「…人によっては、親戚の畑を手伝ったりしてる…けど、みんながみんなそういうわけじゃないみたい」\n\n家畜が殺された人は、もっと大変だという。\nそりゃあこの世界では家畜は立派な財産だからなぁ。\n体の隅々まで洗い流せたのでもう水浴びは打ち止め。\nさあ出よう、というところだが…さて、どうするか。\nそこで俺に、天啓が降りる。\n\n見 せ ち ゃ え ば い い じ ゃ な い か !!\n\nよし、そうしようそうしよう。\nソーマとかもいないし、村長の奥さんも家の中から出てくる気配はない!\nうぶな男の子にラーッキースケベをしてあげる、いやあ俺ってばいい女だなあ。\n\n「いやー気持ちよかったー」\n\n「な、な、なぁっ!?」\n\n俺は仕切りから出てユーリの眼前に裸体をさらす。\nわざわざ外に出てから仕切りにかけておいた布をとって体を拭き始めた。\nさらにしっかりと体の正面をユーリに向けてやる。\nユーリはあまりの出来事に体が固まってるけれど、その目はしっかりと俺の身体を見ていた。\n少し足を開いて秘所が見えやすいようにしてあげる。\n\nなるほど、露出ってなかなか……\n\nちょっと濡れそうだったので布でしっかりと股間を拭いておく。\n上半身を動かすたびにおっぱいがぶるんと揺れる。\n少し揉むようにしながら胸を拭く。\n\n「ん、あれ、どうした、ユーリ」\n\n俺が声をかけてもユーリに反応はない。\n目を見開いて俺の裸体を凝視している。\nユーリの股間を見てみればユーリの息子がしっかりと自己主張している。\n\n「あはは、ちゃんとおっ立ててるだ、ユーリ?」\n\n「え、あ、あわわわ」\n\n俺の言葉にようやく反応したユーリは、両手で股間を隠す。\n顔を真っ赤にして俯き、しかしチラチラと俺の方を見ているのが可愛い。\n俺は用意しておいた服を取って着る。\n俺が着替え終わっても真っ赤なまま俯いてるユーリの頭をポンポンとした後、俺は村長の家の中に入る。\n少ししてユーリも入ってきたけど、その態度はどこかよそよそしい。\nまあそうなるわなーとか思いつつ、村長宅には意外と本が多かったので、そのうちの一冊を取り出して俺は読み始めた。\n\n\n\n\nさてその日の晩、また村長の家の屋根で畑の監視をしていたところ、またユーリが俺のところに来た。\n昼間にあんなことあったのになかなかやるなあとか思いつつ、ナチュラルに俺の脚の間に招き入れ、昨晩のように後ろから抱きしめた。\nユーリはユーリで恥ずかしがりながらも満更でもない様子。\n\n「う、うぅ……」\n\nこれでもかとおっぱいを押し当ててやれば耳を真っ赤にして恥ずかしがるユーリ。\nあかん、かわいすぎるぞーとか思いつつ、その真っ赤な耳に息を吹きかけてやる。\n\n「ふあ……」\n\n女の子のような声を上げると、ユーリは妙に身体をもぞもぞとさせる。\nこれはもしや、と思って股間に手を伸ばしてやればやっぱり勃起していた。\n\n「か、カエデ、そんなとこ触っちゃ……」\n\n「いいのいいの、ユーリも男の子だもんな、おっきくしちゃうよね」\n\n俺はユーリのズボンからそのカチカチになったおちんちんを取り出す。\n\n「か、カエデ!?」\n\nユーリの驚きの声を無視してその皮の被ったおちんちんを手で握る。\n優しく上下にさすり、徐々に徐々にその皮をむいてあげる。\n\n「ぁ…ぁ、ぁぁ」\n\n女の子のような喘ぎ声を上げながらおちんちんからの快感に耐えるユーリ。\n\n「ユーリは自分でこういうことしたことある?」\n\n俺が耳元でそっと囁けば、ユーリはギュッと目をつぶりながら首を横に振った。