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{"novel_id": "n0005ha", "chapter": 6, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0005ha/6/", "title": "始めての子☆", "content": " ベルトールとリナリアが結ばれてから半年が過ぎた。\n リナリアがベルトールに子供を産みたいと相談したが、まだ二人の子供は出来ていなかった。\n 元々エルフは極端に出生率が低いという事をベルトールは知っていたし、異種族間となると非常に難しいということは予想していた。\n\n「エルフ同士であっても魔力の相性関係で子供は出来にくいと聞いた事があるからな、まぁ幸いヒューマンと違ってエルフのリナリアなら何十年とチャンスもある」\n\n「…そうですね、それにまだ結婚してからそれほど経ってないのに、急ぎ過ぎるのも良くないですよね」\n\n\n そんな訳でベルトールは半ば難しいと思いつつもリナリアと一緒に頑張っていた。\n ベルトールとしては美少女でスタイル抜群なリナリアとセックスするのは嬉しい限りであるが、やはり100年孤独だったリナリアは子供が欲しいようで、時折寂しそうな表情を見せた。\n ベルトールは粗雑な男なので美少女とヤれた嬉しい!気持ちいい!で終わってもいいのだが、リナリアの心境を考えると早く子供が欲しいとも願っていた。\n\n\n「実はですね、人とエルフでも子供を作れる術はあるんですよ」\n\n\n ある日リナリアがそんな事を言ってきてベルトールは驚いた。\n 初耳であるし、どうして今まで試さなかったのかと聞いたら難しい事情が帰ってきた。\n\n\n「えっと、ですねエルフが子供を作りやすくなる日があるんです。神樹は100年育つと花を咲かせるようになるんですけど、その花粉を吸ったエルフは非常に妊娠しやすくなって、新しい世代をそうして作っていたそうです」\n\n「神樹なら100年育ってやっと一人前と言うことか…俺が起つ年齢のうちに来るんだろうか、その機会が」\n\n どうしたものかとベルトールが思っていたら、リナリアが笑顔で答えてくれる。\n\n「実はそれがそろそろなんですよ!私がベルトールさんを見つけた時に目を覚ましていたのもそろそろ神樹の花が咲くかなって世話するためだったんです」\n\n「でももう俺が君に拾われてから1年近くが経つぞ」\n\n「それが、私が時間感覚に乏しくてちゃんと年数を数えていなかったからずれちゃったみたいですね」\n\n えへへ、と笑っているリナリアを見て、ベルトールは何と壮大な事かと呆気に取られた。\n\n(まぁ、本来なら他にも多くのエルフが居るはずだったのに今はリナリア一人になってしまったからな)\n\n ベルトールは一人残されたリナリアの心境を考えると、それも仕方ないのかもしれないと思った。\n 何しろリナリアはこのエルフの村だけでなく、神樹を守るための魔法結界や居なくなった人々の残した物も丁寧に管理していた。\n 何から何まで一人でやらなければならなかった中で、大変だった事は聞かなくても分かる。\n\n(しかしちょっと早起きした感覚で年単位のずれとは、つくづく神話のキャラみたいな話だな…)\n「ん?なんか外が仄かに明るいような」\n\n ふと外に目をやったベルトールは、家の窓から差し込んでいる光が月光でないことに気が付く。\n\n「あっ!見てくださいベルトールさん神樹が!」\n\n リナリアが外の様子に気付き、ベルトールが窓を開けると夜なのに外が明らんでいた。\n リナリアが窓から身の乗り出すようにして神樹を指差している。\n\n「あれが花なのか?」\n\n「はい、神樹は100年に1度、月の光の元で白い花を咲かせるんです。見に行きましょう!」\n\n 玄関出て、目の前にある新樹のもとまで二人で走る。\n 神樹の花は思ったより小さく、大きな花が派手に咲くと思っていたベルトールは拍子抜けだった。\n 小さな花が密集してるそれは、アジサイのような形をしていて、神樹は花開きに喜ぶようにキラキラと魔力を輝かせている。