| {"novel_id": "n0007er", "chapter": 3, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0007er/3/", "title": "三人でブチぎれ、呆れて。", "content": "「あー、カノジょさん、いたんですかぁ?」\nみどりちゃんがベッドの向こうから姿を現した三村の姿を見て、特に驚く様子も見せずしれっと言った。\n「まぁまぁ、俊さんカッコいいですからねぇー、それはもう可能性として十分認識してましたよぉ、そのあたり一般常識わきまえてるつもりですからぁー」\nあ、なんかみどりちゃん、マジでラッパーなんですか?妙に音韻踏むのうまくなってません?\n「で、なんですか?カノジョさんはご機嫌斜めなんですか?もしかしてセックスの最中だったとかぁ?」\nうわーい、女子高生がそういうことサラッと言いのけますか?あはは、五反田女子高生、こえー。\n「はぁ?こちとらそんな安い女じゃないわよ、ってかさ、あんた何者なのさ?」\n押され気味の三村が反撃開始?っつーか安い女じゃないとかどの口が言ってんだよ、おい!\n「おいおいおいおい、安い女じゃないとか言うってことは、カノジョさんじゃないね、あんた?しかも今はセックスだ何だの最中でもない、ただ下着姿で隠れてただけ、と見たよ?」\nお、みどりちゃん、いきなりいいトコ突くじゃない?\n「こちとら、あわよくば今晩俊さんに抱かれようって気合で来てんだよ。ハンパなメスはいらねーんだよ、あ?」\nあれ、みどりちゃん?なんかラッパーからヤンキーに口調変わってきてません?\n「だ、だから、あたしだって高見には、その・・・、家賃の代わりは身体で払うって毎回も言ってんだよ!言ってんだけどこいつアタシに手を出しゃしないんだよ!」\n「はぁ?何ぬかしてるんですかこのアマは?家賃払わないでここにいる?じゃあ同棲とかでもないってこと?アンタ、なんでここにいるわけ?俊さん、こいつ何なんですか?」\nおお!みどりちゃん、口喧嘩に持って行って一気に状況を把握、核心を突く質問で論点整理とか、何気に頭いい?\n「ああ、よかった沢登さん、実はその説明をどうしようかと迷ってドアで固まってたんだ。単刀直入に言う、この下着女は単なる居候だ。なぜここにこんなカッコして居座っているのかは長くなるから割愛するが、俺がこいつをここに置いてやってる理由はない。100%被害者なんだ」\nみどりちゃんは腕を組んで俺と三村を睨んでいる。\n「百歩譲ってセフレ同棲、とかの可能性は?」\nみどりちゃんの質問には三村が答える。\n「あるわけないだろ、そんなに安い女じゃないんだよ、アタシゃ!」\n「セフレ?ない。それはありえないんだ、沢登ちゃん。理由は簡単で一言で済む、が女子高生の君にはちょっと言いにくい・・・」\n俺の言葉を聞いてみどりちゃんがにやりと笑う。\n「なんだろ、ねぇ、あんた最近ヤってない感じがするんだよなぁ、マンコ乾いてるってか、砂漠?みたいな?」\n「え?」\nあの三村がたじろいだ。\n「胸もさ、それなりにあるけど、めっちゃ硬そうなんだよなぁ・・・、胸板が厚くて実は貧乳っつかーさ、超鳩胸、違う?」\n「・・・」\nおお、三村を黙らせたぞこの女子高生!\n「ねぇねぇ、私はどーですかぁ?俊さーん、よかったら揉んでみてくださーい」\nみどりちゃんは俺の側に来て羽織っていたパーカーを脱いだ。そして俺に向けて両胸を突き出してくる。\nうーむ、長袖Tシャツの下に鎮座するみどりちゃんの胸、見た目はそこそこだ。身長150センチ台の後半くらいなんで、そこから見て85センチ、くらいか?でも形はすごくいい感じ。思わず手が伸びてしまうというか・・・。\nでもブラで抑えてこれならもっと大きさはあるかもだ。