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{"novel_id": "n0005lj", "chapter": 5, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0005lj/5/", "title": "二回延長 与える者★※", "content": "“……彼も、彼女たちも……並の精神じゃない。普通、出来ないわよ。これだけの大人数のスタッフを前に、十五歳の少年がカメラの前で性行為なんて。……しかも、あの二人の女性も、撮影されることを心底楽しんでいる”\n\n 彼の本日三度目の射精は、母親である登子の膣内に熱く吐き出された。その後、巴がそそくさと彼のペニスに這い寄り、吸い、舐め回す。\n\n いわゆる『お掃除フェラ』と呼ばれる行為。アダルト動画によくある安直なシーンだ。私も過去に男から強要されてしたことがあるが、決して気持ちのいいものではない。\n\n 己の体液と精液がドロドロに織り交ざったペニスを口に含み、汚れを拭う。そして、生臭くて苦いだけの精液を無理やり吸い出し、飲み込まされるのだ。\n\n 男は自らの達成感と支配欲が満たされて喜ぶのだろうが、される女からすれば屈辱的で地獄のような時間だ。だが、目の前の彼女たちにそんな忌避感は微塵もなく、むしろ至上の喜びであるかのように嬉々として奉仕している。\n\n 特徴的なのは、巴がペニスを舐めまわす間、登子はずっと腰から両足を天井に向けて高く上げていたことだ。『彼の精液は、膣内から一滴たりとも零さない』という、狂気じみた彼女の強い意志を感じた。\n\n「もういい」という彼の短い合図の後、巴はすぐさま登子の股間に顔をうずめ、膣から僅かに漏れ出した精液を、じゅる……じゅるっといやらしい音を立てて啜り始めた。無防備に丸出しにしたお尻を向け、必死で精液を口に吸い込んでいる。\n\n 全てを吸い出した後、彼女たちは口移しでその精液を分け合い、「飲め」と命令されるまで、口の中で大切そうに咀嚼していた。決してティッシュやタオルなど使わない。お互いの舌で、全てを舐め取る徹底ぶりだった。\n\n 常軌を逸した三人の行動に、いつの間にかこの広い一室は、完全に『彼ら』の空気に支配されたような異様な雰囲気を醸し出していた。\n\n 彼は、撮影ディレクターの平岩に開始前に軽んじられたことを、登子の熟れた膣を使って強烈に意趣返しをした。私が許可したことではあるが、あっけなく登子の中で果てた平岩やスタッフたちに対し、「女の抱き方とはこうするのだ」と、圧倒的な技術と体力を見せつけていたのだ。\n\n 登子が何度も、何度も息子に卑猥な言葉で懇願し、何度も狂ったようにオーガズムを迎えた姿を目の当たりにした撮影スタッフたち。彼らはすっかり男としての自信を打ち砕かれ、沈痛な面持ちで押し黙っている。\n\n そして、散々彼らの生の痴態を見せつけられ、己の膣を熱く濡らしてしまった私もまた、平岩たちの不甲斐なさを責められる立場ではなかった。\n\n\n\n\n「食事にしましょう。ルームサービスですが、味は保証します」\n\n いいタイミングだったため、彼ら三人をダイニングに呼び、手配していた食事を提供した。平岩たちスタッフには専用のお弁当が用意されており、彼らはダイニングから離れたソファーで小さくなって食事を取っている。\n\n 私も食事をいただこうと三人の向かいに座ると、なんと登子がテーブルの下で、息子の足元に傅きペニスを熱心に咥えていた。\n\n“……まだ、続けるの? 三度も果てたばかりなのに。……これも、彼からの命令?”\n\n「母のことは気にしないでください。これが僕たちのやり方なので。撮影するならお好きにどうぞ」\n\n 大人の余裕を取り繕った私の動揺を見透かすように、彼は平然と言い放った。私は平岩たちを呼び、撮影を再開させた。