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{"novel_id": "n0001io", "chapter": 2, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0001io/2/", "title": "パレードのあと", "content": "祝賀の典礼を全て終え、エルドリア国王は城下を見渡すバルコニーにひとり立っていた。\n先ほど八頭曳きの馬車でゆっくり練り歩いた町の大通りには灯りが灯り、夜半を過ぎてもなお民衆の浮かれた様子が見て取れる。\n微かに聞こえる音楽隊の調べ、そして民の楽しそうな歌声。\n三代エルドリア国王・アルデンは満足げに微笑んでいた。\n背後から、凛々しく響く声がした。\n\n「国王陛下」\n\nエルドリア国王が振り向くと、そこには昼には姿を見せなかった軍師が立っていた。\n平時でも軍服に身を包み、精悍ないでたちを崩さない凛々しい軍師。\nまっすぐ伸びた銀髪を束ね、背中に大剣を負っている。\n一見すると誰もが勇猛な男性だと思うであろう見た目である。\nしかしこの軍師、まごうことなき女性であった。\nシリス・ストライド。\nそれがエルドリア王国の誉高い最高司令官の名である。\n\n「シリス。無事、式典は終わった」\n「陛下、おめでとうございます。改めて忠誠を誓い、この命に代えても陛下をお守りすることをお誓い申し上げます」\n「ふっ……いいから、こちらへ」\n\n片膝をつきかしこまったシリスに、国王は微笑んだ。\n戸惑いながらも立ち上がったシリス。\n先ほどまでとは打って変わって、頬を赤らめておずおずとバルコニーに歩み出た。\n\n「シリスよ」\n「国王陛下……アルデン様……」\n「そなたのおかげでここまで生きてこられた。感謝する」\n「そんな」\n「私の右腕となり、隻眼の私の代わりに国のあらゆる仔細を見極めてくれた」\n「恐れ多いことでございます」\n「そして、私は今も……」\n「陛下……」\n\n優しい微笑みを浮かべ国王はシリスの髪を撫でた。\nそしてゆっくりと引き寄せ、唇を重ねた。\n国王の舌がゆっくりとシリスの口をこじ開け、唾液の交換をする。\n両目をぎゅっとつむったまま、されるがままのシリスを国王が左目を薄く開けて見ながら口づけしている。\n国王の右目は、古い刀傷でつぶれていた。\nそれでも優しい微笑みを浮かべ、国王は何度もついばむようにシリスの薄い唇を堪能した。\n\n「国王……もうこのようなことは……」\n「私は私の生き方を貫く。誰に何と言われようと、己を信ずるのみなのだよ。シリスよ。そなたを心から愛しているのだ。身分のことは気にするな。これまでのように……いや、これまで以上に私のそばにいてくれ。頼む」\n「で、ですが国王……」\n「しっ……静かに。民の声を聞こう」\n\n戸惑うシリスに、再び口づけをした国王。\n二人の耳に城下の歌声が軽やかに届く。\n接吻を終え、国王と軍師はただの男と女になった。\n\n玉座の奥。\n天蓋の下に巨大なベッドがある。\n敷き詰められた艶やかなシーツの上で仰向けになった素っ裸のエルドリア国王。\n軍服のズボンだけを脱ぎ、シリスは国王にまたがった。\n先ほどの口づけで、シリスの可憐な割れ目は熟すように濡れていた。\n怒張し天を突くような勃起をしている国王のそれに、長く美しい指を添えシリスは自らの熱いところへ導いていった。\n\nぐっ……。\nぐぐっ……。\nぐちゅ、ぐっ、ぐっ。\n\n引き締まったシリスの腰が、国王をゆっくり、温かく飲み込んでいく。\n\n「ああ、なんという快楽。シリスの中は本当にこの世の楽園だ」\n「はあっ、はあっ。陛下……陛下。名前で呼ばせていただいても……?」\n「もちろんだ。シリス。愛している。かつてのように、私の名を呼んでくれ」\n「くっ……」\n「さあ!」\n「あっ!ああっ、アルデン!愛してるっ!あなたのことが本当に本当に大好き。あっ気持ち……いいいっ!」\n「私もだ。シリス。お前の中でだけだよ、私がこんなに感じるのは」\n「ううっ、嬉しい。好き、好き。愛してるっ!」\n\n涙を浮かべシリスが微笑んでいる。\n微笑みながら、がに股になり跳ねるように動く。\nぐちゅ、ぐちゅ。\n淫猥な音を響かせながら、大の字になっている国王を体の中で感じている。\n\n「気持ちいい。シリスの中は温かくて本当に……気持ちがいいっ!」\n「あんっ、アルデン好き。大好き。本当にあたしも……きもちよすぎるよぉっ!」\n「ふっ……もう私は、果ててしまいそうなのだぞ?」\n「やだ、もっとしたい。もっと動きたい。もっと入れててほしいよぉ」\n「可愛い女だ。シリス。何度もすればいいのだ」\n「じゃあ、いいよ。いっていいよ!」\n「ではいくぞっ。いくぞっ。中で果てるっ!」\n「あんっあたしもいく、あたしもいく、このままいくよぉっ!」\n\nびゅるるっ。\nびゅるん。\nびゅる。\nびゅ、びゅびゅ、びゅっ。\nびゅくくっ……びゅく……とくとくっとくっ。\n\n両手を握り合ったまま、国王と軍師は絶頂に達したのであった。"}

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