\n「どうぞぉ、俊さん。ガッツリ揉んでくださいなぁ」\n更にみどりちゃんは胸を突き出す。\nえーい、構うもんか、揉んじまえ!\nもみ、もみもみ。\n「あん!俊さん、いきなり激しー!」\n\nおいおい、みどりちゃん、ノーブラかよ!\n\n「はーい俊さーん!正解でーす!今日は覚悟決めて来ましたんでノーパン、ノーブラですよー!勝負下着はエアパンツ、エアブラジャーでーす!」\n\n五反田女子高生、怖過ぎ・・・。\n\n「ちょ、ちょっと、アンタ、下着、つけてないの?」\n三村がビビり気味に声を挙げる。\n「なに、マ、マジで高見んところへヤリに来たわけ?」\n「さっきからそうだっつってんだろが。日本語不自由なんかよ、おい!」\nうは・・・、みどりちゃん、やっぱ君は元ヤンキーだよね?間違いなくそういう道を踏んでるよね?\n「た、高見はさ、わかっててこの子を呼んだの?」\n救いを求めるように三村が俺にそう言った。\n「もしそうだったらどうする?ってか、それって俺はお前に話しないといけないわけ?」\n「い、いや、そうだな、高見は別に私へ話をする必要、ないよな・・・」\nしめた、と俺は思った。\nこれだ、このみどりちゃんの攻勢を利用して一気に三村排除を完遂してくれる!\n「で、で、俊さーん?さっき、なんでこの女にはセフレ同棲もないって言ったんですかぁ?女が部屋にいたら、嫌いでもヤリたくなるのが男ってもんじゃないんですかぁ?」\nみどりちゃんが、ちょっと意地の悪い顔でそう言った。多分、俺が女に興味がないとか、セックスができない身体的、精神的問題を抱えてるみたいに疑っていると俺は見た。\n「この女はね、沢登さん、女じゃないんだよ。もちろん男でもない。ヤル価値のない女ってことなんだ」\n「へぇ?俊さん、そこんとこ詳しくお願いしまーす」\n「こいつ、ゆるゆるで有名なんだ。締まりが悪いとかのレベルじゃなくて、締まらないんだよね」\n「ふーん?マジでそんな女いるんです?それほどババアじゃないみたいですけど、もう何人も子供産んでるとか?」\n「出産経験は知らん。高校時代に妊娠詐欺をやったけどなぁ。ただ、その頃にこいつが全く締まらないってので有名になった」\n「まさか俊さん、それを確かめた過去があるとか?好奇心で」\n「ないよ、ない。断じてない。元々こいつには迷惑してたからね、近づかないようにしてた」\n「へぇ」\n「で、騙されてこいつと寝た友達がいたんだよ、その感想がちんこ入れたら隙間風を感じた、だった。更に童貞を捨てたつもりが射精すらできない有様で、自分はまだ童貞のままだとまで言ったんだ。それで全校にこいつのユルマンぶりが広がり、伝説になった。そんな奴に試してみようと思うか?」\n俺の説明にみどりちゃんは爆笑だ。愉快でたまらないという感じだった。\n「あっはっは、すごいすごい!どんだけ緩いんですかぁ、おねーさ・ん!」\nみどりちゃんは三村の側に行き、はっきり視線を「そこ」に向けてそう言った。\n\nいやぁ、この子どんだけSなんだ?\n\n「そ・・・、そんなに笑うなよ」\n三村は完全に戦意を喪失したようだ。\n「ア、アタシだって、別にそうなりたくてそうなったわけじゃないんだよ」\n「ふーん、じゃあどうしてたら緩くなっちゃったんですか?おねーさん!」\nみどりちゃんがいたぶるように言った。\n「さ、最初に、大人のちんちん入れられたから・・・」\n「最初っていつですかぁ?」\n「・・・小学校、・・・2年」\n「きゃー!はやーい!」\nみどりちゃん、えらく嬉しそうだった。\n「そんな頃からお前やってたの?すげーな」\nさすがに俺も茶々を入れた。\nそこから始まる三村のセックス遍歴がまたすごかった。\nまず、最初は駄菓子屋の万引きが見つかって、謝ればいいものを三村は開き直って身体で払うと言ったらしい。