\n\n\n リナリアは神樹に祈りを捧げると、近くの湖に服を脱いでちゃぷちゃぷと入って行った。そして水を手で掬って一口こくんと飲み込むと、熱の籠ったため息を吐き、ベルトールを呼ぶ。\n\n\n「ベルトールさん、しましょう? 今なら赤ちゃん出来る気がします。」\n\n「あ、ああ」\n\n リナリアの色気に圧倒されて、そんな風に言われながらベルトールも導かれるまま裸になった。\n\n\n◇◆◇◆◇\n\n\n「はぁっ、はぁっ!」\n\n\n そのまま寝室に直行し、お互い熱も冷めやらないまま絡み合う。\n リナリアは急かすようにベッドに入るとベルトールをじっと見詰めた。ベルトールは彼女をベッドに押し倒すと顔を寄せる。\n\n\n「そう言えばまだキスってしたこと無いよな?」\n\n「キス、ですか?」\n\n「ああ」\n\n ベルトールはリナリアを抱き寄せると唇を奪った。花粉の効果で色付いたリナリアの顔は間近で見ても綺麗だった。\n リナリアは驚いていたが、すぐに目を閉じるとぷるぷるの唇を押し付けてきた。ほんの数秒だったが満たされるような気持ちでリナリアから離れる。\n\n「キスって、あったかい気持ちになりますね」\n\n「そうだな、俺も初めてだ」\n\n 仰向けのリナリアに体を重ね、吐息がかかるような距離で行くぞとベルトールが囁く。まだリナリアの体は固かったが、何とか奥まで挿入できた。\n\n\n「はぁっ、はぁっ、動くぞリナリア」\n\n「はいっ」\n\n 体を密着させ、リナリアを貫いたベルトールが腰を振る。いつもよりキツさが無く、動きやすかった。\n\n「ふっ、ふっ、少し、苦しいですッ」\n\n リナリアが浅く息を吐いて俺にすがり付く。ベルトールは胸板に押し付けられる柔らかい乳肉に鼓動を早め、リナリアの腰を掴む手に力が入った。\n\n「リナリア、出すぞっ、もう出そうだ!」\n\n「はいっ!、赤ちゃん欲しいですッ、ください!」\n\n ぎゅっとベルトールが尻に力を入れて射精する、どくんと心臓の跳ねる音が聞こえて、あとはしんとした部屋に二人の息づかいだけが聞こえた。\n\n「はぁ、はぁ、平気か?リナリア」\n\n「はい…」\n\n リナリアは俺の精を受け止めたお腹を撫でていた。俺が汗を拭いていると、嬉しそうな顔でこう言ってきた。\n\n\n「暖かいです、ベルトールさん。赤ちゃん出来たかもしれませんね」\n\n「そうだといいな」\n\n リナリアははぁ、はぁ、と胸を上下させながら、ベルトールにすりすりと身を寄せる。\n まだ興奮が止まないようで、ベルトールに続きをねだってくる。\n\n「まだ、できます、よね?」\n\n「ま、待ってくれ、少し休ませて…」\n\n そのあと時間を置いて二回リナリアにベルトールは搾り取られた。\n\n (控えめなリナリアでもこんなになるなんて、神樹の花粉には単純に性欲を高める効果もあるみたいだな。エルフが子供を作りやすくなるのにはそれも関係してそうだ)\n\n「一度花を付けてしまえば、毎年この時期に実を付けて花粉を出すようになるんです。神樹の実は滅多に出来ないそうなので、今回は見当たりませんが」\n\n「しかし、普通の植物のように繁殖するわけでもないのになぜ実や花粉を作るんだろうか」\n\n「きっと私たちエルフのためだと伝わっています。エルフ族と神樹はとても密接な関係にあり、どちらかが欠けてはもう片方も危ないと」\n\n それではリナリア一人しか森エルフが残ってない今の状況はかなり危ないのではないか、とベルトールは考えたが。きっとリナリアが子供を欲しがっているのも、そういう理由からなんだろうと考える。\n\n「だから私、ベルトールさんに聞いた森の外にいるエルフな人たちをもう一度ここに戻ってきて貰うのが夢なんです」\n\n「そうか、そうだな…外のエルフ、ダークエルフたちを何とか説得することが出来れば」\n\n そして神樹が花を付けた日から、程なくしてリナリアが妊娠した。ベルトールはこのタイミングで神樹が花をつけてくれた奇跡に感謝し、リナリアは新しい家族に涙を流して歓喜していた。"}

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