| {"novel_id": "n0006cw", "chapter": 1, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0006cw/", "title": "婚約破棄された伯爵子息は王子と公爵令嬢に復讐する(後編)", "content": " キルビス王子は、新たに婚約者となったアリア公爵令嬢へプレゼントとして贈る予定の性奴隷を見繕いに、護衛と共に商人に扮して王都内のさる豪商の屋敷へと赴いていた。\n 王国内では奴隷制は建前上は廃止されていたが、事実上は未だに奴隷が売買されている現状であった。\n 表向きは奉公人や小作人、召使や供回りとして雇われていたが、裏では隷属魔法や専属契約書等で雁字搦めにされており、王子ともなれば結構融通が利くのであった。\n\n 「ようこそいらっしゃいました、若様」\n 相手は、王子の正体を当然知っており、王子の腹黒い性格や変態的な性癖を知っていて、色々と便宜を図っているのであった。\n\n 「今日は、男2名と女1名が欲しい。女のほうは素性は問わないが、出来れば死んでも構わないような後腐れのない物が欲しい」\n 王子は、ついでに先日虐待しすぎて殺してしまった女の補充も行うことにした。\n\n\n 「実は、今日は物凄い逸品が入荷しておりまして」\n 奴隷商が耳打ちする。\n\n 「見せてもらおうか・・・」\n 王子は特に期待してはいなかった。この商人の口ぶりはいつものことであり、散々贅をつくした王子にとっては、もはや何の驚きも感動もありはしないと達観していたのであった、今までは。\n\n\n\n\n\n 「こ、これは!?」\n 王子は、珍しく驚愕していた。\n\n 銀色の髪の美少女が居た。単なる美少女ならば、今までに何度か抱いて事はあった。婚約者に隠れて、学園一の美女と名高い隣国の王女と、危険な一夜を過ごしたこともあった。\n\n だが、目の前の少女は違っていた。\n 彼女は、全裸で部屋の中央にたたずんでいた。 特に拘束もされず、だが逃げ出す様子もなく、ニコニコと微笑んでいた。\n\n\n 何よりも目を引いた点は二つ。\n まず一つ目は、彼女の股間には女性器の他に男性器もあったこと。\n\n (これは!? ふたなりか! 初めて見たな・・・ だが・・・ 醜悪さはない。むしろ・・・)\n 王子は、初めて見る存在に魅せられてしまった。\n\n そして2つ目は・・・\n\n (この顔は! この顔は知ってるぞ。 オルビスだ。だが、どこか違う・・・ あの馬鹿に姉妹等はいなかったはずだが?)\n\n 「おい、主人。この女は誰だ? どこから仕入れた!?」\n 王子は驚いて問いかける。\n\n 「はい、この品は淫祠教団から納品された特別製の美術品でして、先日王都から追放にされた、ある貴族のご子息を素体に作り上げられた物です」\n 商人が答える。この少女は、元貴族が材料ではあるが、今は動く美術品にして、怪しげな邪教の儀式で使われるような魔道具であるらしい。\n\n\n 本来、王子は慎重かつ理性的に行動するよう心掛けている。だが、目の前の少女は、まぎれもない、あのオルビスであった。\n つい、王子の嗜虐心が彼のとるべき行動を狂わせた。\n\n (こいつは虐めがいがあるな。だが、果たして手元に置いて大丈夫だろうか・・・?)\n 王子は一瞬躊躇したが、とりあえず手に入れることにした。しばらく飼い殺しにして観察すれば良いと思ったのである。\n\n 「元貴族とのことだが、果たして問題はないのか? 閨でいきなり反抗したりはしないか?」\n\n 「大丈夫ですよ。この品は、人としての大事なものが削り取れらておりますからね。\n この品は、怒り・悲しみ・憎しみ・恐れといった負の感情が起きないよう作られているのですよ。