| {"novel_id": "n0006mm", "chapter": 6, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0006mm/6/", "title": "第一話(4)", "content": "夏帆ちゃんが料理をして、秋花ちゃんがお皿を出している間に、春花ちゃんが家の中を案内してくれた。\n\n「この部屋が私たちのパパ…お兄ちゃんのお父さんでもあるよね、のお部屋だったの。お兄ちゃんが住むなら、この部屋になるかな」\n\nいろいろ片付けられていているが、机にベッドにクローゼット。住むには十分な部屋だ。着替えとパソコンさえ持ってきてしまえば、他の家財やらなんやらは後でゆっくり処分してもいいかもしれない。\n\n「ここは秋花の部屋ね…あの子寂しがりだから、私や夏帆の部屋で寝ることも多いけど」\n\n可愛らしい洋服やぬいぐるみがたくさんある、秋花ちゃんの部屋は女の子らしくていい匂いがする。僕の下半身を刺激するような甘い匂いではあるが、それ以上に安心できる匂いでもある。\n\n「こっちは夏帆の部屋」\n\n夏帆ちゃんの部屋は野球選手のポスターが張られていたり、爽やかなカラーが多くて男の子みたいだ。でも本棚には料理の本が並んでいたり、机には可愛いマスコットが置かれているのがやはり女の子だ。\n\n「で、ここが私の部屋です…なんかちょっと恥ずかしいですね」\n\n春香ちゃんの部屋は整頓されていて、しっかり者の彼女らしい。本棚には参考書や少女漫画…実に中学生の女の子っぽいラインナップだ。\n\n「で、あとは浴室とトイレですね」\n\n春香ちゃんが案内してくれた浴室は驚くほど綺麗だった。最新式の追い焚き機能付きの浴室だった。ここは気に入りそうだ。\n\n「ここ、綺麗だね」\n「え、あ、はい…パパが最近リフォームしてくれたんです。このおうち、パパが気に入っていて、あちこち手をいれてたんですよね」\n\n春香が寂しそうに呟いた。\n\n「大丈夫だよ、僕がいるよ」\n\nつい優しい言葉が出てしまう。春香ちゃんの肩にそっと手を置いてみると、彼女は少し震えた。\n\n「お兄ちゃん…」\n春香ちゃんはこちらを振り返る。その瞳は少し潤んでいるように見えた。\n\n「ねぇ、一つ聞いていいですか?」\n「…なんだい?」\n\n春香ちゃんが深呼吸して、真剣なまなざしで僕を見つめる。\nよほど重要なことなんだろう、と僕もすこし緊張する。\n\n「お兄ちゃん…さっきから、勃起してますよね?」\n「は?」\n\n脳が処理しきれない言葉が耳に入ってくる。僕の思考は完全に停止した。\n\n「え、ええと…」\n「大丈夫ですよ、わかります。ズボンの上からだけど、はっきりわかります」\n\n春香ちゃんは冷静に、まるで天気を言うかのように事実を告げる。視線が僕のズボンの股間に刺さっている。\nどうしようもないほどの狼狽。顔から血が引いていくような感覚。無意識に手で股間を隠そうとするが、すでに手遅れだ。\n\n「そ、それは…僕の…」\n「大丈夫ですよ」\n\n春香ちゃんは一歩近づいてきて、僕の首に手をかける。\nそして、ズボンの上から僕に触れる感触が伝わってくる。\n\n「んっ!」\n\n衝撃に呻きが漏れる。春香ちゃんの手は柔らかいが、指先には力が込もっている。\n春香ちゃんは得意気に、しかし妖しい光を瞳に宿して微笑む。\n\n「お兄ちゃんはロリコンですよね?夏帆にも秋花にも反応してるの、私、わかりますよ」", "afterword": "ようやくエロシーンに入ります。前置きが長くなるのは作者の癖です。\n付き合ってくれる方がいらっしゃったらありがとうございます。"} |
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