Krixter/Repo / n0002jy /56.json
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{"novel_id": "n0002jy", "chapter": 56, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0002jy/56/", "title": "行く年来る年ってな。", "content": "俺とキョウコはシャワーを浴びていた。\n\nスミレが意識をトばしたままだったから\n起きるまで待ってた方がいいかと\n思ったが、お母さんにはゆっくり\nシャワー浴びてもらおうと言い出したから\n結局、2人で入ることにした。\n\nお互いの身体を洗っている最中に\n俺はさっき疑問に思ったことを聞いてみた。\n\n「なぁ、キョウコ。お前、気付いてたのか?」\n\n「んー?んふふぅ♡どっちだろうね?♡」\n\nやっぱりか。\nスミレがこの展開になるように仕向けていたように\nキョウコも、母親の思惑に気付いて\nあえて酔ったフリをしていたようだ。\n\n「あのね、お母さんって、ドスケベなのよ」\n\n娘にドスケベと言われる母親……。\nいや、その娘もドスケベなんだけどな。\nエロ漫画のヒロインだし。\n\n「たまーに、お母さんが1人でシてるのを知ってたの。\nけどね、私といる時は、そんな気配一切見せずに\nちゃんと母親をしてるの。\nお母さんだってまだ女盛りなのに\n私のことを優先して、母親でいてくれるの」\n\nキョウコが過去を慈しむかのように\n話している。\nその表情は、優しさと愛に満ちていた。\n\n「私もだいぶ大きくなったわ。\nそりゃ、お母さんに比べたらまだまだ子供だけどね。\nでも、色んな事が出来るようになった。\nだからこれからは、たまには\n母親という役割を忘れて、女に戻ってほしいなって」\n\n「あら、私は、母親でいることが誇りでもあるのよ?」\n\n「お母さん!?」\n\nいつの間にか、意識が戻っていたのだろう。\nスミレが浴室に入ってきた。\nそして、キョウコに抱きつく。\n\n「キョウコ…ありがとう。\nそんなにも、私のことを想ってくれてたのね…」\n\nキョウコが抱きしめ返す。\n\n「当たり前だよ…。以前も言ったよね?\n私、お母さんの娘に生まれて幸せなんだもん。\nだったら、お母さんも幸せになってほしいもん」\n\n「うふふ、私も、貴女がいてくれるだけで\n幸せだけど\nそうね、娘にこう言われたなら、私もたまには\n女としての幸せも感じてみたくなるわね」\n\n「スミレ、いつでも相手するからよ」\n「はい♡よろしくお願いします♡」\n\n「まぁ、風呂場ってのは締まらねぇけどよ。\nほら、スミレも来たことだし\n風邪引かねぇうちに洗って出ようぜ」\n\n「「はぁい♡」」\n\n3人で身体を洗い、服も着替え\n時は\n\n3、2、1、0。\n\n「「「明けまして、おめでとうございます」」」\n\n新しい年に、今なった。\n\n「今年もよろしく、お母さん、シューヤ♡」\n\n「えぇ、本年もよろしくお願いしますね、キョウコ、シュウヤさん」\n\nスミレの顔が、女から母親に戻っていた。\nだったら、俺は\n\n「今年もよろしくな、キョウコ。\nスミレさんも、よろしくお願いします」\n\nキョウコもスミレさんも、少しキョトンとしていたが\n俺の意図に気付いたようで、笑顔でいてくれた。\n\nキョウコの母親として、尊敬を持って接する時と\n女として、愛し合う時。\nそれらを上手く使い分けていくつもりだ。\n\n「さてさて!2人にお年玉あげなくちゃ!」\n\nいやいやいや。\n\n「さすがに、娘のキョウコはともかく俺は別に…」\n\nこうやって小鳥遊家にお邪魔しておいて\nお年玉まで貰うとか厚かましすぎる。\n\nてゆーか、お年玉って何歳まで貰うもんなんだろうな?\n…家庭によって違うか。\n\n「あらあらぁ、もう用意しちゃってるし…どうしましょ?」\n\n別に困ってなさそうな表情でそんなことを言ってくる。\n\n「ならぁ、さっき注いでもらった精液のお礼ってことで♡」\n\n「あはは、パパ活ならぬ、ママ活みたいになってる」\n笑い事じゃねぇんだがよ…\n\n結局、俺が押し切られて、お年玉をいただくことになった。\nまぁ…キョウコかスミレさんの為にでも使うか。\n\n\nその後は、3人で大人しく寝た。\nスミレさんのベッドは大惨事になってっから\nキョウコのベッドで3人で寝る形になった。\n\n翌朝。\nルイとミヨさんが来た。\n\n「シュウ兄、キョウ姉、おばさん。\n明けまして、おめでとうございます!」\n\n新年の挨拶も交わし、全員揃って\nおせちをいただく。\n元日にこんなにたくさんの人といるのは\n生まれて初めてだぜ。\n\nユウカとカナエからも、新年の挨拶のメッセージが来ていたから返信をしておく。\n\nまぁこの後、合流して初詣に行くんだけどな。\n\n2人は、律儀にも年賀状も送っているらしい。\n俺は大晦日から自分の家に帰宅してねぇから\nまだ見てねぇが楽しみだ。\n\n俺もキョウコも、さすがに年賀状までは\n書いてなかったな。\n一本取られたようで悔しいから\n来年からはキチンと書くようにするけどよ。\n\nま、今からそんな事言ってたら鬼に笑われちまうけどな。\n\nさぁ、今年も楽しい1年になることだろうよ。\n\n\nちなみに、カナエの年賀状は手書きの\n心の籠もった年賀状だったのに対し\nユウカのは、自分の胸にインクを着けて\n年賀状に写した【パイ拓】だった。\nどうやら、ライブの視聴者サービスで\n配った分のオリジナルらしい。\n(配った分は、これを元に印刷したんだとか)\n…………よく、無事に届いたな。", "preface": "56話目!\n閑話のラストエピソードです!", "afterword": "元々、スミレさんとの親子丼は\n構想段階ではストーリーに組み込む予定でした。\nただ、スミレさんをヒロインの1人にしてしまうと\n生活環境がまったく違いすぎるので\nお話に絡ませにくいのと\nキョウコちゃんの過去話がめっちゃシリアスに\nなり、泣く泣くボツにしたため\nここで閑話という形で挟ませてもらいました。\nこのエピソードは、正史でも、IFでも\nどちらでも構いません。\n読み手の方の受け取り方にお任せします。"}

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