Krixter/Repo / n0002gf /22.json
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{"novel_id": "n0002gf", "chapter": 22, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0002gf/22/", "title": "十六話 〜魔法少女ヒマリの夢想〜(エロ有り)", "content": "  ぐちゃりと、ボクのお腹が突き上げられる。\n 熱くて硬いのに、へばりつくような肉の柔らかさと圧迫感。\n 膣道を擦り上げて子宮を押し上げて、その奥を抉り抜いていく。\n\n「いやー、妊娠したってのに具合いいなー、ヒマリちゃんは!」「むしろ妊娠してからしか犯してねーけどな俺ら」\n\n ぐちゃぐちゃ、ギシギシと身体が揺れる。\n 肩から伸びる鎖で吊るされた身体が揺れている。\n\n 両腕はもう無い、切り落とされたから。\n 両脚もない、四肢のないボクはもう動くこともできなくて、ただ犯されて孕んで、産むまでの間また犯されるだけ。\n\n 腹は醜く膨れあがっている。\n あのオークの子供を、ボクは孕んでいる。\n\n 胴体と同じぐらいに膨れ上がった腹は明らかに異常なサイズだ。\n 人間ではあり得ない、人間では耐えられるはずもない妊娠。\n\n 四肢のない身体は、半ばそれに占められていて、支配されていて、孕まされた憎い仇の子供に内側から食われて潰されて犯されている。\n\n「呆けてんじゃねー、ぞっ!」\n\n「ゔぐぇっ!? あ\"…… か…… やめ、で……」\n\n ばちゅん、と思いきりペニスをねじ込まれる。\n\n 子宮口の向こう側、ボクの孕んだ子供に響くぐらいに強く腰が叩きつけられて、お腹の中の柔らかい肉が抉られる。\n\n「え\"、ぎゃ、やべ、ぐっ……」\n\n ぱちゅん、ぐちゅ、ばち、ずちゅ\n\n 何度も何度も、お腹の中を殴りつけられる。\n ギシギシと鎖が軋んで、切り落とされた腕の跡が痛む。\n\n 鎖で吊るされた手脚のないボクを正面から抱え上げるように、膨れ上がった腹ごと内臓を圧迫し、母乳を垂れ流すようになった乳房を嬲りながら何度も何度もペニスで下から突き上げられる。\n\n ペニスがへその下まで入り込んで、内臓を殴りつける度に嘔吐しそうだ。\n 浅くなった子宮口に拳のような硬さのペニスが叩きつけられて、全身を痛みと悪寒で埋め尽くされる。\n\n 逃げ出したくてもボクには脚がない。\n 芋虫のように這いずることすらできやしない。\n\n 吊るされた食肉のよう--いや、まさにボクは、そうなんだろう。\n 食われるためだけの存在なんだろう。\n\n ペニスが一際強く叩きつけられて、膣ヒダの一つ一つに擦り付けるように汚濁を注ぎ込まれる。\n\n それと同時に、ボクの乳房に歯が立てられた。\n\n\n --脳裏に、乳房から食われたチエリの姿が蘇る\n\n 嫌だ、いやだ、いやだ。\n\n 何が嫌なのかもよくわからない。\n ただひたすらにツラくて、悲しくて、それが嫌で涙が溢れ出す。\n\n「や、ぎゃ……! やべ、でぇ…… 食べない、で……」\n\n 懇願する。\n 泣きながら、壊れたように食べないでと繰り返す。\n\n 嘲笑を浴びせられても、止まらない。\n 何度も何度も泣いて、懇願して、犯されて、壊されていく。\n\n\n\n ここに連れてこられてから、どれくらい経ったんだろう。\n あのオークに処女を奪われて、ドリルのようなペニスで肉をぐちゃぐちゃにされて叫びすぎて喉から血が出て、子宮に焼けた鉄のような精液が流し込まれて--そこから、時間の感覚はなくなった。\n\n\n 犯され続けた。\n\n ペニスというのも憚られるような肉の凶器をねじ込まれて、一突きごとに膣がぶちぶちと音を立てて撹拌される音を聞きながら気絶して、腹の中に熱湯のような精液を破裂するぐらい注ぎ込まれて叩き起こされた。\n\n ボクの手脚を切り落とした相手に子供を産まされるんだと、頭より先に身体が教え込まれた。