| {"novel_id": "n0002la", "chapter": 26, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0002la/26/", "title": "22.『ありのままの君が好き』", "content": " 数日でリスちゃんは初めての生理痛から解放された。いつも明るく元気なリスちゃんが弱りきっている様は痛々しく、元気を取り戻したことは素直に喜ばしい。\n ただ、あれ以来リスちゃんの様子がちょっぴりおかしいのだ。\n\n「カンちゃん! 見て見て!」\n「うん?」\n\n 俺が寮の居間でまったりしていると、体操服姿のリスちゃんが扉を開けて飛び込んできた。彼女はソファに腰掛ける俺の前に立つと、おもむろに前かがみになった。\n\n「うふーん♡」\n「ほあ?」\n\n リスちゃんは唇を突き出し、くねくねと珍妙なポーズを取る。\n\n「あはーん♡ あぁ~ん♡」\n「リスちゃん……熱でもあるのか?」\n「もう、違うよ!」\n\n リスちゃんはじたじたと地団駄を踏む。そして腕を組むと、不思議そうに首をひねる。\n\n「おかしいなぁ。こうすればカンちゃんはメロメロになるって、那歩子ちゃんが言ってたのに」\n「……那歩子。後でお説教だからな」\n\n 俺が澄まし顔をしている那歩子をじろりと睨むと、彼女はピーピーと下手な口笛を吹き始めた。\n\n ――このように、最近のリスちゃんはあの手この手で俺の気を引こうとしてくる。背伸びをしたがる子供って感じで微笑ましいのだが、正直俺は普段のリスちゃんのほうが可愛くて好きなんだよなー。\n そんな俺の内心を知らないリスちゃんは、しゅんとまなじりを下げ、俺の顔色をうかがう。\n\n「カンちゃん、あたしって魅力ないのかな」\n「リスちゃん?」\n「みんなと違ってあたしは子供だし、おっぱいもないし。だから、せくしーなポーズをすればカンちゃんをメロメロにできると思ったんだけど」\n\n 俺は立ち上がり、リスちゃんの頭をぽんぽんと撫でる。彼女はくすぐったそうに目を細める。俺はそんなリスちゃんの瞳をまっすぐ見つめて口を開く。\n\n「俺はリスちゃんが大好きだよ」\n「か、カンちゃん」\n\n リスちゃんは頬を染める。俺はにっと歯を見せて笑う。\n\n「ムリに背伸びしなくても、ありのままでリスちゃんはめちゃくちゃ可愛くて魅力的なんだからな」\n「ほぁあ」\n\n リスちゃんの目がトロトロだ。瞳の中にハートが浮かんで見えるようだぜ。視界の端で祐衣がじとっとした目でこちらを見ている。\n\n「私にはあんな歯の浮くようなセリフ、言ったことないのに」\n\n 俺はちゃんと祐衣も可愛いと思っているんだけどな。ただ、どうしても恥ずかしさが上回るんだよ。\n リスちゃんはへにゃっとだらしない顔をして、くねくねと身をよじる。\n\n「も、もー。カンちゃんったらあたしのこと大好きじゃないかー」\n「ああ。そうだよ」\n「にへへ」\n\n リスちゃんはあからさまに上機嫌になり、俺の腕を抱き寄せる。\n\n「あたしもカンちゃんが大好き!」\n「はは。嬉しいな」\n「だから、せっくすしよ!」\n「――――え」\n\n 俺はぎくりと身を強張らせた。リスちゃんはぎゅっと俺を抱きしめ、胸にすりすりと頭を擦り付けてくる。\n\n「好きな人同士はせっくすして愛情を確かめ合うって、かぐやちゃんが言ってたよ」\n「かぐやぁ」\n「嘘は言ってないからね」\n\n かぐやは苦笑する。\n ……いつかはこういう展開もあるかと思っていた。この村で生活する上でセックスは避けては通れない。だが、それにしても早すぎるだろ。\n\n「いや、リスちゃんはまだ小学生だし……モラル的に抵抗があるっていうか」\n「知ってる? カンちゃん」\n\n リスちゃんは、ふふんと得意げに胸をそらす。\n\n「かもろしとあらにえはせっくすの誘いを断っちゃいけないんだよ?」\n「掟を令呪みたいに使うんじゃないよ」\n\n 俺の性バーが暴走しちまうじゃないか。\n\n「いやあ……でもなぁ」\n\n なおも逡巡する俺の肩を、かぐやがぽんと叩く。\n\n「閑馬くん。腹をくくったほうが良いんじゃない?」\n「かぐや?」\n「アイちゃんも一人の女の子。意思は尊重してあげなきゃ」\n\n かぐやに諭され、俺は改めてリスちゃんを見る。彼女はどこまでもまっすぐに俺に愛情を向けてくる。小学生だからなんだ。それに応えてあげるのが男の甲斐性じゃないのか。\n 俺はいよいよ腹をくくった。\n\n「わかった。リスちゃん、セックスしよう」\n「うんっ」\n\n リスちゃんは笑顔でうなずいた。邪気のかけらもない良い笑顔だなぁ。\n\n「リスちゃん、セックスってなにするかわかってるよな?」\n「ふふー。知ってるよ? 女の子のちつ?に男子のペニス?を挿れると精子?が出て赤ちゃんができるんでしょ?」\n\n 言っていることは合ってるんだけど、本当に理解しているのか怪しいな。セリフの至る所に疑問符がついているような。性教育で習う内容をなぞっているだけっていうか。\n\n「膣はわかってると思うけど、ペニスってなにかわかる?」\n「おちんちん!」\n「元気があってたいへんよろしい」\n「でも、お風呂に入ったときはへにゃへにゃしてたよね。性教育で見た絵はバキーンって上を向いてて硬そうだったけど」\n\n リスちゃんはこてんと首をかしげる。やっぱり性の知識は希薄なようだ。\n\n「リスちゃん、ちゅーしてみる?」\n「えっ! ちゅ、ちゅーって……お口をくっつけるやつ?」\n「そうするとバキーンってなるよ」\n「うそだよ。カンちゃん、からかってる?」\n「試してみるか?」\n\n 俺が煽るように言うと、リスちゃんはむっと唇を尖らせる。\n\n「いいよ。絶対嘘だから」\n\n リスちゃんはつま先立ちになり、唇を突き出して目を閉じる。作法は知ってるんだな。俺は身をかがめ、リスちゃんの唇を優しく奪う。\n\n「んんんっ♡♡ ちゅっちゅっ♡♡ これきもひ……♡♡」\n\n リスちゃんはぷるぷると震えながら、見様見真似で俺の唇をついばんでくる。俺は小学生とガチでキスしてる背徳感でバキバキに興奮していた。ムクムクと鎌首をもたげたマイバナナが、リスちゃんのおなかをぐいぐいと押す。\n\n「わ、ほんとにおっきくなった。すごーい!」\n\n 無邪気に俺のチンポをつんつんつつくリスちゃん。俺は罪悪感と、それを上回る興奮で頭に血がのぼっていた。\n だから、周りが見えていなかったのだ。はっとして周囲を見回すと、かぐやたちが呆れたような表情でこちらを見ていた。\n\n「そういうのは、お部屋でやってね」\n「ごめんなさい……」\n\n かぐやに冷静に叱られ、マイバベルはしずかに崩れ落ちたのだった――。"} |
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