| {"novel_id": "n0007ht", "chapter": 117, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0007ht/117/", "title": "くすんだ輝き", "content": " 2人が、一斉に全部出てきてしまった。どこから目をつけて良いかわからないアスリは、重力に従った布と同じく、2人がつながる口元から、ゆっくりと視線を下ろしていくしかない。\n\n まず絡み合う舌の直下、胸部には、服を着た上でもわかりきっていた、ラリーヤの極めて豊かな乳房が、イケメンの手によって包まれ、揉みしだかれている。なんと柔らかそうなのだろう。脱衣して自由となったラリーヤの豊穣は、そこにどうにか制約を加えようとするイケメンの手中に、まったくと言っていいほど収まっていない。今、アスリの位置からは、ラリーヤは右向き、イケメンは左向きに向かい合っていて、ラリーヤの右半分しか目にすることができないが、イケメンは反対側も同じようにしているようだ。\n あわせて、ラリーヤの腕や足より色素の薄い大きな乳も、イケメンが一生懸命こねているせいで、まだアスリからは先端が捉えられない。両胸に1つずつの小粒も、同じように淡い色合いをしているのだろうか。この流れならまもなくそこまで目にできるだろうが、早くラリーヤの胸部の瞳とも、アスリは目を合わせてみたい。\n その下部、腹から腰にかけては、ラリーヤがイケメンの尻の方にかけて両腕を回しながら、恥骨のあたりを近づけて、前後、上下にゆっくり、くねくねと不思議な動きを見せている。こちらもアスリよりも随分と色が白く、ずっしりとした肉感の大きな尻は、同性のアスリでも、見ているだけで頭がおかしくなりそうである。そこから伸びるふくよかな太ももに阻まれ、ラリーヤが成長した成果である体毛と、さらに下にあるはずの女性性の形状は、乳首と同じくアスリは確認できない。この部位に関しても、アスリの重大な興味の対象だ。\n そしてラリーヤの腰まわりで一周、カインタから逃げてくる時に着けたままであったのだろう、ロマドウに由来するものではないことが確かな、石か動物の骨かで作られた、鮮やかで細かな色合いのビーズを通す革ひものシンプルな腰飾りは、一糸まとわぬラリーヤの女性らしさを、一層引き立てている。この腰飾りの斜め後ろ側には、小さな紫色の花が3輪結び付けられており、宝石ではないにしても、きっとこれがティサに対してもラリーヤが述べていた、誘いの印であるに違いない。今日のラリーヤは、本気、かつ真剣なのだ。\n\n 対するイケメンは、普通だ。いや、イケメンより背も低く線も細いとは言え、あの皮以外に無駄の一切なかった筋骨隆々のユニスや、まさに今イケメンの真横に並んでいる、アスリが気を抜けば、よだれでも垂らしてしまいそうなほどに暴力的なラリーヤの肉体を前にすれば、相対的にイケメンの肉体が普通に見えてしまうだけなのであって、乳首の色がやや濃いことを除くと、特に太りすぎることもなければ痩せすぎているわけでもなく、イケメンはイケメンで年相応の男性として、がっしりとした悪くない体つきをしている。\n ただ、今日、それよりも注目すべきなのは、これからラリーヤが仲良くしなければならないイケメンの1本だ。果物を送り込まれた直後の時点で、イケメンは腰布の前面を腫らしかけていたが、今はラリーヤに強く大きく訴えようとまっすぐ上向きなのか、その1本はラリーヤがちょうどイケメンの尻に向けて腕を回しているところの背後に隠れてしまっていて、ここもまたアスリは見分ができない。つまり、ラリーヤもイケメンも服を全て脱いだというのに、見事に全てが隠れてしまっている。\n 当然、今日のこの場はラリーヤが設けた見せ場なのであって、ラリーヤに見せないつもりなどあるはずもない。