\n しかも、ありきたりな性人形とは異なり、喜びや楽しみといった正の感情は、元のままですからね」\n\n 商人の言葉をすべて信じた訳ではないが、商人の卸す品々については信頼している。\n 王子は、商人の言い値でオルビスを買い取ったのであった。\n\n\n\n\n\n\n 「ご主人さま、おかえりなさいませ」\n オルビスが王子を出迎える。這いつくばって平伏する姿を見ると、思わず頭を踏みつけてしまった。\n\n 「ああっ・・・」\n オルビスは、心底嬉しそうに身もだえた。オルビスの股間は勃起して盛り上がっており、乳首も起って服の上からもまる分かりであった。\n\n 何をしても歓喜に震えるオルビスを見て、王子はだんだんと警戒心が薄れていった。\n\n\n\n\n\n\n 半年もすると、王子はオルビスを抱くようになった。\n\n 「さぁ、全部脱いで。足を開いて、オナニーをしてごらん」\n 今日も、最初はオルビスに自慰をさせる所から始めた。\n\n オルビスは、右手の親指と人差し指と中指でペニスを持ち、しごいていた。\n そして、残った二本の指を手前に曲げて、クリトリスを刺激していた。\n 左手は、自分の乳首をつまんで、リズミカルに愛撫していた。\n\n 「あぁぁあ・・・ すごく、きもち、いい、です」\n\n その様子を見て、王子は征服感を味わっていた。\n (あの、学年一の秀才と名高かったオルビスが、この俺の玩具になるとはな・・・)\n\n\n やがて、王子の股間も盛り上がってきた。これを見たオルビスは、王子のズボンを脱がせると、彼のペニスにむしゃぶりついた。\n 王子が彼女の口内に射精すると、オルビスは全部飲み干して、満足げにほほ笑んだ。\n\n その表情には、王子に対する憎しみも、怒りも、恨みも皆無であった。\n\n\n\n\n\n\n ある日、王都内のある貴族の邸宅に、王子がお忍びで立ち寄った。\n それは、秘密の会堂であった。第3王子派の上級貴族が集うパーティーであった。\n\n 「みなさん、ようこそいらっしゃいました。どうぞ、ごゆっくりしていってください」\n 主催者の貴族が挨拶をする。\n\n 王子は、パーティーがある程度進んだところで、演台の中央に立って皆を見回した。\n\n 「本日は、1年ほど前に入手した最高の美術品をみなさんに披露させていただきます。どうぞ、ご覧いただきたい」\n そう、王子が挨拶すると、カーテンの影からローブ姿の者が、しずしずと歩み寄ってくる。\n\n\n 王子がその者のローブをはぎ取った。\n\n 「おお!? これは!?」\n 来賓たちは、驚きに目を見張る。\n\n 若い全裸の少女のようだった。だが、その股間には、女性のモノだけでなく、男性のモノまであった。\n\n\n 「これは、見事な性具ですな」\n 年老いた貴族が感嘆を挙げた。\n\n 「あれは性奴隷ですか?」\n 「いや、あれは魔道具だよ」\n 「あれは人間ではない、美術品だよ。大理石の彫像や油絵具で描かれた裸婦と、同じものだよ」\n 「美しい・・・」\n\n 「あ、あの顔は見たことがある。トリステイン伯爵子息の、オルビスだ。確か、罪を犯して追放された」\n 「お、恐ろしい・・・ 敵とはいえ同じ貴族の、同じ学院の同級生を性具に仕立て上げるとは・・・」\n\n 周りの反応は様々であったが、オルビスは全く意に介することなく、パーティーの参加者たちに愛想を振りまいていた。\n オルビスに情欲を抱いた者たちに対しては、わざわざ己の胸や股間を触らせるほどの、サービス振りであった。\n\n 王子は、周りの反応に当初は満足していたが、オルビスのサービス過剰ぶりに良い気はしなかった。\n (あいつめ! 誰が主人なのか忘れたか!? 俺以外に身体を許すなどとは!)\n\n 明らかに、王子は嫉妬していた。 