Krixter/Repo / n0002jy /41.json
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{"novel_id": "n0002jy", "chapter": 41, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0002jy/41/", "title": "噓とホント。", "content": "〜山田ルイ視点〜\n\n\n「ただいま…」\n\n家に帰って来ても、誰からも\n返事が返ってこない。\n\nお父さんとお母さんは\n数日間出かけるって言ってたから\n家がすごく静かだ。\n\n今までは、わたしが帰ってくると\nお母さんとコウ兄とキョウ姉が\nおかえりって言ってくれた。\n\nわたしは学校で吹奏楽部に所属してるから\n帰宅部の二人の方が先に家にいることが\nしばしばあった。\n\n賑やかな日常だった。\n\n楽しい日常だった。\n\nいつの頃からだろう。\n\nこんなにも寂しくなってしまったのは。\n\nある日、コウ兄がキョウ姉と付き合い出したと報告してきた。\n嬉しかった、このまま二人が結婚すれば\n大好きなキョウ姉とホントの姉妹になれるから。\nだから祝福した。コウ兄はドヤ顔で胸を張っていた。\n\n\n少し日にちが経って\n夜にコウ兄の部屋から\nコウ兄の興奮した声が聞こえてきた。\nキョウ姉の靴があったから\n二人が大人の関係になったんだと\nドキドキした。\nその光景を想像して、わたしも一人で\nしていた。\n\n\nこんな日々がずっと続くんだろうなと思ってた。\n\n\nそれからしばらくして\nキョウ姉が家にくる事が減ってきた。\n朝はコウ兄を起こしに来てくれるけど\n夜には居ないことが増えた。\nお母さんも、その事が気になってたみたいで\nコウ兄に聞いてみたら\nキョウ姉が最近忙しいって言っていた。\n学校や、放課後には相変わらず\nイチャイチャしてるって言ってた。\nキョウ姉、成績も優秀だし\n頼まれたら嫌と言えない人だから\n苦労してるんだなって思った。\n\n\nそして、あの日。\nコウ兄が部屋から出なくなった。\n急なことだったから\n理解が追いつかなかった。\nお母さんに聞いたら\nコウ兄が、うちの家族全員が\nキョウ姉に酷いことをしていたせいで\nキョウ姉が耐えきれなくなったって\n言っていた。\n意味がわからなかった。\nわたし、キョウ姉に酷いこと言ったことないのに。\nコウ兄だって、ずっとラブラブだって言ってたのに。\n\n\n夏休みに入って、少しずつコウ兄が\n部屋から出てくるようになった。\n今までの自信満々のコウ兄じゃなくて\nずっとイライラしてる怖い人になってた。\nいつもキョウ姉がコウ兄を\n散髪に連れて行ったり\n身だしなみを整えてくれてたけど\nそれが無くなったせいか\n酷い見た目にもなっていた。\n\n\nそんなコウ兄が怖かったけど\nキョウ姉が居なくなったのが\n信じられなくて\nコウ兄に聞いてみた。\nわたしたちがキョウ姉に\n酷いことしてたなんて\n噓だよね?って。\nコウ兄は血走った目で\n笑いながら\nわたしの肩を掴んで、ホントの事を\n話してくれた。\n\nキョウ姉は悪い男に騙されているって。\n弱みを握られて、仕方なく別れさせられたって。\nそいつは狂ったヤバいやつで\n今はまだ、キョウ姉を取り返せないって。\nすぐに暴力に訴えかけるヤツだから\nお前は近づくなって。\n\nやっぱりそうだったんだ。\nキョウ姉みたいな優しい人が\nコウ兄と別れるわけないもんね。\nお父さんも、お母さんも\nわたしを危険な目に遭わせない為に\n噓付いてたんだ。\n\nコウ兄は今はまだって言ってたから\nいつかはあの日常が帰ってくるんだって\n思ったら、少し寂しさが和らいだ。\n\n\n夏休みが終わって、学校が始まった。\nコウ兄はまだ学校に行くつもりはないみたいだった。\n\nあの日常はいつ帰ってくるのかなって\n不安になったけど\nわたしには何も出来ないから\nずっと我慢していた。\n\n\nそして、今日。\n\nわたしは、偶然だけど\n二人に出会った。\n\n遠くから見ても、キョウ姉だってわかった。\nその横に、お兄さんもいた。\n\nわたしはこんなに寂しいのに\n二人がすごく楽しそうにしてたのが悔しくて\nカッとなって石を、投げてしまった…\n\n投げてからすぐに、キョウ姉に向かって\n石が飛んでいってるのがわかった。\n\nお兄さんがキョウ姉を庇って\n石が当たって、血が出てるのを見たら\n頭が真っ白になった。