今、一時的に見えない性に直結する各所は、もうまもなく、サバンナの地面と同化するアスリとティサとユニスに向けて、惜しげもなく開帳されるのだ。\n\n アスリの予想通り、続く動きはすぐだった。ラリーヤは向こう側の左手でイケメンの頭を優しく撫でると、舐め合うばかりだった口づけを丁寧に終えて、あの悪い笑みを、イケメンを直視しながら炸裂させたのだった。うっすらと目を開いたところに、真正面からラリーヤを受けたイケメンも、だらしない笑顔を浮かべる。もはやイケメンには、イケメンとしての矜持がない。\n ラリーヤがイケメンに何かをささやいた。直後に、ラリーヤは腰を下ろして、膝立ちの姿勢を取っていく。\n\n イケメンの手がラリーヤの乳房から離れ、ラリーヤの腕もイケメンの腰から離れた。\n\n「おっきい……!」\n\n 見えた。アスリは思わず、小声でつぶやいてしまった。言葉はそのまま、アスリの見た光景だ。\n\n 大きかった。イケメンの槍も大きかったし、ラリーヤの乳房も、乳輪も、全部が全部、大きかった。\n\n やはりアスリも女であって、真っ先に無意識の視線を集中させたのは、剥き出しになっているイケメンの最先端だ。この部分の構造の基礎は、一昨日、アスリがめくりあげたユニスの中身や、残念なことになってしまった日のダカクと同じだ。しかし、イケメンの核はユニスやダカクほど赤くなく、桃色に灰色を混ぜたような、ここだけを見ると体調が優れないようにも思える色をしている。ただ、発色は悪くとも、全体はダカクやユニスのものや、当然アスリの1粒とは並べられないほどに発達していて、今にもはち切れんばかりに腫れあがっている。何より、ダカクのように苦しそうで狭いところもなければ、ユニスのように剥きあげても勝手に覆いかぶさってきて、なおまだ先に余裕を持たせるというようなところもなく、すっきりと立ち上がって、軽く潰した形の楕円球の元には、しっかりとした段差が設けられている。\n 加えて、その付け根には、アスリやユニスのような薄く申し訳程度のものでない、正真正銘の縮れた真っ黒な草が、相当量生い茂っている。このボリュームは、かつてのラダンよりも十分に多く、また長く、もっと下の方の覆い隠そうとしていて、袋のあたりには黒っぽい何かがありそうであるということしか、アスリは認識できていない。\n それにしても再び色に関して、イケメンの槍は、中身を出してみた時のユニスのような、肌色から桃色のグラデーションが柄になく、体調不良の部分から黒っぽいこげ茶の部分へと、溝より少し下のあたりで一気に色が変わっていて、ユニスやダカクもぶら下げるものとは同種と思えないほどグロテスクである。先端以外、これほど黒っぽいということは、しぼんでいる時は比較的黒くはない部分を皮で包んでおいて、腕や足と同じように日光にでも晒しているのだろうか。そうであるなら、イケメンも相当な性癖を有していることとなる。\n\n もう1つ、ないし、アスリから見えていない向こう側も含めた両胸分の、もう2つにあたるラリーヤの持ち物は、イケメンのようにグロテスクということはなく、究極の美である。あまりにも素晴らしいシルエットだ。これほどの大きさがあるにも関わらず、ラリーヤの乳房は重量に任せるまま垂れ下がらずに、柔らかさとともに見るだけでわかる弾力を伴わせている。\n その前面に広がる輪は、アスリのものより3周りか4周りほど広く、親指と人差し指で作った輪よりも面積は広いだろう。しかしこちらはイケメンのように黒っぽいようなこともなく、昼間に見える月と空程度しか、周囲との色合いに差異がない。また、同系色の最先端の尖りも、おそらく普段より固くなってしまってはいるようであるものの、アスリよりも発達していて、ユニスが飛ばすものとは異なった、牛に近い乳が搾れそうである。