Krixter/Repo / n0005cn /156.json
Krixter's picture
download
raw
15.3 kB
{"novel_id": "n0005cn", "chapter": 156, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0005cn/156/", "title": "156 Real Part8", "content": " 目覚めて最初にしたことは、口元へ手を持ってくることでした。\n 眠る寸前まで、リコとリンのものを交互に咥えていましたから。\n しかし垂れてくる液体はありません。\n あの妙に青臭い匂いも、目覚めた今となっては見る影もありませんでした。\n\n 今回は色々と濃かった気がします。\n ボスと戦ったり、ダンジョンを攻略したり。\n トドメにはリコが持ってきた変な薬ですからね。\n\n それでは今日もお仕事です。\n 本日は金曜日。\n 今日を終えての週末は何をしましょうかね。\n\n\n------\n\n\n つつながくお仕事をこなしていきます。\n 今日の凛心は普段と違って、少しおとなしいみたいです。\n 普段のように落ち着きなく些細なミスをしてしまうこともないので、皆さんは気にしていない様子。\n 私は少し気になります。\n\n 心当たりも有りました。\n 昨日生やしたおちんちんです。\n あれだけ射精して、おちんちんの良さをあんなに感じて。\n 凛心にとっては未知の発見、あらたな感覚だったのだと思います。\n\n それなのに、今朝目が覚めたらおちんちんはやっぱり生えていないのです。\n 何かしらの喪失感を味わっているのではと思いました。\n\n「燈香さん。明日はお暇してますか?」\n\n そろそろお仕事も終わろうかという時間帯、仕事をほぼ終えた凛心が話しかけてきます。\n\n「そうですね。特に予定はありませんよ」\n\n「だったら、どこかに遊びに行きませんか?」\n\n「いいですけれど、凛心とですか? それとも皆さんで?」\n\n「えへへ、みんなでです。あとでみんなと話して決めましょう」\n\n 普段からゲームでは遊んでいるのですけれど、それとこれとは別でしょう。\n 身体を動かすことも大事です。\n 特に、最近はお仕事しかしていないので運動不足が目立ちます。\n 凛心もちょっとふっくらしていますしね。\n 何かスポーツでもしたいところです。\n\n\n------\n\n\n 今日はスーパーへと寄っていきましょう。\n 明日はどうやらお出かけになりそうなので、今日の夜の時間を使ってお菓子を作ろうと思います。\n\n「お菓子作りですか?」\n\n「ええ、とりあえずはパウンドケーキでも作ろうかと考えています」\n\n「ユウカさんの手作りなんて、美味しそうですねえ」\n\n「……遅くなっても大丈夫でしたら食べに来ますか?」\n\n「いいんですか!? 行きます!」\n\n 仕事帰りは凛心と一緒に帰っているのですが、お菓子を作るといった時の凛心の食いつきがすごかったです。\n そんな物欲しそうにされると、誘わずにはいられません。\n ……初めて作るので、できたら最初は見せたくなかったのですけれど。\n\n「失敗するかもしれませんからね?」\n\n「えへへ、燈香さんのならなんでも食べられますよお」\n\n もう、黒焦げになってもしりませんからね。\n\n\n スーパーではドライフルーツを購入します。\n 他の強力粉や卵なんかは自宅にありますからね。\n\n「うう……風が強いですよう」\n\n「そうね。荷物は大丈夫?」\n\n スーパーの袋はぜひというので凛心に持たせました。\n まあ軽いのですけれど、むしろ軽いからといいますか、袋が飛ばされそうになっているのでした。\n\n「今朝はほとんど風はなかったんですけれどね」\n\n 別に台風が来ているということもなかったはずです。\n こんな季節でも強風な日もあるんですね。\n\n「きゃっ」\n\n 凛心と一緒にゆっくり歩いていると、ちょうど目の前にいた制服の女の子のスカートが大きくめくれ上がりました。\n 彼女は恥ずかしそうにしながら、すぐにスカートを押さえてしまいます。\n\n でも私はバッチリと、彼女の下着を見ました。\n なんだか今日はいい感じです。\n\n「燈香さん、ニヤついてますよう」\n\n あら、いけません。\n 油断していたようですね。\n\n\n「おじゃましま~す」\n\n「凛心はゆっくりしててくださいね。私は早速取り掛かります」\n\n レシピはきちんと覚えているので、特に迷うことはありません。