| {"novel_id": "n0002gf", "chapter": 20, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0002gf/20/", "title": "十五話 〜魔法少女エミリアの隷属〜 (エロ有り)", "content": " 私は、魔法少女・エリコ。\n 猪の魔法少女で、A市の市会議員の娘だったーー\n\n だった、というのは、既にこの世界に市会議員なんていう役職は残っていないからだ。\n\n 世界は、変わってしまった。\n\n\n ハリヤー達は実体として、軍団として侵略をはじめ、現代兵器の全てを魔法という超常の技術で無力化し、世界を崩壊させた。\n\n 地表の30%以上は岩と砂だけの荒地になった。\n 動植物も建物も水も人も片っぱしから『収穫』された。\n\n 世界中の国が戦力を投入したけれども、軍隊の体裁を保てなくなるまで時間はかからなかった。\n\n もちろん魔法少女達は立ち向かった。\n もう隠れている場合じゃないと、国や人々に正体を明かした。\n 魔法に対抗できる手段はごく僅かと言えど、全面的なバックアップを受けて出撃した。\n\n 二人組といわずにみんなで手を組んだ。\n 引退した魔法少女も少なからず復帰した。\n 中には幻想種と呼ばれる強力な魔法少女だっていた。\n\n ーーみんな、負けた。\n\n なんなく倒せたはずの戦闘員一人すら、魔法少女と互角に戦うようになったんだ。\n それがこちらよりも圧倒的に多数で、群れをなして襲ってくる。\n\n たとえ幻想種の魔法少女が戦闘員を倒せても、今度は怪人がやってくる。\n\n 勝てるはずがない。\n\n\n 私達は敗北を繰り返した、犠牲を積み重ねた。\n\n ある魔法少女は腕を切り落とされて、犯されながら脚を少しづつ潰されて痛みに耐えかねて死んだ。\n\n ある魔法少女は恋人の目の前で、戦闘員の小便と精液で溺死させられた。\n\n ある魔法少女は股間を蹴り砕かれて、蹲ったところで首を切られて死体を辱められた。\n\n ある魔法少女は肛門にライフルを突き込まれて、魔力が切れるまで何度も何時間も銃弾を撃ち込まれた。\n\n そしてそれ以上に多くの魔法少女と、戦う術のない人々が連れ去られて、死んだ方がマシだと断言できるほどに嬲り尽くされて無惨に殺された。\n\n\n みんな負けた、死んだ。\n\n それでも、私たちは諦めなかった。\n\n 隠れて、逃げて、敵が少ない時だけ戦って、また隠れて。\n\n\n マスコット達も協力的だった。\n\n 当初、ジャミングを受けていたらしいマスコット達は機能不全を起こしていたけれども、人類が全滅する前に機能を回復した。\n\n その後、ハリヤーへの対抗策として試作段階の新技術を供与ーー魔法少女が使用する限りではあるが、銃器の類をハリヤーにも通じる、魔法の武器とすることができるようになった。\n\n 飛躍的な戦力の増加によって魔法少女とハリヤーの戦力比はまた昔のように、怪人さえ出てこなければ単独でも、怪人相手でも複数人で挑めば勝利を望めるようになった。\n\n 押され気味ではあっても戦線を構築することに成功した。\n そしてここ、元E市にちょっとした陣地を築いている。\n\n\n 陣地の数はそう多くはない。\n 主戦力となる魔法少女が少ないからーー戦闘の初期段階で、多くの魔法少女が散っていったからだ。\n\n でも、ここには私を含めて三人の魔法少女がいる。\n 戦闘員の群れぐらいなら簡単に撃退可能、怪人相手だって十分に勝算がある、いや、勝てる戦力だ。\n\n\n 私は元々、使命感で魔法少女になったわけではなかったし、強い魔法少女でもなかった。\n\n 魔法少女になったのはお父様が市会議員の選挙に勝てるという、言ってしまえば自分勝手な願いのため。\n 戦力に至っては、一度は戦闘員に敗北して凌辱された。\n 今も生きているのは、たまたま近くに幻想種ーー吸血鬼の魔法少女がいて、救出が間に合ったからだ。\n\n でも、今は違う。\n\n 自分や家族だけのためじゃない、世界が、人類が危機に瀕している。\n そしてその危機に抗うために、過去の遺恨を乗り越えて協力している。\n\n 全ての国と民族がホットラインを引いて、ハリヤーへの対策を協議している。\n お父様は政敵と言っていた相手をリーダーにして、生存者のコミュニティを作り上げた。\n\n E市に私は初めて訪れた。\n でも、ここが戦略的に重要な場所であるというなら、そのために命を賭ける十分な理由になる。\n\n 私は強くなった。\n\n 体当たりにしか使えなかった魔力障壁と突進の能力は、銃器を扱うようになった魔法少女にとってはおあつらえ向きだった。\n 先陣を切って突っ込んで行って、敵の攻撃を防ぎながら走り回って銃弾をばら撒く。\n\n 人型の戦車を歩兵では止められない。\n 後衛が爆撃してくれるなら尚更だ。\n\n もう、私は二度と負けない、負けられない。\n\n\n この先、人類がハリヤーに勝てるかはわからない。\n でも、決して不可能ではないはずだ。\n\n 少ないけれども、新しい魔法少女だって生まれている。