\n\n スタッフも休憩と食事が必要なため、カメラは一台で構わないと伝えた。豪勢な食事の最中、テーブルの下で息子のペニスを咥え込む母親というあまりにも異様な光景に、私は絶句するしかなかった。\n\n「ぢゅろ、……ぢゅるる、ぢゅるっ……、ぢゅるっ、……ぢゅぽっ」\n\n 休憩中とは思えない淫靡な音が響く中、私と平岩たちスタッフは味も分からないまま静かに食事を取った。彼は用意した食事を平然と平らげ、食べ足りないと更なるお代わりまで要求した。追加の食事が到着するまでの間に、巴はそつなく自分の食事を終えていた。\n\n「交代だ。登子は、スタッフさん全員に『口で』お礼をしてこい。全員を射精させたら食事を取れ」\n\n“……また、母親にそんなことをさせるの? お礼って、どういう意味? ……彼には、何か別の意図があるの?”\n\n 彼女たちに新たな命令が下された。平岩は戸惑い、指示を求めて私を見つめている。私は小さく頷き、許可を出した。\n\n「皆さん申し訳ありませんが、彼女のお礼を受けてください。撮影は二台に増やし、カメラは交代で撮影をお願いします」\n\n 私がそう言うと、彼らは渋々といった顔で受け入れた。十五歳の少年の命令で施しを受けるのは癪だろうが、男の浅ましい本能はその程度のプライドでは消えない。\n\n 特に先程、性交の輪に入れなかったカメラ担当の男たちは、目の前で繰り広げられた狂宴で溜まりに溜まった性欲を、一刻も早く開放したいと望んでいるはずだ。\n\n\n\n\n 私が巴の巧みなフェラチオを冷めた目で眺めながら、食事を終えようとした時だった。私の太ももに、テーブルの下で何かが触れたような感触が走った。脚を確かめようとすると、今度はピンポイントで股間にそれが押し当てられた。\n\n ハッとして彼を見ると、彼も真っ直ぐに私を見ていた。ぐいっと、足の指先が私の膣の割れ目を的確になぞる。\n\n「前回とは違いますね?」\n\n 心の中を覗き見られたような、強烈な羞恥を覚えた。前回の面談時の対策として、おりものシートを準備してきて正解だった。これがなければ、今頃どれほど下着を汚らわしく濡らしていたかわからない。\n\n いや、下着だけで済めばいいが、ショーツの上はストッキングと紺の七分丈パンツだけだ。股の部分は生地が厚めになってはいるが、それだけでは到底安心できなかった。\n\n「勘違いしないでいただけますか。私にそのつもりはございません」\n\n「あなただけですよ。この部屋で、参加されていないのは」\n\n“……私に欲情したのなら、素直に私を抱きたいと言えばいいのに。回りくどい男。……もしかして、私を抱く環境を作るために、邪魔なスタッフたちに餌を与えて遠ざけたの……?”\n\n 彼が私にハッキリと自己主張をしたのは、この撮影に関する条件を提示してきた時だけだった。彼がこの異常な依頼を受けた理由も『母』を守るため。アフターピルを要求したのも『彼女』のため。\n\n 決して、彼は自らの快楽のために望んでこの依頼を受けたわけではない。彼に会うのは今日で三度目だ。\n\n 一度目は事務的な話で短時間で終わった。二度目は、彼と登子のセックスを目の当たりにし、その圧倒的な光景に呑まれ、結果としてこの撮影を実行に移してしまった。\n\n 母親と幼馴染という付き合いの長さだけで、彼女たちは彼の奴隷になっているのではない。性交という強烈なツールで、彼女たちに愛や恩という唯一無二の褒美を与えているのだ。\n\n だからこそ、彼女たちは彼のどんな命令も歓喜して全うする。私が今まで経験してきた、どの男との性行為とも違う。彼女たちこそ、心身ともに彼に調教された本物の性奴隷だった。\n\n\n\n\n「おっ、……マンコ、イっ、イキます! ……あっ、……イカっせて、ださい、んっ、ん゛ぅ〜、ん゛ん!」\n\n 巴が涙声でそう懇願する度に、彼は両腕で支えている彼女の膝裏とお尻を高く持ち上げ、最もいいところで強引にペニスを抜いてしまう。