当初の思惑も忘れて、だんだんと王子はオルビスの虜に成りつつあった。\n\n\n\n\n\n 「王子さま。公爵令嬢からのお手紙がまた届いておりますが・・・」\n 家令が王子に告げる。だが、王子の反応は思わしくない。\n\n 「お前が代筆しておけ。プレゼントは任せる」\n 王子は、釣った魚には餌を与えない主義ではあったが、それでも公爵家を蔑ろにして良い訳はなかった。\n 王子は、オルビス以外の女性に、興味を持てなくなりつつあった。\n\n だが実は、それには訳があった。全ては悪魔の仕業であったのだ。\n\n オルビスは、悪魔が仕上げた最高の工芸品であり美術品であった。\n その膣内には、2本目の舌が埋め込まれており、オルビスは自由にその舌を操ることができた。\n そうして、王子がオルビスに挿入する度に、オルビスは王子のペニスを舌で愛撫していたのであった。\n\n 王子は、膣内セックスとフェラチオを同時に味わっていたのであった。\n しかも、オルビスの愛液には催淫作用があり、王子はセックスと同時に麻薬も味わっていたのであった。\n\n もはや、王子はオルビス以外の女性とセックスしても、満足できず射精まで達することが出来ない体質になったのであった。\n\n\n\n\n\n 3年後、アリア公爵令嬢と王子との間で婚姻がなされたが、夫婦生活はわずかひと月で破たんした。\n 王子は、性具オルビスの存在を妻に隠していたため、何ら有効的な対策を取れなかったアリアは、王子に不信感を抱き、徐々に公爵家とも疎遠になっていった。\n 王子と公爵家の不仲を見て、派閥の結束も揺らいでしまっていた。\n\n (どうしてだ・・・ なにもかも上手くいかない・・・)\n\n 王子は、アリアとの関係が険悪になった原因を分かってはいた。だが、対策をとる気になれなかった。\n\n\n 「オルビス・・・ もう、お前だけだ。お前だけが俺を癒してくれる」\n 今や、王子はオルビスに依存しきっていた。悪魔の仕業とも知らずに。\n\n いつものように、王子がオルビスを抱きしめて、二人は服を脱ぐ。\n\n 王子は、初めにオルビスをバックから抱いた。やはり、興味深いとは言え男のシンボルであるペニスは、最初は目に入れたくなかった。\n\n 次に、二人は対面座位で抱き合った。王子の上にオルビスが座り込み、己の陰唇に彼のペニスを咥え込んで、腰を前後上下に振れまわす。\n\n オルビスのペニスが王子のお腹に擦れて、オルビスは女性と男性の両方の快感に震えていた。\n 王子は、初めの頃は自分の腹にオルビスのペニスが触れるのを嫌がったが、今では自分の腹筋でオルビスのペニスが扱かれるのを見て、満足感を得るようになってしまった。\n\n 最後に、王子が仰向けに寝そべると、オルビスは彼の上に騎乗位で跨り、腰を振り回し始めた。\n オルビスの乳房が揺れペニスが震える。オルビスは、やはり初めのころはブンブンと揺れるペニスが己の視界に入るのを好まなかったが、今では手持無沙汰な両手でオルビスのペニスを扱く事に夢中になっていた。\n\n\n 彼は、オルビスの喜ぶことなら、何でもして上げたい気持ちになっていた。\n\n やがて、オルビスは王子の頭とは反対方向の足側に180度向きを変えて、ラストスパートに走った。\n ついに、二人は絶頂に達し、王子はオルビスの膣内に射精した。\n オルビスも、王子の足元付近に射精した。\n\n\n いつもなら、これで終わりであったが、今日については何かが違う。\n オルビスは王子の目を見つめて、何か言いたげに押し黙っている。\n\n 「なんだい? 何か言いたい事でもあるのか?」\n 王子が問いかける。\n\n 「ご主人さま。お願いがあります・・・」\n オルビスが答える。珍しくも、オルビスからの願い事であった。\n 本来、魔道具であり性具であるオルビスは、このような動作をするハズはなかった。