| {"novel_id": "n0002fv", "chapter": 11, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0002fv/11/", "title": "11話 ハーレムの苦悩", "content": "──処女の相手は初めてなので内心緊張していた。\nそんな風に思い返すリリーナとの初夜だが、夜はまだ明けない。\nというか、時間的にはまだ夜もそんなに更けてない。\nリリーナ達がグレイスの部屋にやってきたのはまだ夕方にもなる前くらいで、流れのまま行為に及びようやっと日が沈んだくらいだった。\n\nまだ夜は長い。\nそれだけでなく、グレイスの下でダウンしているリリーナのせいで精力が刺激されて堪らない。\n処女だというのに自惚れなくとも分かるくらい自分を愛してくれて、淫らに乱れたと思えば少女のように可愛らしく微笑んで眠りにつく。\n\n人より性欲が強いと自負しているグレイスはそんな彼女を見ているだけで愚息を滾らせる。\nしかし初体験で疲れている相手を起こすワケにも、他の女性で催してきた感情を別の女性にぶつけるのも失礼だろうと躊躇するが──。\n\n\n「さて、次は私の番ですね」\n「はぁ!?貴女は関係ないでしょう!ここは恋人の私が!」\n「では私もグレイスくんの恋人に立候補しましょうか。女性を侍らせる事が悪いとは誰も言わないでしょう?」\n\n\nいらぬ心配だった。\n同室にいるリリーナを除いた二人の女性──イーリスとネイナは情緒もなく下着を脱ぎ捨てると恥じらいもなくグレイスに詰め寄る。\n\n\n「ね、ネイナさん!恋人って…!」\n「…勿論、グレイスくんが私に魅力がないと拒むなら身を引くしかありませんが」\n\n\nネイナは薄めを開けて自信無さそうにグレイスを見上げてきた。\n──可愛い。それに綺麗だ。\n糸目から覗かせる黒色の瞳が人を引き込む魅力をもった宝石のようでいつまでも見つめていたくなる。\n\n体つきの方もリリーナほどではないが乳房も豊か。\n背も高く、侍女でありながら護衛のため鍛えているから引き締まっている。\n何を考えているか分かりにくいが王女のために何でもこなすしっかり者のお姉さん。\n王女の護衛と侍女の長をこなすのに28歳というのは若く思えるが、それだけの技量がある。\n\n──そんな人が、オレの目の前で裸になり抱かれたいと上目遣いしている。\nすごく、クるものがあるな。\nそう思うとぺニスで答えるようにビクンと跳ねらせ返事する。\n\n\n「えっと……よろしくネイナさん」\n「呼び捨てでいいですよ、グレイスくん」\n\n\n先にぺニスが返事してしまったが、ちゃんと言葉にする。\nネイナは魅力的で、自分も好意を抱いているのは確かだったので断る理由がない。\nリリーナと同じく接する時間は少なかったが、付き合いは長いので幼馴染みではないにしろ親しいお姉さんのようには思っていた。\n\nネイナは呼び捨てでいいと言うが彼女の口から敬語が収まる事はなかった。\nおそらく癖、なんだろうな。\n\n\nネイナはもうやる気になっているようで、細い指でグレイスのぺニスに触れながら寄りかかってきたところで──もう一人のお姉さんが黙っていなかった。\n\n\n「──恋人は!まぁ良いとして!次は貴女の番とは限らないでしょう!」\n「うぶっ!」\n\n\nイーリスに顔を彼女の胸元へと抱き寄せられた。\nスレンダーで、この場にいる女性の中では一番小ぶりかもしれないがしっかりと膨らみのある乳房。\n小ぶりでもしっかりと双丘が佇んでおり、今までに何度も甘えさせてもらった場所だ。\n\n姉のような、母性のような。\nそういった感覚は胸の大きさだけでは決まらない。\nそりゃ大きい方が母性を感じやすいのかもしれないが、今まで何度も甘えさせてもらった実績からイーリスの乳房でも包まれると落ち着く気持ちになれる。