\n 囚われていた魔法少女が救出されて戦線に復帰したことだってあった。\n\n 世界の国々は、一丸となって戦っている。\n 少しづつ、少しづつ戦力を蓄えれば、勝てるかもしれない。\n\n 魔法少女は、人々の希望は無力ではないと、そう私は信じている。\n\n\n ====================\n\n\n「伝令です! ハリヤーの戦闘員、数十体が接近中!」\n\n 通信兵の声で跳ね起きる。\n\n 仮眠を取っていたソファーから見上げると、既に他の魔法少女ーーリョウコとアサコは変身していた。\n\n「エリコちゃん、聞こえてた?」\n\n 問いかけてくるリョウコは犬の魔法少女。\n 索敵と撹乱を得意とする魔法少女だ。\n 魔法少女になって日は浅いけど、この三人組の生命線だ。\n\n ちょっと野暮ったいメガネを外すと結構可愛いんだけど、それ以前に魔法少女らしいフリフリのコスチュームの上にタクティカルベストをくくりつけている現状じゃどうこう言ってられない。\n\n「まったく、エリコはいつも寝起きが悪い。\n ……やはり乳に血が」\n\n「聞こえてるわよアサコ。\n その恨みがましい目とセクハラをやめなさい」\n\n アサコは亀の魔法少女。\n 強力な障壁と、榴弾砲による後方支援と指示を行うチームのリーダーだ。\n 魔法少女としての戦歴も一番のベテランで、幾度も命を救われた、頼れる戦友だ。\n\n もっとも、自分の胸部が薄いからといって私の体型をいちいち妬むのはどうかと思う。\n ドレスのようなコスチュームもあって黙っていれば深層の御令嬢で通りそうなんだけれども、打ち解けてからはこの調子だ。\n オッパイの話が挨拶になりつつある現状はそのうちどうにかしたい。\n\n「それで、ハリヤーの襲撃?\n やけに小規模みたいだけど、この間の残党?」\n\n「それが、不可解。\n 先日撃退した怪人の部下とは異なる所属。\n 波状攻撃にしては規模が小さすぎるし、偵察というには堂々としている……\n でも、襲撃というには進行速度が遅い」\n\n「何か、特殊な兵器を持ってきているとか?\n 工作兵とか」\n\n「その可能性はある。\n もう少しで詳細な映像が届くけど……\n ん、これ、は……」\n\n 通信兵の横でモニターを覗き込んでいたアサコが言葉を濁す。\n 経験上、それは大抵ロクなことじゃない。\n\n となれば説明させるのも酷だろう。\n 私もモニターを覗き込んでーー理解した。\n\n\n 昔、体育の授業で「手押し車」というのをやったことがある。\n 二人一組で、一人が腕立て伏せの体勢をとったら、もう一人がその足の間に入り、両脇に脚を抱えて持ち上げるのだ。\n\n 抱え上げた方が歩くのに合わせて、腕立てしていた方は地面についた手を使って歩く。\n 組体操だか筋トレだかわからないがとにかくしんどくって、私は二、三歩でギブアップしたものだ。\n\n --モニターの向こうでは、少女が手押し車をやっていた。\n 金色のツインテールの少女、まだ中学生程度の幼い少女がーー全裸のまま、戦闘員に犯されながら、地面に手をついていた。\n\n\n 戦闘員は少女の太ももをガッチリと抱え込んでいる。\n 少女の白く美しい肌についた痛々しい腫れを見下ろしながら、瓦礫だらけの道を手で前進しろと強要している。\n\n 股間がどうなっているかなんて見るまでもない。\n 金髪の少女の目からこぼれる涙と、股間からボタボタとこぼれる汚濁が何よりも雄弁だ。\n\n 戦闘員が少女の股座に腰を叩きつける。\n まだ中学生程度の少女の細い腰を砕くような勢いで、欲望のままに肉棒で抉り抜く。\n\n『え“あ”っ、べ』\n\n 勢いに耐えかねて、少女の腕が前に出る。\n 恐ろしい程に長い肉棒が少し抜けて、またそれを奥深くまで突き刺すように、暴力的に少女を犯す。\n\n『ぎっ、ぁっ』\n『ほらほら元気ないぞー! エミリアちゃんがんばれー!』『いっちにっ! いっちにっ!』\n\n 嘲笑が聞こえる。\n 滴る悪意が伝わるような、悍ましい欲望を塗りたくるような、そして過去の恐怖を蘇らせるような嘲笑が、聞こえてくる。\n\n『ひーー や、もう…… だ、だめ……』\n\n ガクガクと、少女の肘が震え出す。\n 当然だ、あんなもの続くわけがない。\n いや、続けたいわけがない。\n\n でも堪える。何故か。\n いや、わかる、わかってしまう。\n\n 堪えなければーーもっとひどい目に遭わされる。\n ハリヤーの餌食になるということは、そういうことだと、私は身をもって知っているからーー\n\n『あーー』\n\n 少女が堪えきれずに肘をつく。\n\n その瞬間、周りを囲む戦闘員達が殺到する。\n 少女の身体を押さえつけて、がなり立てる。\n 楽しそうに、愉しそうに。\n\n『気合』『人差し指』『小便』『車』『皮膚』『肘』ーー\n\n 重なったがなり声は言葉にならずーーそれでも、漏れ聞こえてくる単語は間違いなく悪意に満ちていて。\n\n 許しを乞う少女の右目は、潰れていた。\n きっと、陵辱の最中に壊されたのだろう。\n\n ああ、私と同じだ。\n 噛みちぎられた乳首は今もそのままで、傷は消えない。\n\n 私も、あの子と同じだ。