Krixter/Repo / n0002jy /47.json
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{"novel_id": "n0002jy", "chapter": 47, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0002jy/47/", "title": "変えたい。変わりたい。", "content": "翌日は、キョウ姉が一緒にいてくれた。\n\n勉強見てくれたり、ご飯作ったり\nお掃除の仕方を教えてくれたり。\n\n昔より、全然楽しかった。\nキョウ姉も昔よりイキイキしてた。\n\nそっか、義務でやってるんじゃなくて\nやりたくてやってるから\nこんなに楽しそうなんだ。\n改めて、いい人とお付き合いしたんだなって\n実感する。\n\n\nそうして過ごしてるうちに、\n\n「ねぇ、ルイちゃん?」\n\nキョウ姉が優しい顔で問いかけてくる。\n\n\n「ルイちゃん、もしかしたら\nシューヤとか私に恩返ししなきゃとか\n思ってたりしない?」\n\n…ビックリした。\nなんでわかったんだろう…?\n\n\n\n「う、うん…。だってこんなにも\n迷惑かけてるし、2人に助けられてるし…」\n\n\n「やっぱり。あのね、その考えはダメ。\n恩を返したいってなると、私みたいになるよ」\n\n…ハッとした。\nそうだ、キョウ姉はお母さんたちに…\nううん、山田家に恩返ししようとして\n辛い想いしてたんだ……。\n\n\n\n「もちろん、私たちに何かしたいって\n気持ちはありがたいよ?\nでもね。\nそれをするんなら恩返しじゃなくて\nルイちゃんが、ルイちゃんの意思で\nしてほしいな」\n\n\n「わたしの…意思?」\n\n「そ。私がシューヤの為に色々するのも\nシューヤが私の為に色々するのも\n全部自分の意思なの。\n私は、シューヤに喜んでほしい。\n笑っていてほしい。\nそうすれば、私も幸せだからね。\n多分、ううん、絶対シューヤも\n同じだと思う」\n\nそう話すキョウ姉の顔は\n本当に幸せそうだった。\n\n\n「だから、ルイちゃんも\nもし何かするなら\n自分がしたいと思った時にしてほしいな?」\n\n\n「うん…わかった。\nでもね、感謝の気持ちは伝えたいの。\nキョウ姉、ありがとう」\n\n「にひひっ♪どーいたしまして♪」\n\n\nそんな話をしていたら、シュウ兄が\n帰宅してきた。\nご飯になったら、わたしもお皿出したり\n食べ終わったら、洗い物とかを\n手伝った。\n\n申し訳なさからの恩返しじゃない。\nルイも、2人と一緒に家事をしたかった。\nただ、その気持ちで手伝った。\n\nキョウ姉も、それがわかったのか\n見守るような笑顔だった。\n\n\nキョウ姉が帰って、シュウ兄と\n一緒に寝る。\n\n\n……精神的に余裕が出てきたからか\n改めて、男性に抱きかかえられて\n寝てるんだと実感して\nドキドキしてきちゃった。\n\n\nエッチなことされちゃうのかな…\n\n\n「っ!!!!」\n\n「お、どうした?大丈夫か?」\n\n\n「う、うん…あのね。\n今、ちょっとエッチな事考えちゃって…\nそしたらね、あの人の\nあの気持ち悪い顔が思い浮かんできて…」\n\nあの顔が思い浮かんだ瞬間\n思わずシュウ兄に抱きついてしまった。\n\n\n「そうか…そういうとこにまで\nトラウマが出来ちまってるんか…」\n\n\n………やだな…ずっと、あんなのに\n悩まされるなんて…。\n\n\n「…ねぇ、シュウ兄。\nシュウ兄ってキョウ姉以外に付き合ってる人いるんだよね?」\n\n\n「ん?あーー…兄貴にあの画像見せられたのか。\n一応言っておくが、付き合ってるのは\nキョウコだけだぞ?」\n\n「そうなの?」\n\n「まぁ、付き合ってはないが、そういう関係の人はいる。\nで、キョウコもそれを知ってる。\nなんなら、仲いいしな」\n\n「あ、うん。それはなんとなくわかった。\n知ったうえでシュウ兄と付き合ってるんだなーって。\n……ねぇ、わたしにも、エッチな事してもらえる?」\n\n\nシュウ兄が驚いた顔してる。\n\n「…本気か?」\n\n「うん…あのね、わたし、シュウ兄に触れてると安心するの。\nだから、嫌な思い出上書き出来るかなーって。\n…もちろん、シュウ兄が嫌じゃなければだけど…」\n\n「あー…結論から言うと、俺は別に嫌じゃねぇ。\nけどな。\nキョウコにちゃんと話はしておきな?\n俺はキョウコが嫌がることは\nしたくねぇしな」\n\n言われて、ハッとした。\n…またキョウ姉を\n傷つけちゃうところだった。\n\n\n「そうだね…わかった。