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{"novel_id": "n0002jy", "chapter": 9, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0002jy/9/", "title": "今までの、私。", "content": "〜小鳥遊キョウコ視点〜\n\n\n私の彼氏、柊シュウヤは不思議な人だ。\n\n浅黒く、ガッチリとした体に、短くセットされた金髪。\nどう見たって不良なのに、結構真面目なところがある。\n\nたまに遅刻はするけど、授業はしっかり聞くし、ノートとかも要点がまとめられていたりする。\n(後から知ったことだけど\n遅刻した日は前日にユウカさんに呼ばれて\nお泊りしていたみたい。\nユウカさんの家から学校までは\n電車でもかなり遠いから\n諦めて遅刻を選んだって言ってた)\n\nそんなシューヤと仲良くなり始めたのは\nコウタと付き合うより前だった。\n\n\n\n\n「もう!もっと速く走ってよ!」\n\n「そんなこと言うなよぉ、ちょっとくらい遅れても問題ないってぇー」\n\n私は幼馴染の山田コウタの言い分に辟易する。\n毎朝ちゃんと起こしてあげてるのに\nスマホを見ながらダラダラ準備してるせいで\n電車に乗り遅れそうになることがしばしばあった。\n\n\n一人で通学しようと何度も思ったが\nお世話になっているコウタのお母さんのミヨさんに\n「コウタのこと、お願いね?」\nと言われているのでそれも出来ずにいた。\n\n\nいつもより一本遅い電車になってしまったが、それでもギリギリ始業には間に合いそうだった。\n\n\n\n校門をくぐったところで、同じクラスの柊くんを見つける。\n\n「おはよ、柊くん!」\n\n「ん?おう、小鳥遊か。おはよーさん。\n確か今日、日直だったよな?頑張れよ」\n\n「やばぁ!そうだった!ごめん、先に行くね!ほらコウタ、行くわよ!」\n\n「お、おいキョウコ!待てって!」\n\n\nちょっと駆け足気味に教室に入り、日直の準備をしているとコウタが話しかけてきた。\n\n\n「なぁ、あの不良に声かけるなよ。目をつけられるぞ?」\n\n\n\nコウタのように、柊くんを怖がって近寄らない人はクラスでも多い。\n\n\n「あら、柊くんはああ見えてそこまで悪い人じゃないわよ?\n誰かさんみたいに、おはようって声をかけても『んー』しか言わない人じゃないし?」\n\n私は、柊くんと何度も挨拶してるし\n軽い世間話もすることがあるから\n彼が見た目ほど悪い人ではないと知っている。\n\n\n「キョウコは抜けてるとこがあるからなー。\n俺がいてやらないとダメだなー。\nそういや、今日の弁当は?」\n\n私が抜けているという意見には\n文句を言いたいけど\n今更言ってもしかたないから\n黙ってお弁当を渡す。\n\n\n「はいこれ、朝余裕がなかったから渡し忘れてたわ」\n\n「んー、じゃあまた昼休みになー」\n\n私は。\n\n日直の準備を始めた。", "preface": "9話目いきます!\n今回から新章【小鳥遊キョウコの過去。編】に\nなります!", "afterword": "導入部のため、短めです。\nなのでいつも通り、もう1話、投稿します。\n\nさらに、このシナリオは、キョウコちゃんが\n幸せになるまでのストーリーのため\n皆さんをヤキモキされる展開が続くと思うので\nこの過去編が終わるまでは\n毎日投稿をしたいと思います!\nよろしく、お願いしますー!"}

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