\n\n 私は、犯された。\n 陵辱された。\n\n 膣にペニスをねじ込まれ胎の中をかき回されて汚濁を注がれて乳房に噛みつかれ汚されて喰われて壊れてーー\n\n「エリコ、ていっ」\n「あいたっ!?」\n\n 私の額でビシリと良い音がする。\n 痛みに滲んだ涙を堪えながら、アサコにデコピンされたと理解した。\n\n「出撃して、あの子を助ける。\n だから、冷静に。いい?」\n\n\n 本当に、頼りになるリーダーだ。\n\n 私は一度、心が折れた。\n 犯されてからずっと部屋にこもっていた。\n 世界が崩壊を初めて、避難生活が始まるまで立ち上がろうともしなかったぐらいには。\n\n それでも、今こうして戦っている。\n それはきっとあの時と違って、仲間がいるから。\n\n「エリコちゃん……」\n\n 心配気にリョウコが見ている。\n この子だって怖いはずなのに、私を気遣ってくれている。\n\n「ポイントはA2。奇襲で五体は倒せる……\n なら私たちに、負けはない」\n\n アサコはいつだって冷静で、それでいて優しい。\n\n だから私だって、情けないままじゃいられない。\n\n「……うん、行きましょう! あの子を助けに!!」\n\n\n ===\n\n\n「移動しながら聞いて、反応からして、犯されているあの子は魔法少女。\n そして、こちらに攻撃してくる可能性がある」\n\n「え、どうして?\n いや、魔法少女なのはともかく、なんで攻撃してくるの?」\n\n リョウコが尋ねる。\n この辺は経験の浅さ故だろう。\n\n「ハリヤーは原則として人質戦法を取らないからよ。\n なのに、明らかに戦闘が発生する場所に戦闘員だけで魔法少女を連れてやってきた。\n となると、魔法少女を戦力として運用する可能性は十分にあるわ」\n\n「エリコの言う通り。\n 言うことを聞かせる方法なんていくらでもあるし、なんなら囮や、自爆させる可能性もある。\n あの子からの攻撃を警戒、そして戦闘員を全て倒してからも、あの子には近づかないように距離をとって」\n\n 妥当なところだろう。\n そして近づかない、というのは難しくもない。\n\n ーー右手に持ったストック付きのサブマシンガンーーヘッケラーとか言っていたーーをギュッと握る。\n\n 魔法少女システムは既に進化した。\n その最大の革新は現代兵器への魔力付与ーー特殊なスキルがなくとも、魔力で作られたわけでもない武器を使用できるようになったことだ。\n その戦力の増加が革新的であったことに説明はいらないだろう。\n\n いわば第二世代の魔法少女は、これまでの魔法少女を遥かに凌ぐ戦闘力がある。\n 仮に従来の魔法少女が襲ってきたとしても、まず間違いなく負けることはない。\n\n 仮に不意打ちを喰らったとしてもこちらは3人チームだ。\n お互いのカバーやフォローは何度もしてきた。\n\n 地力に差がある以上、こちらが負けることはない。\n あとはあの子をーー囚われた魔法少女を、無事に助けられるかどうかだ。\n\n\n「ぎいいい“い”い“い“い”い“!!?\n ぎゃべっ、め、めーー!!!?!?!?」\n\n 崩れかけたビルの向こうから、少女の悲鳴が聞こえる。\n 仰向けになった少女の頭を押さえつけた戦闘員が、彼女の潰れた右目に肉棒を擦り付けている。\n\n ジタバタと暴れる脚は別の戦闘員に掴まれて割り開かれて、当たり前のように膣を犯される。\n\n「ぐ、ひーー だず、けーー いだいいだいい”がああ\"あ\"あ\"あ\"あ\"あ\"あ\"!!!」\n\n「ダメだよエミリアちゃん! これはペナルティだからね!」「俺たちも苦しいんだ! 子宮の中に精液出すまで頑張って!」「俺はエミリアちゃんの可愛い右目にぶちまけてあげるからね! お父さん譲りの綺麗な青いお目目を白くしてあげるからね!」「いや、でもとっくに潰れてね?」「現役時代は綺麗な眼だったんだよ! なのにこんな無惨になっちゃって…… 興奮するなあ!」「左目は潰すなよー。ジェネラル様に怒られるからなー」「お腹にジェネラル様の子供いるんだっけ?」「らしいぜ、なんでもこないだの磔の時に孕ませたとか」「じゃあしばらくはトイレ当番はなしかー」\n\n\n 吐き気がする。\n 欲望と悪意しかない話し声、肉と骨が軋む破滅的な音、絶望と痛みに泣き叫ぶ声。\n\n\n ぐちゃぐちゃとした湿った音とともに少女の華奢な膣を肉棒が抉る。\n\n 頭を押さえつけられて、文字通りの目の前で、自らの目に肉棒が擦り付けられてベタベタとした粘液で汚されて傷口を抉られてグリグリと脳に響くほどに圧迫されている。\n\n\n「合図した瞬間に奇襲をかける。\n ターゲットは外周の警戒している奴らから順に」\n\n 逸る気持ちを抑えてアサコの指示で備える。\n 腰を落としての突撃姿勢。\n 引金に指をかけて、ストックを身体に付ける。\n\n\n「オラっ! 出すぞ!」「あー、こっちも限界!」\n「びーー ぐ、え“、あーー」\n\n\n「今!」\n\n\n 叫びと同時に右に飛び出す、アサコの放った榴弾が爆発するのと同時、サブマシンガンの引き金を引き絞る。\n\n「ギッ!?」「来たぞ! 魔法少女だ!」「ぐ、あーー!!」「くそっ! 