| {"novel_id": "n0002gf", "chapter": 16, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0002gf/16/", "title": "十一話 〜魔法少女エミリアの慟哭〜 後編 (エロ有り)", "content": "「ん…… う……」\n\n 意識を取り戻して始めに感じたのは、息遣いだった。\n\n 大きな物ではない、潜んでいるような、怯えるような息遣いがいくつもいくつも聞こえる。\n\n 身体が痛い、目が痛い。\n 目を開きたくない、いや、そもそもアタシの目はすでに片方ーー\n\n「お目覚めのようですね、ミス・エミリア」\n\n「ーー!!!! ジェネ、ラル……!!\n …………え?」\n\n 目覚めたアタシーーベッドに仰向けになっているーーをジェネラルが見下ろしている。\n\n それはわかる。当然と言えば当然だ。\n\n でも、なんで、その後ろに、クラスの皆がいる?\n\n\n「エミリア!」「え、エミリアさん……」「ぶ、じ……いや……」「エミリアちゃん!」\n\n 口々に呼びかけてくる。\n アタシに、エミリアに。\n\n ヒトミがいる、浩太郎くんがいる、和人くんがいる、美香ちゃんがいる、ケンジがいる。\n\n クラスのみんなが、そこにいる。\n アタシを、アタシだと認識して、いる。\n\n「ひ、あーー」\n\n いやだ。\n 敗北した魔法少女が何をされるか、それは知っている。\n 昨日散々にわからされた。\n\n だから、この状況が恐ろしい。\n もう既に恐ろしい。\n\n「だいじょう、いや……」「き、気にしないで!」「す、すぐ助けが来るって!」\n\n「いやいや、実に素晴らしいご学友をお持ちですね、ミス・エミリア。\n 私が一から事情をお話ししたところ、皆さん貴女のことを私から守ろうとまでされましてね。\n ええ、ここでこうして貴女が目覚めるのを共に見守っていただくだけでも実に苦労しましたよ」\n\n チラリとジェネラルがみんなを見やる。\n それだけでさざ波のように恐怖が広がっていくのが見て取れた。\n\n ジェネラルがどんな脅しをしたのかはわからない。\n でも、コイツがどれ程の力を持っていて、そしてどんな残酷な真似でもするという事をアタシはこの場の誰よりも知っている。\n\n 申し訳なかった、情けなかった、悔しかった。\n\n アタシはコイツに勝てなかった、みんなを巻き込んでしまった。今から何があっても、アタシはもう何もできない。\n\n「ち、くしょう……!!」\n\n 変身はしている、コスチュームは所々が破れてはいるが手足の外傷は概ね治癒している。\n\n だが、力はまるで入らない。\n 身体強化は完全に封じられているうえに、体力や体内のダメージはほとんど回復していない。\n 首に巻きついたチョーカーがギリギリとアタシを締め上げているようだ。\n\n 認識阻害も身体強化も自己治癒も、魔法少女の持つスキルの一つだ。\n 今のアタシは隠れることも逃げることも、何一つできない。\n\n「ミス・エミリア…… いや、エミリア・ピーターソン嬢、とお呼びした方がよろしいですかな?\n そのコスチュームをご学友に披露するのは初めてかと思いましてね、本日は私の方からこちらへ伺わせていただいたのですよ。\n いや、実を言うとですね、貴女の愛らしい姿を皆さんに見ていただこうと、そういう催しだったのですよ」\n\n アタシを徹底的に晒し者にしたいと、そう言っている。\n 戦闘員達も、実際はアタシを捕縛するためというよりもアタシを犯すために連れてきていたのだろう。\n\n 犯される--血の気が引く、歯を食いしばっても身体が震える。\n クラスメートの前で犯され、壊される。\n それはつまり公開処刑だ。\n\n 純粋な悪意の元で行われる残虐ショー、昨日と同じこと、いや、それ以上の陵辱と破壊を浴びせられる。\n\n「ええ、ご理解いただけたようで。\n ただ、それはあくまでも当初の予定。\n いやなに、実を言うと今日は他に部下を連れていないのです。\n 新しいオモチャも基地に運ばれた直後でしたしね。\n まさか貴女があそこまで暴れるとは思っておらず、全くもって手が足りていないのです」\n\n「ジェネラル、あんた……!!」