Krixter/Repo / n0002fv /19.json
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{"novel_id": "n0002fv", "chapter": 19, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0002fv/19/", "title": "19話 邂逅", "content": "サティアラ国の女王、カティナ・リンドブルム・サティアラ。\n歳は32。銀髪を束ね、黒色の執政服を着こなす眼鏡美人。\nパーティーに参加しての外交であればドレスも着るが根っからの仕事人である彼女は執政服の方が落ち着くと言って聞かない。\n\nカティナは夫に騎士団長を迎え入れたがそこに愛はなく、王族の血を絶やさないために少しでも強い子供を産もうとしたためで夫への執着も特にない。\n今年で10になる息子は自分で腹を痛めて産んだ事もあり溺愛しているが夫とは親しくもないが不仲でもない微妙な距離感。\n彼は騎士団長から王という立場になった身ではあるが、女王カティナの雑務をこなしているだけという国民からの印象すらある。\n\n\nある日、隣国の王女であるリリアンヌが面会を求めてきた。\n勇者を裏切った戦士──嘘か誠か魔王の疑いのある男に誘拐されたと聞き心配したが元気そうだった。\n念のため親衛隊の神官に呪いの類いか何をかけられていないか確認したが杞憂で終わる。\n何より次期国王として強く健やかに育ちつつも人見知りの気がある息子がその男──グレイスに懐いた事で気を許した。\n\n\nグレイスについては元々良くない噂ばかり耳にしていた。\n勇者の一行でありながら女にだらしがなく、ふしだらな生活をしていると。\n評判が良くないために誘拐だとか魔王だとか在らぬ噂を立てられたのだろう。\n話してみると教育もなってない野暮ったい男だが、それ以上に懐の深い暖かさも感じる人の良さを感じた。\nまぁ、女にだらしない辺りとか偽りない事実なのだが──。\n\n\nその日は食事を一緒にとり、一晩休んでもらう事にした。\n城下町に仲間を残しているとの事だったが王子が珍しく懐く相手だったし、それなりに交流のあった王女リリアンヌともゆっくり話しがしたかったのだ。\nリリアンヌは若くして国務をこなし、カティナとも面識があった。\n\nこれからどうするのか。\n国に負担がない程度であれば助力するなどの話しを終え、他愛ない世間話に移った辺りで──生々しい話しになっていった。\n\n\n「あの、カティナ様。子供ができるってどんな感じですか?」\n「……なんだ、やはりグレイスとはそういう関係ななのか」\n「ま、まぁそういう関係だから駆け落ちとか言われちゃってるワケでして」\n\n\n今カティナとリリアンヌがいるのは女王の私室だ。\nやはり国のトップという事もあり、無駄に広い。\n今日は既に風呂も終え、二人とも寝巻き姿だ。\n二人とも清楚な白のネグリジェだが、その下にある体は女らしさが前面に出ている。\n\n若いリリアンヌは勿論、カティナもそうだ。\n子供を産んでいるとは思えない抜群のプロポーションで、リリアンヌは同性ながら少しドキドキしてしまう。\n\n\n「こればっかりは昔からの言葉通りだな。案ずるより産むが易し。色々と苦労も多く苦悩もするが産まれた子供を抱く幸せは──言葉にし難い」\n「そう言われると楽しみになってくるなぁ」\n\n\nリリアンヌは自らのお腹を優しく撫でる。\nまだ子供が宿った気配もないが、今後を思うだけで幸せそうにしていた。\nそんな光景を見て今度はカティナの方が彼女に声をかける。\n\n\n「幸せそうだな。そんなに彼が好きか」\n「そりゃぁもう!幼い頃から大好きでしたから!」\n\n\n大人の女性のように幸せを噛み締めていると思ったら今度は無垢な少女のように明るく笑う。\n自分にはなかった光景だと思いつつも、若い二人の未来を素直に祝福したくなる。\n\n\n「ただ問題は──最近のグレイス妙にモテるんですよね。