Krixter/Repo / n0002ly /23.json
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{"novel_id": "n0002ly", "chapter": 23, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0002ly/23/", "title": "九条数世編④『共犯者の甘い休日、暴かれた虹色の瞳』", "content": " 時刻は午前九時。\n 今日は、スピリチュアル界の女帝が降臨するイベント『九条数世の出張旅占い』の当日だ。\n ただし、仕事で行くわけではないので、本日は有給休暇を取り、あくまで客のひとりとしてイベントに参加する形となる。\n 当然、このことは上司の一ノ宮湊には隠している。\n 九条への取材は彼女に禁止されていたが、客として行くなら会ってもいい、などというのは、屁理屈にしか聞こえないからだ。\n\n「んっ……?」\n\n 下半身に違和感。\n 布団の中を覗き込むと、見慣れた金髪の頭が心音の股間でもぞもぞと動いていた。\n\n「んみゅ……しおんちゃん、おはよっ♡」\n「さとりちゃん、おはようございます。何をしているんですか?」\n「何って、そりゃあ……ナニだよ?」\n\n さとりちゃんは小悪魔のように笑い、心音の朝勃ちペニスを小さな手で握り、シコシコと上下に擦っていた。\n それだけでも快感で射精してしまいそうになるが、どうにかこらえ、少女の頭に手を伸ばす。\n 優しく撫でてあげると、少女は「えへー♡」と嬉しそうな笑顔を浮かべた。\n\n「昨夜は、物足りませんでしたか?」\n「だって、しおんちゃん、たった三回戦でやめちゃうんだもーん! いつも、お休みの前の日は朝まで寝かせてくれないのにー♡」\n「さすがに、今日は寝坊するわけには、いきませんからね」\n「それもそっかー♡」\n\n 会話しながらも、心音の男根を愛撫するさとりちゃんの手は止まらない。\n 次第に興奮してきたのか、口を「あーん♡」と大きく開け、先端をぱくっと口に含んでしまった。\n\n「お、おっ……!?」\n\n 初めて体験する、さとりちゃんのフェラチオ。\n というより、女性に陰茎を咥えてもらったという経験自体が初めてである。\n 亀頭を舐め回したり、頬がぺっこりへこむほど頑張って吸ったり、上下に首を振って「じゅぽっ♡ じゅぽっ♡」と卑猥な水音を立てて唇で刺激したりしているが、それが上手いのか下手なのかも、心音にはよく分からない。\n しかし、間違いなく言えることは、少女が一生懸命に愛する男を気持ち良くさせようとして、その小さな口が埋め尽くされるほどの巨根を頬張っている。\n それだけでも、これ以上ない興奮材料なのだった。\n\n「さ、さとりちゃん……もう……うっ!」\n「ん゛っ!? んむぅ……んっ……♡」\n\n とても耐えることができず、あっという間に朝一番の濃厚な精液を噴出してしまう。\n さとりちゃんは嫌がることなく、むしろ、残らず吸い出す勢いで「ちゅうーーーっ♡」と強烈な吸引を開始した。\n\n「おふぅっ!」\n「んひひ……ひおんひゃん、ほあー……♡」\n\n 吸引を終えると、さとりちゃんは完全に腰が砕けてしまった心音の身体を登ってきて、目の前で口を「んべぇっ♡」と開けてみせた。\n その小さな舌の上に、ドロドロした真っ白な塊がへばりついている。\n\n「卑猥すぎますよ、さとりちゃん」\n「んふぅー♡」\n\n 大量の精液を心音本人にじっくりと見せつけると、さとりちゃんは口を閉じ、ゆっくり味わうように口内でシェイクした。\n しばらくして、華奢な喉が「こくん……♡」と動き、白濁した子種汁が少女の体内に残らず吸収されたことを知らせてくる。\n\n「ほら、全部飲んだよー♡」\n\n 次に口を開けたとき、ピンク色の可愛らしい舌の上には、一滴の精液も残されていなかった。\n\n「しおんちゃんのザーメンスープ、超おいしー♡」\n「口から飲んでも、度数は回復するのですか?」\n「もっちろん♡ 昨日のエッチと合わせて、220まで回復しちゃったー♡」\n「じゃあ、また今度、飲ませてあげましょうかね」\n「やったー♡」\n「さて……イベントは午後からですし、まだ時間はありますね?」