盾、構えろ!」\n\n ばら撒いた銃弾が戦闘員の手足を抉る。\n 反対側に飛び出したリョウコが、アサルトライフルで的確にヘッドショットを繰り返す。\n 後ろに控えるアサコは榴弾砲を持ち替えて狙撃の準備に入っている。\n\n\n 5、6、7体倒した。\n ハリヤー達は盾を構えてきたけれども問題ない。\n\n 怪人はともかく、一般的な戦闘員の飛び道具は弓矢やボウガン程度だ。\n 盾を貫くことができなくたって問題ない。\n このまま押し込めて封殺できる。\n\n「ちっーー オラ! 寝てんじゃねえ!! とっとと変身しろ!!」\n\n 盾の内側で、肉を打つ鈍い音がする。\n やはり、あの子は戦力として連れてこられたようだ。\n\n(でも、銃器の類は持っていなかった。\n つまりあの子は従来の魔法少女)\n\n であれば、抵抗してきてもさほど脅威ではない。\n\n 幻想種であればスキルの類は脅威かもしれないが、私の左にはリョウコが、後ろにはアサコがいる。\n 不意打ちを喰らったところでーー\n\n\n「ーーえ?」\n\n\n 一瞬、時間が止まったと感じた。\n\n 盾で包まれた陣地から出てきた少女は、変身していた。\n\n 黒と赤のワンピースドレスーー原型を保ったままあちこちが簾のように切り裂かれて、幼い乳房や、白濁を零す性器が布の隙間から見えている。\n\n きっとこの状態で固定化されているのだろう。\n 元の美しい衣装の形を保ったまま、ズタズタに引きちぎって蹂躙して汚して征服したということを刻んだ形で。\n\n でも、それは特別に驚くようなことではない。\n ハリヤーに囚われた魔法少女なのだから、むしろ当然ですらある。\n\n 黒い首輪も、口元から覗く牙も、背中に生えた翼も、驚いた理由ではない。\n\n\n ただ、その手に持った、身の丈ほどの大鎌。\n\n\n 覚えている。\n 薄れゆく意識の中、目の前で閃いた三日月のような鎌を。\n\n そうだ、アレは、間違いなく、私を助けたあの時のーー\n\n\n「エリコ!」\n\n アサコの叫びで反射的に身をかがめた。\n 同時に、私は吹き飛んだ。\n\n「か、ふーー!?」\n\n 見えなかった。\n 何が起きたかわからない。\n\n ただ、全身をはたかれたような感じがして私は吹っ飛んだ。\n 幸いに体勢を大きく崩したわけじゃない、まずは状況の把握と体勢の回復を。\n\n そうだ、あの魔法少女は。\n さっきまで、目の前にいたはずなのに--\n\n\n「ま、逃げーー えがぁっ!!?」\n\n バキンと、何かをへし折る音がした。\n 後ろから、アサコの方から。\n\n「ーー!!!」\n\n 振り向いた向こう側には両腕をへし折られて蹲るアサコと、ゆっくりとこちらを振り向く吸血鬼の魔法少女。\n\n 生気のない左目が、精液をボタボタと垂らす右の眼窩が、私を捉える。\n あまりに無惨で悍ましくて、不吉な視線。\n\n\n「こ、のおっ!!」\n\n もう四の五の言ってられない。\n 狙いもつけずに銃弾をぶち撒ける。\n\n アサコに当たる心配はしなくていい。\n 彼女の魔力障壁は強力だ。\n\n しかもある程度は自動で常に展開できるから、不意打ちであろうともアサコに攻撃を当てるなんてまずできないはず。\n\n\n ーーなら、なぜあの魔法少女はーーエミリアは一瞬でアサコの腕をへし折れた?\n\n\n「ああ……」\n\n エミリアは、避ける素振りすら見せない。\n 高速で飛来する銃弾を、諦めたように見つめて、その身に受けてーー銃弾が、地に落ちた。\n\n「はーー?」\n\n 銃弾が、通じないーー?\n いや、通じないと言うよりも、そう、まるで、彼女に触れた瞬間に、銃弾が力を失ったようにーー\n\n\n エミリアが翼を広げる。\n 予備動作を隠しもしない突進の準備。\n 次は、こちらに来る。\n\n 全力で魔力障壁を展開する。\n 本来は突進時に使う障壁だが、それどころじゃない。\n 何が何だかわからないけれども、とにかくマズい。\n\n リョウコがカバーに入ろうとしているはずだ。\n 一撃凌げばそれでいい。\n\n 動きが見えなくたって関係ない、前面を全て障壁で覆ってしまえばーー\n\n\n 空気が弾けて、障壁に何かがぶつかった。\n そして、理解した。\n\n(そっか、魔力を吸われたんだ)\n\n 銃弾は魔力が込められているから、ハリヤーや魔法少女に通用する。\n 魔力がなくなってしまえば、魔法少女やハリヤーの防御を貫くことはできない。\n\n 魔力障壁は、体から離れた場所に文字通り魔力で障壁を作るスキルだ。\n 魔力の塊なんだから、吸われてしまうのであれば存在しないのと変わらない。\n\n\n だからーー\n\n 右手ごと切り裂かれたサブマシンガンが地に落ちる。\n 左足が脛のあたりで切断されて、身体が傾く。\n\n 反応もできない。\n 私のような二流の魔法少女とはまるで違う、洗練された鮮やかな斬撃。\n\n(ああ、勝ち目、なかったんだ)\n\n 崩れ落ちながら、理解してしまった。\n 勝ち目はない。\n\n 魔法少女はエミリアには勝てない。\n 人類の唯一の戦力は、絶対に勝てない。\n\n 人類は、ハリヤーに勝てない。