Krixter/Repo / n0005cn /141.json
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{"novel_id": "n0005cn", "chapter": 141, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0005cn/141/", "title": "141 クラン戦、その後", "content": " ボスを倒して一段落。\n とりあえずはステータスの確認をしていました。\n 思った以上にレベルが上がっています。\n さすがはめったに出会えない週ボスというところなのでしょうか。\n\n しかしです。\n あたりにある死体はまだ残ったまま。\n 夕凪さんもアイリーもまだ寝たままです。\n どういうことなのでしょう?\n\n「あとは、こいつだけだな」\n\n エストさんの緊張した声。\n 思わず顔を向けると、エストさんがダイラさんに向けて剣を構えているところでした。\n\n「エストさん……? どうしたんですか?」\n\n「ユウカはまだ知らなかったか。こいつが唯一生き残ってるPKなんだ」\n\n ──ああ。\n だから彼女のカーソルが真っ赤だったのですね。\n PKを繰り返している証明の赤だったんですね。\n\n「でも、だったらどうして先程は一緒に戦ってくれたのでしょうか」\n\n「そりゃあ向こうとしても、1人じゃあのボスは倒せないからな」\n\n なるほど。\n 確かに明快な理由です。\n 皆さんがまだ倒れたままなのも、まだクランの争いの決着がついてないからなのでしょう。\n\n ダイラさんが武器を構えます。\n 私も構え直します。\n ダイラさんは私から目を離しません。\n 彼女と話したかったのですが、それは無理なのかもしれません。\n\n\n「なあダイラよお。もう諦めてもいいんじゃねえか」\n\n にらみ合いはしばらく続きました。\n それを破ったのはマッドさんの一言です。\n\n そう、そうですよ。\n もうPKで残っているのはダイラさん1人で、私たちはたくさんいるのです。\n いくら彼女が強いといっても、全員倒すのは難しいというものです。\n\n「あの、私もなんで睨まれてるのか、とっても気になるんですけれど……」\n\n ほんの少しだけ空気が弛緩したので質問してみます。\n 今がチャンスだと思いましたから。\n\n「ふざけるなっ!! あんたの所為でこうなったんだろうっ!!」\n\n「ひいっ」\n\n いきなり激高されてしまい、思わず後ずさってしまいます。\n ダイラさんはなおも続けます。\n\n「あんたが……あんたがマッドをたぶらかしたんだ!!」\n\n ……。\n 反応は幾つかに分かれました。\n ダイラさんが何を言っているのか理解できない人。\n 何いってんだこいつという表情を浮かべる人。\n そして、驚いた表情で私を見つめる人。\n ……悠二さん、あとでお説教です。\n それよりもです。\n\n「あの……心当たりが無いのですけれど……?」\n\n「嘘をつくなっ! あんたの話を聞いた後、マッドはPKをしなくなったんだ! どう考えたってあんたが何かしたからだろう!」\n\n あら、最近はPKをしてなかったのですか?\n マッドさんを見ると、やれやれとしぐさをしてからこちらに歩いてきてくれました。\n\n「それはお前の勘違いだって何度も言っただろうが」\n\n ごつんとダイラさんの頭を叩きます。\n やっぱり2人は知り合いだったみたいです。\n\n「お二人はどのような関係なのですか?」\n\n「ああ、こいつは俺の嫁さんだよ」\n\n「──ウッソだろお前! 結婚してたのかよっ!」\n\n 私が反応するよりも速く、エストさんが飛び出してきます。\n まあ驚く気持ちは分かります。\n 私も十分に驚いていますから。\n\n「けっ……結婚ってもちろんゲームでの話だよなっ!?」\n\n「ちげーよ。ちゃんとリアルで籍入れてるっつーの。出会いもゲームは関係ねーからな」\n\n「マジかよ……信じらんねぇ……」\n\n ご結婚されてたのですねえ。\n 夫婦で一緒のゲームをやってるだなんて、いい仲なのでしょう。\n そろってPKなのですけれどね。\n\n エストさんがショックを受けているのでまた私が質問する番です。\n\n「えっと、それで勘違いというのは……?」\n\n「あー……。前にユウカと戦った時からな、思うところがあってPK行為は一旦止めてんだ。それをこいつはどう勘違いしたのか、俺がユウカと浮気してるとか言い出してきてな……」\n\n そういえばマッドさんのカーソルは青色です。\n 少なくともここ最近PK行為を行っていないのは確実です。\n しかし浮気と思われるとは……。\n\n「えーっと、ダイラさん? 盗賊ギルドの件以降、私はマッドさんとは会っていないのですけれど……」\n\n「そんなの信じられるか! マッドが変わったのは、絶対にあんたのせいなんだ! どうせどこかでこっそりと会ってるんだろう! マッドがここにいるのが何よりの証拠だ!」