Krixter/Repo / n0007ht /104.json
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{"novel_id": "n0007ht", "chapter": 104, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0007ht/104/", "title": "混沌、後に残るは", "content": "「だから!ごめん…、ユニスの最初だけは、お願いだから…。」\n\n まさかラリーヤは変態をこじらせて、強引に突破するのだろうか。そうであるなら、早速アスリもラリーヤを押さえつけて、腰布をほどいて女同士というものを教えてもらうしかない。\n\n「だからさ、わかったって。そうじゃなくて、ユニスのは…、今日は一旦いいよ。」\n\n 蜂起の取りやめを宣言したラリーヤは、胸元の両肩に手を置いて静かにユニスを離していくと、ラリーヤに染め上げられた布のようになってしまった、場違いな弱い変態の顔も持ち上がった。それに合わせて、ラリーヤの上衣の前面も、はらりと倒れるようにして開いて、上半分の胸元の肌もあらわになった。大きな乳房があれば、ずり落ちそうな服すら留め置けるのだ。\n\n「今日はってことは…。」\n「別に明日でもあさってでも、ティサがそこまで言うんだから、ユニスの1番最初は、ティサだよ。」\n\n すぐさまティサの顔に、安堵が広がっていく。同時に、ラリーヤの肩に置かれた右手も、だらりと脱力して、ティサの膝立ちは、つま先を立てた正座へと形を変えていった。\n\n「ありがとう、ラリーヤ。つらいのに、ごめんね…。えっ、でも見せるって、あと、みんなおちんちんないじゃん!えっ、アスリ、もしかして…?」\n「いや、私も女の子なんだから!ないから!」\n「それじゃ、えっ!どうすんの…?」\n\n もうティサは、大分疲れているのだろう。次から次へと手を変え品を変え、洞窟の中を揺さぶり続けているラリーヤを前に、湧き上がってくる疑問をどうにか口には出してはいるが、声には少しずつ影が出始めている。\n 対してラリーヤは、今にも乳輪やら乳首やらが見えてしまいそうだというのに、はみ出んばかりの乳房と同様、性が全身から溢れ出して、活気に満ちている。ユニスの貞操を守るのに手いっぱいで、一転して打つ手のなくなったティサに、ラリーヤが寄越したのは不敵な笑みであった。\n\n「あんさ、私、ホントにカインタの男の子、みんな食べたんだよ?最初はマジでそんな気分になんなかったし、あと来たばっかだから良い子にしなきゃって我慢してたけど…、ちんちんからぴゅっぴゅすんの見てたら、もう今日で完全に無理になった。皮びろびろの、変なちんちんだったけど。だからさ…、ね?」\n\n アスリは、嫌な予感がした。この言葉の先にあるのは、ロマドウでも食事をする旨であるに違いない。\n\n「いや、ちょっとさ!まさか、ダカクとかやめてよ?ユニスみたいに剥いたらお漏らしじゃなくて、真っ赤になって、ピーピー泣いちゃうんだよ?」\n「良いね、ダカク。ダカクって、初めから思ってたけど、アスリとお目めそっくりで、かわいいよね。」\n\n いやらしい目で相手の目を見つめながら、目の話をするなど、何を食らえばできるようになるのか。カインタの男子を、全部食せば成せるのだ。\n はだけていない下半分の乳房の頂点が、どこに位置するのかは、ラリーヤの体を横から見るアスリにも、おおよそは想定できる。瞬時、その部分をつまみ上げてしまうことがアスリの脳裏をよぎったが、ひとまず通常の形の注意が、アスリからラリーヤに向けられていった。\n\n「いや…、ホントにやめといてよ。ママとかに余計なこと言われたら、私も困るし。」\n「まぁ、ダカクはそのうちとして。それとは別に、ロマドウで食べてみたい人、いるんよね。」\n\n 不敵だったラリーヤの笑みが、さらに不敵になる。案の定、ラリーヤはサバンナを闊歩する獣のように、ロマドウでも捕食者になろうとしている。アスリは別にロマドウの将来を統べる予定も野望もないが、予測不能のラリーヤが食べてみたいと言っている以上、村の近未来には不安しか抱けない。もしラリーヤがどうしても村に性を向けたいのであれば、今の段階では苦しいアスリに全てをぶつけて、その間にユニスはティサにぶつけて、その後にユニスのおこぼれもぶつけてもらう方が、アスリも余計な気苦労をせずに済むはずである。\n それはそうとして、ダカクもラリーヤに食される運命のようだ。あの乳房なら、ダカクは剥き出しになっても泣かずに我慢できるだろうか。とにかく無駄な考え事よりも、ラリーヤは誰をまず狙うのか、それが重要だ。\n\n「…ラリーヤ、なかよしってさ、その…、する時さ、大事なところ見せっこになるんよね?それって、相当、なかよしの意味じゃなくて、ホントの仲良しな人じゃないと…。」\n\n 本能などおくびにも出さずに途中まで喋ったアスリに、また嫌な予感が走った。ラリーヤはロマドウに来て声が回復してから、ほぼアスリたちと毎日一緒に過ごしている。この日々の中で、長時間やりとりしたことのある男性はユニスとダカクのほかには、あと2人しかアスリには想像できない。\n\n「はっ!?うちのパパ!?それとも、族長さん!?」\n「いやいや!さすがにね、結婚してる人だと、バレた時大変だから…。もうアレはマジでこりごり…。」