\n\n 頭が沸騰しそうな怒りのまま、ジェネラルを睨みつける。\n 説明されなくてもわかる。\n 『新しいオモチャ』?\n アタシに対してわざわざ聞かせるということは、つまりカナデを捕らえて--\n\n「大層、人気のようですよ?\n なんせミス・カナデは戦闘員の撃破数だけであればこの辺りでは一位です。\n いやはや、貴女を嬲るよりもそちらの方がいいとは私としても少々予想外でしたよ」\n\n「あ、あ\"あっ……!」\n\n 立ち上がる、この悪魔を今すぐ黙らせて--\n\n 浮遊した。\n 身体が力尽くで重力から引き抜かれる。\n\n「か、はっ……!」\n\n ベッドに叩きつけられる、胸骨が軋んで肺から空気が叩き出される。\n\n「エミリア!」「エミリアさん!」「エミリアちゃん!」\n\n ケンジの声、和人くんの、美香ちゃんの声、駆け寄ってきてる。\n ダメ、来ちゃダメ。\n\n「ふむ…… 貴方がたに、もう一度説明した方が良いですかね」\n\n ジェネラルが動く、ケンジがボールのように投げ飛ばされる。\n 和人くんが足を払われて半回転する、美香ちゃんが腹を殴られて蹲る。\n\n「私は貴方がたを殺してもいい、貴方がたのご家族を殺してもいい、この学校の無作為な誰かを殺してもいい。\n 警察も何もかも無駄で、私を止めることはできません。\n わかったら黙って私の言うことを聞きなさい」\n\n やめて、やめて、もうやめて\n アタシには構わないで良いから、みんなやめて\n アタシを見ないで\n\n「ふむ…… すぐに逆らったりはしないが、学友を虐げる私を許しはしない。そういう目ですな?\n いや、実に素晴らしい友情だ。\n 素晴らしい、ああ、そういう貴方達だからこそミス・エミリアも大事に思い、守り抜こうとするのでしょう」\n\n 身体は動かない。\n 動いたところで意味も無い。\n\n「ふむ、それではそこの貴方。\n ミス・エミリアを犯しなさい」\n\n 身体は、動かなかったと思う。\n 予想できていた。\n 想像できていた。\n\n コイツがやりそうなことだ、わかっている。\n わかっているんだから、覚悟だってできている。\n\n だから大丈夫、アタシは大丈夫。\n\n「ば、馬鹿言うなよ! そんなこと……」\n\n「ならば、まずはそこの女子を殺しましょう。\n その後は、無関係な生徒を一人捕らえて殺しましょう。\n それでもなお逆らうなら、貴方も殺しましょう。\n さて、いかがですかな?」\n\n だれも、何も言えない。\n 逆らえない。\n\n でも、それで簡単に従うならそもそも逆らったりはしないだろう。\n\n 浩太郎くんはクラスでも真面目で、プリントの提出を一回も遅れたことがない。\n そんなのはアタシ以外には今のところ浩太郎くんぐらいだと先生が褒めていたのを覚えている。\n\n やらなきゃいけないことは必ずやるって言っていて、実際にそのとおりを貫いている彼は尊敬できるクラスメートだ。\n テストの点数を競ったことだってあって、あの時はアタシが勝ってオレンジジュースをもらったんだっけ。\n\n「ひ、で、でも……」\n\n「ふむふむ、何がでもなのですか?\n 何もミス・エミリアを殺せと言っているわけではありません。\n ただ犯せばいいだけ。\n ああ、それとも言い方が悪かったですかな?\n セックス、交尾、性交、レイプ、強姦、凌辱。どれでもよいのです。\n 私達が昨日彼女にしたように、その身体に割り入って、胎の中に精液を注ぎ込んで汚すだけ。\n やり方はわかるでしょう? なんせ皆さんには最高画質の動画をお送りさせていただきましたから」\n\n「こ、この……!」「くそ、よくも……」「エミリアさん……」\n\n ジェネラルが挑発する。みんなを散々馬鹿にするように、悪意を込めて。\n\n 本当にやる、ジェネラルはきっと本当に殺す。\n 知っている、わかっている。このままじゃ、本当にみんなが殺されてしまう。\n\n 止めないと、いけない。\n\n\n「いい、から」\n\n「……ほう、ほうほう。何が良いのですかなミス・エミリア。\n はっきりと言ってあげてください」\n\n\n「アタシを、犯して。