したらば、そこの主人がロリコンで三村と数年ヤり続けた。その間に三村もセックスが気持ちよくなって、学校でもクラスの男子や教師とヤリ始め、そこから生理が始まった中学までヤリ狂っていたそうだ。小学校高学年で同学年の小さいちんこじゃ感じなくなり、年上の中学生を相手にし、中学になれば高校生を、と太いちんこを求めた結果、ついに高校で伝説を作ったというわけだった。\n「まぁ、それだけヤッてりゃゴムが伸びるようなことにはなっちまうだろうなぁ」\n俺も呆れた。\n「俊さんが確かめもしなかったこと、信じまーす!」\nみどりちゃんはゲラゲラ笑いながら言った。\n「締まらないんじゃねぇ、入れてもつまんないですもんね!」\nこの子、本当に高校1年なのか?\n\n完全敗北を喫した三村は、またベッドと窓の間に身を潜めた。悔しくて部屋を出たくても、一歩出た瞬間に居場所を失うから我慢して身を置くしかない。っつーか、だったらあるであろう自分の部屋に帰ればいいだけだ。俺の部屋にいるから女子高生に突かれたくもない過去の性歴を開帳しなければならなくなったのだ。\n\n「それでそれで、俊さんは私のこと、どう思いますぅ?」\n絶好調のみどりちゃんは矛先を俺へ変えてきた。\n「どう、うーん、まだよくわからないなぁ」\nこれは正直な気持ちだった。五反田駅でのことと部屋に来てからの三村を相手にした大立ち回りだけで、今の感想は同一人物に見えない、だからだ。\n「本当に彼女さんはいないんですか?ざっと部屋を見て、女の気配はしないんですけど」\nみどりちゃんは、不安そうな表情で言った。なんかあざとくないか、この子?\n「ああ、彼女はいない。この前振られたよ」\n「振られた?俊さんが?なぜですか?信じられませんけど」\n「だって、部屋にあいつが来たからさぁ」\n俺は隠れている三村の方へ親指を向けて言った。\n「俺の元彼女が最初の被害者なんだよ。まぁ、普通はそうだよな、彼氏の部屋に遊びに来ました、ベッドの向こうから下着姿の女が出てきました、だからなぁ、別れる理由には十分だもんな」\n「へぇ、まぁそうですねぇ」\n「だから、沢登さんが来るって言うんで緊張した俺の気持ち、わかるでしょ?」\n俺はそう言って紅茶を飲んだ。\n「私も、俊さんがいきなり押し倒してきたらどう対処しようか、迷ってはいましたけどねー」\n「どうって?」\n「ほら、清純な女子高生を演じた方がいいのか、リアルな私でいった方がいいのか、とか色々戦略?みたいなものはありますからぁ」\nみどりちゃんはニヤニヤしいながらそう言った。\n「もちろん、彼女と普通に同棲してたら、ジャケット返して帰るつもりでしたよ?部屋には入りますけどね、その時の雰囲気で本気で一緒に住んでいるとか、ルームシェアなのか、とかだいたいわかりますしー」\nああ、そうだ、この子異様にそういう部屋の雰囲気から読み取ったりするの、うまいよなぁ、と俺は思い返した。\n「沢登さんさ?」\n「はい」\n「俺の部屋のどこに紅茶があるとか、なんですぐにわかったの?経験って何?」\nみどりちゃんは、しばらく迷った後\n「あー、私、中学でレディースの頭やってたんですよぉ」\nと言った。\n「だから、家探しとかしょっちゅうやってましてねぇー」\n「家探し?」\n「そうですよー?襲撃するじゃないですかー?その時、部屋壊しながら金目の物とか抜いたりー」\nおいおい、本物じゃないかよ・・・。\n「だから、わかりますよ?この引き出しにはこういう物が入ってる、とかね」\nえへ、と笑うみどりちゃんへ、俺は気づかれないようにジト目を送った。"} |
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