| {"novel_id": "n0007ht", "chapter": 101, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0007ht/101/", "title": "捕食経験者", "content": " 洞窟の中が、凍ってしまった。アスリは雪も氷も、実際に見たことはない。しかし以前、ロマドウに来る隊商から、吹雪の話を聞いたことはある。極寒の中、風雪に晒された者は、その場で生きていた時の姿勢で固まったまま、息を引き取るのだそうだ。\n もちろん、この場にいる全員に息がある。だが、ぬくぬくと生きているのはラリーヤだけで、他の3人は死んでいる。\n\n「おっ…!」\n\n ユニスがどうにか、息を吹き返した。ところが、すぐに死んでしまった。また時間が止まり、たいまつとたき火だけが会話を始めた。\n\n「あ…、なんかごめん。」\n\n バツが悪くなったラリーヤが、ティサに向けたと思われる謝罪を投げた。ティサの氷が溶ける。\n\n「いやいやいやいや!!!」\n「えっ!?ユニスのこと、好きじゃないってこと!?」\n「いや!もういいから!ラリーヤいいから!」\n「なんだよ!?ティサ!俺のこと!?」\n「ユニスもいいから!」\n\n ユニスも溶けた。アスリはまだ、凍ったままだ。思った以上に早く、来るべき未来が、来てしまった。このまま行けば、ティサはユニスに添い遂げるための第一歩目が見えてくる。\n\n「何!?それともユニスは、あれ?アスリの方が好き!?」\n「えっ!?」\n\n アスリも溶けた。ラリーヤからは、すぐに次が飛び出してくる。\n\n「それとも、私が好き?」\n「えっ!?おい!」\n「はっ!?ユニス!?待ってよ!アスリなの!?ラリーヤなの!?」\n「だからティサ、それユニスのこと好きって言ってんのと、一緒だかんね?」\n「うっさい!うっさい!ってか!んっ!んっ…!ちょっと!ラリーヤ!んっ!マジでお股いじんないで!!!ズレちゃうから!!!」\n\n もはや洞窟の事態の収拾はつかなくなりつつある。赤面しているティサは、傍目に見ても明らかだった愛が露呈して恥ずかしいのか、それともユニスの向き先がアスリやラリーヤであるかもしれないという憶測に焦っているのか、はたまたどさくさに紛れてラリーヤが意味不明の戯れを行っていることによるのか、滅茶苦茶である。\n 完全にラリーヤの独壇場だ。ティサの言葉の後半の声には、快楽が控えていた。おそらく今、ラリーヤはティサの中央部の良い部分を擦っているのだろう。今日のラリーヤの攻勢は、とどまることを知らない。\n\n「じゃあもう、ティサも気持ちよくなってきちゃったみたいだし、そろそろぬぎぬぎして、ユニスにちんちん入れてもらおっか?」\n「はっ!?」\n「んぇ!?」\n\n また、おかしな方にラリーヤが突き進んでいく。いや、これはおかしいのではなく、正しい道であるかもしれない。おかしくなりそうなのは、アスリの方だ。\n 突拍子もない提案だ。ただ、全体の流れとしては、ラリーヤが口だけで説明して、その次に実習がなければ教育は完成しないのであるから、理には適っている。\n\n「いやいやいやいや!?えっ!?ちょっと!?ウソ!?」\n「何?ユニスのこと嫌いなの?」\n「違っ…いや、違くなくて、でもない!何でもない!いいから!そうじゃなくて、えぇっ…!?」\n「へへへ…、好きって言うの、恥ずかしいよね。でもさ、そんな綺麗な石つけてるなら、最低でも、なかよしはできないとじゃん?」\n「バカッ!!ってか、それにだってほら、今日アレだよ?なかよしって…、入れるんでしょ?血出てるのに、無理でしょ!?」\n「別に私、全然あの日でもやってるけど。」\n\n ごく自然にラリーヤは話したが、またとんでもないものがぶち上った。思わずアスリも、自分のへその下あたりを押さえながら遮った。\n\n「えっ!?ちょっと、それってさ、ラリーヤって、その…、なかよししたことあるってこと?」\n「そうだけど…?」\n「えぇぇええええ!?!?!?」\n「はぁぁあああああ!?!?!?」\n「おっ!おっ…!」\n\n アスリの勘は、正しかった。今日、アスリは無事に村まで帰れるのだろうか。ここまで聞いては、目の前の全てが信じられない。\n ユニスに至っては、驚きの声が獣のものになってしまっている。そろそろまた、漏らしてしまうのかもしれない。アスリも腰布まで、確実にダラダラと相当染みてしまっていて、興奮で全身の骨が爆発しそうである。ティサに至ってはラリーヤにじわじわと擦られながら、この話を聞かされているのだから、外に溢れているらしい血液が、たき火から上がる火の粉に引火してしまっても、おかしくはない。\n\n「え、そんなアレの時にするのって変かな?」\n「そうじゃなくて!そうじゃなくて…、じゃなくて!いや、そうなんだけど!そうなんだけど!えっ!?誰と!?ユニスじゃないよね!?」\n「いや、だからユニスのちんちん見んのは、ホント今日初めてだって。