Krixter/Repo / n0002jy /25.json
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{"novel_id": "n0002jy", "chapter": 25, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0002jy/25/", "title": "見たことある光景だぜ……", "content": "〜柊シュウヤ視点〜\n\n夏休みも中旬。\n\n俺とキョウコはいつものように、デートに来ていた。\n\n今日はネコカフェに行って、ネコと戯れてからショッピングモールへ晩飯を食いに来ている。\n\n\n「シューヤ、ネコにもモテるんだねぇ?」\n\n「せめて懐かれると言ってくれ…\nオスにモテるとか言われても、あんま嬉しくねぇ…」\n\n「ふふっ、全身ネコまみれだったからねぇ」\n\n\nおかけで毛を取るのに難儀したぜ…\nまぁ、寄り付かれて悪い気はしねぇけどな。\n\n\n\n「さて、なに食うかな?なんか、食いてぇもんあるか?」\n\n「んー…さっぱりしたもの!和食!\n………お蕎麦!」\n\n\n「りょーかい、たしかモールに蕎麦あったな」\n\nまぁ、あったからこその蕎麦チョイスだろうな。\nキョウコがここにない店選ぶとも思わんからな。\n\n\n\n蕎麦屋向かって歩いてる最中。\n\n「…お?あれって、かいちょーさん?」\n\n「ん?お、確かに会長だな」\n\nキョウコが見つけたのは、少し先のコスメショップにいる\n我が校の生徒会長で、同級生の龍ケ崎カナエ。\n成績優秀、品行方正で2年で生徒会長を任されるほどだ。\n\n\n去年から、俺の身だしなみで何度か注意されていたが\nそのうち打ち解けて、普通に話をするようになった間柄だ。\n\n\n………って、おい。\nこのシチュエーション、見覚えあるぞ。\n\n\n「………ねぇ、かいちょーさん、なんかキョドってない…?」\n\n「あぁ…ちょっと怪しいな…」\n\n「あっ…!……見た…?」\n\nカナエがバッグに売り物のリップを入れる。\n\nやっぱり…とはいえ、見ちまったからなぁ…\n\n\n「流石に見過ごせねぇわな、行くか」\n\n「だねー」\n\n\n俺達は足早に、カナエがコスメショップから出る前に声をかける。\n\n「会長。」\n\n俺達の存在に気付いてなかったカナエは\n文字通り飛び上がるように驚いていた。\n\n「な、なん…ひ、柊と…小鳥遊…?」\n\n「会長、今鞄に入れた、リップを今すぐ戻すんだ。\nそうすりゃ、俺たちは黙っておく」\n\n「………っ!」\n\n\n万引きを認めされる手っ取り早い方法は\n何を、どこに入れたかを正確に伝えることだ。\n\n\nカナエの顔がみるみる真っ青になっていく。\nもはや、青を通り越して白く見えるほどだ。\n\n\n「かいちょー、今ならまだ大丈夫。\nお店から出なければ、罪には問われないから、ね?」\n\n\n実際には鞄に入れた時点で、万引きは成立して補導することは出来るのだが\nあえてそんな野暮な事は言わねぇ。\n\n\n「わ、わかった……言う通りにする…」\n\nカナエは鞄から、盗った商品を取り出し、棚に戻した。\n\n\n…幸い、店員には気付かれてねぇようだ。\n\n俺たちは、そのまま店を出る。\n\n\nやっぱりそうだよなぁ…これ、漫画にあった展開だわ。\nそう、龍ケ崎カナエは、原作漫画の寝取られヒロインの一人だ。", "preface": "25話目!\n新章突入です!", "afterword": "今回も、いつも通り\n短めな導入部なので\n2話投稿しますー!"}

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