\n\n 引き抜かれる度に虚しく吹き出していた潮は、度重なる寸止めのせいで徐々にその量を減らしていた。\n\n“……今日は、いつでも自由にイっていいと彼自身が言っていたのに。……それでも、彼女は文句ひとつ言わない”\n\n 先程から再開された性交。さすがにセックスするならテーブルが邪魔になるため、ちゃんと撮影できるようにスペースを空けさせ、ガウンも脱いでもらった。\n\n 対面座位と呼ばれる密着した姿勢で、もう十分ほどオーガズムを無慈悲に焦らされている巴。狂おしいほどに絶頂を求めているのだろうが、泣き言を言わずに歯を食いしばり、彼の意地悪な仕打ちに必死に耐えている。\n\n 登子は己の食事も取らず、両腕が巴の体で塞がっている彼に、追加注文したサンドイッチを甲斐甲斐しく口に運んで食べさせている。\n\n 彼女は二十分も経たずに、スタッフたち全員を口内射精に導いてみせた。お礼という名目の割には、スタッフたちの精液は決して飲もうとせず、無表情でティッシュに吐き出していた。\n\n 先程まで散々と見せつけられたあの狂信的な『精飲』は、彼らには適応されなかった。それが本当にお礼のつもりなのか、それとも息子との格の違いを見せつけて彼らに屈辱を与えているのか、私には判断がつかなかった。\n\n だがそれは、『私は決して淫乱な女ではない』という彼女なりの強いメッセージだったのかもしれない。愛する息子の命令だから仕方なくこなしただけであり、誰にでも股を開き、精液を欲しがる安い女ではないのだと。\n\n サンドイッチの最後の一切れを飲み込んだ彼は、真っ直ぐに私を見ていた。\n\n「本多さん。ご馳走様でした。お代わりまでいただいて、ありがとうございます」\n\n「……いえ、喜んでいただいたのなら幸いです」\n\n「一つ、お伝えしておきます。これから『十分以内』に、僕とセックスするか否かを決めてください。あなたにその意思がなければ、今後は二度とお誘いしません」\n\n 彼は冷徹にそう言い放つと、榊原巴を抱き上げた。清和登子には「食事を取れ」と指示し、一人を抱えたまま悠然とベッドルームへ移動していく。\n\n 撮影スタッフたちも慌てて機材を抱え、彼らに付いて行った。ダイニングに残されたのは、私と登子だけ。彼女は用意された冷めた食事を、静かに口に運び始めていた。\n\n 彼は、タイムリミットという条件付きで私を誘った。おそらく、十分を過ぎればこちらがどんなに懇願しようが、泣いて縋りつこうが、彼は決して応じないだろう。\n\n 巴がどんなに願っても彼がオーガズムを与えなかったのは、その絶対的な『支配力』を私に伝えたかったのだと推測できる。\n\n 彼は、私の大人の余裕の下で激しく揺れ動く心を完全に見透かしている。この甘美な餌につられて彼に飛び込めば、私は二度と這い上がれない底なし沼に嵌って動けなくなるだろう。ミイラ取りがミイラになるとは、まさにこのことだ。\n\n ………止めておこう。取り返しのつかない沼に引きずり込まれる前に、理性で離れよう。彼女たちがベッドルームでどれだけ淫らな嬌声を上げようとも、大人の私なら耐えられる。\n\n 最悪、隣の部屋に避難すればいい。仕事としては、もう十分に撮影の取れ高はあるのだから。\n\n「こんな異常な関係でも、不登校で引きこもっていた巴ちゃんは、息子のおかげでしっかりと勉強して御門葉に入りました。夫のことで絶望し、死を望んでいた私を救ってくれたのも、息子です」\n\n「この五年間、ほぼ毎日のように息子と性交してきましたが、息子は私たちを一度も妊娠させたことはありません。自らを律し、完全にコントロールしているのです。ですから、私たちは安心して息子に身を委ねられます」\n\n「私たちが歪んでいるのは見ての通りですが……こんな特異な依頼をしてきたあなたも、十分に歪んでいますよ。