\n\n\n(誰か、助けてーー)\n\n 今回は、声にならなかった。\n そして、助けが来ることもなかった。\n\n ==================\n\n『ぶびっ!! ぶーーう“う”う“う”う“う”う“!!!?!!?!!』\n\n モニターの向こうで、リョウコが鼻から精液と共に悲鳴を噴き出した。\n\n リョウコは、トイレにされていた。\n 全裸のまま和式便所にはめ込むように固定されて、股間には空き缶がねじ込まれている。\n\n だが、全身を彩る白濁も、乳房に打たれた釘も今のリョウコには気にする余裕はないだろう。\n\n 口に、チューブ付きのマスクがガッチリと嵌められている。\n ドクンドクンと白と黄色の汚濁が注ぎ込まれている。\n マスクには隙間一つないーーたった一度の呼吸さえできはしない。\n\n\n「や”めてえええええええええええ!!!!!\n リョウコが!! リョウコが死んじゃう!!!!\n お願い!! やめてええええええええ!!!」\n\n 私の横ーー牛舎で繋がれた牛のように並べられたアサコが、聞いたこともない声で絶叫している。\n\n 三人並んで街の人たちの前で犯された時も、ここにーーハリヤーの基地に連れてこられて輪姦された時も、へし折れた両腕に紐を通されて牛舎に繋がれた時も、アサコは叫ばなかった。\n\n いっそ、私のように諦めてしまえば良かったのに。\n\n 私のように犯されながら乳房をねじられて乳首に針を突き刺されても、適当に叫んで、適当に喘いでいれば良かったのに。\n\n「ダメだよーアサコちゃん。ルールだからね。\n キミのおマンコで射精するまでにかかった時間、リョウコちゃんにはブランド下水で窒息してもらいまーす」\n「ヘーキヘーキ! 魔法少女なら10分くらいは耐えるでしょ!」「つーかお前も10分程度で出すなよなー」「いやいや、アサコちゃんがすげえんだって。もう二日も犯されてるのにすっげえ締め付けてくるんだって」「マジかー、楽しみだなあ。俺まだアサコちゃん使ってないんだよ」「あのリョウコってのは全然だったもんなあ。こっちのエリコちゃんみてえに乳がデカいわけでもないし」\n\n ここはハリヤーの前線基地で、その中でも『牧場』と呼ばれていた。\n 私とアサコはこいつらにとって良い家畜で、玩具だったということだ。\n\n『品評会』で私とアサコは散々に罵倒されて貶められた。\n 男を誘うことしか考えていない淫乱な乳房だの、見ていて悲しくなる断崖絶壁で男みたいだとか、膣の中ヒダが重なっていて犯してもらうために産まれた雌豚だの、チンコを千切ろうとするようなガキみたいなキツマンで何のために生きてきたのかわからないとかーー\n いくらでもいくらでも、卑猥な罵倒を徹底的に聞かされた。\n\n この『品評会』で私たちの行き先が決まるんだから、しっかりアピールしろなんて言われたけれども、そんな暇はなかった。\n 耳元でがなりたてられて、踏みつけられて、小便をかけられて、尻の穴に鎖をねじ込まれてキャンキャン喚いてーー\n 目が覚めたら私とアサコはここにいた。\n\n でも、その『品評会』でリョウコはさして何も言われていなかったな、と気が付いたのはーー\n 戦闘員が持ってきたモニターの向こうに、トイレにはめ込まれた彼女を見せられてからだ。\n\n あとはもう、説明するまでもない。\n\n 私たちの中で一番魔力が高くて、一番性器の締まりが良くて、一番心を強く保っていたアサコを壊すという遊びが始まった。\n\n\n(私たち、いつ死ぬのかなーー)\n\n アサコの絶叫とリョウコの悲鳴、戦闘員達の嘲笑を聞きながらぼんやりと考える。\n\n 嬲られて、孕んで、殺される。\n もうそういう自分を私は受け入れていた。\n\n ここが畜舎であるのだから、きっと私はこの大きな乳房から母乳を搾り取られるのだろうなとか、自嘲して笑うぐらいの余裕があった。\n\n 単に諦めただけだけど、もうそれ以外に何かができるとは思えなかったから。\n\n(本当、おっぱいが大きくていいことなんて無かったなあ。\n ああ、でも小さくても同じだったか)\n\n ぼんやりと思考しながら、また犯され始めたアサコの悲鳴を聞く。\n 『次』の時間を決めると言う戦闘員を少しでも早く射精させようと必死で迎え腰を使っているようだ。\n 紐を通された腕から血が流れるのも構わずに腰を使って、細い身体をうねらせて肉棒に奉仕している。\n\n きっとアサコもすぐに壊れてしまう。\n 私のように全てを諦めて、受け入れるだけの肉袋になってしまうんだろう。\n\n\n(ーーああ、魔法少女になんてならなければ良かった)\n\n\n 今、なによりも自然にそう思う。\n この牧場に満ちた魔法少女達の悲鳴が、涙が、羊水と血と絶望が、全てそう言っているようだった。\n\n\n きっとあらゆる魔法少女がそう思う、そう思っている。\n 特別でも何でもない私が、当たり前にそう感じただけ。\n\n ありとあらゆる魔法少女はきっと、全てを後悔する。\n\n\n ================\n\n 気がついたら、アサコの絶叫は止んでいた。\n\n きっと夜になったのだろう。