\n\n 得意げなラリーヤの顔から、不敵さが消えた。人のものまで食べれば、懲り懲りする目にあうのは当然だ。何がバレたのかはだいたい予想がつくが、バレた後に、一体ラリーヤは、どのように懲らしめられたのだろうか。やはり剃毛と針だろうか。\n それでも結局ラリーヤは、ラダンのあの姿さえ糧にしてしまったアスリと同じく、性そのものには懲りなかったようである。置きたいまつの先の何かを見ていたラリーヤの瞳は、一呼吸の間の後、すぐにまた元の不敵さを取り戻して、洞窟の中へと舞い戻ってきた。\n\n「まっ、誰でもいいじゃん?」\n「マジで誰なん?」\n「…いや、私もホントの名前知らんし。」\n「ウソ!?名前も知らんのに、よくそんな…。」\n「名前なんかより、ちんちんどうなってるかの方が大事!まぁ、とにかくさ、今日は見せられんから。ここにいないし。できるだけ早く、明日か明後日にはなんとかするよ。今日はこれで帰ろ?私、考えとくから。」\n\n 今日の課業の終了を勝手に宣言したラリーヤは、両肩の紐を結び始め、大きな両胸も衣服の下へと収まっていった。そして何事もなかったかのように立ち上がり、地面につけていた膝のあたりを手の甲で払うと、洞窟の外に向かって1歩踏み出しかけた。\n\n「つらっ…。」\n\n 突然、ラリーヤは両手でへその下あたりを押さえて、小さくつぶやいた。不穏なその背中に、ティサが真っ先に声をかけていく。\n\n「えっ、どしたん?大丈夫?あっ…、ラリーヤも今日、アレなんよね?」\n「そうだけど、そうじゃなくて…。あぁあああああああああ!!!」\n「えっ!何!?何!?」\n「ラリーヤ!!!」\n「マジですっっっごい、えっちな気分でつらい!!!」\n\n アスリの心配には及ばないようだ。ティサも声掛けして損をしただろう。ただ、ティサはユニスの貞操を管理しているのだから、それぐらいは仕打ちを受けても仕方がない。\n もうあれこれ開示しきってしまったラリーヤは、これから毎日、ずっとこうなのだろうか。ユニスが静の変態なら、ラリーヤは動の変態だ。こんなのが2人も近くにいては、アスリも手が焼けるし、手以外も焼ける。\n\n「ダメだ、おまんこぬるぬるしすぎてるから、帰る前に私、流してくる…。みんな一緒に流す?ユニスとか、さっきのお乳も服で拭いちゃったし、それも洗わなきゃでしょ?」\n「いや、みんなでとか…。ってかもう俺の見んなよ?」\n「大丈夫?ちゃんと1人でできる?ユニスのちんちん、皮びろびろなんだから、ちゃんとむきむきして中身も洗わないと?さっきすっごいいやらしい臭いしたし、洗ってないんでしょ?私、洗ってあげよっか?」\n「バカ!自分で洗えるし!」\n「ラリーヤ!そんなん言って、こっそりユニスとなかよししようとしてない?」\n「いや、そんな!お口でぺろぺろして、綺麗にしてあげようかなって思っただけだし!」\n「はっ!?そんなんダメっしょ!それも私が先にやりたい!」\n「んふふ、ティサっていろいろ言ってる割に、積極的だよね。お口なら血出てないんだから、今日でもできるんじゃない?」\n「それは…、それもまずラリーヤが見せてくんないと!」\n\n カオスだ。この洞窟の中で、全員おかしくなってしまった。いくらたき火や置きたいまつの煙はどこかに抜けていくからとは言え、空気は濃くなるばかりだったのだ。\n アスリは3人にかける言葉もないし、頭が痛い。もっと正確に言えば、頭は痛くなく、ラリーヤと同じで気分的に辛い。\n この隙をついたのは、奥で最も弱くなっていた、4人中2位の変態である。ラリーヤとティサが真剣なのか、馬鹿なのかわからないやり取りをして、アスリもそちらに気を取られている間、ユニスは一瞬で服と履物を取りまとめると、上向きにさせた槍をチラリと見せて、一目散に洞窟の出口へと走り抜けていった。\n\n「あっ!!!」\n「逃げた!!!」\n「えっ!?でも今もおっきくなってた!!!」\n「ウソ!?ずっとおっきくなりっぱだったん!?」\n\n これにはすぐに、ラリーヤも続く。ティサも地面から直ちに立ち上がり、スプリントしていく。2人にユニスは捕まえられないだろうが、捕まえたところで何をしようというのだろう。やはり口で清掃するのだろうか。そうであるなら、2人だけでは手に負えないだろうし、アスリも手伝う用意がある。ただ、もう今のように猿になったユニスは、絶対に捕まえられないだろうし、追いかけるのも無駄であろう。\n\n ひとまずこれで、アスリはただ1人、洞窟の中に残された。1人になってしまうと、この場は普段通り文字とともにある、知性の空間だ。ぼんやりとするアスリが、もやのかかった頭では絶対に読みこなせない壁に目を向ければ、ちょうど目に入ってきたものは、例の裸の男の言葉である。\n この壁に記された内容は、ほとんど理解できなかった。しかし、今日はユニスが全て見られた。その上、ラリーヤから知識も授かった。今日はもう、十分だ。\n 地面に座る姿勢をろくに気にする間もなく、おかしな位置を取っていた足を伸ばしたアスリを見舞ったのは、体から外れてしまいそうなほどの痺れだった。だが、そのもっと上の足の付け根、そこに位置する感覚は、恐ろしいほどに研ぎ澄まされている。\n\n 今しかない。空気が濃い今、アスリはこの空気で正しく発狂するのだ。"}

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