| {"novel_id": "n0001dl", "chapter": 5, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0001dl/5/", "title": "第3話 幼少期3-1", "content": "「父さんってどんな人だったの?」\n\nある日の朝食時、俺はテーブルの向かい側に座る母さんに問いかけた。\n\n「えっ、いきなりどうしたの?」\n\n母さんは目を丸くして驚きをあらわにしていた。\nどうやら今までどれだけ父さんのことを話しても興味を抱かなかった俺が、なんの脈絡もなく突然父親について尋ねてきたのが珍しかったらしい。\n\n「いや、母さんが惚れ込む男ってのがどんな男だったのかなって」\n\n今まで全く興味を示さなかったのに急に気になってきたことが我がことながら少し気恥ずかしくて早口で答えてしまった。\nなんというか、母の編むマフラーを、寒くないって言って使わないでいたくせにしばらくした後やっぱり寒くて使ってしまい、それが母に見つかった男子中学生の気分が近いだろうか。\nけれどこれは俺の偽らざる本音である。正真正銘のね。\nだけど母さんは少し違う意味に俺の発言を取ったらしい。\n端正な顔に意地悪な笑みを浮かべ始めていた。\nこれはしくじったなぁ。なんか面倒な話題になる気が……\n\n「なるほどぉ?ふふ…そうねぇ、カエデもそんなお年頃なのねぇ……月日が経つのって早いわ。お相手はやっぱりソーマくんかしら?」\n\n「なんでソーマが出てくるんだよ!あいつは関係ないから!!」\n\nな、な、何をおっしゃってるだこの人!?何なの!?恋愛相談だとでも思ったの!!??\n思わず叫んじゃったじゃんか!ああでも、それはここでは逆効果だったらしいぞ……。\n母さんのニマニマした笑みがさらに深くぅ…\n\n「あらあら、うふふ、そういうことにしておきましょうね?」\n\n「しておくも何もほんとのことだから!ソーマは友達!それ以上でもそれ以下でもない!!」\n\n「はいはい、わかったわよ。…もう、素直じゃないんだからっ、ソーマくんがかわいそうよ?ふふ」\n\n「何もわかってないじゃんか!!」\n\n思わず絶叫してしまったぞ……くそぉ、ほんとに何でもないのに。何でもないもん。\nええい、そんなことより父さんだ!俺は父さんのことを聞きたいのだ。\n\n「ああ、もう!いいから、父さんのことを教えてよ。例えば惚れた瞬間とかさ」\n\n「ふふふ……、それにしてもテツさんのことねぇ。そうねぇ、惚れたのはやっぱりあれかしら。命を救ってもらったときかしらね」\n\n「命を…?母さん、死にかけたの?」\n\n惚れた話としてはすっごいベタだけど、そもそも母さんが死にかけたという話自体が初耳だ。\nそれにここは剣と魔法のファンタジーの世界。\n村とその近辺にいるぶんには安全だけど、村から離れれば普通に魔物と呼ばれる外敵が存在する。\n前世で家族や友達から聞く死にかけたという話よりもより身近でリアリティある話題だ。\n惚れた瞬間云々よりも純粋な心配が先立ってしまう。\n\n「ええ、15才の時にね。ちょっと腕が立つからって、狩りのときに調子に乗って村から離れすぎたのよ。そしたら魔物の群れに襲われてね。\nどんなに強くても所詮齢15の小娘。数の暴力には勝てなくってね。なんとか逃げようとして、逆に弱らせるためにわざと捕まえられずに追いかけ回されたのよ。しかもわざと村とは反対の方向に誘導されながらね」\n\n母さんを襲った魔物はきっとヘルハウンドという犬型の魔物の一種だ。\n村から離れると言っても、目的は狩りだし、旅に出るほど遠くには行っていないだろうから、村の人たちが警邏をしている領域の外に出たくらいのことだろうな。