\n 気に、しないから。\n そうしないとさ、みんな、殺されるんだから。\n アタシを、犯して」\n\n\n 他に、何も聞こえなかった。\n アタシの声だけが響いて、みんなに聞こえた。\n\n「そ、れ……」\n\n「いいから、はやく」\n\n いつもと同じ声は出せなかった。\n\n 数秒か、数分か、浩太郎くんが歩き出した。\n ベッドで寝ころんだままのアタシに向かって。\n\n ぺたり、ぺたりと、気が抜けるような足音がする。\n\n ベッドの横に浩太郎君が来た。\n\n「……いいから」\n\n 上がれと、促す。\n アタシを犯すために、ベッドに上がるように、クラスメートを促している。\n\n ベッドが軋む。\n\n 視線を感じる。\n 浩太郎くんの視線を感じる。\n ジェネラルの視線を感じる。\n クラスメートの視線を感じる。\n\n 浩太郎くんが無言でズボンを脱ぎ始める。\n アタシも、ワンピースドレスのスカートをたくし上げる。\n\n ショーツは飾り気のない白い物だ。\n それを、震える手で、ずり下ろす。\n\n 自分の意志で、クラスメートに、性器を晒す。\n\n「ああ、ご学友の皆さん、視線を逸らしたり目をつむったりするのは無しでお願いいたします。\n ミス・エミリアが自分から性交する姿を見せるとおっしゃっているのに、それを見ないなどというのは失礼でしょう?」\n\n うるさいうるさいうるさいうるさい\n\n 聞こえない、聞こえない、聞こえない\n\n 誰もいない、誰もいないんだ\n\n ジェネラルもいない、アタシのことを心配して大声で怒鳴ったりまでしてくれた大事な友人のヒトミだっていない、アタシのーー好きな、ケンジだって、いない、いない、いないんだ\n\n\n 一気にショーツを下ろした。\n\n 昨日とは違う。\n 自分の手で晒した性器は、酷く淫猥で、汚い物に思えた。\n\n「う、エミリア、さん、ぼく」\n\n 浩太郎くんの性器は、ガチガチに勃起していた。\n\n ハリヤーの物に比べれば小さいと言っていいだろう。\n 数十センチもある凶器のような物に比べれば、ねじ込まれてもアタシの身体への負担はだいぶマシだと思う。\n\n なのに、それがひどく悍ましい物に見えて、目を逸らした。\n\n「いいから、はやく、すまそう」\n\n 震える声で行為を促す。\n 自分を犯してくれと、昨日も一緒に授業を受けていたクラスメートに言っている。\n\n 開いた足の間に浩太郎くんが踏み込む。\n むき出しの肉棒が、アタシの股間に近づいている。\n\n「クソっ……」「うっ、うっ……」「ひ、く……」\n\n クラスメートの声が聞こえる。\n ただ、壁の方を見る。\n 何も聞かない、何も見ない。\n\n なのに、覆い被さるような形で体温が伝わってくる。ぐちゃりと、アタシの女性器に肉棒が触れるのが感じられる。\n\n「う…… ぐうっ……」\n\n 浩太郎くんが呻く。\n 何に呻いているのかはわからない。\n 考えたくない。\n\n でも、密着した肉棒は中々アタシに入ってはこない。\n ねちゃねちゃと音を立てて、入口をなぞるように上下する。\n\n ーー気持ち悪い\n\n 思考を止める。考えるな。\n アタシが巻き込んでしまった、今のアタシがみんなを守れる手段が、これしかないのだから。\n\n 嫌悪を抱くのは、全てはハリヤーにだけだ。\n ニヤニヤと笑っているジェネラルにだけだ。\n\n「くく、童貞に全く濡れていないところにねじ込めというのも、少々酷ですかな?\n ぷ、くく…… コレを使いなさい。\n ああ、無論拒否権はありませんよ」\n\n 投げ渡されたのはいわゆるローションというやつだろう。\n 受け取った浩太郎くんは、少しためらってからソレをアタシの股間に垂らして、ぐちゃりと、音を立てて位置を合わせた。\n\n「……ごめん」\n\n ずち、と鈍い音が響いた。\n たぶん、アタシと、浩太郎くんーー昨日まで、何の屈託もないクラスメートで友人だった男の子ーー二人だけに聞こえた音。\n\n ローションを垂らしたからか、痛みはほとんどなかった。\n ただ、熱いものがアタシのお腹の中に入っている。\n\n みんなが、見ている前で、クラスメートの肉棒を、アタシは受け入れた。