\n\n\n「そうですね。こういった場合はグレイスくんが選ぶべきです」\n「まぁいきなり選べって言っても迷うだろうから──」\n「フェラチオでもしましょうか。綺麗にしている間にしたい方を決めて好きにやってください」\n「異論なし!」\n\n\nグレイスの意見は聞かれなかった。\n勿論このまま終わるつもりはないが、グレイスは口を開く暇もないほどの勢いだった。\n姉貴分が二人もいると完全にされるがまま。\nそれに言葉こそ喧嘩口調だが、二人は気が合うのか行動のタイミングなどは恐ろしいほどぴったりだった。\n\n\n「んちゅっ、ちゅぱっ、んちゅっ」\n「ちゅっ、はあっ、ちゅぅっ、んちゅっ」\n「う、あ…!」\n\n\nされるがままではあるが──目の前に広がる光景は絶景だった。\n二人の美女が自分の足元でフェラチオをしているのだから。\n娼館で開催された乱交パーティーに参加した事もあるが、そんなのでは味わえない優越感。\n\n──オレという一人の男が、美女を侍らせてぺニスに奉仕させている。\nこんな最高の気分を味わえるのはそうもいないだろう。\nましてやお金を払っての行為でもなく、金持ちが奴隷を使ってでの行為でもなく。\n自分を好いてくれる恋人達がしてくれているのだから男冥利に尽きるというものだった。\n\nしかし問題があるとすれば──怖くなるほどに気持ちが良いという事だった。\n女性達の小さな舌が、自分のぺニスを色んな方向から刺激してきて快感から逃げられない。\nそれに一人は先日までその手のプロだった人。\n\n男の喜ぶ反応を熟知している上に恋人として自分だけに尽くすようになって磨きがかかったようにも思える。\n先や竿の方だけでなく玉の方まで舐めたり揉まれたり。\n\n強すぎる刺激から目を反らすようにしても視界に映るのは彼女達の綺麗な背中と柔らかそうなお尻。\nそれがまた官能的で、体感も視界も快楽から逃げられなかった。\n\n\n「うっ、あっ…!出ちまうっ…!!!」\n「ひゃっ!?んんっ♡」\n「んっ…、ふっ…♡」\n\n\n経験のない童貞のように、強すぎる刺激に耐えられず射精してしまう。\nビュル、ビュルルル!!!と激しく精液が飛び散り彼女達の顔を、髪を汚していく。\n本来なら精液をかけられて喜ぶ女性は少ないお思うが、目の前の二人は嬉しそうに受け止めていた。\n\nその光景はとても淫靡で美しく。\n射精したばかりの愚息は早くも力強さを取り戻していった。\n\n\n「あーあ♡綺麗にしてただけなのに爆発させちゃって♡」\n「そんなに気持ち良かったですかグレイスくん♡」\n「テメー等……!!」\n\n\n綺麗にするだけで納めるつもりじゃなかったのは明白だった。\nこんな所でも意志疎通したかのように合わせる二人は精液を浴びて汚れながらも微笑んでいる。\nそれどころか顔にかかった精液を指ですくってわざわざ口に含む行為まで。\nオレを、男を悦ばせ興奮させる事しか考えていないメス達だった。\n\nそんな挑発を受けて頭に血が登ったグレイスは──彼女達の求めているケダモノと化していく。\nここにはもう純愛だとか風情だとかを楽しむ男女はいない。\n快楽を求め交尾する、獣より獣っぽいケダモノ達の巣だ。\n\n\n「まずは……ネイナからだ!!!」\n「ひゃんっ♡」\n「あー……」\n\n\n普段は何を考えているのか分からないネイナだったが流石に今は分かる。\n交尾の事しか考えていない。\n\n普段は閉じたように見える糸目も薄めで開きっぱなしで、頬も赤く染まり高ぶっているのが分かった。\nネイナを後ろから抱き抱えると背面座位で挿入する。\nせっかく三人でしているのだからイーリスも加われるようにと考えてこの体制にした。\n\n\n「あっ、くぅっ…♡大きっ…♡♡」\n「ほらー、早くイって変わってね」\n「ひゃんっ♡イーリスさんっ、クリトリス、ダメなんですっ…♡」\n「それは弄ってっていうフリにしか聞こえないなー♡」\n\n\n言葉にしなくても通じたようで、イーリスがネイナの淫核に舌を這わせる。