Krixter/Repo / n0005cn /153.json
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{"novel_id": "n0005cn", "chapter": 153, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0005cn/153/", "title": "153 おみやげは秘密のクスリ", "content": " 全滅しました。\n もう言い訳のしようもないぐらいに、あっさりと全滅したのです。\n\n 水に飲み込まれたと思ったら、いつの間にかホームでした。\n ホーム内のダジョンで死んだからなのか、それともホームを持っているからなのか。\n ホームに死に戻った理由はわかりませんが、とにかく死に戻ってしまったのです。\n\n 取り急ぎは皆さんに連絡を。\n そしてボスの部屋の位置と、押し寄せる水に気をつけてと。\n それだけを伝えて皆さんを見送りました。\n\n\n いきなり時間が出来てしまいました。\n 戻ってきたらアイリーはみんなと一緒に開発に勤しんでいます。\n 家を建てるのですから、手伝うことはたくさんあります。\n\n ダイラさんはぼーっとしていました。\n いきなりのことでしたからね。\n まだ落ち着きを取り戻せていないのかもしれません。\n まあ落ち着いていたとしても、ダイラさんが私たちのホームの開発を手伝うというのもおかしいですしね。\n\n「ダイラさん」\n\n「ユウカ……モンスターに殺されるなんて初めてだったから、ちょっとね」\n\n 落ち着いてはいるのでしょうか。\n そういえば、私もモンスターに倒されたのは初めてかも知れませんね。\n\n 落ち着いてはいるようですが、ダイラさんは暇そうでした。\n クランのマスターとして、お客様をもてなす義務が私にはあると思います。\n\n「お暇みたいですね」\n\n「何? 邪魔?」\n\n「いえいえ、そうではありません。お時間があるようでしたら、これからご依頼の下着を作ろうと思うのですがどうでしょうか」\n\n「……? 作ったらいいじゃない」\n\n ダイラさんはよく分かっていないようです。\n そういえば私も伝えていませんでした。\n\n「実はですね。身体のサイズを測ってからだと、より性能の良い下着が出来るんですよ」\n\n この時の私は、とてもいい笑顔だったかもしれません。\n\n「……そういえば、まだ材料がないとか言ってたわね」\n\n「昨日きちんと材料は購入してきましたよ」\n\n「……別に普通の性能でいいんだけど」\n\n「まあまあ、ご遠慮なさらずに」\n\n なぜかノリ気でないダイラさんの腕を掴んで、テントまで一緒に歩きます。\n なぜか逃げ出そうとしていますが、もちろん腕を離すことはありません。\n なんといっても、いい下着を作るためですからね。\n\n テントの中にはもちろん誰もいません。\n 私とダイラさんのふたりっきりの空間です。\n\n「ああそうだ、そういえばお礼はもういいよ。面白いダンジョンも教えてもらえたしね」\n\n「いえいえ、遠慮することはないですよ。それにお礼というなら、私がしたいぐらいです。手伝ってくれたのですから、下着ぐらいいくらでも作らせてもらいます」\n\n 私を押しのけようとするダイラさんから離れません。\n 必死になって抱きつくと、ダイラさんからは徐々に力が抜けていきます。\n これ幸いと、服を全て剥ぎ取ってしまいます。\n\n「それじゃあ計測しましょうね」\n\n 裸になったダイラさんに両手を近づけると、なぜかダイラさんは一歩下がります。\n 両手で隠す胸が気になりますね。\n\n「……メジャーは?」\n\n「そんなのある訳ありません。もちろん触って調べますよ」\n\n それでは。\n\n 組んでいる腕を解きます。\n 解こうと、ダイラさんの腕を思いっきり引っ張ります。\n ダイラさんは腕を解かれないよう、必死に自らの腕に押さえつけ続けます。\n\n「ほらほら、腕を解かないと胸の大きさが測れないではないですか」\n\n「あんた、大きくしながらそんなこと言っても説得力が無いんだよ」\n\n 失礼なことです。\n まさか私が強引にだなんて、そんなことするわけがありません。\n ちょっとサイズを測るだけで、ついでにちょっと興奮するぐらいはいいではないですか。\n\n「そんな……ダイラさんが私のことを強姦魔みたいに思っていたなんて……」\n\n 私はその場にうなだれてしまいます。\n\n「先日私の秘密を教えた時も、襲わなかったではありませんか。それなのに酷いです……」\n\n するとダイラさんはみるみる焦ってしまいます。\n 私は顔を地面に向けています。\n\n「それは悪かったよ……。けれど、いきなりひん剥かれたら誰だって暴れるだろうに」\n\n「だって、直接触れないときちんと計測できませんから……」\n\n そういえば、服の上から触れた場合はどうなるのでしょう。\n それでもちゃんといい下着は作れるのでしょうか?\n 試したことがないので分かりません。