\n\n「や、やり方は、教えてもらったこと、あるっ」\n\nやっとのことでそう言ったユーリはさらに顔を真っ赤にする。\nやり方は知ってるけど、したことはなかったのか。\nこれはいわゆる実践レッスンってやつかな?\nぬこぬことすでに皮を剥ききったおちんちんを刺激する。\n\n「ほーら、いっぱい気持ちよくなろうね?いっちに、いっちに」\n\n声をかけながらリズミカルに手を上下させる。\n我慢汁が出てきた掌を濡らした。\n耳にチュッチュと口づけをする。\n\n「ん……ん、だめ…カエデ……ぁ……」\n\nおちんちんがビクビクっと震え、限界を訴えかけてくる。\n俺はその訴えに応えるように手の動きを早くした。\nユーリの股間からクチュクチュとした音が響く。\n\n「ぁ、ぁ、ぅ、ぅぅ……なんか、なんかくるぅっ」\n\n一際強くビクビクっとユーリのおちんちんが脈打ったから、掌をそのおちんちんの先に持ってくる。\nピュルピュルっと掌に向けてユーリの熱いザーメンが放たれた。\n\n「ぃ、ん、くぅ…ぁあっ」\n\n足をピンとさせながらユーリは射精の快感に震える。\n\n「ん…いっぱい出たね」\n\n俺はザーメンに濡れた掌を口元に持って行き、そのザーメンを舐めとる。\n生臭い臭いのそれは別に美味しくはないけど、興奮の材料にはいい。\n\n「はぁ……はぁ……」\n\nユーリは息も絶え絶えな様子で体を弛緩させていた。\nズボンをしっかり履かせてやり、身体が冷えないようにギュっと抱きしめる。\nそのあとすぐにユーリは寝てしまい、結局昨晩と同じようにソーマに回収されていった。\n\n\n\n次の日から俺とユーリはちょくちょくイケナイ遊びに興じるようになった。\n\n「カエデ……お、おっぱい……」\n\nなんて恥ずかしがりながら言われれば俺は襟を開いてユーリにおっぱいを差し出してあげたし、\n\n「一緒に水浴びするか」\n\nと俺が言えばやっぱり恥ずかしそうにユーリは頷いて、あの狭い囲いの中で2人で身体をを密着させ合いながら水浴びをした。\nお尻もおまんこも触らせてあげたし、後していないのはきっと本番くらいかなって感じに俺とユーリの関係は変化していった。\n\n\n\nある日、僕はカエデに村の案内をしてほしいって言われたから2人で村に出ていた。\n最近日中はいつも僕がカエデのおっぱいを触らせてもらったりするばかりで外に出ていなかったから、気分転換をしたかったのかもしれない。\n2人で手をつなぎながら歩いていると、この前水を汲みに行ったときに声をかけてきた村の男の家の前に差し掛かったんだ。\n\n「けっ……まぁた仲良しこよしごっこかよ…いいご身分だよなあ?」\n\nまたあの男が出てきて、僕たちにそう言ってきた。\n僕は心底むかついて何か言い返してやりたかったけれど、またカエデに口を塞がれてしまって何も言えなかった。\n\n「おい、お前、ちょっと、あっちで話すぞ」\n\nカエデはちょっと怖い声でそう言うと、その男を無理やり男の家の裏に引っ張って行ってしまった。\n\n「ちょっと大人の話をしてくるからここで待ってて」\n\nと言われたから、少しだけ待っていたのだけど、何だか心細くて、それから少し不安だったから男の家の裏手に回ろうとしたんだ。\nあと少しで家の裏にある庭が見える、というところまで来た時だった。\n\n「……っ、ユーリ!さっきのところで待ってろよ!」\n\n突然そう大声で言われて、僕はすごいびっくりしてしまった。\nまさか気づかれるだなんて思わなかったんだ。\n僕は身体を固めて、じっとそこで耳をすませたけれど、2人の話声は聞こえなかった。