だが、最近弱気になっており寝不足気味であった王子は、これを疑問に思うことは無かった。\n\n 「なんだい? 許可する。いってごらん?」\n\n 「王子とのセックスは、わたくしの女性は満たされるのですが、男性が・・・その・・・\n お願いです! 王子にわたくしのペニスを、入れさせてください」\n\n 何ということか。王子に対しアナルセックスを要求したのであった。\n\n\n 「・・・・・わ、わかった。いいよ・・・ 少しは興味も、あったしね」\n\n\n 「ありがとうございます!」\n 喜々として王子の背中側に回るオルビス。王子は、少し早まったかと後悔しかけた。\n だが、オルビスが王子のアナルに舌を差し入れ、やさしく愛撫を始めると、今まで感じたことのない快楽に、王子は驚愕し抵抗感は薄れていった。\n\n 「では、いきますね」\n 王子のアナルにオルビスのペニスが挿入される。不思議と痛みはなかった。オルビスの体内で生成される麻薬成分のせいであった。\n\n やがて、我慢できなくなったオルビスが、王子の体内に射精する。\n\n\n\n\n\n 「うがっ! ごおぉふっ! か、からだが!?」\n 突然王子が苦しみだす。冷や汗が玉のように出て、身体が痺れて動けない。痙攣が始まった。\n\n 「ど、毒か!? そんな、いまさら!?」\n 王子は毒を疑ったが、3年も経ってからオルビスが毒を盛るとは思えなかった。\n\n\n 【お待たせしたね、お二人さん】\n 『色欲』の悪魔の声がする。その声を聴いて、オルビスの意識が人間寄りに復元する。\n\n 「お、これは・・・? 悪魔よ、いったい何が起きているんだ?」\n オルビスが自意識を取り戻して問いかける。\n\n (あ、悪魔だって? どうしたんだ、オルビス?)\n\n 【王子には、初めまして。『色欲』の悪魔ラストだよ】\n\n (『色欲』!? そうか! オルビスを作り替えたのは、貴様か!?)\n 王子の問い掛けに対し、悪魔は肯定する。\n\n 【キミたち二人の仲が悪いのが、気になってね。二人が仲良くなれるように今まで準備してきたんだ。\n もし王子がオルビスの女性も男性も共に受け入れる気になったなら、王子のほうもオルビスに相応しい存在にしてあげようと準備していたんだ。\n オルビスの精液と愛液には、『色欲』の力を込めて置いたんだ。両方を一定以上摂取したなら、その相手もふたなりの性具になれるようにとね】\n\n\n 王子は驚愕した。\n 「オ、オルビスめ! さんざん可愛がってやったのに、こんな仕打ちをするなんて!」\n\n オルビスは反論した。\n 「知るか! 僕も今初めて知ったんだ。『色欲』も何で今さら、こんな事するんだ。仲良くさせたいなら、僕が追放される前に何とかして欲しかったよ!」\n\n 逆切れして憤るオルビスであった。\n\n\n 【追放される前のキミなんて、どーでもいい存在だったんだよ、ごめんね。\n まぁ、でもこれからは二人ともお似合いのふたなりカップルになれるよ。おめでとう! また一つ良いことをしたなぁ。仲良くお幸せに!\n ちなみに、普段は今まで通りの、喜びと楽しみだけ感じる性具に成り切るけど、1時間だけは、今のように普通の人間と同じ人格が戻るようにしたからね。\n 以前にキミが、『人形になんてなりたくない』て言ってたの、覚えていたんだからね。これでも反省したんだからね。それじゃあ、さようなら」\n\n そう一方的に語ると、悪魔は去っていった。\n\n オルビスは最後まで気づかなかったが、悪魔の囁きは、かつて聞いたのとは異なり、不快でも耳障りでも無く、普通に聞き取れる状態であった。\n オルビスも王子も、今や悪魔と同質の存在と化していたからであった。\n\n 「あああぁぁぁ・・・」\n 王子の身体が変貌していく。