\n\n「はあ……わかった、わかったよ。ただし変なところは触るんじゃないよ」\n\n「ええ、もちろん分かっていますよ」\n\n 当然下着を作るのに必要な場所しか触りません。\n ただし、下着が守る場所ってほとんどがダイラさんのいう変な場所だと思うのですが、そこはどうお考えなのでしょうね。\n\n\n「浮気じゃない浮気じゃない……」\n\n 目の前には沈んだダイラさん。\n それとすっきりした私。\n\n ダイラさんの肌をたっぷりと堪能させてもらいました。\n もちろん穴に指を突っ込んだりなんてことはしていません。\n そこは下着を作るのに不要な情報ですからね。\n その代わり、ずーっと肌を撫で続けたり、ちょっと力を入れてみたりと繰り返し続けました。\n おかげでいい下着を作れそうです。\n\n 落ち込んでいるダイラさんの目の前で下着を作り始めます。\n えっちな穴開き下着を作ります。\n 色はわたしの自由にしていいそうなので、濃い紫色と薄い紫色の二種類にいたしましょう。\n もちろん私がえっちだなと思う色です。\n\n 淡い色は多少子供っぽいので、それを活かすフリルをたっぷりに。\n 濃い方は凝った意匠をつけましょう。\n ダイラさんは身体つきもいいですから、出来る限り露出する方向です。\n もちろん蜂の模様も忘れません。\n\n「さあダイラさん、身に付けてみましょうね」\n\n 下着はすぐに完成しました。\n 未だうなだれているダイラさんの手足を掴んで下着を身に着けてあげます。\n うん、なかなかいいのではないでしょうか。\n\n ダイラさんは感動に打ち震えているようなので、ひとりにしてあげます。\n 私はダイラさんを残してテントから出て行くのでした。\n\n\n------\n\n\n 家造りの作業を手伝います。\n すでに地面は均されているようで、今は家の設計段階なのでしょうか。\n ルダが木枠を置いては移動してを繰り返しています。\n\n「作業は順調みたいですね」\n\n「ああユウカちゃん。そうだね、大体の設計は終わって、今は細かい調整をしているところなのかな。【大工】じゃないから見てるだけなんだけどね」\n\n「ルダはすごいですねえ……。ちなみに、どのような家になるのでしょうか?」\n\n「んっんー……出来てからのお楽しみってことで」\n\n あら、残念。\n どうやらお手伝いもご遠慮してほしいみたいです。\n どのような家が出来るのか、期待して待っておきましょう。\n\n 時間が出来てしまいました。\n お手伝いはいらないといいます。\n ……下着づくりにでも精を出していましょうか。\n\n そうして動こうとした時でした。\n やっと、リコとリンが戻ってきたのです。\n\n「ユウカさん! ただ今戻りました!」\n\n「いやあ、思った以上に時間がかかったねえ」\n\n リコとリンが水晶からやってきました。\n ちょうど広場にいた私のすぐそばです。\n\n「リコ、それにリンも。……随分と時間がかかったようですが、一体何をしていたのですか」\n\n こちらは色々と大変だったのです。\n ちょっと言い方がきつくなってもしかたがありません。\n\n「ユウカさぁん。そんなに怒らないでくださいよお」\n\n「そうだよ。あたしたちだって色々と頑張ってきたんだから。それとおみやげもあるからね」\n\n 実は気になっていました。\n リコとリンの後ろに、明らかに人では無い姿があったのです。\n\n「じゃじゃーん! ブルカウをテイムしてきましたよ!」\n\n 二人の影から現れたのは、牛の形をしたモンスターでした。\n ……ブルカウ?\n\n「ブルカウからは美味しいミルクがとれるんですよ。ブルカウがテイムできるまでずーっと戦ってたんですよお」\n\n「テイムするためにはひたすら殴られ続ける必要があるからね。それにしても大変だった」\n\n えーっと……リンの指導のもと、リコがひたすらブルカウと戦ってたということでしょうか。\n それにしてもテイムなんてできたのですね。\n それと……ブルカウって、確か私が購入してきたミルクを出すモンスターでしたよね。\n\n「ということで、おみやげその一です!」\n\n 渡されたのは思った通りブルカウのミルクでした。\n ……まあ、あって困るものではないのですけれどね。\n\n「リコ、メインのおみやげは渡さないのかい」\n\n「ええ~……、だってここだと恥ずかしいじゃないですかあ」\n\n なんだかリコとリンの距離が縮まっている気がします。\n 私の目の前でイチャイチャしなくてもいいのに。\n\n「だったら移動したらいいのさ。そうだね、海なんてどうだい」\n\n「あ、それはいいですね! ユウカさん、海岸まで付き合ってください!」\n\n「そのおみやげというのは、ここじゃ見せられないのですか?」\n\n「ユウカさんだけに見せたいんですよお」\n\n そんなわけで、リコとリンと一緒に海岸まで降りることになりました。\n\n 途中の洞窟は、入り口からほんの少しの距離だけ階段ができていました。\n アマエも今は家造りを手伝っていますが、この海岸へ続く洞窟に階段が完成する日も近いかもしれませんね。