あなたが心に何を抱えているのか、この撮影の本当の意図は何なのか、私は何も知りません」\n\n「それでも、あなたの心の奥底に沈む澱を溶かせるのは、息子であると信じています。私たちとは違い、あなたは息子が自らの意思で選んだ『初めての女性』なのです。……どうぞ、息子をよろしくお願いします」\n\n そう一気に語り終えると、登子は立ち上がり、私に向かって深く頭を下げた。言葉足らずの不器用な息子に代わり、彼の胸の内を語る母。\n\n つまり、あれが私に対する不器用な愛の告白だというのだ。最初から頭のネジが飛んだ狂った親子だと思っていたが、親に告白の代行までさせる息子がどこの世界にいるのか。\n\n“……本当に彼は、臆病で小心者だわ”\n\n だが、その不器用さがどうしようもなく私の心の隙間に入り込んだ。私は弾かれたように立ち上がると、大人のプライドも理性も乱暴に脱ぎ捨て、おりものシートを引っぺがし、下着姿のままベッドルームへと飛び込んだ。\n\n「んっ、ああ゛ぁぁぁ!」\n\n ベッドの上では、豪快に下から巴の体を持ち上げて、ペニスを挿入する彼。巴はその激しい腰の振りに耐えられず、顔を真っ赤にしながら、淫らに飛沫を撒きちらし絶頂に達していた。\n\n 僅かな恐怖感。このままでは、自分が自分でなくなってしまうのではないかという根源的な恐れ。狂気に満ちた彼らを見ていると、確かにそう警鐘を鳴らす理性がいた。\n\n だが、もう引き返すことなどできない。それ以上に、私の雌としての本能が、彼を激しく求めてしまっていたのだ。\n\n「清和奏介さん。これからあなたといたしますが、変な命令には同意できません。私を辱めるようなことも、他の男としろということもお断りです。その女からペニスを抜いて、私と今すぐにしてください」\n\n「年下のガキに敬語を使うな。俺のことは『奏介さん』か『ご主人様』と呼べ。……巴、サポートしろ」\n\n“……何がご主人様よ。本当は虚勢を張っているだけの、情けない男のくせに”\n\n ここまで散々、圧倒的な男の力を見せつけてきた彼。それでも自信がなさそうにツンデレな言葉で返してくるとは、とことん天邪鬼な性格だ。\n\n それでも、彼が私の登場に心の底から安堵し、嬉しそうにしているのが痛いほど伝わっていた。\n\n\n\n\n 彼の胡坐の上に、向かい合うように腰を下ろした。目の前には、無機質なレンズを向けるカメラが二台。撮る側から一転して、撮られ、晒される側になってしまった。\n\n 今まで仕事で散々、他人の性交を見てきたが、いざ自分が晒されるとなると体の緊張は拭えなかった。ブラジャーのホックが外され、私の胸が露わになる。\n\n 巴は邪魔にならないようカメラの前で自慰を始めていた。サポートと言っていたが、カメラの画角もあるし、今はまだ自分の出番ではないのだと冷静に判断したのだろう。\n\n「手を、俺の首に回せ」\n\n 私は大人しく指示に従った。うなじを熱い舌で舐められながら、ひどく優しい手付きでおっぱいを揉まれる。脇の辺りからすぅとすくい上げるように持ち上げられ、長い指先が乳首に触れる。\n\n 時にカリカリと爪で軽く擦られ、時に指の腹で弾くように乳首を弄ぶ。そして、羽毛で擽られているようなフェザータッチで、おっぱい全体を愛撫していく。執拗に弄られた乳首は、痛いほどに固く充血して膨れ上がっていた。\n\n“……なんてしつこい弄り方。……だけど、全く不快じゃない……”\n\n ただ胸を触られているだけなのに、舐められた訳でも、強く吸われている訳でもないのに、下腹部の奥、膣の入り口がムズムズと熱を持っていくのがもどかしい。\n\n 彼をもっと深く求めるように、無意識にクネクネと太ももを擦り合わせてしまう。焦らされた末に、自分から『クリトリスに触れて欲しい』と切望したのは、私の人生で初めてのことだった。\n\n「力を抜け」\n\n 残っていた僅かな羞恥心で太ももを閉じたが、あっさりと男の力で膝を開かれた。