こんな皮びろびろのちんちん。」\n「おっ…!」\n\n ティサは忙しくなってしまったし、やはりユニスは、獣になってしまった。アスリはまた凍りついている。\n\n「えっ!?じゃあ、何!?ロマドウ来る前、カインタ!?ってことは、好きな人!?」\n「へへへ、そりゃあ好きな人もだし…そうじゃなくてもさ。」\n「えぇえええ!?!?!?」\n「ウソでしょ!?!?!?」\n\n またアスリは解凍された。一体、ラリーヤはどうなっているのか。こんなに言葉で殴られるのは、アスリも経験がない。\n\n「何!?じゃあ1人じゃなくて、もっとってこと!?」\n\n ティサの質問は終わる気配がないし、ティサが終わったところで、次はアスリが続ける役目になる。ラリーヤがティサに伸ばしている右手は、何かおかしく動いているようでもあるが、ティサの中ではそれによる感覚よりも、興味と驚きが完全に勝っている。\n\n「もっと、ってかさ…。まぁ、いっか。」\n「何!?いっかって!?」\n\n 来る。これは絶対に、ラリーヤから強烈な何かが来る。\n\n「いや、もう言っちゃうとさ。私、カインタの男の子、全員食べちゃったんだよね。」\n\n もう、3人とも凍らなかった。代わりに大きな石が3つ、洞窟の中に出来上がった。\n\n どういうことだろうか。ラリーヤは、カインタの男子全員を、食したと言った。ここまでの話を踏まえれば、今の言葉の意味合いは当然、捕らえた狩りの獲物のように物理的に捌いて、その肉を口にしたということではない。それは獣の形の石となったユニスであっても分かるはずであるし、その程度の状況を読む力をユニスには持ち合わせていてほしいと、アスリも願っている。\n また、今のラリーヤの話は、あくまで能動的な表現が中心だ。仮にも誰かに誘導されていたであるとか、そそのかされたであるとか、想像するとおぞましく、対してアスリの体の内側で何かが不思議と煮えたぎってくる感覚のある、強いられたということであるとかであれば、おそらく食したなどとは言わずに、逆に食べられてしまったというような言い方となるだろう。\n つまるところ、食したとは、ラリーヤが自らの意思でもって、次々に槍をあの泉の中に放り込んだということになる。しかも、カインタの男子、全員分だ。総じて何本になるのか、アスリは皆目見当がつかないが、たしかにそれだけの数をくわえこんだのであれば、ユニスの持ち物に対しての評価は客観的であって、小さく、皮だけは見たこともないほどに発達しているということなのだろう。\n\n「…いや、あの、みんな黙んないでよ?」\n「ちょっ!!!んっ!そこさわさわしないでって…!」\n\n 先ほどティサはユニスを握って良いように操作していたが、今度はティサがラリーヤの手のひらで転がされる側に回っている。ティサも徐々に抵抗が弱くなってきているのを見るに、着実に良くなってきてしまっているようである。黙っているままでは辱めを受けることとなるティサは、3人の中で最も先に聴取を再開していった。\n\n「…ってか、あのさ。それってもしかしてなんだけど、ラリーヤって、子どもいるの?え…、ごめん。カインタに残してきちゃったとか…。」\n「いや、大丈夫。子どもいないよ。」\n「あ、あのさ、でもその、なかよし…すると、赤ちゃんできちゃうんでしょ?ラリーヤ、カインタの男の子と、全員となかよししたってこと、なんだよね?そしたらさ…。」\n「まさか!男の子がぴゅっぴゅしそうになったら、おまんこでよしよしするのやめて、お手てやお口とか、お胸でよしよしするんだよ。まぁ大丈夫な日もあるから、そういう日は思いっきり全部でも良いんだけどね。」\n\n 手と口と胸だそうである。アスリは卒倒しかけている。手もおもしろいだろうし、本当に食べてしまうのも良いし、乳首と核を合流させるのはもっと良い。その真横ではティサの顔に1割だけ、神妙さが戻っていった。\n\n「…それって、赤ちゃん作らんってことでしょ?それなのにさ、なんでなかよしすんの?赤ちゃん作んのにすんじゃないの?練習ってこと?」\n「んふふ…、そう、練習かもね。でもさ、それだけじゃなくてさ…。」\n\n いやらしい手つきのラリーヤの右手が、ティサの中心から外れてゆっくりと胸元の方へとせりあがっていくと、股下を防御しようとして、ラリーヤの手首を掴むティサの両手も、力が緩んでいったようだ。そうして、ティサの両胸の中央に、ラリーヤの右手が当てられれば、隣にいるアスリの小さな胸の真ん中にも、同じようにラリーヤの左手が置かれていった。\n\n「なかよしするとね…、女の子も、すっごく気持ちいいんだよ?」\n\n とろりと、瞳そのものがこぼれてしまいそうな表情となったラリーヤからのささやきが、耳からだけでなく、胸中にも直接ぬくもりとなって、アスリの体内に響き渡った。アスリはラリーヤに、完敗した。"} |
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