\n\n ドロドロした餌を口から注ぎ込まれながら膣を抉られて、衝撃で嘔吐すると「栄養が足りなくなる」と無理矢理喉の奥に餌をねじ込まれた。\n\n 流動食を飲み込みながら子宮の底に精液を浴びせられて、ボクは自分が家畜なんだと理解させられた。\n\n チエリの名前を叫んで助けを求めて、子宮口をペニスでこじ開けられながらチエリの最期の顔を思い出して、もう助けは来ないんだと思い知った。\n\n 気絶しているか、犯されて叩き起こされるかの繰り返し。\n\n 繰り返し、繰り返し、繰り返し繰り返し何度もなんどもなんどもなんども\n\n\n\n ボクが孕んだのはいつだったのか--早かったのか、遅かったのか。\n\n ボクの手脚を切り落として、散々に犯して孕ませたオークは、妊娠を確認するとここには来なくなった。\n\n 妊娠するしか能のない家畜が孕んだから、もう用はないというのは本当にわかりやすい。\n ボクの価値はもう残ってないんだから、それが当たり前だ。\n\n\n でも、そうじゃない奴らもここにはいた。\n\n「く、ふうー…… ヒマリちゃんは抱き心地よくなったなあ。よく出るぜ」「終わったなら次オレなー」「その次オレな。いやー、ヒマリちゃんは乳も尻も良い感じに柔らかくて良いよなあ」\n\n ボクの身体は、欲情を煽るらしい。\n\n 四肢を切り落とされてから、一歩も動くことなく犯され続けて、フォアグラにされるガチョウみたく餌を注ぎ込まれたおかげで、ボクのおっぱいは前よりも大きくなった。\n\n お尻だって肉がついて膨らんで、お腹も前よりも脂肪がついたのがわかる。\n\n ボクの十年間のトレーニングなんて全部全部無くなった。\n\n 雌としての機能だけがボクには残っていて、切り落とされた手脚の付け根にある物が全部だった。\n\n それを教え込むように、戦闘員達がひっきりなしにやって来てボクを犯した。\n\n 膣を犯して精液を注ぎ込んで、子宮の中にいる子供にぶっかけただなんて馬鹿笑いしてボクを貶めた。\n お尻の穴にペニスを突っ込んで、精液とおしっこでお腹をパンパンにされて、獣みたく叫びながら全部ぶちまける姿を録画された。\n\n ああ、そういえばエミリアにも会ったっけ。\n クリトリスに鎖を繋がれてここに引きずられてきて、ごめんなさいごめんなさいって謝りながら、ボクの横で一緒に犯された。\n\n\n ああでも、カナデさんが持ってこられた時は最悪だった。\n 動かなくなったカナデさんが床に放り投げられて、お腹を踏み潰されて穴という穴から汚濁が噴き出るのを見ながらボクも犯されて、ボクも死んだら死体をオナホにしてやるって言われながらお尻に腕をねじ込まれた。\n\n あの時はもうお腹も大分大きくなっていて、妊婦のボクと、死体のカナデさんを並べるのが面白いって言われて。\n カナデさんが殺されていてチエリも殺されてボクは孕んで死んだ後も辱められてボクは怖くて泣いても許してもらえなくてーー\n\n「お。母乳出てきたぜ。チンコ突っ込まれるとよく出るよなヒマリちゃん!」「やっぱりオッパイ大きい女の子は良いよな。カナデちゃんは貧相だったからなー」「もう育たねえしな、死んでるし」「まあヒマリちゃんも長くないんじゃね? そろそろ出産だろ?」「あー、オーグル様の子供だもんなあ。そんじゃ今のうちに楽しんでおくか」「俺はむしろ後の方が楽しみだけどなあ。ヒマリちゃん、早く死体オナホにならねーかなー」\n\n 犯されながら、そう遠くない自分の死を告げられて、それさえ欲望と悪意を塗りたくられる。\n\n ボクにはなんの尊厳も残らないと、ただ死ぬことさえ許されないと告げられながら、また子宮に精液を注がれる。\n\n「あ、ゔあ、あ\"……」\n\n 膣の中でペニスがビクビクと跳ねる。\n 身体の内側にへばりつくように熱い汚濁が注ぎ込まれる。\n いくら繰り返しても慣れることのない不快感。\n\n\n でも、子宮にまで届く精液を不快に思ったのはボクだけじゃなかったみたいで、お腹の中--子宮の中から衝撃が走った。\n\n「あー…… あう“っ!!? あべ、て……!」