\n観念してもといた場所に戻ったけれど、一向にカエデは戻ってこなかった。\n僕の胸の中で頭をもたげていた不安がどんどんと大きくなる。\n一体2人は何を話しているのだろうか。\nカエデは大丈夫だろうか。\n何かひどいことはされていないだろうか。\nいや、カエデはすごく強いから大丈夫なはず。\nそんなことが頭の中をぐるぐると回り続けていた中、やっとカエデと男が僕のいるところに向かって歩いてくるのが見えた。\n\n「カエデ!」\n\n僕が手を振ればカエデも手を振り返してくれた。\n僕はそこで少し違和感を感じた。\nどうにも、カエデと男の距離が近いんだ。\n肩同士が触れるか触れないかくらいの距離で並んで歩いてくる。\n行く前はあんなに悪い雰囲気だったのに、今の時間の間に何があったんだろう?\nとりあえず僕はカエデに走り寄ってカエデに抱きついた。\nギュッとカエデを抱きしめれば、カエデもポンポンと肩を優しく叩いて応えてくれた。\n\n「待たせたな、ユーリ」\n\n「ほんとだよ!」\n\n僕は顔を上げて言った。\nカエデの顔は少し頰が上気していて、それに汗ばんでもいた。\n\n「何してたの……?」\n\n僕は何だか無性に心配になってカエデにそう聞いた。\nでもカエデは僕の心配もなんのその、にっこりと微笑んで一言、\n\n「ちょっとした元気づけかな」\n\nとしか言ってくれなかった。\n男もその言葉に合わせて、さっきまでの鬱屈とした雰囲気と違ってやけに明るい感じで、そうそう説得、と言った。\n\n「いやーあんなに誠心誠意元気付けられたら応えざるをえないよ」\n\n男は明るいどころか浮かれたようにニヤニヤと言った。\n\n「ああ、坊主、この前と、さっきも、すまなかったな。気が立っててよ、ほんと、悪かった」\n\n僕はその男の態度の変わりように面食らって頷くことしかできなかった。\nすると突然、カエデが僕を腕で引き寄せて自分の体に抱きつかせてきた。\n\n「んむ!?」\n\n僕は視界を潰されてしまって、何も見えなくなってしまった。\nカエデのいい匂いがして、少しくらくらとしてしまう。」\n僕がジタバタしていると、また突然僕はカエデから解放された。\n\n「プハッ!もう、いきなり何するんだよ!」\n\n僕がそう言って顔を上げた時、カエデはちろりと舌なめずりしたところだった。\nその様子がすごくえっちで僕は二の句が告げられなくなってしまった。\n\n「ごめんごめん、ユーリが可愛くてつい」\n\nそう言って笑ったカエデはやっぱり色っぽかった。\n\n\n\n\n次の日の朝、村の男がカエデを訪ねてきた。\nおばあちゃんもおじいちゃんも農作業に出てて、家には僕とカエデしかいない時だった。\n\n「へへ、冒険者のお嬢さんよ、俺ぁ家畜が魔物にやられちまってよ…もうどうにも気持ちが沈んじまってよ」\n\nその男はなんだかにやにやと下品に笑いながら言った。\nその男を、カエデは呆れたように見ながらため息とともに口を開いた。\n\n「で?お前の気持ちが沈んでて、なんで私のところに来るんだ?」\n\n「いやぁ、ほら、昨日、あんたが元気づけてやったやつがいるだろ?あいつが俺も元気づけてもらってこいって言ってよぉ……俺としては半信半疑なんだが、あんだけ熱を上げてる様子を見ちまうと、なぁ?」\n\n男はちっとも沈んだ様子も見せないで、にやにやと言った。\n僕はなんだか不安になってカエデの服の裾を握った。\n僕のその手を、カエデは安心させるようにポンポンとすると、扉を大きく開いて男を家の中に招き入れた。\n\n「カエデ…?」