\n 彼女を嬲り犯していた戦闘員たちも、私の乳房を改造して母乳を出させて喜んでいたやつらもみんないなくなっていた。\n\n モニターの向こうのリョウコが動かなくなっているのを確かめるつもりもない。\n\n ほんの少し羨ましいぐらいだ。\n どうせ死に様は大差ない。\n\n さっき薬を打たれた時から私も声が出ないし、きっと長くは生きられないだろう。\n でもこんな地獄、早く死んだほうがマシに、決まっている。\n\n ーーマシに、決まっているのに\n\n「ーーひ、ぐっ」\n\n 嫌だ。\n\n 怖い。\n\n 死にたくない。\n\n\n 諦めたはずなのに、全部諦めたのに、まだ私は諦められていない。\n\n 助かったんだ。一度は負けて犯されて殺されるはずだったのに、助けられて生きながらえた。\n\n だからまだ、どうしても、私は縋ってしまう。\n\n もしかしたら、もしかしたらまた、助けがーー\n\n\n「ふむ、時間をズラして良かったですね。\n あまり混んでいてもゆっくりできませんから」\n\n 怪人が入ってきたことで思考は中断される。\n あれは確か、ジェネラルと呼ばれていた奴だ。\n\n その手に握られた細い鎖、ああ、見たことがある。\n\n アレは『品評会』の時だったか。\n クマの怪人が腕を切り落とされた魔法少女を引き回すのに使っていたのと同じ物だ。\n 首輪に繋ぐのではなく、乳首やクリトリス、舌に繋いで晒して引き回すための鎖。\n\n「ホラ、新入りに挨拶ぐらいはしてあげなさい。\n なにせ、貴女が彼女達を連れてきたのですから」\n\n 鎖の先には、彼女がーー魔法少女・エミリアが繋がれていた。\n\n 舌に空いた穴に金色の鎖を通されて、真っ赤な口腔を晒しながらヨタヨタとジェネラルに付き従っている。\n\n 身につけているのは酷く淫猥なネグリジェのような下着で、幼さの残る身体には似合いそうもないはずの代物。\n\n それでも、精液を浴びせられてぐちゃぐちゃになったツインテールと、潰れた右目とだらしなく開いた口腔を見れば。\n 一歩ごとに精液が溢れ出す穴を見れば、これ以上ないぐらいにピッタリな性奴隷の衣装だと誰でも理解できるだろう。\n\n\n ああ、なんだか少し安心した。\n\n やっぱり彼女も同じなんだ。\n 私達を叩きのめして、この地獄に連れてきた。\n これからも数多の魔法少女達をここへ連れてきて、人類の希望を根こそぎ断ち切るであろう彼女も。\n\n 魔法少女だから、絶望して、後悔して、私達と同じように無惨に死ぬんだって。\n\n\n「ごえん、あさい……」\n\n ああ、そんなに泣かなくていいのに。\n どうしようもないんだ。\n 全部初めからどうしようもなかったんだ。\n\n「ごめん、なさい……!!!!」\n\n もういい、みんな同じなんだから、もういいよ。\n もう私は声も出ないけど、責める気なんてないから。\n\n\n でも、アサコは違ったみたいだ。\n\n「ふざ、けるな……!」\n\n 明確な憎悪、殺意、ありとあらゆる負の感情が籠った声だった。\n\n お前を許さないと、お前は『敵』だと宣言するような声。\n\n「リョウコは、死んだ……! 殺された……!\n 街のみんなも、お父さんも、お母さんも……!\n 後ろの街も、他の共同体だって……!\n 全部、全部、お前のっ……!!!!」\n\n それは、事実だ。\n 私たちが負けてE市の戦線が崩壊したということは、その後ろまで全て崩壊するということだ。\n\n みんな死ぬだろう。\n 生きていたとしても、こうやって嬲られるだろう。\n\n 私たちの世界は全部終わる。\n 滅ぼされる。\n そしてエミリアは間違いなく、それに大きく加担している。\n\n「ひ、ぐうっ…… ごべん、な、ざい……」\n\n ギリ、とアサコが歯を食いしばる。\n 彼女だってわかっているんだ。\n エミリアも私たちと同じ、ハリヤーの奴隷に過ぎないことも。\n 彼女を責めたって虚しいだけなのもわかっている。\n\n「ふふ、挨拶は済んだようですね。\n 皆さん仲良くやれそうで何よりです」\n\n ジェネラルが笑いながら椅子に腰掛ける。\n ちょうどアサコの向かいに位置するあたりだ。\n\n 同時に鎖が引かれる。\n\n エミリアは慣れていた。\n 舌が引かれると同時に、腰掛けたジェネラルの股間の前に跪いた。\n 口だけでジェネラルのズボンから肉棒を露出させ、鎖の付いた舌で丹念に舐めしゃぶる。\n\n「れうっ…… んっ、えう…… つぷっ……」\n\n 舌の全面を使って唾液を塗りつけるように舐め上げた。\n 短い舌を精一杯伸ばして、肉棒の側面に巻きつくように奉仕した。\n ゴツゴツとエラの張った肉棒のくびれに舌先を潜らせた上、鎖の接合部まで使って刺激した。\n\n「……売女」\n\n ボソリとアサコが呟く。\n\n エミリアのそれは、無理やり犯されただけではあり得ないからだ。\n 何度も何度も、自分から進んで奉仕したとしか思えない動き。\n\n 私たちの敵に、人類の侵略者に、仲間の仇に屈服して隷属して媚を売っている--そんな風に。\n\n「あ\"、も-- お\"、ご、ごごぉぉ……! お\"……」\n\n エミリアの表情は見えない。