| {"novel_id": "n0002fv", "chapter": 2, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0002fv/2/", "title": "2話 戦士と娼婦", "content": "戦士グレイス。\n身長は190cmを超え筋肉隆々とした肉付きで周囲からは筋肉ゴリラなんて言われている。\n野生じみたのは見た目だけでなく性欲もだ。\n下半身でしか物事を考えてないんじゃないかって程に女にだらしがなく勇者パーティーの面汚しとまで言われていた。\n\n言っているのは主に勇者パーティーの女魔法使いのリタと女僧侶のアイシャだが。\nその二人に男勇者のアルスと男戦士のグレイスの計4人が魔王討伐のため日々冒険に明け暮れる勇者一行である。\n\n\nそしてグレイスは一言物申したい。\n女にだらしがないのはアルスもいっしょじゃねーかと。\nこの世界では魔物蔓延る危険な情勢のため一夫多妻なんてのは珍しくない。\nむしろ強い男の遺伝子を後世に繋げるって意味では推奨されている所もある。\n\n実態にだらしないかはともかくアルスも複数の女性を侍らせている。\nリタやアイシャもそうだし、勇者一行が拠点としている王都エルドゥーラの王女だってそうだ。\n片っ端から良い女を取られて人恋しいからナンパや娼館通いに明け暮れているだけ、というのがグレイスの言い分だ。\n\n\nその日もグレイスは冒険から王都に戻り、家に荷物を置くと同時に娼館に向かう。\nお金での関係でも割りきってしまえば楽しむためだけの娯楽として遊び尽くせるってもんだ。\nそれに、相手は娼婦だとしてもちゃんと人の心がある人間。\nお金と肉体から始まった関係でも本気で気に入った相手ってのはできてくるもの。\n\n恋愛関係にあるかと言えば微妙だが、セフレとして良好な関係を築きつつある。\nその相手の名前はイーリス。\n艶のある長い黒髪と黒い瞳。\nスレンダーだがスタイルの良い申し分のない美女。\n歳は22とグレイスよりも二つ歳上だ。\n\n\n「そりゃグレイスも愚痴りたくなるよねー。今日はいっぱい甘えていって」\n「お、おう」\n\n\nただ、悩ましいというか困惑するのがグレイスにとってイーリスが周囲のどの女性達よりも優しすぎるって事だ。\n娼館の一室のベッドの上で。\n190cmを超える筋肉隆々とした大の男が20cm以上背の低い女性に膝枕されて頭を優しく撫でられている。\n甘やかしてくれるのは嬉しいがとっても気恥ずかしい物があった。\n\n\n「あっ。いや、でも時間勿体ないよな!せっかくお金払ってるんだし!」\n「この後はシフト入れてないし…アフターも構わないわよ?勿論、お金はいらない」\n\n\n姉のように優しく撫でる一方でイーリスは淫靡に微笑んだ。\n彼女はこの仕事を楽しんでいる節がある人だ。\nお金も入ってエッチも好き。\nグレイスだけでなくイーリスとしても彼を気に入った存在として認識していた。\n\n女遊びに明け暮れエッチが上手い一方で、可愛らしい部分もある。\n世間的には勇者の方が魅力的な男性として評価されているが、人当たりもよくて誰よりも強いなんていう完璧な男よりもちょっと駄目な所があるくらいがイーリスの好み。\n勇者に良いところを取られた生活をして拗ねているグレイスはとても可愛らしい。\n\nそれに女遊びが好きな割には誠実な方で、娼婦を性欲発散の道具としてしか見ていない客達よりはよっぽど良い男だ。\n\n\n「じゃあ…その、甘えようかな」\n「うんうん、いっぱいサービスしてあげる♡」\n\n\nグレイスはイーリスの優しさの前に男の意地なんてのは完全に折られており、年端もいかない少年のように大人しくなっていた。\nイーリスもまた、立派な男性が駄目になっていく姿を見て悦びからゾクゾクと身を震わせている。\n\nだが自分に駄目になっていくのは態度だけであってその体つきや逞しさはとても男らしい。