\n\n「はぁぁ……わかった、元気付けてやるから、これっきりにしてくれよ」\n\nカエデはやんわりと僕の手を服から外すと、僕と目を合わせるようにしゃがみ込んだ。\n\n「ユーリ、私はちょいとこいつと部屋で2人になるから、自分の部屋に戻っててもらえるか」\n\n「な、何をするの?」\n\n僕の声は不安で震えてしまっていた。\nそんな僕をあやすようにカエデは僕の頭を優しく撫でると、にっこりと笑った。\n\n「なに、ちょっとした按摩だよ、心配すんな」\n\nそれから僕の耳元に口を寄せると、つぶやいた。\n\n「そのあといっぱい遊んであげるから、ね?」\n\nそのこそばゆさと、遊びの内容を思い浮かべて僕は真っ赤になって俯いてしまった。\n自分でも真っ赤になってるってわかるほど、ほっぺと耳が熱かった。\nカエデの部屋の前まで、僕たち3人は一緒に歩いた。\nその部屋の前に来ると、男はあのニヤついた顔のまま言った。\n\n「悪りぃな、ユーリ、ちょいとカエデちゃん借りるぜぇ」\n\n「馬鹿言ってないでさっさと入れ」\n\n僕の目の前で扉が閉まる。\nその直前にカエデは念を押すように自分の部屋にいろって言ってきた。\n僕は少しの間そこにいたけれど、しょうがなく自分の部屋に向かった。\nきっとカエデは家の中のどこに僕がいるかなんて丸わかりだろうから、そこにいてもすぐバレてしまうと思ったからだ。\n\n\n\n自分の部屋のベッドに僕は寝転んだ。\n不安はまだ胸の中でくすぶってたけれど、もう今となってはどうしようもない。\n僕は目を閉じた。\nこの不安を抱えたままずっと何もしないでいるより、寝てしまった方が楽だと思ったからだ。\n\n\n「ん……ぁ?」\n\nふと、僕は目が覚めた。\n日の位置はあまり変わっていないから、まだ寝始めてあまり時間が経ってないみたいだった。\n\nギッ、ギッ、ギッ、\n\nそこで、かすかに何かが軋む音が聞こえてきた。\n身体を起こして耳をすませば、それはカエデの部屋の方から聞こえてくる。\n\n「確か、按摩をするって……」\n\n規則的な音が聞こえてくる。\nきっとこれは、ベッドが軋む音だ。\nたとえ村長の家の客間とはいえ、そんなにいいベッドが置いてあるわけじゃない。\n按摩をすれば、確かに軋むこともあるかもしれない。\nけど……\n\nギッ、ギッ、ギッ、ギッギッギッギッギッ\n\n突然、その音が早くなった。\nかと思えばまた少しゆっくりになって、そしてその音は止まった。\n終わったのかな?\nそう思ったけど、すぐにその音は再開した。\nさっきよりもさらにゆっくりとしたリズムでベッドは軋んでいるようだった。\nまた、不安が胸の中で大きくなってくる。\n\nギ…ギ…\n\nカエデの部屋のある方に顔を向けた。\nいくつか壁を超えた向こうで、カエデはあの男に何をしているんだろうか。\n本当に按摩をしているのだろうか。\n\nもしかしたら……\n\n頭に浮かんだ嫌な想像を頭を振って振り払う。\n\nギ!ギ!ギ!ギ!ギッ!\n\nふと、一際強くベッドが軋み、その時何か声が聞こえたような気がした。\nそれから少しの間、音は聞こえてこなかった。\n僕はまたベッドに寝転がる。\nもう終わりかな。\nだといいな。\n\nギシ……ギ、ギ、ギ……\n\nそんな思いも、その後また始まった音で砕かれてしまう。\n僕はまた目をつぶった。\nどうか、次目が覚めた時にはこの音が止んでるといいな、って思いながら。\n\n\n\nパチリと目が覚めた。\n窓の外を見ればもうお昼を回ってかなり時間が経った頃だった。\n最近、夜はいつもカエデのところに行って夜更かしをしていたから、寝不足だったのかな。