\n でも戸惑うことはあるのでした。\n\n 卵白を泡立ててメレンゲを作るのですが、もちろん自宅に電動のハンドミキサーなんていうものはありません。\n 自らの手を使う泡立て器しか無いのです。\n\n 卵を卵黄と卵白に分け、卵白をひたすら泡立てていきます。\n ボウルを押さえながら、泡立て機でカシャカシャ音を立てながら回していきます。\n\n メレンゲを作り始め、まだ一分ぐらいしか経っていないでしょうか。\n もちろんまだまだきちんとしたメレンゲにはなっていません。\n それなのに、もう私の腕は限界なのでした。\n\n「思っていたよりも大変です……」\n\n なんて呟いてみても、もちろん腕は痛いままです。\n 普段から運動不足なのが悔やまれます。\n しかし途中で投げ出すことも出来ず、だらだらとかき混ぜ続けることしかできません。\n\n「ユウカさん、大丈夫ですかあ?」\n\n 心配したのか凛心が様子を見に来てくれました。\n ああ、なんと素晴らしいことでしょう。\n 味見だけではなく、どうせなら一緒に作ろうではありませんか。\n\n\n 凛心に泡立てを任せた後は簡単でした。\n 常温で溶けたチーズやバターを混ぜるのも、最後に小麦粉と混ぜていくのもメレンゲほどではありませんでしたから。\n あとは型に入れてオーブンで焼くだけでした。\n\n「うう、疲れましたよぉ」\n\n「うふふ。凛心がいてくれて助かりました」\n\n お互いの腕に手を伸ばしています。\n 凛心と交互にメレンゲを泡立てたのですが、お互いすぐに疲れてすぐ交代するのです。\n 凛心も私と同じように、運動不足が目立つようでした。\n\n「今のうちにお風呂に入ってしまいましょうか。凛心も一緒にどうですか?」\n\n「──入ります!」\n\n お風呂では、傷んだ彼女の腕をゆっくりとマッサージしてあげましょう。\n\n「えっちなことはダメですよ。パウンドケーキが冷めてしまいますからね」\n\n 焼き上がったあともオーブンに入れっぱなしだと、もしかしたら焦げてしまうかもしれません。\n 残念ですが過剰なスキンシップはおあずけです。\n\n\n お互い体を洗うのもそこそこに、すぐに湯船へと浸かります。\n 疲れた腕を一刻も早く温めたかったのです。\n\n「はぁ……」\n\n 自らの腕を揉みながら、凛心がため息を付きました。\n 何を考えているのか、きちんと伝わってきた気がします。\n\n「昨日のことを思い出しているのですか?」\n\n「う……やっぱりわかりますか?」\n\n「凛心、さっきからどこを見ているのか丸わかりでしたよ」\n\n ずっとおちんちんを見られ続けたら、凛心が何を考えているかなんてすぐに気付くではありませんか。\n なにせ仕事中から視線を感じていたのですからね。\n\n「だって、気持ちよかったんですよお」\n\n そこからは凛心のおちんちんがいかに気持ちよかったのかを延々聞くことになりました。\n 咥えてもらって気持ちよかったんですよ、お尻もすごかったんですよ、リンさんの穴もよかったですよ……。\n\n ちょっと不思議でした。\n 例えば私の場合だと、おちんちんを消す薬というのはなんとなく簡単な気がします。\n 今ある感覚をなくすのは、イメージができるからです。\n\n でもおちんちんを生やすのはすごいと思います。\n 今まで存在しなかった器官が増えるのですからね。\n おちんちんはクリトリスの拡大でいけたとして、射精するときはどうするのでしょうか。\n ジェルのベッドで新たな信号を作っているのでしょうか。\n とても不思議でした。\n\n まあ、凛心の様子を見る限りだと特に後遺症も無いみたいです。\n おちんちんが欲しくなるのはまあ、当然といえば当然ですし。\n 薬で生やせばいいことでしょう。\n 少なくとも、普段の生活では無いほうが便利なのですから。\n\n\n 十分に腕を休めたところでお風呂から上がります。\n 焼きあがる前にあがりたかったので、ろくにスキンシップは取れませんでした。\n ゲームにログインしてから楽しもうと思います。\n\n「うわあ、美味しそうですよお」\n\n オーブンから取り出したケーキはとても甘い匂いを漂わせてきました。\n 本来ならば冷ますべきなのですけれど、我慢できずについ包丁を入れてしまいます。\n\n「とりあえず一切れだけ味見で食べてみましょう」\n\n まだ熱いケーキを口に含みます。\n 生地は見た目以上にふわふわでした。\n メレンゲ作りを頑張ったかいがありましたね。\n\n「さすが燈香さんです。とっても美味しいです!」\n\n 凛心からも評価いただけたようで一安心です。