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{"novel_id": "n0005ma", "chapter": 2, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0005ma/2/", "title": "「黒川綾 敗北エンド」(綾が敗北した場合のIfです)", "content": " どこまで続くか分からなかったあの狂気の絶頂地獄は、唐突に終わりを告げた。\n 意識を手放していた黒川綾が次に目を覚ましたのは、見知らぬ小さな部屋の冷たい床の上だった。\n\n 身体を締め付けていた忌まわしいフィフスハーネスも、口を塞いでいた器具も、すでに外れている。\n だが、安堵よりも先に彼女が確認したのは障壁の降りた扉の近くにある小さな収納だった。\n\n たぶん、ここにアフターピルがあるはずなのだが、完全にロックされて開かない。\n\n「ああそうか……」\n\n あの拷問のようなべろちゅーバトルで、自分は栗山比奈に負けたのだ。\n そして、唯一の希望であったたった一粒の緊急避妊薬は、勝者となったあの女子大生が持ち去ってしまったらしい。\n\n 「ああ、なんてことなの……」\n\n 綾は絶望に顔を覆いながら、出口らしい頑丈な鉄の扉へと駆け寄り、何度も強く叩いた。\n だが、硬く施錠された扉はビクともしない。\n\n ふと壁を見上げると、無機質なモニターが設置されており、そこには赤々とした文字で『120:00:00』と表示されていた。\n\n (120時間……。5日間も、ここから出られないというの……?)\n\n アフターピルの有効期限は、性行為からおおむね72時間と言われている。\n 最大限に見積もって着床をガードしようとしたって、リミットは120時間。\n\n 120時間もここに閉じ込められれば、子宮の奥深くまで注ぎ込まれたあの不潔な精液によって、確実に受精し、着床してしまうわけだ。\n 本当に良くできた『ゲーム』だった。\n\n おかげで、沈着冷静なエリートOLである綾がこうも簡単に追い詰められている。\n どうしてこうなってしまったのか。\n\n ここまでくるのに、なんとかならなかったのか。\n 後悔と恐怖に苛まれながら、綾は部屋の隅にある小さなシャワールームへとよろけながら向かった。\n\n せめてもの抵抗として、彼女は熱いシャワーを浴び、股間を必死に洗い流す。\n\n「んっ……くすんっ。出ていって、あんな男の精子なんかっ」\n\n 指をワレメの奥まで突っ込み、こびりついた汚れを掻き出すようにしてオマンコを綺麗にするが、カテーテルで子宮の最奥までぶち込まれた種をすべて取り除くことなど不可能だった。\n 身体の汗と白濁液を洗い流しながら、綾はシャワールームの壁に手をつき、激しく落ち込んだ。\n\n やがて身を清めて外に出た彼女だが、自らの衣服はどこにも見当たらない。\n 全裸でいるよりはマシだと、部屋に備え付けられていた衣類を手に取るが、それは布面積が極端に少ない真っ赤なマイクロビキニだった。\n\n Iカップの凶悪な長乳は、小さな三角形の布から無残にはみ出し、アンダーヘアすら隠しきれない小さなクロッチが恥部を僅かに覆うだけだ。\n いっそ裸でいるよりも酷い恥辱に身を震わせながら、綾は部屋の中央にある簡易ベッドの上に腰掛けた。\n\n 手持ち無沙汰に俯いていた彼女が、ふと前を見上げると、壁のモニターが唐突に切り替わった。\n そこに映し出されたのは、脂ぎった顔に薄ら笑いを浮かべる、憎き田島洋平の顔だった。