\n「うん……♡」\n\n その空白を埋める術を、ふたりは本能的に知っている。\n それ以上の言葉は、必要なかった。\n\n「ふにゃっ♡」\n\n 心音の指先が、吸い寄せられるように少女の脇腹へと伸びる。\n 両手の指が絹のような肌を滑り、最も敏感に開発された部位へと到達する。\n\n「あきゃーっ♡ わ、腋こちょーっ♡」\n「好きなんでしょう?」\n「らめらめぇーっ♡」\n\n 柔らかな腋肉を抉るようにマッサージ。\n たまらず激しく身をよじった少女の小さな身体を力強く抱きしめ、両腕を彼女の背中でクロスさせる。\n 身動きを完全に封じた状態で身体を反転させ、心音が少女に覆い被さる形となる。\n 身長175センチで体格もがっちりとしている心音がこうして抱くと、140センチ前後しかない華奢な少女の姿は、ほとんど見えなくなってしまう。\n\n「さとりちゃん、可愛いです。愛しています」\n「はわっ♡ あっ……♡ あぁ……♡」\n\n さとりちゃんの耳、頬、首すじに舌を這わせ、真っ白な腋に顔を埋める。\n その部分を愛でるように隅から隅まで舐め回し、腋肉を「ぢゅるるるっ!」と大きな音を立てて貪った。\n そうしながら、小柄な体格に不相応な巨乳を手の平いっぱいに握り、丹念に揉みほぐしている。\n 乾燥しきった心音の精神にとって、この少女の体温と甘い香りだけが、唯一の生の実感という名のオアシスだった。\n\n「あ゛っ♡ あ゛っ♡ 腋ペロしながら、おっぱいもみもみ……らめぇ……♡」\n\n さとりちゃんは、まったく反抗する気のない甘い悲鳴を上げながら、喜びを全身で表現していた。\n 反対側の腕も高く上げ、両腕を頭上に投げ出すいつものポーズ。\n 気持ち良くなってきたとき、さとりちゃんは必ずこうして弱点の腋を自ら心音の前に晒してくる。\n\n「そっち側も責めてほしいのですか?」\n「あっ♡ あぁんっ♡ やらぁっ♡ 朝からはげししゅぎぃーっ♡」\n\n 愛を確かめるかのような執拗なまでの愛撫は、時計の針が正午を指そうとする頃まで続いた。\n ようやく解放された少女は「はぁー……♡ はぁー……♡」と力なく胸を上下させ、恍惚とした表情で天を仰いでいた。\n\n「そろそろ出掛ける準備ですね。食事をするのも忘れていましたが……とりあえず、シャワーを浴びましょうか」\n「はぅー……♡ しおんちゃんのドスケベ……♡ 私、腰が抜けちゃったよぅ♡」\n「よしよし、良い子ですね」\n\n ベッドに沈み込んでいる少女の身体を軽々と抱き上げ、浴室に向かう。\n 胸板に顔を埋めるさとりちゃんの温もりを感じながら、心音はこれから対面するであろう怪物について思いを巡らせていた。\n\n ◇◇◇◇◇\n\n 時刻は午後二時。\n 九条の出演するイベント――『九条数世の出張旅占い』の現地に、心音たちは到着する。\n 郊外にある広大な公園の特設広場は、むせ返るような熱気と、どこか不衛生な狂信の匂いに満ちていた。\n 心音は、おんぶ紐のように背中にしがみつくさとりちゃんを両手で支えながら、その喧騒の中に足を踏み入れた。\n 会場には、九条の顔写真がプリントされた高額な開運グッズの露店や、お祭り騒ぎを助長する屋台が所狭しと並んでいる。\n\n「わぁっ! しおんちゃん、見てよっ! お店も人もいっぱいだよぉ!」\n\n 背中ではさとりちゃんが、幼い子供のように瞳を輝かせてはしゃいでいる。\n 彼女は、SNSというデジタルの深淵を漂う怪異。\n これまでは、自分の生み出した分身を操作し、獲物の所にSNSを通して派遣、その絶望を喰らうことで命を繋いできた。\n 本体が自力で移動することは、大量の魔力を削るハイリスクな行動だったからだ。\n ベッドから洗面所まで歩いただけで、魔力残量を示す度数が1減ってしまうというくらい、さとりちゃんは燃費が悪い。\n しかし、心音に抱かれたり、おんぶされたりして移動するという現在のスタイルで、その弱点は克服されている。\n こうして誰かの体温を感じながら、賑やかな下界を眺めることなど、かつての彼女には想像もできなかったはずだ。\n もし、あの夜に心音が彼女を呼び出していなければ……。