\n甘える事を主軸とした時間を過ごす事になったがここはエッチな事を楽しむ娼館だ。\nイーリスは来ていた服を脱ぎ下着姿になると、同じく下着姿になったグレイスが顔を胸元に埋めてくる。\n\nイーリスは上下共に黒色のレースのついたブラとショーツ。\nグレイスは白の肌着と鼠色のボクサーパンツだ。\nスタイルの良いイーリスは黒色の淫靡な下着を着こなしてグレイスを魅力しているのは勿論、彼女もまた彼に魅了されていた。\n\nグレイスは男を喜ばせる仕事をしているイーリスと違い特に意識していないが…。\n肌着では隠しきれていない逞しい筋肉。\nそして何より、まだ勃起しきっていないというのにボクサーパンツのはち切れんばかりに膨らみに生唾を飲む。\n\n甘やかしてあげると言ったのは自分だが、この後の行為を思うとイーリスの方が我慢できなくなるんじゃないかと心配だった。\nけどもそれは、いらぬ心配。\n\n\n「イーリス…っ!」\n「やんっ♡」\n\n\nイーリスの胸元で顔を埋めて甘えていたグレイスもその気になったようだ。\n彼女をベッドに優しく押し倒し、首元にキスを落としていく。\nくすぐったくも気持ちが良い。\n彼の舌の暖かさを感じつつ胸も優しく愛撫され、イーリスの身体も高まっていく。\n\nただ激しくするのではなく、マッサージのように心地よく蕩けさせられる愛撫。\n性感帯を刺激され身体が火照っていく一方で甘く、優しくされるのは快楽を受け入れやすくされ溺れてしまいそう。\n\n何処まで、狙ってやっているのだろうか。\n快楽を受け入れやすいように身も心も解された所で次に待っているのは激しいまでの愛撫。\n下着をずらされ秘部に指を入れられる。\n最初は解すのを忘れず、ゆっくりと。\nじわじわと、どんどんと。\n次第に激しくなっていく指の動きにイーリスは全身を震わせて悶える事しかできない。\n\n\n「やっ、はんっ♡あっ、やっ、だめっ、あんっ♡」\n「すげ、もう濡れてきた」\n\n\n女遊び慣れしてるくせに妙なところで自覚がないのか。\nしっかりと女を悦ばせて興奮させておいて、無垢な表情で弄ぶ。\nさっきまではお姉さんぶってグレイスを甘やかしていたが、もうそんな余裕はない。\n指を二本挿れられて激しく掻き回される快感に。\nブラもずらされ、右乳首を優しく咥えられ座れる快感に。\nイーリスは喘ぎ声と秘部から溢れる愛液でしか答える事ができなかった。\n\n\n「あっ、やんっ、あっ、はっ…♡イっ、くぅっ…♡♡♡」\n\n\nイーリスは両腕を上げシーツを掴み、早くも絶頂した。\nまるでイきやすくはしたない女のようだ。\nはしたないのは否定しないが、こんなにも簡単にイかされるのはグレイスが相手だからだろう。\n\nイーリスの腰は無意識に持ち上がり、ブルブルと震えている。\n愛液も絶え間なく垂れてきてシーツが汚れていく。\nだが、まだこれからだ。\n文字通り前戯でしかない。\n\n\nイーリスは絶頂により息を荒げながらもグレイスに背を向けて四つん這いになる。\nこの体位が一番グレイスのアレを感じられて好きだからだ。\n\n\n「ね、お願い♡早く挿れて?」\n「おう。ゴム付けるからちょっと待ってくれ」\n\n\nもどかしい。\nグレイスは肌着もパンツも脱ぎ捨て、その逞しすぎるペニスにゴムを装着させるのだがイーリスはその時間が焦らされているかのよう。\n勇者に良いとこ取りされる生活になれたグレイスは自分に自信がないというか自覚がない。\n\n女を悦ばせ、興奮させているというのにグレイスはマイペースにゴムをつけているのだ。\n逞しいペニスを見せられて更に興奮が収まらないというのに、ゴムを付ける動作が緩慢…のように見える。\n\n甘やかしてあげるとはなんだったのか。\n四つん這いになったイーリスの秘部は今か今かとグレイスのペニスを待ち焦がれ、ひくつかせている。\n\nそもそも、そんなペニスを見せつけて焦らすとかどんな鬼畜なのか。