| {"novel_id": "n0005cn", "chapter": 112, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0005cn/112/", "title": "112 村人一号おまけで二号", "content": " えっちなことは一晩中続きました。\n 私と夕凪さんが一緒に横になって、その間にミーオさんを挟み込んだり。\n 私がおまんこを蹂躙して、夕凪さんが口を蹂躙して。\n 一晩中、それこそ部屋中どろどろになるまでずーっとしていたのです。\n\n「ユウカさん、夕凪さん。とても気持ちのいい思いをさせていただきありがとうございますね」\n\n「いやいや、ミーオさんもえっちな女性でよかったよ」\n\n「ごめんなさい、一晩中相手をしてしまって……」\n\n ちなみに一番最後まで頑張っていたのは夕凪さんです。\n なんてえっちな方なのでしょう。\n でもその原因のおちんちんは私のものなので、ともすればえっちなのは私ということになってしまうのかもしれません。\n\n さてさて、ステータスを見ると『信頼』が増えています。\n 恐らく彼女の願いを叶えたからなのでしょう。\n 昨日は無理でしたが、今日はどのような反応をしてくれるでしょうか。\n\n「ねえ、ミーオさん……。昨日は断られてしまいましたけれど、やっぱり私たちと一緒に来ませんか? 私たちとミーオさんならもっと仲良くなれると思うんです」\n\n 一夜だけの関係というのもロマンチックかもしれませんが、やっぱり寂しいではないですか。\n\n 私の問に対してミーオさんは少しだけ考え込みます。\n その後に出てきた返事は、私たちを疑問の渦に巻き込むものでした。\n\n「そうですねえ。今すぐは無理ですけれど、あなたの村ができたらそこに住まわせていただけたらと思います」\n\n「……村?」\n\n 夕凪さんとふたり首を傾げました。\n 村とは一体何のことでしょう。\n それも私たちがだなんて。\n 今の目的はクランのホームを手に入れること。\n そのアイテムは、ある一定の土地を専有できるというものです。\n それが村ということなのでしょうか。\n\n「では、私たちの村ができたら移住していただけるということでよろしいのでしょうか?」\n\n「ええ、その時はお願いしますね」\n\n うーん、なんだかよく分かんない約束となってしまいました。\n\n「ついでに弟も連れて行きますからね」\n\n しかも弟さんとセットです。\n\n まあ、いきなり一緒に動けない理由はわかります。\n このお店のこともそうですし、弟さんの仕事もありますからね。\n 引き継ぐ人が必要でしょうから。\n\n しかし村ですか。\n それがクランのホームのことだとして、ならば急いだほうがいいのかもしれません。\n\n「そうそう、そういえばこのあたりで野菜の種を手に入れることはできますか?」\n\n こちらも聞きたかったことですね。\n 前の村ではカブの種を手に入れられました。\n この村ではピーマンの種を手に入れられるのではと思います。\n\n「ごめんなさいね。種はこのお店では扱っていないの」\n\n やっぱり条件が必要みたいでした。\n\n\n ミーオさんとお別れして、村の中をぶらぶらします。\n まだ時間は朝と言えます。\n そういえばまだご飯すら食べていませんでした。\n 残念ながらこの村に食事処はないようなので、適当なところに腰を下ろしてご飯をたべることにします。\n\n「村ってやっぱり私たちのクランのホームのことだよねえ……」\n\n「他に思いつくものもありませんし、そうだとは思うのですけれど……」\n\n なんで村人という名称だったのでしょうか。\n 一緒に暮らすのならば、同じクランのメンバーになればいいことです。\n もちろん容姿の優れたミーオさんです、断るなんてことはしません。\n\n もしも理由があるのなら、クランに入らない理由があるのなら。\n それは一体どのようなものなのでしょう。\n\n「そういえば、ホームを作る結晶ってユウカちゃんが持ってるんだっけ? ちょっと見せてもらってもいいかな」\n\n 夕凪さんは結晶を受け取るとじっくり眺めています。