\n\n お話になりません。\n それに私も気になっているのです。\n エストさんたちはまあ分かります。\n 夕凪さんとも連絡先を交換していましたからね。\n でもマッドさんは、私としか知り合っていなかったはずです。\n\n ……ああ、エストさんとは知り合いなのかもしれません。\n 闘技場で暴れてるとかいう噂でしたから。\n\n うーん、しかしどうしましょう。\n このままでは彼女を説得できません。\n 何か目に見えてわかる説得力を持つものが……目に見えて分かる……。\n\n ……はぁ。\n\n「ダイラさん。ちょっとこっちに来ていただけますか」\n\n「触るなっ!」\n\n ダイラさんが手を振りほどこうとしますが、私は離しません。\n こんな無駄な時間を過ごしているなんて無駄に過ぎるではないですか。\n 早く夕凪さんやアイリーとお話したいのです。\n\n「いいから、こっちに来てください。私がマッドさんと浮気できないという証拠を見せてあげますから」\n\n 私の言葉にちょっとだけ驚くダイラさん。\n 浮気できない、という言葉に反応したようですが、おそらくその想像は間違っていると思いますよ。\n 別に怪我をしているわけではありませんから。\n\n\n ダイラさんと一緒に木陰へと、皆さんから見えない位置へと移動します。\n その間、ダイラさんはおとなしく従ってくれました。\n\n 木陰に隠れてから、改めてじっくりとダイラさんを見つめます。\n うーん、私に似ている気がします。\n まず装備が私の同じ二刀流です。\n 私は短刀、ダイラさんは短剣という違いはありますけれど。\n\n 顔そのものは彼女のほうが凛々しいのですが、髪の毛はおんなじオレンジ色。\n それに長さも同じぐらい。\n 彼女の好みなのか、それとも相手方の好みなのかが気になりますね。\n\n「これから証拠を見せますけれど、絶対に秘密にしてください。特に男性には、本当の本当にしゃべらないでください。それを約束できなければ、私は何も見せることはできません。その時は残念ですが、戦いましょう」\n\n それは嫌ですから、できたら頷いてくださいね。\n そう思っていると、ダイラさんはしぶしぶ納得してくれました。\n\n「……わかった。けれどあたしが納得出来ないものだったら、この場であんたを殴ってやる」\n\n「まあ、別にいいですけれど……」\n\n ご納得できるとは思いますし。\n\n お返事がいただけたので、早速服を脱いでいきます。\n 装備品なので一度に取り外してもいいのですが、やっぱり雰囲気というものがありますからね。\n うふふ、こういう時はやっぱり緊張しますね。\n\n 先ほどまでの戦いでほとんどの装備を外していたので、帯を解くだけで簡単に下着が露出します。\n ダイラさんも何かを察しているのか、私が肌を露出させていっても特に何も言ってくることは……。\n\n「なんで照れてるのよ」\n\n「だって、ダイラさん美人ですから……」\n\n ああ、やってしまいました。\n ダイラさんはもう既婚者なのです。\n つまりは一般的な趣味ということで、私に言い寄られても気持ち悪いだけでしょう。\n ダイラさんの表情が引きつっています。\n それでも騒がない辺り、意外と大人なのかもしれません。\n\n「それじゃあこれから見せますけれど、ほんとに騒がないでくださいね?」\n\n 頷くのを待って、身に付けている下着を太もも辺りまで下ろしました。\n 露出する私のおちんちん。\n もちろん小さなままです。\n\n「……」\n\n ダイラさんの反応がありません。\n 予想外だったから驚いているのでしょうか。\n これじゃあ納得いただけたのかがわかりません。\n\n さて、どうしましょうか。\n もしかしたら偽物と思われるかもしれません。\n うん、それはまずいです。\n\n ダイラさんの手をとっても、彼女は無反応のままです。\n これ幸いと、彼女の手を私のおちんちんへと導きます。\n\n「ほら、本物だって分かりますか? これで納得していただけますか?」\n\n ついでなのでダイラさんの手に私のおちんちんを握らせます。\n ちょっと動かすと、あら、おちんちんが大きくなってしまいます。\n これで間違いなく本物ですね。\n\n あ、ダイラさんの手が引っ込みました。\n そして思いっきり息を吸い込んでいます。\n ああ、これはまずそうです。\n\n「──~~~~~~!!」\n\n 声にならない悲鳴が辺り一杯に鳴り響きました。\n\n\n------\n\n\n『クランの防衛に成功しました』\n『防衛側に与していた人物はこの場で復活します』\n『攻撃側の財産の半分が手に入ります』\n『これより一ヶ月間、クランは保護状態へと移行します』\n\n ダイラさんが手元で見えないウィンドウを操作すると、私たちにアナウンスが流れました。\n 彼女たちは降参し、私達の勝利となったのです。\n\n 倒れていた死体、そのうち夕凪さんとアイリー、それに私達を助けてくれた人たちはその場で起き上がりました。\n 私達を襲ってきた人たちですが、その死体が消えていきます。