\n ただ、ジェネラルの肉棒を喉の奥まで咥え込んだのはわかった。\n\n 小さく可愛らしい顎が外れそうなぐらいに開いて、長過ぎる肉棒を食道まで受け入れている。\n\n ずちゅっ、ぐぼっ、ぐちっ\n\n「ひっ……」\n\n アサコが小さく悲鳴をあげた。\n\n 散々に犯されたとは言え、彼女はそれまで性的な経験なんてなかったのだ。\n 無理やりに使われるのでもなく、自分からあんな破滅的な奉仕をするエミリアを見れば仕方ないだろう。\n\n「くくく、そんな悍ましいものを見るような目はやめてあげましょう? ミス・アサコ。\n ミス・エミリアだってうら若き乙女なのですよ?\n いくらこんな風に、私達ハリヤーに快楽を与えるためだけに肉体を駆使する売女以下の振る舞いをしていたって、彼女には意思があり、心があるのです。\n そんな目で見られたら傷ついてしまうでしょう?」\n\n がぽっ、ごぽっ、ごぼっ、ごぼっ\n\n 白々しいにも程がある。\n エミリアの小さな頭を何度も何度も股間に埋めさせて、唇も舌も喉も食道も全て使いながら、フォローにもなっていない罵倒を浴びせかける。\n\n「それにね、ミス・エミリアが貴方達を捕らえたのにも切実な、抜き差しならない理由があるのですよ。\n 仕方がなかったのです、恨まないであげてください」\n\n「ハリヤー……!!」\n\n それはそうだ、今アサコが睨みつけているジェネラルが、ハリヤーが隷属させて、命令したからこそエミリアは私達に襲いかかったのだ。\n\n 魔力で操られているのか、薬物でも使われているのか、人質を取られているのかもしれない。\n\n「ミス・エミリアはね、経口で食事を摂れるんですよ」\n\n ーーは?\n\n 何一つ話がつながらない。\n 食事? どうしてここでそんな単語が出てくるのか理解できなくて、脳が混乱している。\n\n「魔法少女というものは、然るべき手段で魔力を送れば一切の栄養補給なく、何年でも肉体を保つことができます。\n とはいえ、それは多少の準備が必要でしてね。\n 普通に捕らえた魔法少女には、食事を与えているのですよ」\n\n 混乱をそのままに、つらつらと喋りだす。\n エミリアの奉仕する湿った音も、チャリチャリと鳴る鎖の音もそのままだ。\n\n「とはいえ、普通に食事を摂らせる必要もないのでね。\n 一番多いのは、肛門に流動食を注ぎ込むやり方です。畜舎に並んだ尻に一斉に食事を注ぎ込むのなど中々壮観ですよ。\n ああ、もちろん飽きないように趣向は凝らしておりますよ。\n 温めてあげたり、直腸でもわかるような『味付け』をしてあげたり、流動食の中に固形物を混ぜ込むなどもございます。\n 貴女方も明日からはそこに並ぶわけですが」\n\n 悍ましい陵辱を、愉しげに語る。\n 私たちにこれから降りかかる淫虐を、言い聞かせるようにゆっくりとゆっくりと語る。\n\n ぐぽっ、がぽっ、ぐじゅ、ごぶっ\n\n そしてこうも告げている。\n 今、自分の肉棒をしゃぶっている少女はーーエミリアは違う、と。\n\n「ミス・エミリアは貴女方3人を捕らえてからの三週間、一日三度のまともな食事を与えられます。一人一週間でしたからね。\n 献立はパンとスープ、それから、三人同時ということでちょっとしたボーナスに卵などもつけております」\n\n それは、この場所ではこれ以上ないぐらいのご馳走なのかもしれない。\n 口から食べられて、汚物に塗れてもいない食事。\n\n 囚人のような粗末な食事。\n\n 私たち三人の命と尊厳を引き換えにした、食事。\n\n\n がぼがぼっ、ぐ……ぐりゅっ、ごぼっ、ごぽっ\n\n「ああ、それにね、貴女方が守っていたE市の辺りは戦略的に実に良い場所でして。\n あそこを落としたことでF市からJ市のあたりまでは全て支配が完了しましたので、そのご褒美もミス・エミリアには与えたんですよ」\n\n ジェネラルが片手で小さな端末を操作すると、そこから湿った音が流れ出す。\n\n 水音、いや、肉と肉がぶつかる音。\n 何度も聞かされた、膣を肉棒出入りして腰が尻に叩きつけられる音。\n\n でも、それはなんというか、私が知っているそれよりも、穏やかでゆっくりしていて\n\n『あっ、はっ、 んん……! う、ぁっ……』\n\n そう、まるで、レイプじゃなくて、セックスしてるみたいなーー\n\n『どうですか、ミス・エミリア? 気持ちいいですか?』\n\n『はい! ジェネラル様のセックス! 気持ちいいです!』\n\n 馬鹿みたいな大声だった。\n 軍人が報告するみたいな言い方。\n でも、きっとその言葉に嘘はないんだろう。\n\n『今日は頑張りましたねえ、ミス・エミリア。\n 貴女のおかげで、E市を守っていた魔法少女を捕らえることができました。\n あの三人はいつも通り、犯されて孕まされて、あるいは潰されて、尊厳など一欠片もないゴミ以下の存在としてぐちゃぐちゃにされて死ぬでしょう』\n\n『ひーー う……』\n\n パンパンと、腰をぶつける音が端末から響く。\n グポグポと、肉棒を飲み込む音が目の前のエミリアからする。\n\n『そして、E市に住んでいた一般市民もです。\n 取り急ぎ男性市民は百人ほど戦闘員の資材にしました。