Krixter/Repo / n0005cn /128.json
Krixter's picture
download
raw
17.4 kB
{"novel_id": "n0005cn", "chapter": 128, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0005cn/128/", "title": "128 隠れた入り江", "content": " 今まで一直線と言っていいぐらいだった崖。\n その崖が、直ぐ目の前で形を変えていたのでした。\n\n やっと訪れた変化を私たちは歓迎しました。\n すぐさまその場所まで訪れて、そこを仔細に観察したのです。\n\n「崖は……結局崖なんだね」\n\n 形が変わっても崖は崖、下を覗くと海面までは何メートルもありました。\n\n「ここだけこんなにへこんでるなんて何かおかしいじゃない」\n\n ここを中心に右を見ても左を見てもまっすぐの崖は続いているのに、何故かこの場所の崖だけは大陸側をえぐっているのです。\n\n「あっ! 砂浜ですよ砂浜っ!」\n\n 改めて崖下を覗き込むと、確かに砂浜も見えました。\n それどころか何も穏やかで、いかにも泳げますといった雰囲気です。\n\n「ああ、ちっちゃな川もあるんだね」\n\n 後ろを見ると確かに小川も目につきます。\n ただし滝になって海へと注ぎ込むのではなくて、どこかに……。\n\n「……あの小川はどこに続いているのでしょうか?」\n\n 崖沿いを見てもどこにも滝なんてありません。\n とても気になりました。\n\n\n 気になったので小川に沿って歩いてみます。\n 小川は途中まではちょうどえぐれている部分の崖に向かって進んでいるのですが、途中から少しだけ曲がっています。\n 同じようにして歩いてみると、なんとそこには洞窟があったのでした。\n\n「この先はどこに続いているのでしょう」\n\n「……! これってもしかするかもしれないわ!」\n\n いきなり洞窟に踏み込もうとするアイリーを慌てて引き止めます。\n まったく、何があるか分からないのですからね。\n\n 未だ崖を眺めていた皆さんを連れて洞窟までやってきます。\n\n「なるほどね。確かにこれは怪しいよね」\n\n「うう~……。真っ暗ですよぅ」\n\n 洞窟というよりは穴ですね。\n 川が地面に空いた穴に吸い込まれているイメージです。\n 多少は周囲が盛り上がってますし、穴というほど急に落ちているというわけではありませんけれど、あまり洞窟という見た目でもありません。\n\n「それで、ユウカちゃんはこの中に入ってみたいの?」\n\n「ええ。この小川がどこに繋がっているのかが気になってまして……」\n\n あの下に見える砂浜に繋がっている気がしてならないのです。\n それを伝えると、皆さんすぐに洞窟に入っていくことに同意してくれました。\n なんともありがたい話です。\n\n「それじゃアイリー、これに火をお願いね」\n\n「ふん。しょうがないわね。……──イグニッション」\n\n 用意した眺めの薪に火をつけてもらいます。\n 普通の魔法では周囲に燃え移ったりはしないのですが、この着火魔法だけは別です。\n 前回のダンジョンでも役立ってくれましたし、火魔法は意外と汎用性がありますね。\n\n「ねえおねえちゃんたち、僕のペットに様子を見てもらえるかもしれないよ」\n\n いつの間にか紫桜さんは皆のことをおねえちゃんと呼ぶようになっていました。\n ……まあいいんですけれど。\n\n「できるのですか?」\n\n「多分……洞窟の中は暗いしいけると思うよ」\n\n できるというのなら任せてみましょう。\n 紫桜さんも自分のペットの能力を知りたいでしょうから。\n\n 私達が見守る中で、紫桜さんのペットである黒影が洞窟の中へと入っていきました。\n それにしても、黒影にはいまいち慣れません。\n 脚のない宙に浮いている、それこそ幽霊みたいな姿形なのですが妙にコメディチックなのです。