\n どこかの街で復活していることでしょう。\n\n「……おい、さっきの叫び声だけど大丈夫か? 何かされたのか?」\n\n「……何もされてない。全部あたしの勘違いだった。マッド、ごめんよ」\n\n マッドさんとダイラさんが何やら話していますがもう私には関係ありません。\n\n さて、報酬の話があるのですがその前に。\n\n「ユウカさんっ!!」\n\n 起き上がったアイリーが抱きついてきてくれます。\n 戻ってくるのが遅れてごめんなさいね。\n 私がすぐに戻ってこれたら、アイリーも夕凪さんも倒れなくてすんだかもしれないのにね。\n\n「ユウカちゃん、ごめんね。私達だけでなんとかするつもりだったんだけど」\n\n「いえ、怒っていませんよ。でも今度からはきちんと相談してくださいね。また秘密にされちゃったら、今度こそ怒ってしまいそうです」\n\n「うん。今回のでもう懲り懲りだよ」\n\n 夕凪さんとは笑い合います。\n 終わり良ければ全て良しです。\n 夕凪さんが私に気を使った結果なのですから、怒るのは筋違いでしょうしね。\n\n「それでユウカちゃん、彼らへの報酬なんだけどね……」\n\n「報酬ですか? タイミングよくお金が手に入ったのでなんとかなりそうですね」\n\n「それなんだけどね。実は、ユウカちゃんがオーダーメイドに対応してくれるって約束なんだよ」\n\n オーダーメイド……つまり彼らの服を作ればいいのでしょうか。\n そんな報酬でいいのでしょうか?\n\n「お金のほうがいいのではないですか?」\n\n「そっちはそのまま人数割りでいいと思うよ。最初からユウカちゃんの手作りの服で話してたんだよね」\n\n「それでいいのなら私は構いませんけれど……」\n\n なんだか不思議な報酬ですね。\n\n「ユウカは常識知らないんだなぁ」\n\n「ふふっ、そこがユウカちゃんのいいところなんじゃないか」\n\n エストさん達が近づいてきます。\n ああ、そういえばもう2人いましたね。\n あまり言葉遣いが良くなかったので名前は覚えていませんけれど、そういえば4人組でしたね。\n\n「エストさん。どんなものを作ったらいいかはもう決まっていますか?」\n\n「それなんだけどな。相談したいんだがさすがに今日はもう休みたいからな。また明日相談するってことでいいか?」\n\n「ええ、構いませんよ」\n\n「海漢くんもそれでいいかな? 私達もさすがに休みたいしね」\n\n「あ、ああ。俺らも構わない。つーか俺らが一番死んでるしな」\n\n 海漢さん!\n 思い出しました。\n ひたすらワニを狩ってた人たちです。\n 未だにワニを狩っているのでしょうか。\n\n「それじゃあアテルダムまで戻るかぁ」\n\n「あっ、お見送りしますよ」\n\n これだけ助けてくれたのですからね。\n マナーとして、反射的に反応してしまいました。\n\n\n 皆さんでアテルダムの広場へとやってきます。\n また明日ここで会う時間を確認して、あとはそれぞれに別れていきます。\n マッドさんとダイラさんも2人でどこかに向かいました。\n とっとと仲直りしてほしいですね。\n\n しかし、私は忘れていたのです。\n アテルダムに戻るときは、家ができてからにしようって。\n\n 広場で彼らを見送った後。\n 私も自分のホームに戻ろうとした時です。\n\n「ユウカっ! 無事だったのかいっ!」\n\n 横から強い衝撃を受けました。\n なんとか倒れませんでしたが、思いっきり抱きしめられました。\n\n ああ、懐かしい声です。\n そして思い出してしまいました。\n\n もっと立派になってから迎えに来ようと思っていたのに。\n これだから私の決意はあてにならないのです。\n\n「リン、お久しぶりですね」\n\n 別れた時そのままのリンの姿がありました。", "afterword": "名前:ユウカ\n種族:人間Lv98\n職業:隠密Lv49, 復讐者Lv67\nクラン:Crystal Vespa\n-\nHP:5000/5000\nMP:2200/5000\n-\nSTR:450\nVIT:320\nAGI:1560\nDEX:900\nINT:350\nポイント:100\n-\n【パッシブスキル】\n短剣術Lv46, 投擲術Lv12\n看知の瞳Lv33, 工人の瞳Lv11\n夜目Lv42, 超聴覚Lv85, 気配察知Lv89\n農業Lv18\n【アクティブスキル】\n影魔法Lv100\n隠密Lv47, 解錠Lv20\n料理Lv32, 裁縫Lv81, 釣りLv8, 製糸Lv26\nポイント:278\n【レジストスキル】\n幻惑耐性\n-\n【実績】\n復讐達成+12, 性豪+10, 信頼+5, 呪文個性+8\n-\n【資産】\n270,150e (+40,600)\n-\n【装備】\n武器:短刀・黒光、短刀・白光\n防具:速度低下耐性の和服、隠密補正の帯\n   速度低下耐性のサラシ、黒い下着\n装飾:婚約の腕輪+6\n   転移のイヤリング"}

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