\n\n「ひっ……!」\n\n 画面越しの田島が、ぎょろっと血走った目をこちらに向けた瞬間、綾はゾワッとして悲鳴を上げた。\n\n『敗者復活戦を望みますか?』\n\n モニターの横のスピーカーから、あの忌まわしい運営の機械音が響き渡る。\n\n (敗者復活戦……?)\n\n『ご説明します。ルールは簡単です。ただいまより田島洋平に抱かれた分だけ、この部屋のタイマーを減らし、脱出を早めることができます』\n\n 機械音の冷酷な説明に、綾は耳を疑った。\n\n『膣外への射精で、1分間の短縮。……そして、膣内への射精で、1時間の短縮となります』\n\n(膣外射精1分に対して、膣内射精が1時間……!?)\n\n そんなもの、膣内射精一択ではないか。\n たった1分しかない膣外射精を選ぶバカな女などいるはずがない。\n\n ああ、あのバカげたべろちゅーバトルで、すでにどれほどの時間を浪費してしまったのか。\n\n(10時間……いや、欲を言えば20時間か30時間短縮できれば、すぐにでも外に出て病院に行き、アフターピルを処方してもらえる)\n\n そうすれば、まだ望まない妊娠だけは回避できる可能性がある。\n 自分の人生を守ることができる。\n\n「……受け入れます。敗者復活戦を、やらせてください」\n\n 屈辱に唇から血が出るほど噛み締めながら、綾は震える声で運営の提案を承諾した。\n\n プシューッ……という空気音と共に、隣の部屋とを隔てていた扉がゆっくりと開く。\n そこから現れたのは、下半身にタオルを巻いただけの、卑劣でいくら憎んでも飽き足らない男、田島洋平だった。\n\n 彼から放たれる独特のすっぱい体臭が、小さな部屋に充満していく。\n\n「さあ、あなたの思い通りよ。私を好きに抱けばいいじゃない……っ」\n\n 綾はベッドの上に座ったまま、真っ赤なマイクロビキニから零れ落ちそうなIカップを揺らし、吐き捨てるように言った。\n この獣ののような男は、すぐにでも自分を押し倒し自分を貪り食うのだろう。\n\n そう覚悟を決めていた綾だったが……。\n\n「いや、俺は別にこのままでもいいんだぜ」\n\n 田島は動こうともせず、いやらしい目で綾の巨乳をねっとりと舐め回すように見つめた。\n\n「……え? どういうこと?」\n「俺はこのまま、残り120時間が過ぎるのを黙って見ててもいいんだってことさ」\n\n 田島はニタニタと黄ばんだ歯を見せて笑い、股間のタオルを無造作に放り捨てた。\n\n「なんだったら、お前がそんなエロい格好をしてるから、それをおかずにオナニーしてるだけでもいい」\n「ちょっとまって……。そ、それはまずいわ!」\n\n 綾の顔から一気に血の気が引いた。\n 成人男性が1日に出せる精液の量、つまり射精の回数には限度がある。\n\n もしこのまま田島が自分の手で無駄撃ちをしてしまえば、彼は賢者タイムに入り、綾は膣内射精の条件をクリアできなくなってしまう。\n それはつまり、この部屋から出られる時間がどんどん遅くなり、タイムリミットに間に合わなくなることを意味していた。\n\n「さあ、どうするんだ? 俺はもう、我慢できねえなあ」\n\n 田島は試すように、綾の目の前で自身の醜く怒張した肉棒を握り、シコシコと扱き始めた。\n\n(嘘……お願い、出さないで……! ここで時間を使われたら、私、本当に田島の子どもをっ!)\n\n プライドと、自分の未来。天秤にかけるまでもない究極の選択。\n 綾は簡易ベッドから転げ落ちるように床に這いつくばった。\n\n「お願いします……! 