彼の事が好きってのもあるけどエッチも上手いから皆こぞって彼を求めるんです」\n「エッチが上手い、ねぇ……」\n\n\nそれもカティナには分からない感覚だった。\nセックスなんていうのは子供を産むために種を出し、受け止めるだけのもの。\nそんな冷めた関係だったカティナには目の前にいる若き王女が眩かった。\n\n何気なしに、グレイスにどんな事をされるのが好きかと説いてみると──。\nグレイス大好きなリリアンヌ──リリーナはキスの暖かさ、手を繋いだ時の温もり、抱きしめられた時の幸福感等を鮮明に語った。\n\nそして何より幸せなのが……。\n\n\n「私の中で射精してくれる時って一番熱くて、暖かくて、幸せですよね。\n私の中で気持ち良くなってくれた事も嬉しいですし、彼の子種を受け入れる──女の喜びですか?そんなのも感じて幸せが止まらずそれだけでイッてしまう事もありますもん」\n「……そんなものか?」\n\n\n聞けば聞くほど自分の知っている世界とは違っている。\nリリーナが女の幸せを当たり前のように語るものだからカティナはつい、正直にそんな事を感じた事はないと言ってしまった。\n\nリリーナにしてみれば自分の感情はごく普通の物で。\n度合いや受け止め方は違えどグレイスの回りにいる女性達も自分と同じように、幸せそうに彼の精を受け止めていた。\nそれを知らないカティナの事が逆に不思議で。\n一人の男を囲い、共に過ごしているせいか性に関してオープンになってしまっているリリーナはつい口走ってしまう。\n\n\n「私達のする所、見てみます?」\n\n\n女王は女王で若者の性事情に興味をもったのか承諾してしまう。\n\n\n\n◇◇◇◇◇\n\n\nカティナは息子のティルスと共にリリーナとグレイスのセックスを観賞する事になった。\n王子もそろそろ精通してもおかしくない年頃。\nついでに性教育もしたらどうかとまたリリーナが提案してきた。\n\nカティナ自身も理解できていない世界を息子に見せるのはどうかと思ったが、ティルスも興味津々で止められなかった。\n息子を溺愛している彼女は、息子がその気になると結構折れやすい──。\n\n\n「……なんか見られながらするの最近多いな」\n\n\nそうぼやいたグレイスは──とても逞しかった。\nカティナの夫も元騎士団長という事もあり筋肉がしっかり付いた体つきは見慣れたものだったが、下半身にある男根が一回りは大きく見える。\n離れていても感じてきそうな生々しさと熱がそこにあった。\n\n\n「わっ、わっ……凄い、です……!」\n「……あまりジロジロと見るモノじゃありませんよ」\n\n\n息子のティルスも彼のぺニスに驚愕しているようだった。\nむしろ同じ男という性別だからかより一層、グレイスの逞しさを感じとっているのだろうか。\n\nそして見惚れそうになるのはグレイスの体だけではない。\nリリーナの裸も美しい──。\nそれしか言葉が出ないほどに魅力に満ち溢れていた。\n\n瑞々しい肌と、柔らかそうな女性らしい肉付き。\n触ったら柔らかそう、抱いたら心地よさそうと見る者を魅了して病まないのだ。\n元から美しい女性へと育ってきたと思っていたが、一糸纏わぬ姿になると余計に実感する。\n\nティルスにとって親以外で初めて見る女性の裸体がこんなにも美しいものだと、生半可な相手では満足できなくなってしまうのではないかとまた心配になってしまう。\n\n\n「んっ……、ふっ……!あっ、んっ……!グレ、イス……♡」\n\n\nそうこう考えているウチにグレイスとリリーナの性交が始まった。\nカティナの私室にあるベッドはキングサイズのとにかく巨大な物で4人が乗ってもまだまだスペースに余裕がある。\nそんなベッドの上でカティナはネグリジェだけ。ティルスは白の肌着と白のブリーフパンツだけの薄着。\n\n\nグレイスとリリーナは裸になって座り、抱き合い、キスを交わしていた。\nそれもただ唇を合わせるだけでなく、舌を絡ませて。\n\n背が高く座高もあるグレイスにリリーナがしがみつき顔を上に向けてキスをする形になり、そうするとどうしても唾液を飲まされる状態だ。