\nキョウ姉が、すっごく取り乱して\n泣いていた。\n\nそして、キョウ姉に怒鳴られた。\n取り乱して泣く姿も\nあんなに怒ったキョウ姉も\n見たことなかった。\n\n意味がわからなかった。\n無理やり、付き合わされてるんじゃなかったの…?\n\nキョウ姉がドラッグストアに行くって\n会話が聞こえた。\n\nわたしの横を通り過ぎるとき\nキョウ姉の顔、怒りを通り越して\n憎しみさえ感じた…。\n恐ろしかった…。\n\n\nお兄さんが話しかけてきた。\nコウ兄は、すぐに暴力を降るってくるって\n言ってたから\nわたしも殴られるかもって思って怖かった。\n\nでも、お兄さん、見た目に反して\nすごく優しい顔で笑いかけてきた。\nわたしのこと、怒らないって言ってたのが\n何故かすぐに信用出来た。\n\n\nそこから、公園に移動して\nお兄さんに理由を聞かれた。\n\nお兄さんが何もわからないみたいな顔をしてたから\nわたし、またカッとなっちゃった…。\nけどお兄さん、真剣に話を聞いてくれた。\n\n\nキョウ姉が戻ってきた。\nお兄さんが、キョウ姉には謝ってくれって\n言ってたから\nわたしは謝ろうとしたけど\nキョウ姉、何も聞いてくれなかった…。\nううん、わたしの存在すら認めてなかった…。\nわたし…キョウ姉に見捨てられちゃった…。\n\nその時、お兄さんがキョウ姉を説得してくれた。\nキョウ姉が、わたしの事を見てくれて\nわたしに謝ってきた。\nわたしも、お兄さんのおかげで\nキョウ姉に謝ることができた。\n\nお兄さんに説明したことを\nキョウ姉にも説明した。\n…………全部噓って言われた……。\n信じたくなかった。\nコウ兄が言ってる事が、全部噓なんて…。\nでも……お兄さん、すごく優しい人だった。\nキョウ姉、お兄さんのことをホントに好きそうだった。\nお互いを見る顔は、とても幸せそうだった。\n\n\n……そういえば\nコウ兄といる時のキョウ姉って\nどんな顔してたっけ……?\n\nずっと一緒にいた時の。\n\nキョウ姉の顔が。\n\n思い出せない。\n\n\n\n\n未だに信じたくない気持ちを抱えて\n家に帰る。\n\n自宅について\nダイニングでぼうっとしていると\n玄関の開く音が聞こえた。\n\nお父さんもお母さんも\nまだ帰ってこないはずだから\n疑問に思ってると\nコウ兄が入ってきた。\n\n…珍しい。コウ兄、外に出てたんだ。\n\n「おかえり。どこかに行ってたの?」\n\nコウ兄、虚ろな表情をしてる…。\n返事もしてくれない…。\n\n……ホントの事が知りたい。\nわたしは、意を決してコウ兄に話しかけた。\n\n「……ねぇ、コウ兄。\nキョウ姉ってホントに弱みを\n握られてるんだよね…?」\n\nコウ兄がこっちを見る。\nギョロっとした眼が怖い…。\n\n「何言ってるんだよ?当たり前だろ?\nあの男、ホントに最低なやつでよぉ。\n今日学校に行ったら、あいつが怒鳴りつけてきてよぉ」\n\n…ねぇ、コウ兄。\nなんでそんなヘラヘラした顔で話してるの…?\nキョウ姉を取られたんだよね…?\nなんで…真剣な顔をしないの…?\nお兄さんも、キョウ姉も、\nすごく真剣にわたしに話してくれたよ…?\n\n「そ、そうだ!\nなぁ、これ見ろよ!\nあいつ、キョウコがいるのに、他の女と\n浮気してるんだぜ!?」\n\nコウ兄は、割れたスマホを見せてくる。\nそこには、お兄さんと知らない女性がエッチしてる画像が映し出されていた。\nお兄さん、おどけた表情をしてるけど\n眼は、あの優しい目をしてる。\n\n\n「……それを見せる為に学校に…?」\n\n「お、おぉ!そうなんだよ!\nあいつの本性を、キョウコたちに知ってもらおうと思ってよ!」\n\n\n………弱みを握られてるなら、本性もなにもないんじゃないかな…。\n\n「…キョウ姉、なんて言ってた?」\n\n「それがよぉ!\nキョウコも、あいつには失望したって言っててよぉ!\nクラスのやつらも、皆あいつを非難しててよ!\nそれで、あいつ、逆恨みで俺に怒鳴ってきたんだよ!\nホント、最低だよな!?」\n\n……あぁ。\n…わかっちゃった。\n\n噓付きは、コウ兄だ。\n\nコウ兄の言ってること、全部無茶苦茶だ。\n\n\nあんな画像持ってるってことは\n学校に行ってキョウ姉に見せたってのは\nホントの事なんだろう。\nということは、キョウ姉はこの画像の人のことを知ってる?\n\n知った上で、お兄さんと一緒にいて\n知った上で、お兄さんが大好きなんじゃないかな?\n\n\n今でもコウ兄はツバをまき散らしながら\n何かを喋っている。\n見ていると、なんだか虚しい気持ちになってくる…。