田島洋平様、どうか私を抱いてくださいっ!」\n\n 冷たい床に額をこすりつけ、綾は哀れにも、この世で最も憎い男の目の前で土下座するしかなかった。\n だが、田島はシコシコと手を動かすのをやめず、冷酷に言い放った。\n\n「全然、足りねえなあ」\n「はい?」\n\n 言ってる意味がわからないと、顔を上げた綾に、田島は下卑た笑いを浮かべながら部屋の四隅を指差した。\n\n「この部屋はな、四方八方からモニタリングされてて、映像として全て録画されてるんだよ。お前が俺との『約束』を守る限りは表に出ねえが、もし破ったら、お前の会社にも世間にも、この映像を大々的に公開されることになってる」\n\n「約束……って、どういう意味ですか?」\n「これからお前がするんだよ。カメラに向かって、自らの口でな」\n\n その後語られる田島の酷い要求を聞き、綾はギリッと歯を食いしばった。\n あまりにも理不尽で、あまりにも残酷な仕打ち。\n\n だが、ここで拒否すれば田島は本当に自慰で精液を無駄にし、自分は確実に妊娠してしまう。\n\n(屈辱だけど……本当に妊娠して人生が終わるよりは、マシだわ……っ!)\n\n 綾は震える体を起こし、真っ赤なマイクロビキニからIカップの長乳をこぼれさせながら、カメラに向かって正座した。\n 青みがかった瞳から悔し涙をポロポロとこぼしながら、田島に指示された通りの言葉を紡ぐ。\n\n「私、黒川綾は……私の自由な意思で、田島洋平さんに私を抱いていただきますっ」\n「もっとはっきりと、心から嬉しそうに言えよ」\n\n「あなたの子供を、妊娠させていただきたいですっ! もちろん、あとから警察に通報したりしません。一切のことは秘密にします。そして、赤ちゃんができたら……必ず、産みます……っ!」\n\n 言わされた言葉の重みに、綾の心は完全に叩き割られていた。\n これで後戻りはできない。\n\n 脱出できたとしても、田島に逆らえばこの屈辱的な映像が世間にばらまかれるのだ。\n レイプされたと言っても、難しいかも知れない。\n\n「ひひっ、よく言えたな。それじゃあ、たっぷり可愛がってやるよ」\n\n 田島は満足そうに頷くと、ようやく綾の腕を掴み、簡易ベッドへと乱暴に引き上げた。\n\n「ああっ……!」\n\n そのまま仰向けに押し倒され、田島の脂ぎった巨体が綾のしなやかな肢体に覆い被さる。\n\n「まずはこのデカい乳からだ。ほら、お前の手で挟んで、俺のちんぽを扱け」\n「んっ……はいっ」\n\n 綾は自らの規格外のIカップを両手で寄せ集め、深く柔らかな乳谷で田島の黒ずんだ肉棒を挟み込んだ。\n\n(もうどうせ精液は入ってるんだ。絶対に、中に出してもらわなきゃ! 一回でも多く……!)\n\n ジュルッ、ジュポォッ……!\n\n 綾は必死に腕を動かし、長乳の圧倒的なボリュームで肉棒を包み込みながら、先端を自身の舌でペロペロと舐め回した。\n\n「おおっ、すげえ肉厚だ……。インテリぶってた女が、こんな淫らなパイズリをしてくれるなんてなァ!」\n「んちゅっ……れろっ……洋平さん、気持ちいいですか? 出すときはオマンコに、いっぱい出してくださいね……っ」\n\n 綾は媚びるような上目遣いで田島を見つめ、少しでも早く射精に至るよう、持てる技術のすべてを注ぎ込む。\n やがて田島の息遣いが荒くなり、腰がビクビクと跳ね始めた。\n\n「いくぜ、黒川ァ! お前のその生意気なマンコに、直接ぶち込んでやる!」\n\n 田島は乳谷から肉棒を引き抜くと、真っ赤なマイクロビキニのクロッチを強引にずらし、愛液で濡れそぼった綾の秘裂に先端を押し当てた。