\n\n ぼこん、どぐっ、ぼぐっ\n\n 衝撃、揺れ、圧迫\n\n お腹の中、子宮の中、子袋と化したボクの中心、孕まされた子供から。\n\n 蹴り付けられた腹は外から見てもわかるぐらいにボコボコと蠢いて、その中の異形を主張している。\n\n「ひがっ、たず、たずげ、で…… 」\n\n 助けて、何からだろう、誰からだろう。\n\n 吊るされて犯されているこの状況からか、お腹を突き破って産まれそうな異形の赤子からか。\n\n「やぁ、たす、けて…… だすけて、よぉ……」\n\n お腹が張り詰めて、ぶちんと音がした。\n\n「びぃいいいい!!!! ぎ、ぎぃいいぃぃぃいい!?! いいいいいい!!?」\n\n 痛い、痛い、痛い\n\n 股から何か、熱い液体が噴き出している。\n\n おしっこを漏らしたのとも、血を出しているのとも違う。\n ただ身体が、決定的な瞬間が来たんだと言っている。\n\n「おっ! 破水したぞ!」「カメラちゃんと回ってるか?」「ヒマリちゃん、頑張ってね! 運が良ければ死なないよ!」\n\n そうか、破水したんだ--\n もう、産むんだ。\n\n 犯されながら何度も言われた、再生能力の無い魔法少女が怪人の子供を産めば十中八九死ぬと。\n\n それが来た。\n\n きっと死ぬ。\n\n 頭で考えたのではなく、体で。\n ボクはこれで死ぬと、身体が理解した。\n\n「が、ぎ--……」\n\n みちみちとお腹が押し出されている。\n\n 破水でもこびりついていた精液が、子宮から圧迫されてひり出される。\n 汚らしい音を立てて、惨めに無様に、最期の出産ショーの始まりを告げる。\n\n「ひゅー! いよいよだぞ!」「がんばれがんばれー! おまんこ開いていきんでー!」「あ、オーグル様にも声かけとくか。あと加工班にも」「頑張れヒマリちゃーん! 元気な赤ちゃん産んでねー!」「俺オナホ持ってこよ。牧場で使われてない魔法少女まだいたっけ」\n\n ボクを囲んでいた戦闘委員たちが活気づく。\n 楽しい愉しいイベントがはじまるぞと、ボクの無惨な出産ショーを、ボクの死に様をオモチャにしている。\n\n「う、べーー がっ! あ“…… や、だ…… みな、いで」\n\n 顔を隠すことも出来ない。\n\n 何もかも晒されながら、ボクは終わる。\n\n\n ぼこんと、お腹の内側からまた衝撃が走る。\n\n「げあ“っ!!? やーー あ”、ぁ…… いだ、ぎゃああああっ!!!!」\n\n はやく産めと急かすように、腹の中の赤子に蹴り付けられる。\n\n この世で最底辺の食われるだけの生き物であるボクは、自分の胎で育てて産み落とす赤子にすら支配されて、奉仕して、虐待される存在なんだと思い知らされる。\n\n「あ、あ\"あ…… やだ、ゆるし、て…… げぼっ!?! ご、おおおおお“お”お“!?!!!!」\n\n 喚き出したボクに、黙れと言うように子宮口が広がる。\n\n 赤子の頭が、子宮口を力づくで開いている。\n ぶちぶちと、何か切れてはいけないものが切れている。\n\n ーー産めるはずがない。\n\n こんな巨大な赤子を産むことは不可能だ。\n 骨盤のサイズも、膣の広さも、何もかもが不可能だと言っている。\n\n 魔法少女になって強化されているとはいえ、人間の身体にこんな巨大な物を産み落とす機能はついていない。\n\n でも、赤子の側が、自分から出てくるならば。\n\n 子宮の底を蹴り上げて、腕の力で這い出そうと、膣道に頭をねじ込んで、力づくで出てこようとするならばーー\n\n「ぎゃあああああああああああ”あ“あ”あ“ああああ”あ“あ”あ“あ”あああああああああ!!!!!!!?!!!?!!?!?!?!!!」\n\n バキバキと音を立てて骨盤が割れていく。\n\n どすんどすんと、お腹の中が何度も何度も蹴り付けられる。\n\n 子宮の壁が手で握り締められて、這いずり出すために力一杯引っ張られている。\n\n「ばばばばばばばっばばばば、べーーーべて、だ、えーーーーー」\n\n 感じたことのない痛み、人間が感じるはずのない痛み。\n 自らの孕んだ赤子に子宮の中から虐待されて壊される痛み。