\nネイナの膣内は愛液でトロトロで心地好く、それでいて柔らかくもガッチリと締め付けてきた。\nイーリスほどではないが馴れているだけあり処女ではない。\n\nグレイスは処女厨というワケではないが、先程リリーナの相手をしたせいかこの場にいないネイナの初めての相手に嫉妬しそうだった。\nそんな感情と、情緒もない交尾の場という事もあってか自然と腰を振るスピードも早くなる。\nそれにクールな性格なようでエッチの時は可愛らしい声を上げるものだから、もっと鳴かせたくなるというのもある。\n\nネイナとしては初めて体験する──いわゆる巨根サイズのぺニスの挿入だったのでたまったもんじゃなかったが。\n\n\n「あひっ♡はっ、ああっ♡ダメっ♡すぐにイっちゃいまっ…♡ああぁぁぁぁっっっ♡♡♡\n」\n「んっ、くぅっ…!!!」\n\n\nネイナは早くも絶頂を迎え、膣内は激しい伸縮を繰り返した。\n先程の意趣返しができたと思いきや不意な締め付けを受けたグレイスのぺニスもビュルルル!!!と彼女の膣内に激しく精液を叩きつけてしまう。\n\n三度目の射精。流石に疲労感も出てきたが──。\n\n\n「つぎっ♡私だよねっ♡」\n「くっ、そっ…!!!」\n\n\n長い黒髪をした美人が。\n柔らかそうなお尻をぷりぷりと振って誘惑してくる。\n姉ではないが姉のように優しく甘やかしてくれる人が。\n恋人として周囲に自慢できるほどの美しさをもった女性が。\n\nこんなにも求められて答えられなければ男として生まれた意味がない!とおかしくなりつつあるテンションの中でぺニスを滾らせた。\n\n無理に滾らせたぺニスだったが目の前は魅力的な尻が、膣が、女性がいるのだ。\nすぐに全力で勃起させて、後ろから挿入した。\n\n\n「ああっ♡♡♡やっ、はっ、あぁぁぁっっっ♡♡♡」\n「ぐっ、うっ…!!!」\n\n\n限界まで昂っていたイーリスは挿入だけでオーガズムに達したようだった。\n膣肉の激しい伸縮が襲うが今度は何とか耐え、腰を振る。\n調子に乗ったメス達に、後悔するくらい悦ばせて鳴かせてやると息巻いてイーリスを抱き締めた。\n\nそこからは先程のリリーナではないが頭の中は真っ白で。\nテクニックとか関係なしにひたすら腰を振ってイーリスの膣奥へと精液を吐き出した。\n\n\n「あー♡はぁー♡あーっ♡♡♡」\n\n\nとても乱暴なセックスだったがイーリスは満足そうに、気持ち良さそうにアへ顔を晒していた。\n布団に倒れ、お尻だけ持ち上がり、足をがくつかせながら膣から精液を溢れ出させている。\n\nとても淫靡な──エロい光景だったが流石に打ち止めだ。\n体力には自信があるはずだが心の中で弱音を吐いた所で、グレイスの背中が控えめにツンツンと指で突かれる。\n\nそこには恥ずかしそうに。顔を赤らめながら。可愛らしく。甘えるように。\nリリーナが、もじもじと身を捩りながらそこにいた。\n\n\n「あのさ、もう痛みとか全然感じないし……私も、激しくしてほしいな、って……」\n「……」\n\n\n求められて、答えられない男に何の価値があるのだろう。\nイーリスの時もそうだったが、魅力的な女性が目の前にいるので昂らせるのは難しくなかった。\n\nしかしリリーナの相手をしている間にネイナもイーリスも復活していき──。\nいつかオレは腹上死するんじゃないかと思いつつハーレムの苦労さを見に染みながら夜を乗り越えていった。", "afterword": "感想や評価頂けるとモチベーション上がるのでお願いします。\nしかし更新が遅くなったとしたら運命っぽい何かをオーダーするゲームでSW2が忙しいせいです。"} |
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