\n\n「ねぇ、コウ兄…もうやめよう…?」\n\n「……は?」\n\n「全部噓なんでしょ…?\nわたし、今日キョウ姉とお兄さんに会ったよ…。\nキョウ姉、幸せそうだったよ…?\nお兄さん、優しい人だったよ…?」\n\n\n「…なんだよそれ…。\n近づくなって…言っただろ…」\n\n\n「その画像の人だって、キョウ姉知ってるんでしょ?\n知ってて、お兄さんと一緒にいるんでしょ…?」\n\n「い、いや…なんでお前、それ…」\n\n\n「お母さん、言ってたよ……。\nわたしたちが、キョウ姉に酷いことしたから\nキョウ姉耐えられなくなったって。\nねぇコウ兄。…もう、キョウ姉に関わるのやめよ?\nルイも、関わらないようにする。\nキョウ姉に、幸せになってもらおうよ……」\n\n\n\n「……せぇ………」\n\nコウ兄が、俯いたまま何か言っている。\n\n「………コウ兄?」\n\n「うるせぇって言ったんだよ!」\n\n「ひィっ!」\n\nコウ兄が怒鳴りつけてくる!\n\n「なんでお前まであいつの味方してんだよ!\nお前、俺の妹だろ!\n俺の味方を、しろよ!!」\n\n「い、痛い!痛いよ、コウ兄ぃ!」\n\nコウ兄が、ルイの肩を掴む。\n指が食い込んで痛い!\n\n\n「わかったぞっ……!\nお前、あいつに抱かれたんだろ!\nだから、あいつの味方してるんだろ!」\n\n\nバァン!\n\n「…っ!いった………!」\n\n\nコウ兄に、床に叩きつられた。\n全身に痛みが走る。\n\nコウ兄が、冷たい目で見下してくる。\nその視線は、わたしの下半身に……?\n\n\n「っ!!!!」\n\nガバっ!\n\n投げられた衝撃で、制服のスカートが\nめくれていた。\nわたしは、すぐにスカートを直したけど\nコウ兄の視線がいやらしいものになっていた。\n\n\n「そういやよぉ…\nお前、あんな奴にも抱かれたんだよな?\nとんだ尻軽女だよなぁ…」\n\nコウ兄がにじり寄ってくる…\n怖い…怖い怖い怖い!\n\n「そもそも、あいつにセフレがいるなら\n俺にも好きに犯していい女いてもいいよなァ!!」\n\nコウ兄が馬乗りになってきた!\n\n「や、やめっ!!い、いたい!!\nいたいよ!コウ兄!!」\n\nコウ兄がわたしの胸を力いっぱい掴んでくる!\n痛い!怖い!怖い!\n\nコウ兄が制服のブラウスを引きちぎる\nブラがあらわになる。\n\nコウ兄が自分のスウェットの\nズボンを下げる。\n\n固くなったように見えるおちんちんを\nわたしの顔元に持ってくる\n\n「おら、なめろよ!\n俺のチンポ舐めろよ!」\n\nく、臭い\n気持ち悪い…\n気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪いっ!!\n\nわたしは、顔を全力で背ける。\n\n\n「舐めろって言ってんだろうが!」\n\nバシンっ!!!\nコウ兄が頬を叩いてきた。\n痛い、痛い痛い痛い!\n\nそのまま、わたしの顔を掴み\nおちんちんを口へと持ってくる\n\n「ぐすっ…や、やぁ………\nペロ…うぇ…おぇぇ………」\n\nおちんちんを舐めたら、その臭いと味に\n身体が耐えられなく、えずいてしまう…\n\n\n「チッ!キョウコみたいには\nできねぇか。\nなら、こっちだな…」\n\nコウ兄が、わたしの下半身に移動して\n………ショーツを脱がそうとしている!\n\n「や、やだっ!!!やめて!!!」\n\n「うるせぇ!抵抗すんじゃねぇよ!!」\n\n気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!!!!\n\nわたしはとっさに、近くに転がっていたカバンに手を伸ばす!\n\nそして\n\n\n「アガッ!!!」\n\nコウ兄へとカバンを投げつける。\n\nコウ兄が倒れた隙に、逃げ出す!\n\n「待てよ!!逃げるんじゃねぇ!!」\n\n\nコウ兄はパンツを下ろしていたから\nすぐには追いかけてこられない。\n\nわたしは、そのまま玄関から飛び出した。", "preface": "41話目!", "afterword": "レイプ、ダメ、絶対ಠ︵ಠ\n\n※読まれた方のご指摘により、この作品で\n多用している濁点表現が\n環境依存であることが判明いたしました。\n(こちらの環境では気付けなかったので\nご指摘いただき助かりました!)\n\n取り急ぎ、1話目の前書きに注意喚起の\n一文を載せました。\n読めなかったというご意見が多ければ\nまた対応を考えますので\nご報告いただけるとありがたいです。"}

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