\n\n「はっはっは、童貞卒業おめでとうございます、と言うべきですかな?\n ああ、少年、心地よいのはわかりますがうめいてばかりで止まっているのは良くないですねえ\n ちゃんと、クラスメートのエミリア・ピーターソンさんの膣を突き込んで、掻き回して、自分の肉棒をしごいて精液を子宮に向けてぶちまけてください。\n それでようやく、クラスメートを犯した、と言えるのですよ」\n\n「ジェネ、ラル……!」\n\n 浩太郎くんに声をかけているわけじゃない。\n アタシを嬲っている。\n コイツが憎い、コイツを黙らせられない無力が憎い。\n 憎悪を込めた視線を向けてーー\n\n 胎の中が、動いた。\n\n「う、ぐ……」\n\n どちらが呻いたのかはわからない。\n ただ、アタシの奥にーー子宮口に、男性器が突き込まれたのは確かだった。\n\n 昨日ねじ込まれた凶器に比べれば、これは小さいと言えるだろう。\n\n でも、そもそもアタシの体は小さいんだ。\n こんな、物で、胎を抉られるのは、ツラい。\n\n「ご、ごめん、エミリアさん……」\n\n ぐちゅ、ぐちゅ、ずちゅ\n 音を立てて肉棒が往復する。\n アタシの膣をこすりながら、アタシの子宮を小突きながら、差し込まれた肉棒が蠢いている。\n\n「う、く……」\n\n 痛くは、ない。\n だからこそ、今アタシがしているのは、性行為なんだと意識してしまう。\n\n 浩太郎くんが興奮していることが息遣いで伝わってくる。\n アタシを犯して、興奮している。\n\n アタシは、クラスメートに犯されている。\n\n「ふむ、クラスメートの皆さん、そう離れたところに立っている物ではありませんよ。\n そうですね、そことそこの男子と、それからそこの女子。\n ベッドの横に来て、クラスメートのセックスを見なさい」\n\n 指名されたのは、和人くんと、翔太くん、それからヒトミだった。\n\n 今更、逆らえるはずもない。\n ぐちゃぐちゃという水音を聞きながら、三人が歩み寄ってくる。\n\n「う、うう……」「エミリア、ゴメンね……」「クソ、クッソ……」\n\n アタシは、見られている。\n 股を広げて、肉棒を受け入れて、犯されている姿を、見られている。\n\n「ふ、ぐう……」\n\n こぼれそうになる涙を堪える。\n もうきっと、戻らない。\n 学校での生活は、アタシの日常は、きっともう戻らない。\n\n 当たり前だ、脅迫されてクラスメートとセックスしてそれを晒し者にされて、どうやってみんなの顔を見ればいい?\n たとえここから逃げ出して、ハリヤーを倒したとしても、魔力を使ってみんなの記憶を消したとしても、きっとアタシはもうみんなの顔を見ることができない。\n\n「ひ、う……」\n\n 股間から熱が伝わってくる。\n 胎の中をかき回す熱が深く、早く動いている。\n\n ああ、射精するんだなって、わかった。\n\n 浩太郎くんの表情が見えた。\n 我慢しているような、恐怖しているような、そして、気持ちそうな顔をしていて。\n\n\n どぷっ、と音がした。\n お胎の中に、精液が、注がれた。\n\n「う…… うあっ、ご、ゴメン、エミリアさん……」\n\n 差し込まれていた肉棒が慌てたように引き抜かれる。\n ずるりと、抜き取られた肉の割れ目からぐちゃぐちゃに濡れた肉塊と、溢れ出した白濁が姿を表す様は酷くグロテスクだ。\n そんな物を見せられたヒトミが口元を押さえるのも無理はないだろう。\n\n ーー妙に冷め切った頭が他人事のように思考している。\n ほら、ここは気にするなと言うべきだ。\n 彼は罪悪感を抱いている。\n\n「気にしないで、しかたないから」\n\n そう、仕方ないのだ。\n たとえ彼が、射精する直前の一瞬、本当に気持ち良さそうにしていたように見えたとしても。\n\n 仕方ない、彼は悪くない。\n 理性で考えれば当たり前だ。\n そんなことを責める方が間違っている。\n\n「ええ、仕方ありませんとも。私がやらせたのだから気にすることはありません。\n ご学友の皆さんも貴方を責めたりはしませんとも。\n なにせ、いまから全員同じことをするのですから」\n\n ーーわかっていた。\n それくらい、わかっていた。\n クラスメートの男子、15人。