Krixter/Repo / n0007ht /106.json
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{"novel_id": "n0007ht", "chapter": 106, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0007ht/106/", "title": "2番目の約束", "content": " ただ、所詮ユニスはユニスだ。もうユニスには墓地の横でも、それ以前に川辺でも、アスリが股間をまさぐる姿は見られているし、すぐに恥ずかしがるユニスでは、おそらく捕らえた相手を満足に罰することができないであろうことは、すっかり体中が煮え切ってしまっているアスリでも簡単に分かる。本来、ティサの承認があるのが望ましいとは言えども、アスリはユニスにもっと強くなってもらわなければ困るし、自分が悪事を働いた時には、相応の辱めをしっかりと与えてもらわなければならない。\n 当然、それがたった今は叶わないことが明白である以上は、次点でユニスにも付き合ってもらうことが最優先だ。早くもアスリの本能が自らの休憩させていた指に、快楽に沿うための行動を再開するよう要請すれば、指はそれよりもさらに一歩先回りして、アスリの脈に刺激を乗せて運ばせていった。\n\n「んっ!んっ!あっ!ねぇ!ユニス!!!一緒!ねぇ!?」\n「やっぱりまた…、もう終わったかと思ったんに…。」\n\n ユニスは今、やっぱりと言った上に、何かが終わったことを予測していた趣旨まで加えた。悔しいことにアスリが何を行うつもりであったのか、間抜けで変態なはずのユニスにすら見破られてしまっていたのだ。きっと、アスリがユニスを変態として取り扱っているのと同じように、ユニスもまたアスリのことを、どうしようもない変態であると考えているのだろう。\n\n「くっ…!!!」\n\n 恥ずかしい。アスリは激しく指で一点を回して、自らを厳しく導いた。できることなら、もっとユニスに恥ずかしい姿を晒して、アスリがどれほど変態なのか、深く知ってもらいたい局面だ。今こそ、墓地の横で叶わなかった、ユニスによる詳細な観察を受けるべき時に違いない。\n しかし、この場の闇は、あまりに深すぎる。これからユニスに全てを見せたところで、これほど暗くては見せていないも同然である。そうであるなら、アスリはどうすべきか。次の瞬間、アスリは自らの発想に感服した。\n\n「はぁっ…、はぁっ…、ねぇ、ユニス?私のさ…。」\n\n 泉から新たにあふれてきた、とろりとした一滴の湧き水が、洞窟の地面へとこぼれていく。まだアスリは、究極を言葉にしていない。だが、続く波はまもなく到達する間近だ。ラリーヤに教えてもらったばかりの呼称も、ここで使用すべきだろう。\n\n「私の…、おっ…、おまんこ、触ってみる?」\n「えっ…?」\n「だから!私さっき、ユニスの触ったんだから!私の、その、おまん、こも…触ってよ?今なら下、脱いでるし…。」\n\n 真っ暗な中でユニスがどんな表情を浮かべているのか、アスリは全く視界を通して確認できない。一方で、何も喋らないユニスがたった今この場で、どんな顔をしているのかはアスリもすぐに想像がつく。絶対と言って良いほど、性に染まった真っ赤な頬に、やり場に困惑した伏し目の、アスリにとって愛おしくて遠い、あの面様であるはずだ。\n\n「ねぇ?」\n\n もう少しだ。もう少したたみかければ、ユニスは黙って闇の中でこくりと頷いて、あとはユニスの手を取って、そのままアスリの内側の大粒に当ててしまうだけだ。それだけでは片方向が空虚なままになってしまうのだから、アスリもまたユニスを握って剥き出しにして、狂気とともに漏出してしまうであろう乳を、また全身でもって受け止めるしかない。\n\n「ねぇ?触ってよ?私もまたユニスのおちんちん、触ってあげるから、お願い。触りっこしよ?一緒によしよしして、気持ちいいの、しようよ?もっかいユニスの、剥いたり被せたりしてみたい…。ダメ?」\n\n またアスリよりも、本能よりも先に、アスリの手が先行した。中央に置く右手は、アスリが言い切った側から、今度は回転ではなく強く押し込む方針を取り、胸部の左手はしばしの我慢を乳首に求めながら、闇の中のユニスに伸びていった。アスリが当てずっぽうに洞窟の中で左手を振れば、いつの間にかしゃがみこんでいたユニスの肩は目の前で、その触れ合ったところからユニスの右手の先に向けて、アスリは撫でるように左手のひらを下ろしていった。\n アスリの左手が、ユニスの右手を取った。アスリの手中に、ユニスのたくましさとぬくもりが広がっていく。この大好きな人の手が、これからアスリが自分以外の誰にも触れられたことのない場所に、初めて接触する。\n この初めては、この真っ暗な洞窟の中にあって、どうやってもティサには譲ることのできない、アスリにしかもらえない初めてだ。アスリにしかできないのだから、正しくアスリが受け取るしかない。\n\n「待って、アスリ。」\n\n 今日もここまで取りなしているというのに、相変わらずユニスは意気地がない。だからアスリは、ユニスが好きだ。ユニスに抱く感情を振り返れば、再びアスリの泉が湧く。\n\n ところが、この後にユニスが続けたのは、とろけだしそうなアスリにとって、苦難としか言いえない内容であった。\n\n「来る。そろそろ。2人とも階段の下まで来た。」\n\n 厳しい現実である。せめて1回、ユニスの手で到達したいアスリは、歎願の声を上げる。\n\n「んっ!ん、えっ!?ちょっ…!!!じゃあ、ちょっとだけで良いから!!!」\n「しっ!聞こえっぞ!」\n\n ユニスの声には、冷静さが満ちている。残念ながら、アスリによるユニスの表情予測は、一切当たっていなかったのだろう。おそらく今は、サバンナで獲物に近寄るときの真剣な、または襲撃を受けたあの日に敵を射抜いた時と同じような、凛々しい眼差しを浮かべているはずだ。\n つまり、ユニスがこの場に戻ってきたのは、自らが先ほど受けた羞恥から、アスリのことを守るためかもしれない。もっと踏み込めば、ユニスはアスリを思ってくれたということだ。\n\n ティサとラリーヤに痴態を晒すわけにもいかないが、それ以前に、愛する人による配慮を、無下にすることは許されない。ただ、ユニスに向けて深まる愛を、このままにすることもできない。\n アスリは、自分の体に賭けるしかなかった。\n\n「…っ!ねぇ!ユニス、じゃあさ。ティサが終わったら、初めての2番目、私にちょうだいよ?」\n「へっ!?」\n「なっ、なかよし!私も頑張るから!ねぇ…、お願い!ダメ?」\n「わかったから、もう上がってくるから!いいから早く着て!」\n\n 無理を、アスリは通してしまった。あの小さな泉に、ユニスの槍が入る自信など、アスリにはない。それでも自ら願った上で、ユニスも受諾した。\n\n 決まりだ。2番目はアスリだ。急かすユニスを前に、アスリは立ち上がって、腫れあがって苦しい中央部を膝にかけていた腰布で覆い隠すと、たぎる体中の血液を強引に力へと変換して、空を背にした白っぽい光の元へと走りこんでいった。"}

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