\n\n ズプゥゥゥッ……!!\n\n「あぁぁぁぁぁっ……!! 入ったぁ……っ!」\n\n 太く硬い肉塊が、綾の狭い膣内をこじ開け、一気に最奥の子宮口にまで突き当たる。\n まさかこの男の肉棒を直接オマンコに挿入される時が来るなんて……。\n\n「最高だぜ! この締め付け、たまんねえ!」\n\n パンッ! パンッ! ズチュズチュズチュッ!\n\n 激しいピストンが始まり、綾の巨乳が反動でブルンブルンと無様に宙を舞う。\n\n「あっ、ああっ! 奥、奥まできてるっ……! 洋平さん、中に、中に出してぇっ!」\n\n 強烈な嫌悪感をこらえて、妊娠を回避するため。\n 綾は恥じらいも捨てて自ら腰を振り上げ、田島のペニスを深く迎え入れた。\n\n「ほらよォッ! たっぷりと受け止めやがれ!」\n\n ドピュッ! ドピュドピュドピュゥゥゥッ……!!\n\n「あぁぁぁっ……!! 熱いのが、子宮にぃっ……!」\n\n 濃厚な精液が勢いよく放たれ、綾はビクンビクンと身体を震わせて絶頂に達した。\n\n (これで、一時間短縮。でも、まだまだぜんぜん足りない……っ!)\n\n 綾は休む間もなく田島に奉仕を続け、二回、三回と連続してドピュドピュと膣内射精を引き出した。\n ここまでは順調だった。\n\n だが、三回目の射精を終えた直後、田島の肉棒はみるみるうちに萎縮し、ふにゃふにゃになってしまった。\n\n「ふぅ……俺はもう限界だ。歳には勝てねえな。今日はこのくらいにしとくか」\n「えっ……? 待って、嘘でしょ!?」\n\n 綾は血の気を引かせた。まだ3時間しか短縮できていない。\n 残り時間は117時間もあるのだ。\n\n(このままじゃ……私、本当に妊娠しちゃうっ!)\n\n 焦燥感に駆られた綾は、萎えた田島のペニスを両手で包み込み、必死に口に含んだ。\n\n「んちゅっ、じゅるるるるっ! れろっ、ちゅぽっ……!」\n「おいおい、がっつくなよ。もう出ねえって……おおっ?」\n\n 綾は唾液をたっぷりと絡ませ、亀頭から玉袋までを執拗に舐め回す。\n それでも反応の鈍い田島を興奮させるため、彼女は己のプライドを完全に捨て去り、狂ったように卑猥な言葉を並べ立てた。\n\n「洋平さん……お願い、起きてっ。私の子宮、まだ全然もの足りないのっ」\n「お前……」\n\n「私、洋平さんの赤ちゃんが欲しいのっ! このIカップのおっぱいから、洋平さんの赤ちゃんのための母乳をいっぱいつくってあげたいの……っ! だから、もっと私に種付けしてぇっ!」\n\n エリートOLの面影など微塵もない、ただ孕むことだけを望む雌豚のような懇願。\n その言葉と、綾の献身的な舌使いが、田島の嗜虐心と征服欲に再び火をつけた。\n\n みるみるうちに肉棒が硬さを取り戻し、再び凶悪なサイズへと膨張していく。\n\n「ひひっ……そこまで俺の子種が欲しいなら、お望み通り腹をパンパンにしてやるよォ!」\n\n ズバァァァッ!!\n\n「ひぎぃぃぃぃぃぃっ!! あぁぁぁぁぁっ、すごぉいっ!!」\n\n 再び始まった激しいピストン。\n 綾は白目を剥きながら、田島の腰にしがみつき、快感と絶望の狭間で果てしなく喘ぎ続けた。\n\n ドピュッ! ズチュッ! パチュチュチュッ!!\n\n 何度も何度も、絶頂と共に黄ばんだ精液が綾の子宮に注ぎ込まれていく。\n\n「もっとぉっ! もっといっぱい出して! 私を絶対に妊娠させてぇぇっ!!」\n\n 綾は手練手管のすべてを尽くし、田島が萎えそうになるたびに淫らな言葉で再起させ、自らの肉体を酷使した。