\n\n 悲鳴と泡を口から噴き出して、四肢のない体を必死で揺らしながら、赤子に必死で許しを乞う。\n\n「ぎゃははははははは!! ヒマリちゃんかわいそー!」「お腹の赤ちゃんにゆるしてーって言っても無駄だよー!」「血の繋がった子供なんだから、がんばって産んであげなよヒマリちゃん!」「チエリちゃんも天国から応援してるよ! がんばれヒマリちゃん!」\n\n\n「あーー がーー ぎ!!!?!」\n\n べきり\n\n 背骨に、電流が走った。\n 何か、致命的なものが壊れた音。\n\n ブチブチと音を立てて、股間の穴を破りながら赤子の頭が外へ出ている。\n\n\n でも、ボクが感じているのはそれだけだった。\n\n 痛みが今はひどく遠い。ぼんやりと、痺れるような感覚があるだけ。\n\n 浴びせられる嘲笑がだんだんと遠ざかっていく。\n 世界がクリーム色になっていく。\n\n\n\n なんだか、夢の中にいるみたいだ。\n\n あの日から一度も感じたことの無かった、ひどく安らいだ気持ち。\n\n ふわふわとした感覚に包まれて浮いているようで、手脚をゆったりと広げて温泉に入っているようでーー\n\n そう、手脚、手脚の感覚がある。\n\n そんなの、当たり前のことなのに、なぜだかそれがひどく嬉しい。\n\n ああ、足がある。\n 地面を踏みしめられる。\n\n 手がある。\n 掴むことができる、握ることができる。\n\n ああ、手足がある。\n 17年間、産まれた時からあった手足がある。\n\n 10年以上、鍛えてきた手足がある。\n\n\n なんで、ボクに手足があるんだっけーー\n\n ーーそんなこと、考えるまでもない。\n 野球をするためだ。\n\n ボールを投げるために、ボクの手足はある。\n\n\n 気がつけばそこは、マウンドだった。\n\n 野球場の中心で、ボクはバッターと向かい合っている。\n さざ波のような歓声の中、観客席中の視線とバッターの射抜くような眼差しがボクに向いている。\n\n でも、ボクは知っている。\n\n ボクの後ろで守備をするチームメイト達の信頼の眼差しを。\n\n そして、応援席の最前列にーーボクの親友が、チエリがいてくれるってことを知っている。\n\n 右足が、グラウンドを踏みしめる。\n ボールを強く握った右手が、身体全体の捻りに合わせて反り返る。\n\n 左腕が糸を引くように体重移動のリードを引く。\n 全身の力を集約しながら左足が地面に突き刺さり、同時に指先から白球が打ち出される。\n\n「ストラーイク!」\n\n 軽快な音を立ててミットにボールが突き刺さる。\n\n これでツーストライクだ。\n\n あと一度ストライクを決めれば試合終了。パーフェクトゲームだ。\n\n 当然のように期待が向けられている。\n プレッシャーがかかる。\n\n ここでプレッシャーに負けずに、最高のピッチングができる。\n だからこそボクはエースなんだ。\n\n ーーでも、本当は緊張しているんだ。\n ーーいつだって、プレッシャーに負けそうなんだ。\n\n それでも、ボクは投げられる。\n\n ーーだって、ずっと努力していたんだ。\n たとえボクの心が折れていたって、努力を重ねて毎日鍛え上げた手足は嘘をつかない。\n\n ーーだって、ボクは応援されているんだ。\n たとえボクの手足がヘトヘトでもう動かないって言っても、誰よりも大切な親友がボクを応援してくれてるから、心は何度でも奮い立つ。\n\n\n ボールを握る。\n ゆっくりと体を開いて腰を落とす、右足の軸を固定して、ボールを持った右腕を限界まで引き絞る。\n\n リリースまでの一瞬、色んな思い出が脳裏によぎる。\n\n 毎日欠かさず走り込んだランニングコース、折り返し地点に植えられたツツジが綺麗に咲いていたこと。チエリと行った喫茶店で美味しいパンケーキを食べたこと。\n 腕を壊しかけて、でもそれがすっかり治って泣きたいぐらいに安心した日。チエリのお父さんの会社が借金で大変だと聞いて、魔法少女になればそれを解決できると知った日。はじめての出撃でばったりチエリと会って、当然のようにコンビを組んで。\n 二人で出撃して、一緒に空を飛んで、戦って。