\nここら辺で群れで獲物を襲い、しかも獲物をわざと弱らせるような狡猾さを持つ魔物はそいつしかいないのだ。\n\n「それでも数日は生き延びてたのよ?最後は結局疲労困憊で力尽きちゃうんだけど……」\n\n母さんは当時のことを思い出してか、顔を苦々しく歪める。\nそれでも綺麗なのだから恐れ入る。\n\n「ああ、もうだめだ、そう思ったわ。にじり寄ってくる奴らが恐ろしくて仕方なかった。どうせなら一思いにやってくれ、って感じにね」\n\nその時よ。\n母さんは神妙な顔で、囁くように、でもはっきりとそう口にした。\n\n「突風が吹いたと思ったら、近くにいた奴らが突然血しぶきをあげて崩れ落ちたの。そしてね……」\n\n『てめぇら……うちの同胞に…何してやがる……覚悟できてんだろぉなぁあッ!!』\n\nいつの間にか母の目の前にいた青年は、持っていた刀の切っ先を魔物の群れに突きつけながら、そう叫んだらしい。\n……あ、あれ?なんかその台詞、既視感を感じるぞぉ?\n\n「そこからはすごかったわ。数の差なんてものともしないで、縦横無尽。さすがに全滅はさせられなかったみたいだけど、あっという間に追っ払っちゃって」\n\n「へぇ、父さん、強かったんだ。そんな助けられ方したら確かに惚れちゃうかもね」\n\nヒーローとして王道を行ってるもんな。\n女の子なら胸キュンものだよね。\n……それに共感できてしまう自分が恨めしいが。\n\n「ううん、別にそれでは惚れなかったのよ。もちろんありがたかったけどね?」\n\n「えぇ…」\n\n思わずずっこけてしまった。\n共感し損である。\nただ自分の女の子化を自覚しただけだった……。\nいやしかし、なるほど、さすが若くして集会に呼ばれる女傑。\nただでは転ばぬらしい。\n\n「追っ払ったすぐ後にね?へたり込む私のところに来て、彼ね、私をひっぱたいたの。しかもかなり強く」\n\nお、おおう……その時母さんは怪我人だったろうに、容赦ないな、俺の父さんは。\nでもあれかな?そ\nれで母さんは被虐の快感に目覚めちゃったのかな?\n\n「カエデ、すごく失礼なこと考えてるでしょ」\n\n「ひえっ、そ、ソンナコトナイヨ?」\n\n優しげな目を母さんが細めてそう言った瞬間、明らかに部屋の気温が下がった気がするのだが……\n顔は微笑んでたのになんだか修羅と相対した気分だったぞ………\n\n「オホン、で、私にこう言ったの。『あんくらいの奴らに負けてんじゃねぇ!!あきらめてんじゃねぇよ!!まだ足ついてんだろうが!腕残ってんだろ!!噛み付く顎もあんだろ!!!!何が何でも生き残りやがれ!!!!』ってね」\n\n「な、何じゃそら………」\n\n「そして最後にこう言ったの。『そしたら必ず俺が助けにきてやる。お前がどこにいようとな。諦めたお前に間に合ったのは今回がたまたまだ。肝に銘じとけ』」\n\n「……………」\n\nな、何それ…横暴に見えるかもだけどかっこいい…気がする。\n確かにいい男かもしれん……。\n\n「これを、ほとんど関わりのなかった女に言うのよ?すごいんだかバカなんだか……」\n\nそう言いながらも母さんはとても幸せそうな顔をしていた。\n本当に大切な思い出なんだなって。\nあるいは、女の顔だろうか。\n白馬の王子様に助けられたお姫様はきっとこんな顔なんだろうな。\n穏やかで、でも熱を帯びて、微笑んでるその表情は、とても綺麗だった。\n\n「関わり、なかったんだ」\n\n「ええ、お互いにお互いの名前を知ってるくらいよ。私は若いなりにそこそこできる女として、あっちはの警備隊の期待のルーキーとして。それからかしらね。私が何が何でも生き残るために、諦めないために強くなろうとしたのは」\n\nそれで今では集会の一員ね、と母さんは肩をすくめた。