\n 全員とセックスさせられるぐらい、こうなった以上は当たり前にされるだろう。\n\n「ふ、ふざけないでよっ!!\n もう良いじゃない! エミリアを、私たちを解放してよ!!」\n\n でも、ヒトミちゃんはまだそうは思っていなかったのだろう。\n でも、ダメだ。そんなこと、しちゃダメ。\n\n「ほうほう、貴女はたしかミス・ヒトミ。\n たしか学友であるだけでなく、ミス・エミリアのご友人だとか」\n\n「そうよ! もう十分じゃない、エミリアをーー」\n\n「では、そちらの女学生、ミス・京子でしたかな?\n はい、そちらの貴女です。\n うん、ちょうど良い位置にいる。 はい」\n\n「やめーー」\n\n 京子ちゃんの腕が、切り落とされた。\n\n\n 保健室はパニックになった。\n\n ケンジや、何人かが駆け寄って止血しようとしている。\n 窓や扉から逃げ出そうとして、開くはずもなくて虚しく拳を叩きつけている。\n ジェネラルに殴りかかって、子供をあやすように投げ飛ばされる男子もいた。\n\n ヒトミちゃんは、動かない。動けない。\n 顔を青ざめさせて、何もできないで立っていて。\n\n だからアタシが、なんとかしないと。\n\n「じぇ、ジェネラル、アタシの、アタシの治癒スキルを使わせて、なんでも、する、からーー」\n\n スキルが使えれば他人の治癒も少しはできる。\n 止血だけでもできれば。\n アタシがやらなきゃーー\n\n「いえいえ、それには及びませんとも。\n ほら、こちらが止血薬です」\n\n ポイと気軽に軟膏のような物がケンジに投げ渡される。\n 傷口に塗りつけられたそれはあっという間に血を止めて、ビクンビクンと震えていた京子ちゃんの呼吸も目に見えてわかるほどに落ち着いてきた。\n\n「まあ、死ぬことはないでしょう。\n 切り落とした腕はこちらで保存しておきますので、運が良ければ接合もできなくはないかと。\n ーーさて、皆さん、生殺与奪を完全に握られているという自覚はできましたかな?」\n\n 誰も何も言えない、言えるはずがない\n\n「うん、結構。\n では、そこの男子。ミス・エミリアを犯しなさい。\n それから、ミス・ヒトミは…… そうですね、ミス・エミリアの顔に、小便をかけなさい」\n\n 何も言えない。\n 逆らおうなんて思うこともできない。\n\n ノロノロと、アタシとヒトミと、指名された男子ーー和人くんはベッドへと向かう。\n\n ベッドに仰向けになって、股を開いたアタシの股間に和人くんが座り込む。\n\n 天井を向いたアタシの顔の上に、ヒトミの剥き出しの股間がおかれた。\n ちょうどアタシの顔面を跨ぐようにして、友達の女性器も、排泄口も晒されている。\n 毛の薄いそこは少しピンク色で、きっとだれにも晒したこともなかったのだろう。\n\n「ひくっ…… ごめんなさい、ごめんなさい……」\n\n ヒトミが泣いている。\n 京子ちゃんにか、アタシにか。\n 謝りながら泣いている。\n\n そんな必要はない、悪いのはハリヤーで、さもなくばーー\n アタシが悪いんだから。\n\n アタシのせいで、ヒトミは股間を晒していて、和人くんと性行為をするのも、京子ちゃんが腕を切られたのも、全部アタシのせいで。\n アタシが、みんなを巻き込んで。\n\n 股間に、ぐにぐにとした肉が押し付けられている。\n 和人くんがアタシに性器を挿入しようとしているんだろう。\n\n「ふむ、緊張しているようですな。\n ならそうですね、口に咥えさせなさい。\n ああ、ミス・ヒトミはそのままで大丈夫ですよ」\n\n ジェネラルが指示をする。\n\n 和人くんがアタシの胸に馬乗りになる。\n\n 間近に迫ったそれは、柔らかな肉の塊で、小さく萎んでいて、でも明確にオスのーーアタシを何度も犯して壊したモノの形をしている。\n\n 視界の上には、ヒトミの股間がある。\n 視界の下には、和人くんの肉棒がある。\n\n\n「咥えなさい、舌を伸ばして、口の中に受け入れなさい\n 精液を飲み込むまで口を離さないように」\n\n ジェネラルの言葉を受けて、アタシの口が開く。\n まるでアタシの体じゃないみたいに。\n\n 舌に生臭い臭いが広がる。