\n 彼女は今も、冷たいスマホの画面の向こう側で、独りぼっちで飢えに耐えながら獲物を探していただけだろう。\n\n(さとりちゃんは、驚くほど、僕に似ていますね)\n\n 背中に伝わる少女の柔らかい肉感と、首すじをくすぐる甘い吐息。\n 運命共同体となった少女への、狂信的なまでの愛情と執着。\n この子を生かし、守るためなら、他の全てを捨てる覚悟がある。\n その確信が、今の心音を突き動かす唯一の熱源となっていた。\n\n「ねぇねぇ、チョコバナナとか綿あめとか、いろいろあるよ! おいしそー♡」\n「遊びに来たわけではありませんよ、さとりちゃん」\n「けちー!」\n「用が済んだら、帰りに買ってあげますから」\n「やったぁー♡ しおんちゃん、大好き♡」\n\n 背中から身を乗り出し、心音の頬に「ちゅっ♡」と唇を押し当てる。\n それから「えへー♡」と笑って、子猫がじゃれつくように首すじに顔を埋め、スリスリと柔らかい頬を擦りつけてきた。\n\n(可愛すぎる……)\n\n ここが公共の場でなければ、今すぐにでもさとりちゃんの小さな身体を膝の上に乗せ、悶絶するまで可愛がってあげたいところだ。\n だが、水瀬遥が決死の覚悟で放った悲痛な懇願を、無駄にするわけにはいかない。\n まずは、九条との接触が最優先だ。\n\n(九条がいるのは、あのテントですね)\n\n 広場の中央には、紫色の派手な巨大テントが周囲を威圧するように鎮座していた。\n それが、九条数世の「祭壇」のようだった。\n 九条の占いを受けようとする列は、蛇のように長く伸びている。\n 心音も受付に占い料を支払い、整理券を受け取ると、最後尾に並んだ。\n 一歩、また一歩と、奈落の入り口が近づいてくる。\n やがて、テントの入り口に立っている黒服のスタッフが、事務的に声を張り上げた。\n\n「――整理券108番の方、どうぞ。中へ」\n\n 心音は静かに息を吐き、重い紫色のカーテンを潜った。\n 途端に外界の騒音が遮断され、濃密な線香と、脳を痺れさせるような甘ったるいアロマの香りに圧倒される。\n 屋外の開放感とは真逆の、窓一つない閉鎖空間。\n 四隅に置かれた蝋燭の炎がゆらゆらと揺れ、奇怪な影を布地に映し出している。\n その中央――豪華な装飾が施された玉座に、彼女はいた。\n\n(九条数世……)\n\n 紫のローブに贅肉を押し込み、金の指輪を嵌めた肉厚な手で水晶を撫でる女。\n\n「あら、次の方ね。こちらへいらっしゃい」\n\n 九条は傲慢で退屈そうな視線を心音に向け、人差し指をくいっと曲げて誘った。\n\n「アンタ、無気力で人生に疲れきっているわね。過重労働のサラリーマン?」\n「え、ええ……そのようなものです」\n\n 一目で神無月心音という人間の属性を正確に見抜いた九条の観察眼に少し動揺しながらも、彼女の目の前に用意された椅子に腰かける。\n\n「やっぱりね。アタシが視てあげるから、この水晶玉に意識を集中させるのよ」\n「分かりました」\n「さあ、いくわよ。ぬっ……ぬぅぅぅ……むっ……むぅんっ!?」\n\n いよいよ占いが始まったかと思われた、次の瞬間。\n 脂肪に埋もれた彼女の細い目が、カッと見開かれた。\n\n「――ちょっと、アンタ!!」\n\n 九条が椅子から身を乗り出し、その太い指をビシッと心音の顔に向けた。\n 正確には、その背後に張りつく人外の少女の、虹色の光彩を放つ瞳を。\n\n「なんてことなの!? アンタ、とんでもない大物に憑依されているわね!」\n「……!?」\n「このままだと、アンタ、奈落に一直線よ!」\n\n 絶叫に近い声がテント内に反響する。\n 心音とさとりちゃんの間に、これまでにない緊張が走った。\n さとりちゃんは、SNSで呼び出されない限り、霊感のない普通の人間には視えないはずの存在。\n それを一瞬で見抜き、その輪郭を捉える九条の霊能力。\n 間違いなく「本物」であった。", "afterword": "ここまでお読みいただき、ありがとうございます。\nよろしければ☆☆☆☆☆ 評価・ブックマーク・リアクション等で応援していただけると幸いです!"}

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