\nお昼を抜いたことになるから、かなりお腹が減っていた。\nかなり時間が経っているから、もうさすがに終わったかな。\n\n「ーーー」\n\nカエデの声が窓の外から聞こえてきて、僕はすぐに窓に飛びついた。\n見れば、カエデが外から家に戻ってくるところだった。\n隣には朝にうちに来た男もいる。\n2人の距離はすごく近くて、しかもなんだか和気藹々としていた。\n僕は胸がちくりと痛んだのがわかった。\nなんだかなんとも言えない焦燥感と、嫉妬心が湧き出てくる。\n\n「カエデ……」\n\n僕の口は自然とカエデの名前をこぼしていた。\nカエデと男は玄関に来ると、向かい合った。\n会話は聞こえない。\nこんな時、カエデみたいに耳が良ければなって思う。\nすぐにカエデはくるりと反転して、玄関の中に入った。\n男が飛びつくように玄関の中のカエデに詰め寄ったのが見えた。\n僕は心臓が鷲掴みにされたような気持ちになって飛び上がると、部屋を飛び出して玄関の方に走った。\n\n「カエデ!?」\n\n玄関にたどり着いた僕が見たのは、仏頂面で男の手を捻りあげるカエデと、その痛みにうめき声をあげる男だった。\n\n「おー、起きたか、ユーリ」\n\n「いた、いたたたたたっ、くそ、俺が悪かったっ、だから離してくれ!!」\n\nその言葉に、カエデはヒョイっと手を離して、しっしっとあっちへ行けというようなジェスチャーをした。\n男は半べそで走って玄関を出て行って、なんだか僕は胸がスッとした。\n僕はすぐにカエデに飛びついた。\nそして……\n\n「ぁ……ぁ、これ、カエデ……」\n\n僕の鼻が臭いを嗅ぎ取った。\n汗と、それから、この前カエデのおまんこを触らせてもらった時に嗅いだ臭いと、それから、おちんちんを触ってもらった時、出た体液の臭い……\n僕は涙が止まらなかった。\n胸が張り裂けそうで仕方なかった。\n\n「え、あ、ユーリ?あー……ごめん、ごめんな、ユーリ」\n\nカエデはしゃがむと、僕をぎゅっと抱き締めた。\n僕もカエデを抱きしめた。\n\n「ごめんな………本当に」\n\nその後僕はしばらく泣き続けてしまった。\nその間カエデは僕をずっと抱きしめてくれていた。\nその日、僕はずっとカエデのそばから離れなかった。\nもうカエデから目を、手を離したくなかったんだ……\n\n\n次の日も、別の男が来たけどカエデがなんだかすごく怖い雰囲気になるとそいつは逃げて行った。\nその次の日も、その次の日もカエデは男を追い返して、いつも僕と遊んでくれた。\n\n\nそんな日々もいつかは終わりが来てしまうんだ。\n村が寝静まった夜、ついに魔物が畑に現れたんだ。\nそれまで僕を抱きしめていたカエデは、僕がカエデがいなくなったことに気がついた瞬間にはその魔物の息の根を止めていた。\n畑のある方に、突然迸った紫の落雷は、夜の村を神々しく照らした。\n僕は一生そのその光景を忘れないと思う。", "preface": "お待たせしました。\n\nダイジェストっぽい感じだけど、許してください。\n書く時間が取れないのと、あまり気力も湧かなくて……\nでも、個人的にNTRとして結構いい話になったかなと。\n\nえ?おねショタ?もちろんありますよ?申し訳程度だけどね!", "afterword": "別れのシーンは自分が力尽きたので書きません。\n早く次のエロ書きたい。\nもうエロだけ書いてたいような気もする。\nだけどNTRはエロだけ書いてるんじゃあダメなんですよ!!"}

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