\n 形ではなく、説明文の方を読んでいるのでしょう。\n 確か、一定の範囲をクランで専有できるんですよね。\n\n 少々疑問なんですけれと、例えば今ここで使えたりはするのでしょうか。\n この村ごと自分たちのホームに設定するとか。\n もし出来るのなら、村人になるという理由もわかる気がします。\n\n「ああ、なんとなく分かったかも」\n\n 夕凪さんから戻された結晶を受け取って尋ねます。\n あくまで予想なんだけど、そう前置いて夕凪さんは語ってくれました。\n\n「この結晶だけどさ、私たちが思っている以上に範囲は広いのかもしれないね」\n\n 範囲は半径1kmと決まっているけど、後ほど強化できるのではないのか。\n そもそもその範囲に私たちだけじゃ少なすぎる、範囲が広すぎる。\n むしろクランのメンバーではない住人を置く必要があるのかも知れない。\n 畑とか作ったら世話だけで一日が終わりそう。\n\n「ええと……つまり、戦闘以外をサポートしてくれるのが村人なのでしょうか?」\n\n「そうだね。もちろんユウカちゃんがもう戦いたくないって言うなら、畑に専念してもらってもいいんだけどね」\n\n もちろんそんなことはありません。\n むしろ率先して危険な立場にいるのですからね。\n\n「ユウカちゃんはさ、この結晶についてどう思う?」\n\n「……そうですね、なんだかズルをして手に入れた気がして申し訳なく思います。それに、専用の土地をいただけるのはありがたいのですが、例えばこの場所で使ったらどうなるのかなと考えると……」\n\n 私たちに無関係な人はこの村に訪れることができなくなる。\n それってとってもズルいじゃありませんか。\n 土地の専有も早いもの勝ちなんです。\n\n「そうだね、私もそう思うよ。だからこそ村人が必要なんじゃないかと思うんだ」\n\n「だからこそ、ですか?」\n\n「そう。早い者勝ちでホームを決めてさ、他のクランもその場所を欲しがった時はどうなるんだろうね。諦めるしか無いのかな? それとも奪えたりするんじゃないのかな?」\n\n 奪う……。\n\n「もちろん勝手に奪えることなんてできないはずだけどね。でもさ、例えばホームを手に入れた後にずっとホームに戻らなかったら? そもそもログインすらしなくなったら? 放置されたホームなんて存在するだけ無駄だよね。だから奪える可能性はそれなりにあるはずなんだよ」\n\n「そうなると……私たちは遠出ができなくなりませんか?」\n\n「それを防ぐための村人、なんじゃないかなあ……。いざという時は村人も武器を手に戦ってくれるとか?」\n\n ええ……それはどうなのでしょう。\n ミーオさんは戦えないって言ってましたし。\n でも、戦うのは置いておいても畑を作ったりでは必要な気がしますね。\n\n「まあ、ホームを持たなきゃ分かんないんだけどね」\n\n そのとおりでした。\n\n\n『……ユウカさん、ユウカさん。今大丈夫ですか?』\n\n『え? ……ええ、大丈夫ですよ』\n\n タイミングよくリコから連絡が入ります。\n\n『多分お昼ぐらいに村に戻れると思うので、それまで村で待っていてもらっていいですかぁ?』\n\n『ええ、かまいませんよ。海までは行けたのですか?』\n\n『行けましたよぉ。それがですねぇ……もがっ、…………戻った時に教えますぅ』\n\n ぷつり、それで会話はおしまいです。\n\n「……リコちゃん、どうしちゃったの?」\n\n「分かりませんけれど……」\n\n 最後口を押さえられてましたよね?\n 何を言おうとしたのか気になります。\n\n「とりあえず、お昼ぐらいに戻ってくるそうなので、それまで色々と村を歩いてみましょうか」\n\n「そうだね。何かあるといいんだけどねえ」\n\n 皆さんが戻ってくるまではあと数時間だけ。\n 何か新しい発見を見つけることはできるのでしょうか。\n\n\n 適当に民家の近くを歩きますがやっぱりただの村ですね。\n 木で建てられた家ばかり、特に大きな家というわけでもなく珍しい人が住んでいるということもなさそうです。\n\n 民家の場所から畑の方へと向かいます。\n やっぱりこの村の特徴はピーマンだけなのでしょう。