\n 髪は長いストレートの金髪に、目は青いコバルトブルーに。顔だちは王子の面影を残していたが、体つきは見事に女性に変貌した。\n ただ、胸はあまり大きくなく、少女愛好者の好みそうな、絶妙なカーブを描いている。\n\n 股間は、女性そのものであった。ペニスは、なんとお尻の尾てい骨の辺りから尻尾のように伸びていた。\n\n\n その姿は、オルビスと好対照を成していた。\n 銀髪と金髪、ショートとストレートロング、赤い瞳と青い瞳、白い肌と桃色の肌、大きな乳房と小さな乳房、むっちりとしたお尻と可愛らしいお尻。\n\n そして、ペニスの位置は、正面と背面。\n\n\n 王子の変貌が完了すると、二人はしばらくの間、黙ったまま睨み合っていたが、突然王子がオルビスに殴りかかり、二人はそのまま取っ組み合いの喧嘩となった。\n その喧騒は、騒ぎを聞きつけた召使たちが集まってきても収まらず、1時間経って二人が本来あるべき性具に戻るまで続いたのであった。\n\n\n\n\n\n\n\n 「それでは、こちらをご覧ください。これは、今から300年前に作られた魔道具『月光姫』と『日光姫』です。今や、その製法は失われており、何よりも生きた人間を素材に作るため、仮に製法が分かったとしても違法となります。\n ただし、こちらに展示してる品につきましては、美術品及び骨董品としての価値、更には当時存在したアカイア王国の貴族と王族が素体となっており、歴史的な価値は計り知れません」\n\n 係員の説明を聞いて、見学者たちは感嘆する。\n ここは、帝国博物館の特別展示室である。半年に一度だけ特別会員にのみ解放される区域であるが、特に展示の目玉となっているのが、この二体の魔道具である。\n 生きた人間のように活動し、時間は限定されるがその精神活動は人格を備えるまでに至る。\n また、過去の王国の歴史や文化についての知識を有しており、二体の語る内容は未だに計り知れない。\n\n\n このように、2つの魔道具は極めて貴重で、更に美しく愛らしい姿をもっているため、厳重に警備されているのである。\n\n だが、この魔道具たちが厳重に管理されているのは、実は別に理由があった。\n\n\n\n 「この、恩知らず!」\n 「何を! この陰険ムッツリスケベが!」\n 二人は、互いを罵りながら抱き合っていた。\n\n 「この、ペチャパイが!」\n 「この、デカパイが!」\n 二人は、互いの乳首を擦り合わせて胸をゆすっている。\n\n 「短小め! なかなか奥まで届かないじゃないか!」\n 「デカいから感度が低いんだ! この鈍感め!」\n オルビスは、ペニスを王子の膣内に挿入し、中を捏ねくり回していた。\n 王子は、ペニスのついた尻尾を自分の股下から手前にせり出して、オルビスの膣内に挿入していた。\n 王子のほうが長いため、子宮を突くのには向いていたが、長い尻尾の筋肉をうまく操るのには、相変わらず苦労していた。\n\n 「くそ! このくそ野郎!」\n そう言って、王子はオルビスの口をキスして塞ぐ。互いの舌が絡み合い、お互いの唾液を貪りあう。\n\n\n 「ボーン!」\n 骨董品の古時計が1時を告げる。\n\n すると、二人の罵り合いは突然止まった。\n あとは、顔に幸せそうな微笑みを浮かべながら、無言のままひたすら互いに睦みあう二人の姿だけがあった。\n\n 「以上で展示を終わります」\n 係員が終了の挨拶をした。\n\n 見学者も係員も、オルビスと王子の視界には映らなかった。\n 『色欲』の狙い通り、二人は彼らだけの世界で、永遠に罵り合い、愛し合い、晒し者になったのであった。", "single_page": true} |
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