Krixter/Repo / n0002jy /53.json
Krixter's picture
download
raw
7.05 kB
{"novel_id": "n0002jy", "chapter": 53, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0002jy/53/", "title": "小鳥遊家での年越しだ", "content": "〜柊シュウヤ視点〜\n\nコウタやルイなどの\n山田家での騒動も終わり\nいつもの日常になった。\n\nユウカやカナエを含めた生活に\n新たにルイも加わって、騒々しくも\n楽しい毎日を送っている。\n\nそして、学校も冬休みに入り\n俺達は色々な事をした。\n\nもはや恒例行事になりつつあるが\n俺がユウカの配信に参加してるところに\nルイが見学に来たり\n龍ケ崎グループの温泉旅館に皆で、泊まりに行ったり。\n\n何もない日だって、皆がいれば\nそれだけで幸せだ。\n\nそんな日々を送り、今は大晦日。\n\n俺は今年の年越しは小鳥遊家で\n迎えさせてもらうことになった。\n\n「スミレさん、申し訳ないです\n家族の年越しに俺まで参加させてもらって」\n\n「いいのよ、シュウヤさん。\nだって、キョウコといずれ結婚するのでしょう?\nなら、アナタだって家族のようなものよ」\n\n「そーそー♡ね?旦那様♡」\n\n「旦那様かぁ、悪かぁねぇが俺はいつまで経っても\n名前で呼び合いてぇかなぁ?」\n「名前で呼びあうのって大切だって言うしね」\n\nおい。とか、お前。とか今言うやつは\nいねぇんだろうが\nやはり相手に対する気遣いが感じられない。\nまぁそういう男に惚れた女性っつーなら\nいいんだろうけどよ。\n\n「うふふ、仲睦まじくて素敵ね♡」\n\n「いつまでも仲睦まじく過ごしていきますよ」\n\nそこだけは絶対だ。\n\nパンっ\n「さて、おせちの準備でもしましょうか」\n\nスミレさんが手を鳴らし、話題を変える。\n\n小鳥遊家では、毎年出来合いのおせち料理を\n頼んでいたが\n今年は俺も増えたし、年明けには\nルイやミヨさんも新年の挨拶として\n一緒におせちを食べることになっているから\n自分たちで作ることにしたそうだ。\n\nもちろん、俺も手伝わせてもらう。\nキョウコに教えてもらうようになって\nレパートリーもそうだが\n料理の手際もかなり上がっていた。\n足手まといにはならないぜ。\n\nちなみに、柊シュウヤは、つまり俺は\nおせちを食べた記憶がない。\n前世ではあったのかもしれねぇが\nその記憶も覚えてないから\nめちゃくちゃ楽しみだ。\n\n3人で和気あいあいとおせち作りを始める。\n…さっき足手まといにはならないぜ。と\n語ったが前言撤回だ。\n当たり前かもしれねぇが、キョウコも\nスミレさんも料理が上手すぎる。\n下手に手を出せねぇ。\n俺のすることと言えば、味付けの\n最終確認と、盛り付けだけだった…\n……来年はリベンジしてやるぜ。\n首を洗って待ってな!\n\nそんなおせちの仕込みも終わり\n晩飯の時間になった。\n\n今日の分は、おせちに入りきらなかった分と\n年越しそば。\n\nおせちとか年越しそばってどのタイミングで\n食うのが一般的なんだろうな?\n結構、家庭や地域によってマチマチな\n気がする。\n\n「お母さん、お酒は飲む?」\n「そうねぇ、明日の夕方までお仕事はないから\nいただこうかしら?」\n\n看護師をしているスミレさんの\n出勤時間は割と変則的だ。\n元日から仕事しているのは\nホント頭が下がるぜ。\n\n「シュウヤさんも、一緒に、どう?♡」\nこらこらこらこら。\n\n「…呑んでいい年齢になったら、お付き合いしますよ」\n\n「うふふ、楽しみね」\n\n「お母さんが薦めてどうするのよ…」\n「ほら、シュウヤさんって不良っぽいから\n飲み慣れてるのかなぁって」\n\n「残念ながら、シューヤは不良の皮を被った優等生よ?」\n\n「優等生にすんなよ。カナエみたいに\nしっかり校則とか守ってる奴らに\n申し訳なくなってくる」\n\n「カナエちゃんって、キョウコが以前言ってた\nシュウヤさんの大切な人達の一人?」\n\nスミレさんには、ユウカやカナエ、ルイと\nそういう関係にあるとは伝えてある。\nキョウコと結婚するのに、その事を\n伏せてるのは不誠実だからな。\n\n俺とキョウコでその報告をした時は\nビックリしていたが\n何故かすんなり納得してくれた。\nもし反対されたり納得してもらえなかったら\n土下座でもなんでもして\n認めてもらうつもりだったから\n拍子抜け感はあったけどな。\n\n「そそ。シューヤラバーズのカナエのこと」\n\nシューヤラバーズ………\n相変わらず、俺の愛しの彼女の\nネーミングセンスは壊滅的だな…\nそんなとこもかわいいが。\n頭なでとこ。\n\n「えへへぇ…♡」\n\n「…シュウヤさんは、たくさんの女性を幸せに\nしてあげてるのね……」\n\nお?と思った。\nその声には、多少だが羨望と諦めの気持ちが\n含まれてるように感じ取れた。\n\n「……?お母さん?」\nキョウコも同様に感じ取ったのだろう。\n俺と同じ顔をしていた。\n\n「なんでもないわ。さ、食べましょ♪」\n\n本人の言う通り、先ほどの感じはなくなり\n本当になんでもなかったかのように\n今年最後の食事が始まった。\n\nそして、数十分後。\n\n「だ〜か〜らぁ〜、私だってねぇ?\n若い頃はそりゃ〜モテたのよぉ〜」\n\nスミレさんはめっちゃ酔っていた…………。\nそして\n\n「そぅだよぉ〜、私のおかーさんなんだからぁ!\n美人でぇ〜、気立てもいいしぃ〜」\n\n何故かキョウコも酔っていた………。\nなぜだ………。\n一口もアルコールを摂取してないというのに…。\n雰囲気か?場の雰囲気で酔ったのか…?\n\nやべぇ、なんか俺だけシラフで\n取り残されてるみたいだぜ…。\n\n「………よし!決めた!」\n\nガバッ!\nキョウコが上着を脱ぎ捨てて、下着姿になる。\nおいおい、なんだ?\n\n「おかーさん!おかーさんも、シューヤとエッチしよ!」\n\n\n……………ん?\n……………………………うん?", "preface": "53話目になりました!", "afterword": "この閑話は、元々予定してたけど\n話の都合上出来なかったことを\n最終章の前にやろうというお話です。\nなにがしたいか、なにがしたかったのか\nもうおわかりですね(笑)"}

Xet Storage Details

Size:
7.05 kB
·
Xet hash:
b3f076e09da79773a5fa19e6c58b633f45812a79a82241557c2f6ea82c67ea8e

Xet efficiently stores files, intelligently splitting them into unique chunks and accelerating uploads and downloads. More info.