\n どうせなら一度に色んな野菜を作ってくれてたらいいんですけれどね。\n\n 畑では10人に満たないぐらいの人たちが作業をしています。\n そこにはミーオさんの弟さんも混ざっていました。\n\n「……なんだ、あんたか」\n\n 私に気付いたのでしょう、弟さんがこちらへと向かってきます。\n 態度は相変わらずですね。\n\n「お姉さんを一晩借りてごめんなさいね」\n\n「別にいいさ。この村に姉ちゃんと同じぐらいの女の人はいないし、色々と溜まってたものもあったんだと思う。相手してくれてありがとうと俺が返事を言ったほうがいいぐらいだし」\n\n あら、思ったよりも大人な反応です。\n まあ溜まっていたのはストレスではなかったみたいですけれど……。\n いえ、あれも一種のストレス?\n\n「でもよかったのですか? あなたも一緒に引っ越すことになってしまって」\n\n「……あ?」\n\n「あら、お姉さんから聞いてませんでしたか?」\n\n 思わず農具を足元に落とす弟さん。\n 危ないですよ?\n\n 農具をそのままに弟さんが駆け出しました。\n お姉さんのところへ行くのでしょうか。\n\n「あれがミーオさんの弟くん?」\n\n「ええ、そうですけれど……」\n\n「ふうん……」\n\n あら、夕凪さんがなにか悪いことを考えてるみたい。\n\n「とりあえず、追いかけよっか?」\n\n「あ、そうですね。追いかけましょう」\n\n 向かう先はお店です。\n 喧嘩なんてしてなければいいのですけれど。\n\n\n 当然ですが、もうお店のシャッターも開いています。\n 暇だとはいっても休み続けるわけにはいかないのでしょう。\n\n そのお店には普段は見られない人影がありました。\n もちろん弟さんとミーオさん。\n 激しく言い合っているようでした。\n\n「姉ちゃん! 何勝手に決めてんだよ!」\n\n「あら、仕事はどうしたの」\n\n「そんなことより、引っ越すってどういうことだよ!」\n\n こっちを見るミーオさん。\n 手を振っておきましょう。\n\n「……なあに、それじゃあ可愛いお姉ちゃん一人だけで旅をしろっていうの?」\n\n「そうじゃねえよ! なんで引っ越すんだって聞いてんだ!」\n\n「それは……だって、このままこの村で過ごしていてもしょうがないでしょう?」\n\n「なんでだよ……。全然分かんねえよ……」\n\n 落ち込む弟さん。\n そう思ったらこちらに厳しい顔で向かってきます。\n\n「お前の! お前たちが変なことを言ったからだ!」\n\n「ミド! やめて!」\n\n それこそ殴りかかってくるのでは、と思えたのですがすかさずミーオさんが間に入ります。\n\n「ユウカさんも夕凪さんも関係ないよ。ちょっと話を聞いてもらっただけ。村を出るのは私がずっと考えてたことなの」\n\n ミーオさんのその言葉は、ミドさんにショックを与えるには十分だったのでしょう。\n\n「俺は……俺は絶対に認めないからな!」\n\n ミーオさんを振り払い、背を向けて駆け出してしまいました。\n\n 私たちは追いかけることもできず、お互いに顔を合わせるのも気まずくてちょっとだけ視線を逸らしてしまいます。\n\n「……ごめんなさいね、弟をちゃんと説得できたらよかったんですけれど」\n\n「……いえ」\n\n うーん、このままだとミーオさんも来てくれるかどうか怪しくなってきます。\n かといってミドさんを説得できる気もしません。\n ミーオさんに任せたら説得してくれるのでしょうか。\n\n「あの弟くん……ミドくんだっけ? よかったらミドくんの説得は私たちに任せてもらえないかな?」\n\n「……夕凪さん?」\n\n「それは構いませんけれど……大丈夫なのでしょうか?」\n\n「うん、多分だけど大丈夫だよ」\n\n 自身を持って答える夕凪さん。\n 本当に大丈夫なのでしょうか。\n\n\n「夕凪さん、そんなに安請け合いして大丈夫だったのでしょうか?」\n\n「うん? 多分大丈夫じゃないかなあ」\n\n 不安です。\n ミーオさんみたいに私たちが相手を出来るわけでもありませんし、そもそもしたくもありませんし。\n\n「えーっとね……ああ、ちょうど戻ってきたね」\n\n「ユウカさーん!!」