おりものシートのお陰でショーツに目立った染みはないはずだ。\n\n それでも、よりによって濡れが目立つ淡いライトブルーのショーツを選んでしまったことを、私はひどく後悔した。\n\n「あんっ! ……あぁん」\n\n 彼の指がショーツ越しに私のクリトリスに触れた瞬間、脳天を突き抜けるようなピリッとした刺激に、自分でも驚くような少女のような甲高い声が出てしまった。\n\n あられもない喘ぎ声と、ビクッと膣が勝手に反応してしまったことが恥ずかしくて、顔にカッと熱が集まるのを感じた。\n\n「……あっ、はぁっ、……ああっ、んっ……」\n\n 体から溢れる嬌声が、もう我慢できずに漏れ出していく。ショーツの上から何度も、何度も、焦らすようにねちねちと擦り続けられた私のクリトリスは、痛いほどに大きく膨らんでいた。\n\n 大きめのクリトリスが完全に勃起して、ショーツを履いていてもくっきりとその突起が確認できるほどだ。そして、感度はいつもの何十倍にも跳ね上がっていた。\n\n 彼の指が動いているのか、私自身が腰を押し付けているのかわからないくらいに腰が勝手に跳ね、このまますぐにオーガズムを迎えたいと狂おしく感じてしまった。\n\n“……あっ、こんなに、ゆっくり撫でられてるだけなのに、……イクっ、イクっ……”\n\n「いつでもイっていいぞ」\n\n「うぅっ……ん゛ぁ!」\n\n オーガズムに達した瞬間、室内のノイズが遠のき、視界が真っ白に弾けた。そして、オーガズムに向かうまで限界まで強張っていた体は、嘘のように蕩けるように弛緩した。\n\n 自慰や電マ、過去に体を重ねた男たちとも全く異なる上質な快感だった。こんな風に優しく、丁寧に、女性を労わるようにイカされたのは初めてだった。\n\n 彼がどんなに歪んだ性格だろうと、セックスの技術だけは間違いなく超一流だ。それ故に、彼は女にとって劇薬であり危険でもある。\n\n だが今は、この撮影を実行して本当に良かったと、心の底から歓喜していた。\n\n「巴、彼女を後ろから支えろ。……痛かったら言えよ?」\n\n 私の後方に巴が座り、彼は私の正面へと移動した。ショーツを脱がそうとする彼と、必死に抵抗する私。ぐちゃぐちゃに濡れて酷いことになっている膣を、カメラと彼らの前に晒したくなかったのだ。\n\n だが巴に背後から腕を押さえられ、抵抗虚しくショーツが下ろされる。糸を引いた大量の蜜がライトに照らされて目に映り、死ぬほど恥ずかしい思いをした。\n\n 彼の指が、滑るように私の膣に侵入してきた。……くちゅ、くちゅ……という卑猥な水音が耳にこびりつく。\n\n 問診する医者の様に、探り探り、ゆっくりと動く細く長い指は、私のビクつく反応を的確に確かめながら奥へと進む。うねうねと指を動かし、下腹部の裏の敏感な部分を的確に擦り上げる。\n\n 決して粗雑に扱わず、女を悦ばせる手間を省かないという彼の強い意思が感じられた。\n\n 女はただ濡れていれば、いきなり挿入しても良いという訳ではない。この辺りの前戯を適当にこなす男と、丁寧に中をほぐす男の差が、女の快感に直結するのだ。\n\n 彼は『自分本位な自己中心的なセックスはしない』と、その指先で胸の内を晒している。しっかりと前戯をこなし、女の体を極限まで開かせなければ、あの暴力的なペニスは受け入れられないのだと。\n\n 登子や巴に行っていた獣のような交尾とは異なる、ひどくスローで甘いセックス。右手で膣内を的確に刺激し、左手は膨れ上がったクリトリスを弄る。彼が懸念した痛みなど、微塵も感じなかった。\n\n「んっ、……んっ、んんっ……あっん、ふぁっ!」\n\n「ここがいいのか? 少し強めるぞ」\n\n“そこダメ、きもちいい! ……くる、……くる、あ……イク、……イクっ”\n\n「……あぁっっっ、ん゛うっ!」\n\n 先程のクリトリスだけの絶頂とはまた違う、膣の最奥から全身の神経へと放射状に広がる深いオーガズム。