ティガールに押さえつけられてもうダメだと思ったけど、チエリは身をなげうって助けてくれて、カナデさんが助けてくれた。\n それで、しばらく出撃がなくって、魔法少女の仕事も終わりかなって思った時に、出撃要請がまたあってーー\n\n\n 身体の回転に合わせて、腰から肩へ連動するエネルギーが引き絞った右腕に繋がる。\n 腕が覚えたタイミングで右手に握ったボールをーー\n\n ーーすっぽ抜けた、そう、感じた\n\n「へーー?」\n\n バカな、こんな時に、あり得ない、ボールがすっぽ抜けるなんて、ボクがそんな。\n\n いや、今は、ボールを早く拾わないと。\n ーーチエリが捕まってしまう\n\n なんで、試合中なのにーー?\n いや、考えるよりも、早くボールを拾わないと。\n\n ああ、どこに落ちてるんだろう。\n ボールが見つからない。\n\n ーーダメだ、探しちゃダメだ\n\n 足元でべちゃりと音がした。\n なにか重くて、柔らかい物が落ちる音がした。\n\n ーー見ちゃダメ\n\n でも、ボクはボールを拾わなきゃ。\n だって、チエリがいるから。\n ボクはボールを拾うために、足元を見て\n\n\n 地面に落ちたそれは、とてもよく見慣れた形をしていて。\n\n ボクの右腕が、落ちている。\n\n\n「えーー?」\n\n どう、して。\n\n ボクの右腕が、斬り落とされている。\n\n「い、やーー」\n\n 後ずさろうとして、倒れ込む。\n\n 違う、足が、足がない。\n\n\n「ひーー!?! なんで、どうして!?\n やだ! ヤダヤダヤダやだ!!!!」\n\n 残った左腕で地面を掻きむしる。\n\n ボクの腕が、大事な右腕が、両足が。\n イヤだ、こんなのイヤだ。\n どうして、どうしてこんなことに。\n\n「ひっーー ぐう“う”う“う”う“ううぎゅっ!!?!?!?!!!?」\n\n 痛い!! お腹!?\n お腹が、いや、お股が、痛い!!!!\n\n なんで!!? 破ける!!\n お腹が、お股が、破けちゃう!!!!\n\n 痛い!!! 痛い痛い痛い痛いよ!!!\n\n 助けて!! 死んじゃう!! やだ!!!\n 誰か!! 助けて!!!\n\n お母さん!! 先生!! お医者さん!! 誰か、誰か!!!\n\n 助けてーー!!\n\n チエリ\n\n\n「ヒマリちゃん」\n\n\n 声がした。\n\n 何度も、何度も聞いた、いつも一緒にいた親友の声。\n\n ボクの目の前。\n\n\n チエリの顔ーー チエリの顔が張り付いた、人面蜘蛛から\n\n\n「あーー」\n\n\n ここはーーハリヤーの、ボクは、捕まって。\n ボクは、犯されて、孕んで\n\n「おーっ、出てくるぞー!!」「うっわ、骨盤バキバキ。内臓もぐちゃぐちゃだろアレ。ヒマリちゃんよく生きてるなー」「産ーめ! 産ーめ!」「あのクモ、誰が連れてきたんだ?」「勝手に来たらしいぜ。普通に知能あるらしいから、ママの友達を見物に来たんだろ」「死体の加工手順、最終確認するぞー。マニュアルの24ページ開けー」\n\n\n ボクは、ボクらは、チエリは\n\n\n「産まれるぞー!! 頑張れヒマリちゃん!!」「もう助からないから、最期に遺伝子残そうね!」「死体はちゃんとオナホにしてあげるからね!」「死体にも野球のユニフォーム着せて犯してあげるからね! 天国でも野球しててね!!」「チエリちゃんによろしくね!!!」\n\n\n 全部、全部、なにもかもーー\n\n\n「いーー」\n\n\n お腹の、股間の最後のナニかが。\n ばつんと音を立ててーー 裂けた\n\n\n「ああ”あ”あ”あ”あアアァァアアあああアあアあ”あ”あ”あ” あああアあアあ”あ”あ”あ”あ”アアア!!!!」\n\n\n きっと、この断末魔さえ冒涜されるのだと理解しながら\n\n\n ボクは、死んだ", "preface": "エピローグ第3回、ヒマリちゃん末路回です。\n今回は本当に短めの話なので、お気軽にどうぞ。"}

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