\nけれどもリリーナは嫌がるどころか幸せそうにグレイスの唾液を味わいコクコクと音を立てるように飲み干していく。\n顔や体に熱が籠っていくのが端から見ていても分かり、彼女が火照り発情していくのすら感じた。\n\nこの時点でカティナの知る行為とは何もかもが違っている。\n夫とは……一応キスもした事もあるが、こんなにも激しく熱を帯びてした事なんてない。\n\n\n「リリーナ。その、今はどんな感じなのだ?」\n「ふぇ……?暖かくて、ポカポカして……んっ♡はっ、あっ。待って、今話してる……!」\n「邪魔はしないから存分に話してろよ」\n\n\n声をかけた事で口付けを止めた二人だったがグレイスの動きは止まらない。\n首に、うなじに、鎖骨にキスを落として行く。\n彼の手も彼女の体を這うようにして肩を、腕を、脇腹を、太股を撫でていく。\nリリーナはこそばゆそうに身悶え、会話に集中できないようだった。\n\nそれは……前戯なのだろうか?\n性器には触れていないのに、グレイスに全身を触れられているだけでリリーナの膣から愛液が垂れ始めているのが分かる。\nこんな愛撫もあるのかと、年甲斐もなく彼女達の行為に夢中になっていった。\n\n\n「ティルスの性教育も兼ねてるんだったな。女性を抱く場合、セックスも人に寄って好きな事とか違うから相手の喜ぶ事をしっかりと理解するんだぞ?」\n「は、はい……!」\n「ちなみにリリーナは貪るように求められるのが好きだ。求めれば求めるほど答えてくれる」\n\n\n例えばクリスは乱暴なくらい激しくされるのが好きだし、ネイナは奉仕するのが好きなのである程度一任すると色々と捗る。\nイーリスは……どう表現したら良いのやら。\n偉そうな事を言っておきながらグレイスも完全に理解できているワケではない。\nとはいえ実際に行動をおこせば互いに気持ち良くなっているのだが。\n\n\n(──だとしたら、私はどうなのだろうか)\n\n\nカティナはそこまで性交が好きだとか熱くなった経験が一度もない。\n今までそれで困った事もないし、ちゃんとティルスという愛しい子供を宿し産む事もできた。\nだから彼らの性事情等も知る必要がない──はずなのに。\n\n\n「グレイス……♡ふっ、やっ、ああんっ。あっ、やあっ……♡」\n\n\n張りもあり柔らかそうな乳房を揉みし抱かれて、乳首を吸われる。\n本格的な愛撫が始まったようで膣にも指を差し入れられて激しい程に貪られ艷声を漏らす。\n膣からは愛液が溢れて、部屋中にクチュクチュと言った水音が響き渡っていて──。\n\n幸せそうに、気持ち良さそうに身を震わせる『女』を見て、羨ましいとすら思えるようになってきた。\nどうして私はコレを知らないのだろうか──!\n\n\n「うっ、あぅ……っ!」\n「て、ティルス?」\n\n\n隣で同じように見ていた息子が苦しそうに身悶えだす。\n股をガッチリと閉じてモジモジと体を震わせていた。\n\n\n「あー……ティルスはまだオナニーとかも知らないのか。カティナ様、射精の仕方を教えてあげたらどうです?」\n「えぇ!?」\n\n\n普段は落ち着き払い、クールなまでの印象のあるカティナだったがグレイスの提案に虚を突かれて間の抜けた声が出てしまう。\n母が。息子の性器を触る。\nお風呂で身を清めるためとかですらなく、性的な意味合いのためだけに。\n\nそれは本来あり得ない。あってはならない事柄だ。\nけれども息子のぺニスを私が射精させる。\n射精の仕方も分からず身悶えている幼い息子を楽にさせてあげるための致し方ない処置だ。\n──だからコレは決して道徳にもギリギリ反さない、悪い事でもなんでもないのだ。\n\nカティナは混乱しながら。\n心臓の音が高鳴り体が熱くなるのを感じながら。\nそう、結論付けた。\n\n\nグレイスとしてはリリーナの相手をしており手が離せないだけなのだったが、コレを期にまた一人の──いや、親子の性癖を歪ませる事になる。"}

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