\n\n 振り向くと、馬車と一緒に皆さんが戻ってくるところでした。\n 早速出迎えに向かいましょう。\n\n\n「お帰りなさい。それで海はどうでしたか?」\n\n「ああ、それなんだけどね……」\n\n 皆さんあんまりいい笑顔ではありません。\n 何かあったのでしょうか。\n\n「ユウカさん、これ」\n\n アイリーの前に表示されていたウィンドウが私の目の前に移動します。\n どうやら海の画像のようでした。\n\n「これは?」\n\n「撮ってきたの。一応海までは行けたしね」\n\n 海です。\n ちょっと遠くから写したようですが、間違いなく海でした。\n\n「えっとね……」\n\n アイリーがウィンドウを操作します。\n 海しか写っていなかった画面が、少しずつ下へと移動していきました。\n\n「……あら、崖だったんですね」\n\n 一番下まで移動したら地面。\n ちょっとだけ上に移動すると崖が、それもかなり高いであろう崖から海を写したことが分かりました。\n 砂浜なんてありません、そもそも海面まで降りることもできないでしょう。\n どうやらこの辺りをホームにすることは難しそうでした。\n\n「どうやらもうしばらくは西に移動しないといけないみたいですね」\n\n 画面を左に、つまりは西側を向くようにすると崖が続いていました。\n 砂浜があるかどうかも分かりませんが、あと数日は西へ移動しないとこの画像の先へは辿り着かないでしょう。\n\n「ごめんね、ユウカさん」\n\n「なんで謝っているのですか。ここはアテルダムに近すぎると思ってたので、むしろラッキーなぐらいですよ」\n\n これは本音です。\n どうせなら出来る限り西に拠点を持ちたいではないですか。\n 人に見られないぐらいの場所で、女の子たちに囲まれて暮らすのです。\n\n 私の言葉でアイリーがほっとしていますが、もしかしたら理解できていないのかもしれませんね。\n それはそれで可愛いです。\n\n\n「よし、そういうことなら私に任せな!」\n\n「ふふっ、さすがマトヴィだね」\n\n 向こうでは夕凪さんとマトヴィさんが何やら話していたみたいです。\n なんだか不吉な笑顔ですね。\n あら、マトヴィさんが紫桜さんを連れてどこかへと向かってしまいました。\n\n「夕凪さん? 何を話してたのですか?」\n\n「んー、ミドくんの説得をお願いしただけだよ」\n\n ああ……。\n マトヴィさんは少年が好きみたいですから……。\n でも大丈夫なのでしょうか。\n 紫桜さんとはまったく性格が違うのですけれど。\n\n「大丈夫大丈夫、マトヴィは容姿しか見てないからね」\n\n なんともひどい話です。\n 聞かなかったことにして、私たちは午後からの活動を始めましょう。", "afterword": "名前:ユウカ\n種族:人間Lv64\n職業:盗賊Lv94, 復讐者Lv32\nクラン:Crystal Vespa\n-\nHP:3300/3300\nMP:3300/3300\n-\nSTR:255\nVIT:120\nAGI:755\nDEX:590\nINT:350\nポイント:300\n-\n【パッシブスキル】\n短剣Lv100, 投擲Lv28\n看知の瞳Lv32, 工人の瞳Lv11\n夜目Lv31, 超聴覚Lv51, 気配察知Lv54\n農業Lv12\n【アクティブスキル】\n影魔法Lv100\n隠密Lv47, 解錠Lv20\n料理Lv32, 裁縫Lv81, 釣りLv8, 製糸Lv26\nポイント:172\n【レジストスキル】\n幻惑耐性\n-\n【実績】\n復讐達成+5, 性豪+8, 信頼+4, 呪文個性+8\n-\n【資産】\n1,700,750e\n-\n【装備】\n武器:短刀・黒光、短刀・白光\n防具:速度低下耐性の和服、隠密補正の帯\n 雨蜥蜴のアーミーベスト\n 鰐皮の篭手、鰐皮の脛当て\n 隠密補正のマフラー\n 認識阻害のアームカバー、認識阻害のタイツ\n 速度低下耐性のサラシ、黒い下着\n装飾:婚約の腕輪+6\n 転移のイヤリング"} |
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