\n 昨日、何度も何度も注ぎ込まれた性欲の臭い。\n\n(ああ、さっき、アタシが犯されてるの、見てたから)\n\n 口の中で肉棒が膨らんでいく。\n 欲望が膨れ上がるように、アタシの舌の上でおぞましい臭いが広がっていく。\n\n ヒトミの肛門と性器が、顔に迫っている。\n ヒクヒクと震えるそれは排尿を堪えているのだろう。\n\n「うう、エミリアさんに…… 俺のを……」「ごめん、ごめんなさいエミリア、ごめんなさい京子……」\n\n 肉で埋め尽くされた視界のまま、二人の呟きが聞こえる。\n 味覚は腐ったような味で塗りつぶされている。\n 馬乗りになられた胸が苦しい。\n\n「ふむ、見ているだけの方がつまらないですかね。\n 破きますか」\n\n 思いついた、といわんばかりの軽い口調で、ジェネラルがアタシのスカートを破る。\n ショーツはとうに脱いでいる。\n\n「んっ、む……!」\n\n 今更のはずなのに、剥き出しの性器が晒されることに反応してしまう。\n\n 身体がすくんで、和人くんの肉棒を咥えたままで身体を震わせた。\n それが一押しになったらしい。\n\n びくん、と肉棒が震えた。\n\n「うぶ、う……」\n\n 舌の上でビクビクと震える、アタシの味蕾を白濁が塗りつぶしていく。\n 生臭い精液の臭い、昨日から何度も何度も飲み込まされた腐肉の臭い。\n 口の中を汚して犯して塗りつぶしていく陵辱。\n\n でも、吐き出せない。\n ジェネラルに脅されていたからじゃなくて、『吐き出したら酷い目にあわされる』って、自分で思ってしまった。\n\n「うぐ、ぶ、う……」\n\n「ふふ、良い子ですねえミス・エミリア。リスのように頬を膨らませて、口の中を精液で一杯にして。\n 良いですよ、そのまま飲みなさい。\n クラスメートの精液を喉の奥、腹の中まで受け入れなさい」\n\n それは命令だ。\n アタシが逆らうことの出来ない命令。\n\n ごく、ずっ、ごくっ、ごくっ\n\n 喉が蠢く音が大きく響いている。\n もちろん錯覚だ、アタシにしか聴こえていない。\n\n でも、みんなが見ていた。\n\n 和人くんの肉棒を口で咥えたまま、啜るように精液を飲み込むアタシを、みんなが見ていた。\n\n 惨めに無様に、馬乗りされたまま精液を啜るアタシを全員が見ていた。\n\n「エミ、リア………」\n\n ヒトミが、弱々しく呟いた。\n 視界に映る肉色の割れ目がひくりと動くのが見えて、何を言っているのかがわかった。\n\n\n びちゃびちゃびちゃ、じょぼぼぼぼ\n\n 聞き慣れた音だ、トイレで何度も、何度も聞いた音。\n 小便が、便器にぶつかる音。\n\n 今、それがアタシの顔の上でしている。\n\n 右目に空いた穴が痛い。\n 目を閉じることもできなくて、かけられた小便が穴に溜まっている。\n\n アンモニアの匂いが、口の中の精液の臭いと合わさって吐きそうだ。\n\n ああ、笑ってしまいそうだ。\n\n 肉棒を咥えて、精液を飲んで。\n 小便を顔面に浴びて、潰れた目玉は排水口みたいだ。\n 股間は丸出しで、中に出された精液がダラダラと垂れている。\n\n いっそ笑って欲しい、こんなにも観客がいるんだ。\n\n みんなみんな、アタシのことをよく知っている、アタシもみんなのことをよく知っている。\n 何年も何年も一緒に話して笑って怒ったりもして、つい昨日までみんな一緒だって信じていたクラスメートなんだ。\n\n ねえ、アタシがこんな滑稽な姿を見せているんだ。\n 笑ってくれたって良いじゃない。\n\n ああ、でも、一人だけ笑うやつがいた。\n\n「はっはっは、いやいや、お二人とも実によく出したじゃないですか。\n ミス・エミリアはトイレではなくクラスメートだというのに、随分と溜まっていたようですね。\n ホラホラ、次はそちらのお二人ですよ。\n 男子はミス・エミリアの下に、女子は上に排泄をしてあげてください」\n\n もう腹を立てる気も起きない。\n だって言う通りなんだから。\n\n\n 哲郎くんの肉棒がアタシの膣に突き込まれて、肉を擦り付ける。\n 久美子ちゃんの小便が、アタシの口に注がれる。\n\n「あ…… うぶ、お\"、あ\"……」\n\n ガボガボと音を立てながら小便を飲み込む。