Krixter/Repo / n0002jy /31.json
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{"novel_id": "n0002jy", "chapter": 31, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0002jy/31/", "title": "旅行、だぜ。", "content": "ざざーん。\n\n「海、だねぇ。」\n\n「あぁ、海、だな。」\n\nざざーん。\n\n「私たち以外、誰もいないねぇ…」\n\n「あぁ、誰もいねぇなぁ…」\n\nざざーん。\n\n「こういうの、ホントにあるんだねぇ…」\n\n「ホントになぁ…」\n\n「おーい!お二人さーん!黄昏れてないで着替えにいくよー!」\n\nざざーん。\n\n「まさか、プライベートビーチなんてのがホントにあるなんてなぁ…」\n\n\n\n俺とキョウコ、ユウカとカナエは\n龍ケ崎家所有のプライベートビーチへと来ていた。\n\n\n\n事は数日前に遡る。\n\n「海水浴?」\n\n夏休みも終盤に差し掛かるかどうかという頃。\n俺とキョウコとカナエは、三人で勉強をしていた。\n俺達も、カナエももちろん、課題は既に終わらせている。\n\n今は来年の受験に向けて、広く浅く入試問題も解いている。\n\nちなみにだが、学力は俺、カナエ、キョウコの順だ。\n意外に見えるかもしれねぇが、俺の学力はカナエより高い。\nカナエと仲良くなったきっかけでもある。\n\nとはいえ、三人とも成績上位で、そこまで差があるわけでもない。\n\n「そうだ。あの一件以来、セイジさんやアキエさんとも\nより話すようになってな。\n事情が事情だったから、二人で旅行とかは行ったことないようなのだ」\n\n「まぁ、表向きはカナエが婚約者だもんね。\nその婚約者を置いて旅行とかは行けないよね」\n\n「だな」\n\n「うむ、だが、さすがにそれは可哀想だから計画を立てることにしたのだ」\n\n周囲には、カナエと婚約者で旅行に行くと伝え\n実際にはカナエは俺達と、婚約者は自分の恋人とそれぞれ別に旅行に行くという計画のようだ。\n\n「で、俺達は海水浴か」\n\n「あぁ、どうだろうか?」\n\n\n海か…この夏休みに俺はキョウコとプールへとデートに行ったことがあるが\n結構大変だった。\n\n俺とキョウコが少しでも一人でいると\n俺は俺で、キョウコはキョウコですぐに\nナンパをされまくった。\n\n男どものキョウコのへの視線にムカついたし\nキョウコはそこらの女が俺の下半身を狙ってるのにイラついていた。\n\n結果、早々に帰宅して結局セックスで盛り上がってしまった。\n\n\nそれをカナエに伝えると\n\n「あぁ、そこは任せてもらっていい。\nそういう奴は絶対に出てこないからな。\nで、だ。\nユウカさんも一緒にどうだ?\nワタシはまだグループチャットで話すくらいだから\n出来れば親交を深めるいい機会になると思うのだ」\n\nそうして、ユウカにも連絡を取り、俺達は4人で旅行することになった。\n\n\n\nで、今朝。\n\n俺達はここに、カナエの婚約者の阿笠さんとその恋人は別行動で温泉に行くことになった。\n\n俺は阿笠さんと初めて顔を合わせたのだが\nそこで一悶着。\n\n俺のナリを見て、カナエが騙されていないか心配になったようだ。\n\nまぁ、気持ちはわかる。\n端から見たら、俺はまともそうには見えねぇし\n実際、漫画ではクズ野郎だしな。\n\n\nカナエの説得で、誤解は解け\n彼は俺に謝ってきた。\n\n若干ビビりながらも、俺に啖呵を切ったり\n年下の俺に躊躇なく頭を下げれるのは\n中々出来ることじゃねぇ。\nカナエの話の通り、いい男だった。\n\n\nで、冒頭に話が戻る。\n\n「たしかに、これならナンパとかされるわけねぇわな」\n\n「だねー。お金持ち、おそるべし…」\n\n今日から3日間、俺たちはこのプライベートビーチで、龍ケ崎家所有の別荘に泊まることになっている。\n\nどんな旅行になるか楽しみだ。", "preface": "31話目!", "afterword": "いつも通り、新章に突入したので\n本日もう1話投稿しますー!!"}

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