\n\n「何が何でも生き残ろうってのは……」\n\n「ええ、もちろんテツさんに助けに来てもらうためっ」\n\nふふんっと得意げに、その爆乳をひっさげた胸を張る母さん。\nそれが今や女傑、と。\nていうかそれはなにか違うような……。\n\n「まあその結果助けられるまでもなく自分で大体の敵を倒せるようになっちゃったのよねぇ……おかしいなぁ……」\n\n心底わからないといった風情で呟くわが母。\nその悩ましげな顔もなかなかエロティックだが、あかん、この人。なんか色々と。\nあー、でもということは、だ。\n\n「それじゃあアタックしたのは母さんの方からだったんだ」\n\n「ええ、そりゃもう!テツさんはとってもモテたしね」\n\nおお、母さんの美人具合からして父さんの方からのアプローチかと思ってたけど、現実ってのは面白いもんだなぁ。\nでも、周りの女の人たちは災難だ。こんな顔よしスタイルよし器量よし強さよしの人がライバルだったんだもんな。\n\n「そっか……。うん、ありがと。話してくれて。」\n\n「ふふ、どういたしまして。参考になったかしら?」\n\nまた意地悪な顔に戻った母さん。\n声音は完全に面白がっていやがる。\n\n「だからそういうのじゃないって!もう!ごちそうさま!!ソーマとコサメと遊んでくる!!」\n\n「あらあら、もうあの人の話はいいの?もっと話せるわよー」\n\n「もうお腹いっぱいだから今日はこれでいい!」\n\nこれ以上いじられてたまるか!俺はここから逃げさせてもらうぞ!!\n\n「はいはい、じゃあ行ってらっしゃい。昨日も言ったけど、今日は集会の日だから、もしまた帰れなかったらリカによろしく言っておいてちょうだいね」\n\n「ん、わかったー、じゃあ行ってきます」\n\n\n\n\n\n\n\n「ていう話を聞いたんだよね」\n\n「んぅ……カエデ、まっ……!」\n\nつまるところ、俺の今生の父親はかなり剛毅な人だったってことかな?\nなんにせよかなり激しい人ではあったみたいだけども……\n\n「あ、あ、カエデ、ダメだよっ、コサメが、ん、起きちゃうっ」\n\n「あはは、大丈夫、多分。コサメはいつもお昼寝すると赤ん坊みたいにぐっすりだからな。それに、ソーマが声を抑えればいいんだよ」\n\n多分父さんが使ってた刀、うちに飾ってある刀がそれなんだろう。\nいつか使ってみたいな。\nたまに母さんが手入れしているみたいだし、まだ実戦にも耐えうると思うのだ。\n\n「そ、そんなっ、んくぅ、理不尽なっ、あ、ん、ぐっ、ぅ…」\n\nしっかし、最近は平和だ。\nこうして野原で昼寝にも興じることができるくらいには平和だ。\nゼンたちにはかなり手痛い仕打ちをしたから、親とかを通じて抗議とか、あるいは報復があるかと思ったけれど、そんなこともなく。\n子分の何人かが親に泣きついたり、あるいは報復したりしようとしたらしいけど、なんとあのゼン本人が殴ってでも止めたらしい。\n曰く、「2つ下の小娘に負けたことを吹聴するような真似して恥ずかしくないのか」だとか。\nなんかあのクズ野郎の意外な一面を見たような気がする。\n本心か知らんが。\nなんか俺を見る目が怖いし。\n\n「理不尽なもんか。それにしても、うーん……」\n\n「ひぁっ、か、カエデ、顔!顔近いって!息、息当たって…ッ」\n\nまあ今んとこ害があるわけでもないから放置だな。見る目が怖いとかでボコボコなんかにしたらそれこそこっちが悪者になりかねないし。\n\n「あはは、びくってなった。しかし、うーん、くさいなぁ、汗と、なんだろうなぁ、とにかく臭いや」\n\nやっぱフェラは無理だなぁ。