\n 息が出来ないからとかじゃなくて、そうしろと言われた気がしたから、久美子ちゃんの小便を飲んだ。\n\n 生殖器官同士が擦れる感覚に、呻き声をあげる。\n アタシの女性の部分が使われて、身体が肉として扱われて穴として男を扱きあげているのを理解させられる。\n\n ずち、ぐちゅ、ずちゅ\n\n 子宮に届きそうなほど深く刺しこまれた肉棒が、ごつんごつんと奥を突き上げる。\n\n「あ--うあ\"、あ……」\n\n もしかしたら、喘いでいたのかもしれない。\n オナニーもほとんどしたことなかったアタシが初めて感じた性感だったのかもしれない。\n だとしたら、こんな形でそれを感じてしまったことをアタシは認めたくなくて。\n\n 喉が詰まって鼻がツンとして、堪えていたはずの涙がまなじりに浮かんで。\n\n でも、単なる肉のアタシが何を感じているかなんて、哲郎くんに何か影響を与えることなんてなくて、奥の奥に、肉棒が突き刺さった。\n\n じんわりと、熱が広がる。\n 身体の中でおもらしをしたみたいな感覚。\n\n アタシの顔にはおしっこがかかってて、アタシの中には男の子がおもらしみたいに精液をかけてるんだなって思って、滑稽で笑えてきた。\n\n 笑えて、きたのに、涙が、流れてきて\n\n「はいはい、それでは次ですよ。\n そちらの男子と、あとそちらの男子です。\n 一人は口に咥えさせて、もう一人は犯しなさい。ああ、ちゃんと口も喉まで突き込んで犯すように。\n ペースを早めないと日が暮れてしまいますからね」\n\n「エミリア、さん……」「…………」\n\n ビキビキに硬くなった男性器が、小便まみれの汚い顔の前に差し出される。\n 精液まみれでぐちゃぐちゃになった膣に、肉の塊が粘つくように押しつけられる。\n\n クラスメートだ、健くんも真守くんも、知っている。\n 知っていたくなかった。\n\n 単なる肉の棒であってくれればよかった。\n 顔なんて、知らなければよかった。\n\n「うう、ごめん、エミリア……」「うっ、くぅ……」\n\n ぐちゃぐちゃと、ぐぼぐぼと犯されている。\n 仰向けのまま、串刺しにされて喉の奥を抉られて胎の中を突き上げられて、顔面に玉袋を叩きつけられている。\n\n「おご、ご、ふも\"っ、ごえっ! あ\"、ぼっ」\n\n 喉の奥が抉られる。\n 同時に子宮口が貫かれる。\n\n 手足がバタバタともがいて、小便と精液で汚れたシーツをぐちゃぐちゃに乱す。\n\n でも陵辱が止まることはない、今更止まりはしない。\n\n こうなった時点で、もう引き際なんてない。\n 一刻も早く終わってくれと願いながら、友達だった男子に串刺しにされて断末魔をあげる。\n\n「うっ、あっ……」「ぐっ……」\n\n 二人に射精された時、アタシの中にはもう安堵だけがあった。\n 当たり前のように白濁を飲みながら、子宮に注がれる精液の暖かさを受け入れていた。\n\n ゆっくりと、『男』が身体から離れていく感覚に安堵する。\n 一つ、陵辱が終わった。\n ただそれだけが嬉しかった。\n アタシの世界が、音を立てて崩れていっていることは考えたくもなかった。\n\n ああ、でも\n\n「では次は、そこの男子。レイプしなさい。\n 運が良ければ妊娠させられるかもしれませんよ?」\n\n ジェネラルのおぞましい言葉は、まだ良かった。\n そんなことは今更だ。\n 昨日犯された時点でそれは散々怖がったから。\n\n「エミ、リア……」\n\n アタシを、犯すように言われたのは、ケンジだった。\n\n 泣きそうな顔で、泣きたいのはアタシの方なのに、アタシが好きな男の子が、そこにいた。\n\n\n 何も、言いたくない。\n\n 無言で股を開いて、ケンジも何も言わずにズボンを下ろした。\n\n ケンジの性器は、ガチガチに硬くなっていた。\n 膨れ上がったそれは、ひどく大きく、恐ろしい。\n\n ゆっくりと、熱が近づいてくる。\n アタシに覆い被さるような体勢で、それでもアタシの左右に手をついて、触れることのない形で。\n ただ肉棒だけが、アタシの膣に触れた。\n\n(アタシ、はじめては、レイプだったんだな)\n\n バカみたいだ。\n 何を今更。\n\n 好きでもない男、憎んでいる相手に力づくで犯されたのがアタシの初体験だ。