| {"novel_id": "n0002jy", "chapter": 45, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0002jy/45/", "title": "とりあえずは、待ち。だぜ。", "content": "翌朝、目が覚めたら\n眠ったままのルイちゃんに\n抱きつかれていた。\nそして、何故かキョウコにも\n抱きつかれていた。\nしかも起きている。\n\n「あ、シューヤ♡おはよ♡」\n\n「あぁ、おはようさん。\n…で、これはどういう状況なんだ?」\n\n問いかけたところ、キョウコがふくれっ面になる。\n\n「むぅー、だって私が起きたら\nルイちゃんがシューヤに抱きついて\n寝てたんだもん。\n羨ましかったから、私も抱きついたの。\nシューヤニウムは渡さないわ」\n\n久しぶりに【シューヤニウム】って聞いたな。\n\n\nそんなこんなしてるうちに\nルイちゃんも目を覚ました。\n\n「んゅ………?んー………ぉはよ…\n………すやぁ…」\n\n訂正だ。目を覚ましかけたが\n睡魔に敗北した。\n\n「ルイちゃん、低血圧だからねー。\nおーい、ルイちゃーん。\n朝ごはん食べるよー」\n\n「にゆ………たべゆ…………。\n…………あ、おにーさんだ……………。\n…………………お兄さんだ!!!\nはわ!なんでわたし、お兄さんに\n抱きついて?!」\n\n\nお、脳が一気に覚醒したようだな。\n\n\n「おう、おはようさん。\nぐっすり寝られたか?」\n\n「おおお、おはよーございます!\n……あ、そっか。昨日お兄さんの家に\n泊めてもらったんだ…。\nんんっ!改めて、おはようございます。\nお兄さん、キョウ姉」\n\n\n「おはよー、朝ごはん作るから顔洗っておいで?」\n\n\n\n3人で朝食を食べる。\n今日は3人共、学校を休む連絡をしてある。\n\nルイちゃんの両親から、連絡があるまでは\n待機だ。…が、特にやることがない。\n\n\nルイちゃんの下着を買いに行こうという\n案も出たが、いつ連絡がくるか\nわからない状態で出かけるのも\n気が休まらないから\n結局、勉強することにした。\n\n\n「わ、お兄さん、意外と頭いい」\n\n「んふふー、そーなのよ♪\n確か前回のテストだと、学年5位だったかしら?」\n\n「お?そうなのか結構上位だったんだな」\n\n\n「…え?なんでお兄さん本人が知らなくて\nキョウ姉が知ってるの…?」\n\n「順位とか、興味無くてなぁ…」\n\n「私はシューヤのことは全部知っておきたいから♡」\n\n\nそんなどうでもいい会話をしながら\n勉強をしていたら\n昼過ぎに連絡があった。\n\n\n親父さんが確認しようとしたら\n暴れて抵抗したらしい。\nついには、親父さんがヤツを\n殴りつけたら大人しくなって\nルイちゃんを犯そうとしたのを\n認めたようだ。\n\n\n今は部屋から出るなと厳命しているそうだ。\n\n\n\n『ということで、コウタの処遇について\nこれから妻と話し合いたいと思います。\n…本当なら、あいつをホテルにでも\n押し込めてルイを家に戻したいと\n思っていたんですが\nコウタから目を離すほうが危険そうで…』\n\n「そういうことなら、俺の家で何日でも預かります。\nルイちゃんも、それでいいか?」\n\n\n「うん、お兄さんに迷惑かけちゃうけど…\nお願いします。」\n\n\n『重ね重ね、ご迷惑をおかけします。\n着替えや、私物などは後でお届けします\nルイ、すまないな』\n\n\n「ううん、お父さんたちも全然休んでないでしょ?\nルイは、お兄さんの負担にならないようにするから\nキチンと休んでから色々決めて?」\n\n「私も、手伝えることは手伝うからね?」\n\n\n\n電話が終わり、ルイちゃんがこちらを向いて\n頭を下げてくる。\n\n\n「お兄さん、迷惑かけてごめんなさい…\nわたしにやれることあるなら、なんでもするから」\n\n「気にすんな。\n負担に、とかも考えなくていいぜ?\n好きに過ごしてくれ」\n\n\n「私の家に来てもらうのも\n考えたけど、万が一があると怖いからね…」\n\n同じマンションだと、何があるかわからんからな。\n俺の家がちょうどいいだろ。\n\n\n「学校とかもどうしようねぇ…?」\n\n「ルイ、制服の予備持ってないから\nまだ登校出来ないんだよね…」\n\n「俺もルイちゃんの制服が届くまでは学校休んで一緒にいることにするか」\n\n\n「ううん、いいよ!\nわたし、二人が学校に行ってる間\n図書館とかまんが喫茶とかで\n時間潰しておくから!」\n\n「いや、俺たちの留守中に\nこの家にいるのは全然構わないんだがよ。\n一人で過ごさせるのはなぁ…」\n\n「わたしは大丈夫。\nキョウ姉も、家に帰ってないでしょ?\nおばさん、大変なんじゃない?」\n\n「う、うーん…それは、そうなんだけど…」\n\n「ね、お兄さん。\nお兄さんは、わたしと二人でも平気?」\n\n「ん?俺は全然平気だぜ?」\n\n「なら、キョウ姉は今日は家に帰って\nおばさんを安心させてほしいな?」\n\n\n自分が辛い目に遭ったってのに\n健気な子だなぁ…\n\n\n「わかった。じゃあ明日からは俺たちは\n登校するわ。\nルイちゃんは、この家でゆっくり過ごしてくれ」\n\n\n「お世話になります。\nあと、わたしのことは呼び捨てでいいよ。\nその代わり、お兄さんのことも\nシュウ兄って呼ばせて欲しいんだけど\nいい、かな…?」\n\n「わかった。よろしくな、ルイ」\n\n\n\nある程度、今後の生活のことを決めて\nしばらくしたら、親父さんたちが来た。\n\n二人とも、俺とキョウコに深々と頭を下げて\n謝ってくれた。\nその後、ルイの私物を渡して\n帰っていった。\nかなり憔悴した様子だったのが\n痛々しい。\n\n\n「じゃあ、私も今日は帰るね?\nなにかあったら、連絡して?」\n\n\n「おう、その時は頼らせてもらうぜ」\n\n\n「帰ったら連絡するね、おやすみ。\nチュッ♡」\n\n\nキョウコも、二人と一緒に帰っていった。\n\n\n「シュウ兄たちって、あんなにナチュラルに\nキスするんだ…」\n\n「ん?あぁ、まぁな\n別に減るもんじゃないし\n好きだって気持ちは\nいつも伝えてぇしな」\n\n「素敵な関係だね。\nキョウ姉もいい人と付き合ったんだなぁ」\n\n\n「これから先も\nそう思ってもらえるように\n頑張っていくつもりだぜ\nさて、飯食って寝るか」\n\n\n「はーい、手伝うね」\n\n\n飯食って、また俺が先に風呂入ってから\n同じベッドで寝ることにした。\nキョウコがいなくても、ルイは平気そうだった", "preface": "45話目になりました!", "afterword": "今後の展開でもそうですが\n若干キョウコちゃんらしからぬ「お?」と\n思える行動が出てきます。\nとはいえ、本人はそういうつもりはなく\n無意識下の行動だったりします。"} |
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