\n 怖いよりは全然いいんですけれど。\n\n 日に当たっている最中の黒影の動きは非常にゆっくりです。\n それこそ牛の歩みと同等でしょう。\n ただ、洞窟の中に。\n 影へと足を踏み入れるといきなり素早くなり、すぐにその姿は見えなくなってしまいました。\n\n「……ところで、黒影って喋るんですか?」\n\n「無理だね」\n\n つまり黒影だけを先行させても無意味という話ですよね。\n ということで、黒影に続いて私達も洞窟の中へと入ることになりました。\n\n\n 洞窟は見た目通りに余り広いものではありません。\n それこそ2人並ぶのも難しいぐらいです。\n モンスターに襲われても隊形を直すことはできないでしょう。\n\n 戦闘は黒影が先行しているということで紫桜さん。\n その後にマトヴィさん、私、そしてアイリーと続きます。\n 残りは馬車の護衛で洞窟前に待機です。\n\n「思った以上に暗いわね」\n\n「そうですね。でこぼこしてるとこんなに照らしにくいものなんですね」\n\n それぞれが松明を持っているのですが、狭い上に洞窟がでこぼこしているからなのか、それとも光を反射しにくい壁なのか、直ぐ目の前は暗闇です。\n 足元には小川も流れているために、私達の歩みは非常にゆっくりにならざるを得ませんでした。\n\n それになによりも……。\n\n「ぎゃっ」「うわっ」\n\n 足を滑らせたマトヴィさんが先行している紫桜さんに突っ込みました。\n\n「おねえちゃん……」\n\n マトヴィさんは先程から頻繁に転んでいます。\n 足場も勿論悪いのですが、それ以上に洞窟が非常に急になっているのが原因でしょう。\n\n「紫桜がいてくれて助かってるよ」\n\n もしも皆さんが通るようになったら、なんらかの対策を取らなければなりませんね。\n\n\n なんどか転びそうになりながら、なんとか先に明かりが見える位置までやってきます。\n どうやらこの洞窟にはモンスターはいないみたいでした。\n そこだけは朗報です。\n そうして洞窟を抜けた先には──。\n\n ──綺麗な砂浜が待っていたのでした。\n\n 目の前には砂浜があります。\n 波打つ海は非常に穏やかでした。\n 両端は崖になっています。\n また、海側も崖が入り組んでいるので外から見られることもなさそうです。\n だから波も穏やかなのでしょう。\n\n「とっても静かね……」\n\n ここはもしかしたら、モンスターの出ないというスポットなのかもしれません。\n 洞窟でも現れませんでしたし、きっとそうなのでしょう。\n 誰にも教えたくないぐらい、独占したいぐらいに綺麗な場所でした。\n\n『へえ、ちゃんと下の砂浜まで繋がってたんだ』\n\n『ええ。ですから今日はそちらで野営をしようと思います』\n\n『準備しておくね。それじゃ明日は周辺の探索だね』\n\n 砂浜を見続けながら、明日の予定を立てました。\n これ以上海岸沿いばかりに移動するのはもう嫌だという気持ちもありましたが、それ以上にこの場はとても綺麗でした。\n 小川もあって、砂浜もあって。\n 他に変なところがなければ、ここを私達のホームにしたいと思いました。\n\n\n------\n\n\n 波打ち際、アイリーと一緒に座っていました。\n マトヴィさんと紫桜さんには先に上へと戻ってもらっています。\n マトヴィさんも察してくれたようで、嬉しい限りです。\n\n 寄せては返す波。\n ただし水しぶきはかけらすらも飛んでこず、こんなところでここがゲームなんだなと自覚させられます。\n\n「ねえユウカさん、泳ごうよ」\n\n「でも水着はまだ用意していませんよ」\n\n「いいじゃない。もう上からも見えないぐらい暗くなったんだから」\n\n そう、確かにもう日は沈み、海も直ぐ目の前しか見えません。\n 誰かに配慮をする必要はありませんでした。\n\n 2人して裸になって、海の上をただよいます。