\n つい昨日、犯されて、ぐちゃぐちゃに壊されて泣き叫んだばかりだ。\n\n(アタシ、まだキスもしてないんだ)\n\n 汚らしい肉棒だけは何度も咥えた。\n 歯をへし折られて穴として使われて、顔面を踏み躙られて、クラスメートの肉棒さえ咥えてすすった。\n\n(アタシ、ケンジのことが、好き、だったのに)\n\n 涙はいつのまにか流れていた。\n\n ーーいつだったか、アタシの落とした消しゴムを拾ってくれた時に屈託のない笑顔で笑いかけられた。\n きっとその時が、なんてことのない初恋の始まりだった。\n\n ずりずりと、肉棒がアタシの膣に沈みこむ。\n すでに精液を注がれた穴は容易くそれを受け入れた。\n\n ーー毎朝、話しかけられるだけで胸が弾んだ。\n 頭がぽうっとして、顔が熱くなって、でもそれが嫌じゃなかった。\n\n ぐちゅぐちゅと、粘液がかき混ぜられる音がしている。\n アタシとケンジが繋がった場所で、アタシが犯されているその場所で。\n\n ーープリントを渡すときに触れた手が熱かった。\n いつか手を繋いだりするのかなと考えて、ベッドの上をゴロゴロと転げ回ったこともあった。\n\n ばつんばつんと、腰が打ちつけられる。\n アタシが押しつぶされて、抉られている。\n\n アタシはケンジとセックスしている。\n 恋とか愛とかの先にあるものとは違う、陵辱行為として。\n\n それは行いとしては同じなのかもしれない。\n ケンジは脅されているだけで、レイプや陵辱しているのはあくまでもジェネラルだと、そう言えるのかもしれない。\n\n でも、無理だった。\n 頭ではわかっているはずなのに、アタシはもう、ダメになっていた。\n\n\n「やだ、よう……」\n\n 言うつもりなんて、なかった。\n\n みんな、辛いだけだから。\n\n でも、アタシはもう、ダメだった。\n\n\n ケンジがアタシの中に精液を注ぎ込んだ時、どんな顔をしていたのかはわからなかった。\n 片方だけの視界が歪んで、アタシは暗闇へと意識を投げ出してしまったから。\n\n\n =====================\n\n 目が覚めた時、保健室はもう真っ暗で、アタシの他には誰もいなかった。\n\n「うぶ、ぐお\"、え\"……」\n\n 口の中には精液と小便がこびりついていた。\n 舌や歯の裏側までべっとりと汚れて、何度注がれたのかわからない。\n\n 股間は、さらに悲惨だった。\n\n 膣はめくれて、今でさえ中が開かれているような感覚がする。\n 胎はちゃぷちゃぷと鳴って、アタシのお腹の中で精子が蠢いていることを理解させる。\n\n 破られたスカートは乾いた粘液の跡が残っていて、アタシで汚れた肉棒を拭うために使ったんだろうなってわかった。\n\n\n クラスメートの精液と小便が、今のアタシの全てだった。\n\n「あ…… う、あ……」\n\n 涙が零れた。\n 止まらなかった。\n\n「うああぁぁぁぁ………… あぁぁぁぁあ…………」\n\n 子供のように、泣きじゃくった。\n ただ、アタシは泣いた。\n\n\n もう、なにもかも戻らないことが、悲しくて。\n ただ、アタシは泣いた。", "preface": "前編のあらすじ\n・犯された後、なぜか解放されたエミリアは自宅で泣きぬれていた。\n しかし、カナデのケータイからのメールがあり、怪しみながらも学園へ向かう。\n・学園でカナデを探す途中、自分のクラスメートに昨日の凌辱映像が送信されていたことをエミリアは知る。\n 消沈するエミリアに突如現れたハリヤーが襲い掛かるも、エミリアは捨て身の戦い方で死闘を繰り広げる。\n・戦闘員を全て撃破し残るはジェネラルのみというところで、昨日の凌辱で仕込まれていた枷によってエミリアは動けなくなる。\n 逆転をかけた最後の一撃も防がれ、エミリアの意識は暗転した。", "afterword": "作中で説明されていませんが、保健室内にはジェネラルにより無味無臭のお香がたかれており、\nエミリアのクラスメートは性欲を滅茶苦茶に昂らされています。"} |
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