\n\n テンションの高いリコは、途中で脚を滑らせて洞窟の中を転がっていきました。\n ……まだ【暗視】は覚えてないみたいです。\n まったく……。\n\n\n 時刻はまだお昼すぎです。\n 穏やかな海岸は日差しを強く照り返していました。\n\n「ユウカさん、これがおみやげです!」\n\n リコが一本のビンを取り出しました。\n どうやら飲み物みたいです。\n\n「あら、ありがとうございます」\n\n「いえいえ、……ってそうじゃありません! この場で飲んでください!」\n\n しまおうとした私ですが、リコに阻まれてしまいます。\n ……なんとなく嫌な予感がします。\n\n「大丈夫ですよう。ほら、私とリンさんも飲みますから」\n\n リコは新たに二本の瓶を出し、リンと一緒に目の前で飲み出しました。\n ……どうやら勘違いみたいです。\n 私もとりあえず飲んでみます。\n\n 味は……ほとんどしませんね。\n ちょっとだけミルクが混じっているかなという感じです。\n 特に何もなく全部を飲み干しました。\n\n「ユウカさん、身体が軽くなっていませんか?」\n\n「……どうでしょうか。あまり分かりませんけれど、そういう飲み物なんですか?」\n\n「そうなんですよ! ちょっと走ったり跳んだりしてみませんか?」\n\n リコに進められるままに、砂浜でちょっと駆けてみました。\n 特に脚が速くなったということはありません。\n ジャンプしてみますが、やっぱり身体が軽くなったということも……。\n\n ……あら?\n\n なにか違和感を覚えます。\n いえ、何も感じないことが違和感です。\n 何か、大事なものが無くなってしまったような……。\n\n 服の上から触ってみます。\n 感触がありません。\n\n 私を見ているリコとリンに背を向けて、服をずらして下着もずらします。\n ……なんということでしょう。\n 私のおちんちんが消えているのでした。\n\n 思わず直接触りますが、やっぱりどこにもありません。\n そして思わずリコとリンを振り返ってしまいました。\n\n そして、見てしまったのです。\n いつの間にか全裸になっていたリコとリン。\n その股間には、おちんちんが生えていたのでした。\n\n\n------\n\n\n「あれ、ユウカさんは?」\n\n「さっきリコとリンさんが帰ってきてね、海岸まで連れて行かれてたよ」\n\n「ふうん。帰ってきたんだ。それでコレは?」\n\n「リコがテイムしてきたんだって。そこらの雑草食べてるし、お世話はしなくていいみたいだけどね……」\n\n「……テイムなんてできたんだ」\n\n「私も初耳だよ。リコはリンさんから教えてもらったって言ってたけどね」\n\n「ふうん……」\n\n\n「そういえばアイリーはペットは育てないの?」\n\n「そろそろ育てようと思うわ。掲示板で目当てのペットも見つけたし」\n\n「へえ、どんなの?」\n\n「……秘密よ」\n\n「いいけどね。どうせ生まれたらすぐに分かるんだし」\n\n「……夕凪のペットはどうしたのよ」\n\n「ん、いるよ? ほら、おいで!」\n\n\n「腕に止まるなんて、頭いいのね」\n\n「そうだね。ご飯も自分で確保してるみたいだし、ラクでいいよ」\n\n「リコが戻ってきたんなら、私がペット探しに出掛けてもいいのかな」\n\n「いいんじゃないのかな。でもユウカちゃんが心配するし、一緒に行ってあげたほうがいいと思うよ?」\n\n「……そうね。あとで相談してみるわ」\n\n ユウカに危機が迫っていることには、いまだ気付かない。", "afterword": "名前:ユウカ\n種族:人間Lv100\n職業:隠密Lv51, 復讐者Lv67\nクラン:Crystal Vespa\n-\nHP:5100/5100\nMP:5100/5100\n-\nSTR:450\nVIT:320\nAGI:1570\nDEX:910\nINT:350\nポイント:120\n-\n【パッシブスキル】\n短剣術Lv50, 投擲術Lv12\n看知の瞳Lv33, 工人の瞳Lv15\n夜目Lv42, 超聴覚Lv85, 気配察知Lv89\n農業Lv18, 水泳Lv10, 潜水Lv10\n【アクティブスキル】\n影魔法Lv100\n隠密Lv47, 解錠Lv20\n料理Lv38, 裁縫Lv85 (↑2), 釣りLv8, 製糸Lv31\nポイント:248\n【レジストスキル】\n幻惑耐性\n-\n【実績】\n復讐達成+12, 性豪+10, 信頼+5, 呪文個性+8\n-\n【資産】\n1,620,150e\n-\n【装備】\n武器:短刀・黒光、短刀・白光\n防具:速度低下耐性の和服、隠密補正の帯\n   鰐皮の篭手、鰐皮の脛当て\n   隠密補正のマフラー\n   認識阻害のアームカバー、認識阻害のタイツ\n   速度低下耐性のサラシ、黒い下着\n装飾:婚約の腕輪+7\n   転移のイヤリング"}

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