\n 何もせずとも身体が浮いてくれるのはとても不思議な感じです。\n それに潜ろうとしたら簡単に潜ることもできました。\n\n 波に身を任せて暗闇を見上げていたら、海中から浮き上がってきたものがそのまま私に飛びついてきます。\n\n「ユウカさん。初めての海水浴はどんな気分?」\n\n「そうですね……こんなふうに身体が浮かぶなんてなんだか不思議ですね」\n\n「普通の海だったらここまで浮かないけどね。それにもっとベタつくし」\n\n「うふふ。だったら私は幸せですね」\n\n 初めての海がこんなに素敵な場所で、隣には可愛い女の子もいて。\n\n「私も……ほら、向こうじゃあんな体だから。だから泳ぎは嫌いなの。でも簡単に浮いてくれるこの海は好き」\n\n「そんなことを言ってはダメですよ。私は大きな亜衣里のことも好きなんですからね」\n\n「……うん、解ってる。もう言わないわよ」\n\n 2人一緒に微笑み合って、そのまま重なったままに空を見上げ続けます。\n 波が特殊なせいなのか、ただようだけでも沖に流されるということはなさそうです。\n 私の身体に身を乗せているアイリー。\n 微笑みあった時の彼女の顔は、とっても幸せそうでした。\n\n「……あ~あ、ユウカさんと一緒だとロマンが少ないわ」\n\n う……。\n ごめんなさいね。\n でもね、これは生理現象だからしかたがないのよ。\n 身体が密着したことで私のおちんちんは大きくなってて、それがちょうどアイリーのお尻に挟まっていたのでした。\n\n「もうちょっと、えっちじゃないほうがよかった?」\n\n「ううん。えっちなユウカさんはとっても素敵だと思う」\n\n 遠くから見るシルエット。\n 身体は重なってても、頭だけは離れていました。\n けれど、お互いの表情を見て。\n 身体も頭も、今一つに重なります。\n\n\n 波に身を任せたまま、私はアイリーを柔らかく抱きしめ続けます。\n なんといっても海の上ですからね。\n 暴れたら簡単に沈んでしまうでしょう。\n\n「ねえ……このままでもできるのかな」\n\n「……でも、あんまり動けないと思いますよ?」\n\n「いいの。その分長くできるでしょ」\n\n 私の胸に手をついて、ちょうど私の身体にまたがるような格好のアイリー。\n ちょっとだけ脚をばたつかせ、お腹に座っていたそのお尻を持ち上げます。\n\n「ユウカさん、おちんちん支えててよ」\n\n アイリーが身体を落とそうとしても、私のおちんちんは私の身体に沿うように反り立っているので、浮きあげた身体を落としたところでおちんちんを挿れることはできません。\n 自分の物を自分で支え、沈んでくるアイリーの穴へとぴったり合わせます。\n\n「ん……!」\n\n バタ足で身体を浮かせ続けるのは辛かったのか、おちんちんはアイリーの奥まで一直線に入ってしまいます。\n そのままくたっと、アイリーは私の身体を預けてきました。\n\n「このまま……しばらくこのままでいたいな……」\n\n「……そうですね。たまにはゆったりとするのもいいですね」\n\n 私たちは繋がったまま、波に身を任せ続けます。\n 背中から感じる浮遊感に、私の身体に寝そべっているアイリーの重みに、ほんの少しだけ締め付けている繋がっている部分。\n 野生動物に還ったようで、でも自然に身を任せて油断しっぱなしで、なんとも不思議な光景ですね。\n\n「ユウカさん、向こうでもリコと同じようにしてるんだよね」\n\n 向こうでは、現実ではジェルの中に沈んでますけれどね。\n アイリーは私に語りかけていますが、私から見るとアイリーは頭を私の胸につけているのです。\n おっぱいから顔だけ生えてるように見えて、ちょっとだけ笑っちゃいますね。\n\n「こら、嫉妬はダメですよ。アイリーならいつでも私のところに泊まりに来ていいんですからね」\n\n「私もやったんだし、嫉妬じゃないわ。ただちょっと羨ましいだけ……」\n\n おっぱいに顔を埋めてギュッと抱きしめてきます。\n うふふ、嫉妬しまいとする態度も可愛いです。