\nまたキョウ姉に聞いてみるね」\n\n「ルイの両親にも、話しとかねぇとな。\n俺を信用してルイを預けてくれてんだ。\nその信用を、裏切りたくねぇしな」\n\nシュウ兄、色々考えてくれてるんだ…\nわたし、また自分のことだけ考えてた…\n\n\n「…お父さんやお母さんには、わたしから話する」\n\n「…俺が説明してもいいんだぞ?」\n\n「ううん、これはわたしのワガママだから。\nせめて、それくらいは自分でしないと\n甘えすぎだから」\n\n「そうか、がんばれよ?」\n\n「うん、がんばる!」\n\nその日はシュウ兄に、ギューッてしてもらって眠りについた。\n\nやっぱり安心出来るけど、一度そういう考えをしちゃうとムラムラもしてきちゃった♡\n\n\n今日は休みだから\nキョウ姉も朝からシュウ兄の所に来てくれた。\n…なんか、キョウ姉よりもっとおっぱい大きい人連れて。\n………だれぇ??\n\n\n\n「えっと…キョウ姉?その人はどちら様?」\n\n「にゅふふ、ルイちゃん。\n多分、シューヤにエッチなことしてもらいたくなったんじゃない?」\n\n「!?」\n\nなんでわかったの!?\nシュウ兄が伝えたのかなって思って\n顔を見たら、シュウ兄もビックリしてた。\n\n「驚いたな、今日その話をしようと思ってたんだが…なんでわかったんだ?」\n\n\n「女の勘?」\n\n\n「そこまでくるとエスパーだな…」\n\n「そういえば、キョウコはワタシの時も\nシュウヤさんに懸想してる気配に\n気付いてたな…\n本当にエスパーかもしれないな…」\n\nおっぱいさんが会話に参加してくる。\nだから、だれぇ……?\n\n\n「あの、おねーさんは…どちら様なんです?」\n\n「む、そういえば自己紹介していなかったな。\nワタシは、龍ケ崎カナエ。\nシュウヤさんとキョウコには仲良くしてもらっている。\n君は、山田の妹さんだと聞いたが…」\n\n\n「あ、はい。山田ルイって言います。\nよろしく…?お願い…?します…?」\n\n\n「よし!2人の自己紹介も済んだから\nカナエを呼んだ意味を説明します!」\n\nパンッ!\nキョウ姉が手を叩いて注目を集める。\n\n「あのね。\nルイちゃん、シューヤに抱いてもらおうと思ったでしょ?」\n\n「う、うん…。キョウ姉が許してくれるなら、だけど…」\n\n「うん!許す!」\n\n………え、軽。\nそんな軽い感じでいいの?\n\n「けどね、シューヤの彼女の立ち位置だけは何があっても譲らない。\nそこは、私にとって何よりも大切なものだから」\n\nキョウ姉が真剣な顔をしてる。\n\n「…うん。それはわかってるし\nそこを奪おうとは思ってないよ。\nキョウ姉も幸せでいてほしいから。\nわたしたちが傷つけてしまった分\nキョウ姉には報われてほしいから」\n\n「その上で、シューヤに抱かれたい?」\n\n「……うん。わたしも、シュウ兄が好きだから…\nあの人のスマホの画像に写ってた人みたいに\nシュウ兄に抱いてもらいたい」\n\n「あー…ちなみに言うと、ワタシも同じ関係だ。\nワタシも、シュウヤさんに愛してもらっている。\nもちろん、彼女ではないがな」\n\n「!?」\n\n今日はビックリすることばかりだ…\n\n「ルイちゃんにとっては、色んな意味で先輩になるね♪\n画像のってことは、ユウカさんのことも知ってるっぽいし\nみんな仲いいから、ルイちゃんも仲良くしてくれると嬉しいな?」\n\n「う、うん!がんばる!」\n\n「あー…キョウコの許可も出たから、後はルイの両親か。\nどうする?今から会いにいくか?」\n\n\n\n「…ううん、電話にする。\n今、あの人のいる家に行きたくないし\nお父さんたちも忙しくしてるだろうから\n今から電話してみる」\n\n「そうか、がんばれよ?\n正直言うと、ルイを抱けるのを楽しみにしてるからな?」\n\n「う、うんっ!がんばるっ♡」\n\n\nその後、お母さんに電話をかけて\nシュウ兄に抱いてもらいたいって説明した。\nキョウ姉も、電話に出てくれて\nお母さんたちを説得してくれた。\nそして、シュウ兄も電話に出てくれた。\nうう…結局二人に頼っちゃった…。\n\n\nお母さんも、お父さんも納得してくれた。\nあの人のせいで、男性不信になってしまうより\nよっぽど良いって言ってくれた。\n\nこれで、なんの憂いもなくなった。\nシュウ兄に抱いてもらえるんだっ♡\n\n\n「………結局、ワタシはなんで呼ばれたんだ?」", "preface": "47話目になりました!", "afterword": "キョウコちゃんとカナエちゃん、普通に相性よさそうなんですよね。\nボケとツッコミ的な。"}

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