\n\n ジンジンと強い痺れのような余韻が残る膣。膣壁が激しく収縮しては弛緩する、波のような快感が延々と続いた。\n\n 自分ではもう抑えきれないほど両脚がガクガクと痙攣して、なにか温かいものをお漏らししてしまったような、圧倒的な解放感を知った。\n\n 男の指でイったことなど過去に何度もある。だが、こんなにあっさりと、それでいてねっとりとした魔法のような指遣いは初めてだった。長い指で、的確にポイントだけを程よい力で執拗に刺激する。\n\n 彼はペニスが立派なだけじゃない。しっかりと女の体から学び、訓練してきた技術を完璧に実践する恐ろしい男だった。\n\n それから彼に弄り回された私の膣は、今まで私に挑戦してきた名だたる男たちを撥ね退け、人生で初めての『潮』を吹いた。\n\n 自分の体が知らなかった未知の世界が開かれた私は、トロトロにほぐされた膣の快楽に、抗うことなく身を委ねた。\n\n\n\n\n「入れるぞ。苦しくても我慢しろ。最初だけだ」\n\n 私は熱い息を吐きながらちょこんと頷いた。いつの間にか背後から戻ってきていた登子が、彼のペニスを咥えて極限まで濡らし、準備を整えていた。\n\n 彼のペニスを初めて見た時は、その規格外の太さと長さに心底驚いた。私の知る日本人のそれではなかったからだ。\n\n それでも、あの二人の女性の膣は、この凶悪なペニスをしっかりと咥え込んでいたのだ。すぐに、私もその暴力的な味を知ることになる。\n\n 熱く太い鉄の棒を突っ込まれたような、圧倒的な圧迫感が膣口から奥へと続き、一瞬息が詰まった。\n\n 少しずつ彼の体重が掛けられ、ミチッ、ミチッと膣壁を容赦なく押し広げ、グリグリと奥へ、奥へと突き進んでくるペニスの存在感に悶える。\n\n 慣らすように、ゆっくりとペニスは私の最奥を目指していた。そして、硬い先端が子宮の入り口にコツンと触れた瞬間、彼はピタリと動きを止めた。\n\n“うそ、あ……これ……ダメ! どけて! 抜いて……イク……ヤダっ! 入れただけで、……イク……イク!!”\n\n「……ん゛ん゛っ……ぐ……ぅ」\n\n 人生で一番強烈なオーガズムが、脳髄から爪の先までを閃光のように駆け巡り、未だ経験したことのない圧倒的な快楽が体中を蹂躙した。\n\n 勝手に腰が宙に浮き、全身の痙攣が止まらない。自分でもハッキリと分かるほどに、膣の激しい収縮が荒れ狂ううねりとなって押し寄せた。\n\n 私が落ち着く間もなく、彼は勢いよく根本までペニスを引き抜いた。限界まで達していた膣から、とめどない体液が……ビュシュぅぅ……と激しい音を立てて天井に向けて放たれ、私自身の顔や胸に潮の雨を降らせた。\n\n“……指で十分に膣がほぐされていたとはいえ、……ただの正常位で、しかも一回入れただけでこれほどの絶頂なんて……なら、これから突かれたら私はどうなってしまうの……”\n\n「これが、本当のセックスだ。これから、いつでも味わわせてやる」\n\n 彼のペニスに、完全に瞬殺された。たった一回突き、たった一往復で、私の大人の女としての尊厳は、彼のペニスに完全敗北した。\n\n ただ粘膜同士が接触し、摩擦するだけではない、魂を揺さぶられる本物のセックス。私の今までの何気ないセックスの歴史を、根底から木っ端微塵に否定された瞬間だった。\n\n\n\n\n「好きだ。俺の女になれ」\n\n 荒い息を吐きながら見上げた彼の凶悪なペニスに、再び群がろうとする巴と登子。こんな異常な空間で、他の女を侍らせたまま愛を告白する狂った男。\n\n 最初から、素直にそう言えばいいのに。不器用で天邪鬼で、どうしようもなく魅力的なこの男を、私は心から愛おしいと感じていた。\n\n\n\n\nもう、私の答えは決まっている。\n\n「よろしくお願いします。……ご主人様」"}

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