\n自分のペニスに自信満々な客よりも更に一回り以上太くて長い。\nそのコンドームだって市販の一番大きいの使ってサイズがギリギリじゃない。\n焦らされているかのような不満がピークになってきた所で…。\n\n\n「うしっ、挿れるぞ!」\n「あっ♡はあっっっ♡♡♡」\n\n\nズドン!と大きな音が聞こえてきそうなほどペニスが一気にイーリスの一番奥まで侵入してきた。\nただ挿入しただけだというのにイーリスは簡単にオーガズムに達する。\n膣がキュンキュンと締まり潮を撒き散らすがグレイスはイーリスが達しているのに気づく様子もなく激しく腰を振り始め…。\n\n\n「…っ♡♡♡つっ、ああっ♡♡♡」\n\n\n先程までの不満なんて一気にぶっ飛んだ。\nむしろそんな事を考えている余裕なんてない。\n膣がグレイスのペニスの形に押し広げられ、最深部まで突かれる快感に悶える事しかできないのだから。\n\n必死にベッドに手つき、身体を支えるのが精一杯。\n形の良い乳房が突かれる度にプルプルと揺れる。\nあまりもの快感にイーリスはまともに喘ぎ声を上げる事もできなかった。\n\nたまに口から出るのは「あひぃっ♡」とか「おほぉっ♡」みたいなはしたない声ばかり。\nとっても恥ずかしいが今のイーリスに堪える余裕なんてない。\n腰を掴まれ、激しく腰を振られ…。\n子宮をこじ開けられ、奥を抉られるかのような快感に。\nひたすら彼のペニスの形を覚えこまされ、それを味わう事しか考えられない。\n\n愛液はお漏らししているかのように飛び散っている。\n常に絶頂しているんじやないかってほどの快楽地獄に脳を破壊されそうなまでの快感しかない。\n\nだがグレイスにとって…これでもまだ『前戯』のようなものに過ぎなかった。\n\n\n「そろそろ、激しくするからなっ…!」\n「あひっ!?♡ちょ、まっ…♡あぁぁぁぁっっっ♡♡♡」\n\n\n愛撫の時もそうだったがグレイスは最初は優しくゆっくりと。じわじわと激しくしていくタイプだ。\n挿入行為でも、それは変わらない。\n\nイーリスにとって激しい腰振りでもグレイスはまだ加減していたのだ。\nグレイスの巨体にのしかかられ、寝バックの姿勢で激しく膣内を刺激される。\n\n逃げられない。\n快感から逃げる術がなく、自分はグレイスの性処理道具なのではないかと錯覚に陥る。\nけども、そんな不穏な思考よりも気持ち良さが勝る。\n気持ち悪いおっさん相手なら嫌だが、壊れそうな程に気持ち良くしてくれるグレイスなら良い…。\n\n頭では理解しきれない快楽の奔流に思考が飲まれていく。\n考えられるのは…グレイスという男の存在のみだった。\n\n\n「グレイスっ♡グレイス、グレイスっ♡」\n「イーリスっ…!」\n「あっ…♡ちゅぅっ…♡はっ、あっ♡♡♡」\n\n\n手首を優しく掴まれ、キスをされる。\nイーリスの細い手首を覆う大きな手。\n重なる唇から侵入してくる生暖かい舌と唾液\n背中に感じる、大きくも重さはさほど感じないよう気遣われた逞しい肉体。\nそれらの男らしさと、彼のペニスに自分の女の部分を支配される感覚に。\n\n自分の全てを捧げたくなるような快感に襲われ、脳の配線がプチンと切れるんじゃないかと恐ろしくなるほどの絶頂で全身を震わせた。\n\n\n「あっ、やっ♡はっ、あぁぁぁぁんっっっ♡♡♡」\n「出、るっっっ…!!!」\n\n\nコンドーム越しに大量の精液が子宮に叩きつけられる。\n限界を超えた絶頂にイーリスは尿を漏らしてしまうが、グレイスは気にした様子もない。\n彼にとって自覚がないままの日常茶飯事で、むしろ女性の絶頂=放尿とまで勘違いしている節がある。\n\nイーリスはペニスを引き抜かれ、目の前に大量の精液が詰まったコンドームを置かれてそれを愛おしげに見つめた。\nそれを味わいたいと思いつつも意識が飛んで行くのを抑えられなかったのであった。"} |
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