Krixter/Repo / n0006mm /34.json
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{"novel_id": "n0006mm", "chapter": 34, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0006mm/34/", "title": "第六話(3)", "content": "「まぁ、あの部屋はまた行ってみるよ…」\n「うん。お兄ちゃんの部屋だし、好きにしていいよ?」\n「ありがとう」\n\n少しずつ自分の父親に興味は出てきた。しかし、踏み込むにはまだ覚悟と時間がいりそうだ。\nその時まで、あの屋根裏の秘密基地は間借りするぐらいが丁度いいかもしれない。\n\n「ねぇ、なんか汗くさい…」\n\n秋花ちゃんがぼそっと言う。\n\n「そういえば庭仕事したからなぁ…」\n「あたしも今日体育だったからだ…」\n\n僕と夏帆ちゃんが顔を見合わす。\n\n「あたし、そんなに臭ってる?」\n\n夏帆ちゃんが僕に近づく。確かに運動後の汗のにおいと女の子特有の甘い香りが混じって、なんとも言えない雰囲気を醸し出している。\n\n「うーん、どうだろう…嫌な臭いじゃないけど」\n\n正直に言ってしまえば、僕の好みストレートな香りだけど、さすがにそれは言わない。\n\n「お兄ちゃん…ちょっと変態っぽいよ?」\n「そ、そうかな?」\n\n正直、妹たちの匂いに反応するというのは自覚しているけど、そんなにかな…\n\n「ま、まぁ、シャワーは夏帆ちゃんが使ってよ。僕は庭でホースの水でも被ってるから」\n「え、なにそれ楽しそう。あたしもやる!」\n「あきもやりたーい!」\n「…じゃあ、私はタオルと着替え、用意しておくわね」\n\nなんか春香ちゃんがちょっとお母さんっぽい。\n\n結局、夏帆ちゃんと秋花ちゃんが僕を庭に引きずりだした。\nまだ草刈りしたばかりの庭で、ホースの水が虹を作り出す。\nまずは自分の頭に水をぶっかける。\n\n「はぁ、こういうのも気持ちいいねぇ」\n「ゆー兄、あたしにも!」\n「よし来た!」\n\nホースの先を軽く潰して夏帆ちゃんに水をかける。\n水圧で弾ける飛沫が夏帆ちゃんの服を濡らしていく。\n\n「きゃっ!冷たい!」\n「夏帆ちゃん、ちゃんと汗流さないとダメだよ?」\n「もー、ゆー兄のいじわる!」\n\n夏帆ちゃんは水を浴びながら笑う。\n\n「ほら、秋花ちゃんも」\n「わーい!」\n\n秋花ちゃんも同じように水を浴びてキャッキャとはしゃいでいる。\n\n「お兄ちゃんたち、楽しそうね」\n\n春香ちゃんがタオルを持って縁側に置いてくれる。\n\n「はる姉も来る?」\n「制服を濡らすわけにはいかないわよ…」\n\nまだセーラー服を着たままなんだからそりゃそうだろう。\n\n「あとね、夏帆…そろそろブラ、つけなさいよ」\n「え…?」\n\n確かに、今の夏帆ちゃんの濡れたTシャツは、膨らみかけの胸とその先端の形がわかってしまう。\n\n「ほら、透けてるわよ」\n「う、うん……」\n\n夏帆ちゃんは恥ずかしそうに自分の胸を見る。そして、僕の方を見て\n\n「…ゆー兄のえっち」\n「いや、これは不可抗力だよ!?」\n「あはは、まぁいいじゃん。ゆー兄になら見せてもいいし」\n\nそういうなり、夏帆ちゃんは濡れたTシャツを脱いでしまった。\n\n「じゃあ、あきも!」\n\n秋花ちゃんもTシャツとズボンを脱いでパンツ1枚になってしまう。\n\n「ほら、ゆー兄も!」\n「いや、僕は…」\n「お兄ちゃんは今脱いじゃまずいよね…」\n\nその光景を見ながら春香ちゃんが苦笑している。\n春香ちゃんの言う通りだ。\n上半身裸になった夏帆ちゃんの膨らみかけの胸とか、水に濡れて股間の形がわかってしまう秋花ちゃんのパンツとか…そんなものを見たら僕は服を脱げない。\n\n「ほら、そろそろ体を拭かないと暑いとはいえ風邪ひいちゃうよ?」\n\n春香ちゃんからタオルを受け取りながらまだはしゃいでいる二人に声をかける。\n\n「ほら、早く体を拭いて!」\n\n春香ちゃんが縁側から声をかける。その声に夏帆ちゃんと秋花ちゃんは素直に従ってくれた。\nうーん、僕より春香ちゃんの方がこの家での威厳が強い気がする。\n\nそれにしても、ホース一つでみんなこれだけ楽しんでくれるなら、草刈りをした甲斐があったというもんだ。\nビニールプールとか買ってもいいかもしれないなぁ。\n\n「そういえば、春香ちゃん。テストはどうだった?」\n\n水遊びから落ち着いて、夕飯の食卓を囲みながら春香ちゃんに聞いてみる。\n\n「うん、思った以上に大丈夫。ちょっとミスはあったから満点はないと思うけどね」\n「あ…そう…やっぱり春香ちゃんはすごいね」\n「そんなことないよ…」\n\n照れる春香ちゃんを見て、七夕の短冊に書いてあった『弁護士』という目標を思い出す。\n春香ちゃんだったら本当になれちゃうかもな…そして、そのためにはちゃんと大学を出るまで僕が支えないといけない。\n\n「あきはきょう、ぷーるがとってもたのしかった!」\n\n秋花ちゃんが水遊びでテンションが上がっているのか、いつもより口数が多い。\n幼稚園でなにをして遊んだのか一生懸命に伝えてくれる。\n夏帆ちゃんがふと僕を見て笑いかける。\n\n「なに?」\n「いや……こうやって家族みんなで話せるって幸せだなって」\n「そ、そうだね……」\n\nちょっと改まって言われると恥ずかしいけど、確かにこの雰囲気は悪くない。\nこの平和な日常がずっと続けばいいんだけど……。\nそう思いながらも、僕はまた妹たちを汚してしまう自分を想像してしまう。\n\n春香ちゃんも夏帆ちゃんもそれを求めてくれるし、受けいれてくれている。\n\nだからといってそれに甘えることは正しいのだろうか…その問いはこの先もずっと考えてしまうんだろう。"}

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