\n 4回、5回……そして、気力を振り絞って引き出した、執念の10回目の射精。\n\n ドピュゥゥゥッ……。\n\n「あぁぁぁっ! はぁっ……はぁっ……」\n\n 十回分の濃厚な白濁液を子宮に限界まで溜め込んだ綾の腹は、すでにぽっこりと不自然な膨らみを見せていた。\n\n「ははっ、すげえ女だ。俺のキンタマからっけつで、もう一滴も残ってねえよ……」\n\n 田島も完全に精魂を尽き果て、綾の隣にどさりと倒れ込む。\n\n(これで……10時間短縮。でも、もう身体が、動かないっ)\n\n 全身は汗と精液でドロドロになり、股間からは絶え間なく白濁液が溢れ出ている。\n 極度の疲労と度重なる絶頂で、綾の意識は急速に薄れていった。\n\n タイムリミットまで、まだ110時間。\n 絶望的な数字を残したまま、綾と田島は互いにぐったりと抱き合ったまま、泥のような眠りへと落ちていくのだった。\n\n 翌日からも、綾の壮絶な搾精は続いた。\n 1日10回の膣内射精を自らに課したノルマとして、彼女は目覚めるたびに田島の醜い肉棒にしゃぶりつき、無理矢理にでも勃起させては、その卑しい種を子宮へと流し込ませた。\n\n「んちゅっ、れろっ……洋平さん、もっといっぱい種付けして……私のお腹、まだ空いてるのっ!」\n「ぐふふ、お前、本当に俺の子供が欲しくてたまらねえんだな。この淫乱女がっ」\n\n ズチュッ、ズチュゥゥゥッ!!\n\n「ああっ、いっぱいくるぅ!」\n\n もはや綾にとって、田島は憎むべき対象ですらなく、ただ時間を短縮するための種馬へと成り下がっていた。\n そう思わなければやってられない。\n\n だが、その行為そのものが、彼女を田島の精子なしではいられない身体へと作り変えていくようだった。\n 2日目、そして3日目と閉鎖された時間で短いような、それでいて永遠のような時間が続く。\n\n「綾! 無理、もうちょっと休まねえと」\n「ほら、このおっぱいが好きったんだよね! あんなに会社でいっぱい触ってきて、ほら今だったらいくらでも揉んで、吸っていいのよ!」\n\n 凶悪な長乳をぐったりする田島に押し付けながら、綾は叫ぶ。\n\n「あ、綾ぁ! お前の母乳飲みてぇ」\n「ほらいっぱいおっぱいあげるから! 妊娠して母乳がでたら、いっぱい飲ませてあげるから! このおっぱいはあなただけのものよ!」\n\n 綾の乳房を弄びながら、田島は叫ぶ。\n\n「ああ、綾ぁ お前とボテ腹セックスしてぇ!」\n「妊娠したらなんでもしていいから、だから、今は頑張って、男らしく私のオマンコに濃いのドピューってしてぇ!」\n\n そう言って搾り取るようにオマンコをしめあげて、上からパチンパチン腰を打ち付ける綾。\n\n「ああクソッ、綾がエロすぎて出ちまう! オマンコに吸われるっ!」\n\n ドピュッ! ドピュドピュ! ビュルルゥゥゥッ……!!\n\n 合計で30回目となる膣内射精を受け入れたとき、綾の体は完全に田島の種で汚染し尽くされていた。\n\n(ああ……お腹の中、熱い……。もう何十回も中出しされて、私の身体、どうなっちゃったのっ)\n\n この3日間のうちに彼女の体内では排卵が起こり、注ぎ込まれた数億、数十億の田島の精子たちが、彼女の卵子へと一斉に群がっているはずだ。\n 綾の理性は、今すぐにでもアフターピルを飲まなければ取り返しがつかないと叫んでいる。\n\n ああだからこそ、あと3回の射精まで耐え抜いて、今すぐこの部屋を出ることができれば……。\n\n「んあぁぁぁぁっ!! 洋平さん、これで最後っ! あなたの赤ちゃん妊娠する! 妊娠するからぁ!」\n「綾ぁ! 綾ぁああ!」