\n 別に自分の舌の味覚がずれているということはないのですけれど、やはり他人に美味しいと言ってもらえたほうが嬉しいですね。\n\n「あとは冷めてからにしましょうね。今のうちに夕飯を作ってしまいますから」\n\n 晩ごはんは普段よりも少なめです。\n パウンドケーキはまだまだありましたから。\n\n\n「──そうですよ!」\n\n「なにがでしょうか?」\n\n ご飯を食べて、覚めたパウンドケーキをつついていた時です。\n\n「燈香さん、ケーキ屋さんをやりましょうよ!」\n\n「……ゲームの話ですか?」\n\n「そうですよう! 私たちで、ケーキ屋さんをやるんですよ!」\n\n「ケーキ屋ですか」\n\n 凛心はお店を開こうと提案してきました。\n さて、考えてみます。\n\n お店を開く理由としては、やはりお金を確実に儲けるためというのがあるでしょう。\n ゲームでお金を稼ぐためには、基本的にモンスターを倒したドロップ品を売却することが必要です。\n または私がしているように、なんらかの生産品を売ることでしょう。\n 凛心の回復薬もそのひとつですが、凛心は私たちが使う分しか作っていません。\n\n お金を稼ぐ手段として考えると、お店を開くというのは悪くはないでしょう。\n たとえプレイヤーのお客がつかなくても、最低限ある程度のNPCのお客は数が見込めます。\n 彼らもきちんと生活をしていて、たまに装備品なんかも購入していくそうですからね。\n それらは人気の出ないプレイヤーショップに対する保険みたいなものなのでしょう。\n\n しかし、です。\n お店を自ら開くというのは却下でした。\n\n「それだと、私たちの時間が減ってしまいますね」\n\n 今はお店も持たず、自由気ままにゲームを楽しんでいます。\n そこでお店を持ったらどうなるでしょう。\n 毎日はいわずとも定期的にお店を開く必要が出てきます。\n 人気が出たら申し訳なく思い、毎日開いてしまうことでしょう。\n そうなると、日々の冒険もままなりません。\n なによりも、集まってくれた彼女たちとイチャイチャする時間が減ってしまうのです。\n\n「それに、お店を持ったらホームはどうするのですか。寝に戻るだけなのはちょっと寂しいですよ」\n\n「でもそこはNPCに任せたらいいじゃないですか。ほら、燈香さんはケーキを作るだけで、経営はNPCにお任せするんですよ」\n\n「それならば、わざわざお店を開く必要はなさそうですね。下着の販売と同じように、どこかのNPCショップに売ったらいいのですよ」\n\n それならば私の時間も自由に取れます。\n ケーキを作るだけでしたらスキルによって時間を短縮できますし、そもそも生産作業の全ては現実よりも簡易になっていますからね。\n\n「そうですか……いい案だと思ったんですけれど」\n\n「凛心の気持ちは嬉しく思いますよ。でも私は皆さんと一緒にいるほうが大事ですからね」\n\n それに、ゲームをしている時まで働きたくないではありませんか。\n 今後自立してお店を開くつもりならともかく、私にそのつもりはまったく無いのですから。\n\n\n------\n\n\n「それじゃあ燈香さん、またあとで会いましょうね」\n\n「ええ。気をつけて帰ってくださいね」\n\n まだ終電の時間ではありませんけれど、早めにベッドに入りたいのでしょう。\n 凛心はご飯を食べた後は比較的すぐに私の家からお暇しました。\n\n 凛心の家はここからひと駅離れているだけですし、もしかしたら歩いて帰るのかもしれません。\n 食べ過ぎてたようですし。\n\n 私もついつい食べさせてしまいました。\n 凛心はふっくらしていますから、たくさん食べそうなんですよね。\n 実際にはお菓子が好きなだけで、食事の量自体はそれほどでもないようですけれどね。\n\n 本日作ったパウンドケーキはまだ少し残っています。\n 日をおいて明日も食べてみて、それでも美味しかったまた作ろうと思っています。\n 今度はお隣の海陽さんにおすそ分けしてもいいかもしれませんね。\n 彼女は気に入ってくれるでしょうか。\n 気に入ってくれるといいですね。"}

Xet Storage Details

Size:
15.3 kB
·
Xet hash:
2ef39add5948a629efd8ecfce767970df0ff44773fe153d583f85af851d21de0

Xet efficiently stores files, intelligently splitting them into unique chunks and accelerating uploads and downloads. More info.