女性市民は50人ほどは戦闘員達がオモチャにしてほとんど壊してしまいましたが、ちゃんとそれ以外はパッケージングして本国に輸出しております。\n 最近は生きたままの家具、というのが流行っているそうでしてね。\n 彼女達は一般人にも手が届く廉価品の家具として第二の人生を送るでしょう』\n\n『あ…… うあ……』\n\n ぐちゅ、ずちゅ、がぽ\n\n 水音は止まない。\n 肉棒がエミリアの膣を優しく擦り上げて刺激する音がしている。\n\n 破壊するためでなく、快感を与えるために膣内の奥をグリグリと擦り上げ、肉壁をなぞって、優しく乳房を愛撫している。\n\n\n『さて、ミス・エミリア……\n 貴女のせいで地獄のような目にあって散々に苦しんで死んでいく人々ですが、これからまだ増えます。\n E市を落としたら次はF市、G市…… J市まで全て、私達の手に落ちます』\n\n『ひっ…… うあっ、あっ、あっ』\n\n エミリアの声が切羽詰まっていく。\n 罪悪感と、性感がぐちゃぐちゃになってまともに考えることなんてできないでいる。\n\n『ふふ、もうイッてしまいそうですか?\n 優しく抱かれるのがそんなに気持ちいいですか?\n 貴女が望むなら、いつものように暴力的に、骨盤を砕きながら肉を潰して歯を削り砕いて飛びっきりに痛く犯してあげてもいいんですよ?\n 宿敵に犯されるというならそうあるべきでは?\n 快感なんて感じてはいけないと、申し訳ないとは思わないのですか?』\n\n パン、パン、パンーー\n\n 規則正しく音が鳴る。\n 腰と腰がぶつかる音、セックスの音。\n 魔法少女と怪人がセックスをしている音。\n\n\n『あーー ああーー い、良いです! こ、このまま!\n やさしく! やさしく、して、ください!!!\n 気持ちよくして、ください!! イかせてください!!!』\n\n\n 魔法少女・エミリアは屈服していた。隷属していた。\n もう何も、抵抗なんて考えることもできないぐらい、心から従っていた。\n\n\n『痛くしないでください!! 気持ちよくしてください!!\n なんでもします!!\n 裏切ります!!! 他の魔法少女をみんな殺します!!\n なんでも、誰でも捕まえます!!!\n だからーー おねがいします!! やさしくしてください!!!!!』\n\n\n\n 録音は止まった。\n エミリアはまだ、ジェネラルの肉棒を咥えていた。\n\n「ああ、聞いていたら昂ってきてしまいました。\n そろそろ出しますよ」\n\n 私は、何を感じればいいのかわからなかった。\n 怒るべきなのか、憐れむべきなのか。\n\n 目の前でツインテールをハンドルのように掴まれ、食道を犯されている少女は、かつて私を救った。\n\n そして今は、私たちを裏切ったのか、やらされただけなのか。\n 私と同じなのか違うのか、今は少しわからなかった。\n\n「ぐごっ! ごっ! お“っ! お”っ!!」\n\n さっきよりも深く、強く、ジェネラルの肉棒がエミリアの食道を抉っている。\n\n エミリア自身はもう動いていない。\n ジェネラルが彼女の髪を強く握って、頭から首を力ずくで動かしている。\n\n\n「………………」\n\n アサコも、何も言わない。\n\n 彼女は私なんかよりもずっと賢い、だからわかっている。\n エミリアを単純に責めることもできないっていうことは、わかっている。\n\n\n でも、それでもーー\n\n 戦闘員達が置いていったモニターの向こうでは、リョウコが死んでいる。\n\n 和式便所に仰向けでねじ込まれて、鼻から逆流した汚濁で顔をべちゃべちゃに汚して目を裏返して鼻の穴までむき出しにして。\n 膣には空き缶を、肛門にはラバーカップをねじ込まれて穴が裂けて繋がっている。\n\n 私たちも、きっとああやって死ぬ。\n これから先、死ぬまでずっと嬲られて、最期はああやって殺される。\n\n\n\n「……裏切りもの」\n\n ぼそりと、アサコが呟いた。\n\n 決して大きくはない声。\n 小さく、一度だけーーそれで十分な、心からの罵倒。\n\n\n「……っ! ………… ごがっ! げっ、お\"……っ!! ……!!」\n\n 少しだけ、エミリアがこちらを見た気がした。\n\n きっと気のせいだ。\n エミリアはジェネラルに後頭部を押さえつけられて肉棒を奥の奥まで押し込まれている。\n\n ごりゅ、ごぼ、ぐぶ、と喉と食道をこそげ落とす音がなる。\n エミリアの唇は色をなくし、手足が痙攣し始めている。\n\n 肉棒に押し上げられて膨らんだ喉首がびくびくと不気味に動いている。\n 既にエミリアは意識を半ば失いつつある。\n それでも、当然のようにその時は来る。\n\n「さて--こぼしてはいけませんよ、ミス・エミリア。\n でないと、捕らえた街の人々の中に、裏切り者の貴女を放り込みますので」\n\n グリ、と。\n 最後にもう一押し。\n エミリアの顔面を押しつけてーージェネラルは射精した。\n\n\n\n 白眼を剥いたエミリアが精液をびちゃびちゃとこぼす音を聞きながら、私はようやく全てを諦めた。"} |
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