\n\n 田島は妊娠を意識させれば興奮する、それが綾にはもうわかっていたから射精に導くのは簡単だ。\n\n「お願い! 最後の一発、洋平さんの赤ちゃんできちゃう汁、思いっきり中に出してぇぇっ!!」\n\n 綾は泣き叫びながら、33回目の射精を子宮の最奥で受け止めた。\n\n ドピュッ! ドピュドピュドピュゥゥゥッ!! ビュルルッ……。\n\n「あぁぁぁっ!! 最後のいったぁっ……!!」\n\n その瞬間だった。\n ピィーッ! という無機質な電子音が部屋に鳴り響き、壁のモニターに表示されていた数字が『00:00:00』を刻んだ。\n\n『規定の時間が来ました。おめでとうございます。敗者復活戦、見事完遂です』\n\n 運営の機械音とともに、これまで一度も開くことのなかった重厚な鉄の扉が、ゆっくりと開放された。\n\n「ああ……っ、やっと、出られる……っ!」\n\n 綾は精液でドロドロになった体を無理やり動かし、真っ赤なマイクロビキニのまま、光の差し込む扉の先へと走り出した。\n 眩しい陽光に目を細め、久しぶりの外の空気を胸いっぱいに吸い込む。\n\n だが、次の瞬間、彼女の視界に飛び込んできた光景に、綾は凍りついた。\n\n「……え? ここは、どこ?」\n\n 扉の先に広がっていたのは、緑豊かな街並みでも、救急車が待機する病院の前でもなかった。\n 果てしなく続く青い海と、打ち寄せる波の音。\n\n「……島なの?」\n\n 綾が愕然として周囲を見渡すと、眼の前には一面の海が広がっており、本土らしき対岸は、霞んで見えるほどのはるかかなたに位置していた。\n\n「ひひっ、ここは地図にも載ってねえような無人島だぜ。本土までは十キロくらいはありそうだなあ」\n\n 背後から、同じく全裸に近い姿の田島が、いやらしそうに笑いながら肩を並べてきた。\n\n「騙したのね! 運営は、ここから出られるって言ったのにっ!」\n「なにがだ? 運営は『扉が開く』とは言ったが、『街の病院に行ける』なんて一言も言ってねえぞ。クックック、俺を冷静に貶めて退職に追い込んだ優秀なお前も、焼きが回ったもんだなあ」\n\n 田島の言う通りだった。\n なんで自分は、あんな甘言を信じてしまったのか。\n\n「そんなっ……じゃあ、せめて島に船はないの!? 助けはこないの!?」\n「ああ、5日に1度、定時にならないとこねえよ。次の便は……あと2日後かな」\n\n 田島はそう言うと、絶望に震える綾の腰を、背後からいやらしく抱き寄せた。\n\n「あと2日間、この島には俺とお前、二人きりだな。クックック、勝負に勝った比奈ちゃんたちは、もうとっくに本土へ帰った頃だろうよ」\n「ああ……あぁ……っ!!」\n\n 田島の手を振り払う余裕すらなく、綾は膝から崩れ落ち、その場にしゃがみ込んだ。\n 3日間、33回もの中出しを耐え抜き、プライドを捨ててまで手に入れた「自由」は、あまりにも残酷な偽物だった。\n\n(あと2日……2日もここにいたら、受精卵は確実に着床しちゃうっ)\n\n お腹の中では、今この瞬間も、憎き田島の遺伝子が自分の卵子と結合していた。\n 新たな命としての鼓動を始めようとしている。\n\n それを止める術は、もう、どこにもない。\n\n「いやああああぁぁぁぁっ!!」\n\n 絶海の孤島に、黒川綾の魂を削り取るような絶叫が虚しく響き渡る。\n 彼女の大量の中だし精液で膨らんだお腹の中では、確かな「敗北の証」が、その根を下ろそうとしていた。"}

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