\n\n「大丈夫ですよ。アイリーが優しい女の子であることは、私は十分に知ってますからね」\n\n アイリーの頭をなでてあげます。\n ちょっとだけビクッとして、そしてすぐに弛緩した身体を私に投げ出してくれました。\n\n 弛緩ついでにおまんこもゆるくなってしまって、私は反射的に力を入れてしまいました。\n\n「ユウカさん……」\n\n「ご、ごめんなさい……」\n\n ロマンが少ないって、本当にその通りです。\n 今の状態でおちんちんに力を入れるなんて、いいからえっちしようって誘っているようなものではないですか。\n いたたまれなくなってついついアイリーから目をそらしてしまいます。\n\n「……あは、あははは。ユウカさん、子供みたいでとっても可愛いよ」\n\n もう。\n ちょっと前は私がアイリーを抱きしめていたはずなのに、すぐに私があやされる側になってしまいました。\n それはそれでいい立場ですけれどね。\n\n「あはは……あ~あ、なんだかまったり過ごす気分じゃなくなっちゃったわ」\n\n「ご、ごめんね?」\n\n「ううん、いいの。こっちのほうがユウカさんらしいから」\n\n アイリーが力を込めて、キュッとおちんちんが締め付けられます。\n このまま海に浮いたまま、波の力に私の腰の動きを合わせましょう。\n\n「んっ……。そうだ、ユウカさん。家を建てる時は、おっきなベッドルームを作ってね。私も、リコも、夕凪も、それにみんなも一緒にできるようにさ。そしたら私も、嫉妬しないって約束できるから……」\n\n「あっ……うふふ、もちろんですよ。それに家だけではありません。海でもみんなで、それ以外にもいろんな場所でしましょうね」\n\n「露出はちょっと……」\n\n あら……?\n でも、今も屋外ですからね。\n 多分アイリーもなんだかんだ言いながら付き合ってくれることでしょう。\n もちろん他人の視線には絶対注意ですけれどね。\n\n ぷかぷか、ゆらゆら。\n 私たちの周囲だけ少し波が高いまま、そのまま夜明けまで身を任せ続けました。", "afterword": "名前:ユウカ\n種族:人間Lv82\n職業:隠密Lv18, 復讐者Lv45\nクラン:Crystal Vespa\n-\nHP:4200/4200\nMP:4200/4200\n-\nSTR:340\nVIT:120\nAGI:975\nDEX:745\nINT:350\nポイント:500\n-\n【パッシブスキル】\n短剣Lv100, 投擲Lv73\n看知の瞳Lv32, 工人の瞳Lv11\n夜目Lv42 (↑4), 超聴覚Lv70, 気配察知Lv77\n農業Lv18\n【アクティブスキル】\n影魔法Lv100\n隠密Lv47, 解錠Lv20\n料理Lv32, 裁縫Lv81, 釣りLv8, 製糸Lv26\nポイント:217 (↑1)\n【レジストスキル】\n幻惑耐性\n-\n【実績】\n復讐達成+5, 性豪+10, 信頼+5, 呪文個性+8\n-\n【資産】\n1,700,750e\n-\n【装備】\n武器:短刀・黒光、短刀・白光\n防具:速度低下耐性の和服、隠密補正の帯\n   雨蜥蜴のアーミーベスト\n   鰐皮の篭手、鰐皮の脛当て\n   隠密補正のマフラー\n   認識阻害のアームカバー、認識阻害のタイツ\n   速度低下耐性のサラシ、黒い下着\n装飾:婚約の腕輪+6\n   転移のイヤリング"}

Xet Storage Details

Size:
17.4 kB
·
Xet hash:
900475e88034f5d1af8ad8b2b914dc7b1eda71e08a1afb2ac4ff1fdee7de3514

Xet efficiently stores files, intelligently splitting them into unique chunks and accelerating uploads and downloads. More info.