\n臭いもそうだけど、俺の男としての部分がどうも嫌悪感というか拒否感というか、あるいは超えてはいけない境界のような……\nでも、前世で初めて女の子のアソコを見たときの感動とか、あるいはアソコを弄って感じる女の子を見たときの興奮とか、そういう感情に近いものを感じてしまう自分も否定できなんだよな……\n\n「あ、当たり前だろぉ!さっきまでぇ、森の中、ぁ、走り回って、たんだぞぉっ、ぁ、ダメ、擦っちゃ、あっ」\n\n「はいはい、大きな声出さない。コサメが起きちゃうぞ。さっき身じろぎしてたし、時間の問題かもな?」\n\n「えっ?え、あっ、あ、ほ、ほんとっ?」\n\nていうか、明らかにもう起きてるよなぁ。\n最近、気配に敏感になってきたからよくわかる。\nうーん、コサメに悪い事しちゃったな。\nでもごめんな、物欲しげにこっちを見てきたソーマが悪いんだ(嘘)\n\n「うーそ。ふふ、興奮した?ちんこびくんてなったもんな」\n\n「あ、あ、そんなことぉっ…」\n\nうーん、ソーマって、童顔だから、なんかショタを相手にしてるみたい。\n体つきもペニスもショタって感じじゃないんだけど。\nいわゆる女性上位ってやつだな。\nソーマの将来がちょっと心配だなぁ、変な性癖芽生えなければいいけど…\n\n「ほーら、声抑えて、もうイキそう?ほら、ほら、シコシコって、してあげるから、イきたいでしょ?\nいいんだよ、イっちゃって、ビューってしよ?幼馴染のお手手で、幼馴染が寝てる隣でっ」\n\n「ぁ、まっ、ん、ん、ん、ィく、イっちゃう、んぅ、ん、ぁ、あっ、あん、カエデ、俺、イっちゃう!」\n\n「ん、いいよ、いっぱい出そうね、幼馴染のお手手の中にビュッビュッて出そうね、ほら、ほら、シコシコ、シコシコ、先っちょもこねこねしようね。ほら、先っちょパンパンになってきた。ちんこビクビクって、イこ?イこ?イっちゃお?お、お、お、キタ、キタ、キタ!ビュビューって、ビクビクーって、アハ、お手手で受け止めてあげるからね、全部出しちゃおっ、幼馴染のお手手に、ギュッギュッて絞ってあげるから、ほら、お尻キュって力入れて?最後の一滴まで出し尽くそ?」\n\n「あ、あぁ、カエデ、カエデぇ…」\n\nむむ、ついにソーマが甘え始めたか。正直まだ少し男と抱き合うとかは忌避感あるんだけどね、これもプレイの一環と思えば、むむむ\n\n「……はいはい、おっぱいだよ、ソーマは私のおっぱいに挟まれるの好きだもんね、いっぱい射精して疲れたもんね、癒してあげますよー」\n\n「カエデぇ……」\n\n「………ん、寝ちゃったかぁ。下半身丸出しで寝るのは体によろしくないんだけどな……仕方ない、責任は取るよ、ほーらお洋服ちゃんと着ましょうねー」\n\n全く世話がやけるなぁ。まあほぼ10割俺の所為だから後始末は俺がやりますよ。\nいやーしかし「小悪魔系女子×ショタっ子」のシチュエーションは興奮するねー。一緒にオナニーしてなかったし、今も膣が濡れてるけど、まあ満足したからいいかな。\n精神的に満足したわ。\nやっぱ自分好みのシチュエーションを自分で再現できるのはいいなぁ。\n\n「コサメ、隠れて親しい人たちの情事おかずにオナニーは、自分は変態ですっていう自己申告だと思うんだ」\n\n「ひうっ」\n\nこの中でまともなの、ソーマだけなんじゃ………?", "preface": "幼少期最後の話。\n3-1、3-2は続けて読んでほしいです。", "afterword": "母親、父親を掘り下げ。\nおねショタや女性上位も好きよ、って話でもある。\nでも一応3-2への布石みたいな話で書いたつもりだけど、うまく書けてるといいな。\nこの話を読んだらぜひ3-2を読んで欲しい。"} |
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