仮にこの乳輪と乳首が、アスリのように低い小山に乗せられていたら大層不格好であろうが、付け合わせ先が立派な山々であると、わずかなアンバランスによって生じる淫らさが、ラリーヤの美しさと女性らしさに、さらに深みを与えている。\n\n 時間が止まったかのように、アスリの脳裏に焼き付いていくラリーヤとイケメンの一瞬は、もちろん次のひと時へと進んでいく。膝立ちになったラリーヤが、奥の水たまりに両手を伸ばし腰を浮かせると、ちらりとラリーヤの尻の割れ目も、アスリの目に入った。丸く、大きく、いやらしい。\n 水をすくったラリーヤは、その水をまず、イケメンのくすんだ先へとかけやっていく。水をかけられた槍が、ビクリと大きく震えた。イケメンが腰を引き、イケメンの尻が後方に突き出される。\n\n 弱いのだろう。ラリーヤがもっと悪い顔になって、イケメンに上目遣いした。\n しかしイケメンはユニスほど弱くはなく、水のお返しとして、ラリーヤに乳がかけられることはなかった。ラリーヤは濡れた両手をイケメンの両方の鼠径部に置いて、下方に流れた水まで使って、イケメンの内太ももを撫でるように上下させると、再びイケメンは強くなって、先端を前に突き出した。離れたところから見ていても、一昨日のユニスがそうだったように、イケメンの1本も鼓動しているのがアスリも分かる。\n\n ラリーヤがまた、水をすくった。再び尻の割れ目がアスリの目に入る。いやらしい。\n 戻ったラリーヤが次に手中の水をかけた先は、自らの胸元であった。水をはじくラリーヤの艶やかな肌は、水場からもたらされた潤いを、大きな乳房の下方へと押し流す。犬も馬も飲むような、ただの水場の水は、ラリーヤを伝って地面へと落ちていくのにしたがって、ラリーヤの色に染まっていく。\n 胸元で少しずつ水を流したラリーヤは、イケメンの内太ももを撫でたのと同じ手つきで、濡れた乳房の外側から下側、下側から内側、反対に内側から下側、下側から外側へと、それぞれ半周させた。そして、頭を一度軽く振ってから、前に突き出すイケメンと同じように、その胸を大きく前に向かって張って、両腕を後ろに回し、手首に留めていた紐で髪を束ねていった。\n 改めて、凄まじい存在感だ。あれほどの胸が手に入るのであれば、アスリも一度くらいはロマドウの全男子を食べても良いかもしれない。その前にまずユニスを食べなければならないし、ユニスはティサに食べてもらわなければならない。もっと言えば、アスリはユニスだけを食べていたいし、その時だけで良いから、胸はラリーヤから借りていたい。\n\n 髪を結んだラリーヤが、もう一度水をすくう。尻の割れ目が見える。いやらしい。\n 次のかけ先は、またしてもイケメンの先だ。2回目のイケメンは弱さを見せることはなく、もう腰を引かずに堂々としている。きっとユニスなら、このタイミングで引っかけてくるだろう。\n\n ここまでを終えると、ラリーヤは水をかけた両手をイケメンの尻へと回して、今度は太ももの後ろ側を大きく上下させた。アスリも忘れかけていたが、ラリーヤとイケメンが執り行っている行為は、確実に水浴びだ。だから、こうして少しずつ、ラリーヤはイケメンの体を流しているのだ。\n\n そうであるはずであった。ラリーヤの両手がイケメンの尻まで戻った次の瞬間、ラリーヤは少し腰を落として、イケメンの尻をやや強く自分側に押し込むと、顔の前で対峙するイケメンの1番先に、軽く口づけをした。\n イケメンの顔中に驚きが広がり、溶けた。脱力したイケメンを見上げたラリーヤが、満面の笑みを浮かべる。\n\n 薄雲に遮られていた太陽が、雲の切れ目から空に姿を現し、強い日光がサバンナに降り注いだ。ラリーヤの口づけを受けたイケメンの膨れ上がった穂は、授かった日差しを跳ね返し、鈍く輝いた。"} |
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