| {"novel_id": "n0007ht", "chapter": 118, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0007ht/118/", "title": "披露公演", "content": " アスリはたった今見た現実が、信じられなかった。口というものは、食べ物を食べ、飲み物を飲み、言葉を喋るために使う器官だ。ここまでラリーヤが何事もなく取りなしている、唇と唇、ないし舌と舌を重ね合わせることは、それらの用途には当たらないが、いずれも向かい合う先が同等である以上、まだ理解の及ぶ範疇にはある。\n しかし、今の行為はどうだろう。口に対して、性器だ。思えば、洞窟の中でラリーヤは一昨日、男子から乳を体内で受け取る前に引き抜いて、口や手、胸で導く旨のことを述べていた。今のラリーヤはまだ体内にイケメンを取り込んでいないが、このラリーヤの行動を見るに、どうにも順番は前後しても構わないようだ。\n とにかく目にしたものは、アスリには衝撃が強い。見てしまったものが強すぎるせいで、アスリは自らの欲求すら忘れそうなほどに、沸騰する脳を瞬間、瞬間で回転させ続けている。\n\n ただ、残念なことに、アスリが驚きを覚えたタイミングは、あまりに早すぎた。嬉しそうなラリーヤが、まぶたを閉じて縦に大きく口を広げる。\n\n 直後に、太陽をまとったイケメンの先端を、ラリーヤがぱっくりとくわえこんだ。ラリーヤは、本当にイケメンを食べてしまった。太陽を、食べたのだ。\n\n「っん!?」\n\n アスリの隣で、ティサが何かをかみ殺すのに失敗して、喉を鳴らした。アスリはこらえた。ユニスもこらえているはずだ。\n\n 大変なことになった。アスリの全てが頭の中で混ざり合い、止めどなく膨張していく。このままでは、まもなく脳が焼け切って、はじけ飛んでしまうだろう。\n\n こうまでされては、イケメンもまた弱くなって腰を後ろへと引くしかない。だが、捕食者のラリーヤは、そんなことにも、地面に伏せるギャラリーたちにも構わず、イケメンの尻に置いた手を抱きこむようにして、頭をゆっくりと前後させていった。\n\n 情けない顔になったイケメンが、すかさず揺れ動くラリーヤの頭部を両手で押さえる。ラリーヤも固く頭を掴まれては、前後の動きを止めるしかない。ただ、これでもラリーヤは止まらない。\n\n すぐに、ラリーヤの頬がこけた。吸い込もうとしているのだ。\n それだけではない。ラリーヤの凹んだ頬に時折、何らかの突起が浮かび、もごもごとうごめいている。アスリはラリーヤの口内が今どのようになっているか、直視することはできないが、舌で何をしているのかは、想像に容易い。確実に、ラリーヤはイケメンの弱点を、一生懸命に吸いながらしゃぶっている。\n\n こんなことをアスリも自らの粒にされたら、一体どのようになってしまうのだろう。もしアスリが同じようにユニスを舐めまわせば、ユニスはいかほどに弱くなるのだろう。イケメンはそれを、まさに性の権化によって施され、苦しんでいる。\n 素晴らしい。口は、性器なのだ。\n\n 心の中でアスリが感嘆の声を上げる一方、見ている側が発狂しそうになるラリーヤの食事は、長くは続かなかった。我慢がならなかったのであろうイケメンは、腰を強引にガクリと大きく引くと、イケメンの槍はあっけなくラリーヤの顔の性器から離れていってしまったのであった。\n 先ほどよりも充血して濃い赤みを帯びてきたイケメンの先端が、また太陽に照らされる。遠目に見ても、ラリーヤが食べてしまう前より、幾分か増長しているようだ。まるで小さな子どもと遊ぶ時のように楽し気な雰囲気のラリーヤは、ぬらぬらと光るその1本の毛深い根元を左手で握りしめ、人差し指を立てた右手を先端の先端へと当てがって、指を丁寧に上下させながら、イケメンでなく槍に向かって、何かを語りかけている。\n\n 2人に動きがなくなった。小さく風が吹く。アスリもティサもユニスも、何も言わずに行方を見守る。\n\n ほどなくして、ラリーヤは槍いじりを一旦取りやめると、自身の頭部に置かれていたイケメンの手を取って、その手をイケメンの背中側へと回させていった。両手を背後に組まされて、丸出しの箇所を天に向けて伸ばす中途半端な中腰のイケメンは、何ともおかしな格好だが、その面前に究極のラリーヤがいるせいで、この不格好さえもアスリにとって性の暴風だ。\n 自由になったラリーヤは、またイケメンを大きくくわえて、ひとなめした。すぐさまイケメンは弱そうに腰を引くが、ここではなぜか、ラリーヤはせっかく再開できた食事を続けなかった。\n\n ラリーヤが、真剣な表情になって、槍を取った。何かが来る。ラリーヤはその1本を、自らの胸元に運んでいく。\n\n 挟んだ。ラリーヤが、豊かな双丘で、イケメンを挟み込んだ。もっと正しく言えば、挟んだのでなく、包み込んでいる。\n またしてもラリーヤの満面の笑みが、イケメンに凄まじい勢いで衝突する。イケメンはもう、イケメンと呼ばれるべきではないだろう。だらしないイケメンは、今や完全にラリーヤの支配下に置かれている。つまり、イケメンは今、ラリーヤをうまく操作しているようで、実態はラリーヤの玩具であり、奴隷だ。\n ラリーヤの奴隷に対する奉仕は続く。胸の間で包まれる槍を、ラリーヤはさらに両方の乳房越しにやや強く押さえるようにすると、直前に頭を前後させたように、今度は掴んだ両胸をリズミカルに前後させ始めた。\n\n ラリーヤの大きな乳房の上面が、風を受けた水場の水面のように、穏やかに波打っていく。イケメンが、天を仰いだ。大きく深呼吸したのであろうイケメンの腹は一度膨らんで、また元に戻った。その間もラリーヤの乳は、優しくイケメンを揺らしている。これがラリーヤの言った口と手、胸の3つの手法のうちの、胸だ。\n アスリは悔しかった。おそらくティサも、やろうと思えば、ここまでではないにしても、これは簡単にできる。しかし、アスリはどう頑張っても、挟んで包むほどの量がない以上、できない。もしユニスに同じことをしようとしても、アスリがどうにか成長しない限りできないのだ。\n\n イケメンの槍は、ラリーヤの胸の間を10往復はしただろうか。突然、イケメンが後ろで組んでいた腕を前に回して、ラリーヤの手を固く掴んだ。おそらく、イケメンはもう限界が近い。アスリにできない技術を駆使して、ラリーヤがイケメンに送った波が、もうすぐイケメンを押し流そうとしている。\n ところが、ここでラリーヤは、挟み込んだ胸を左右に開いてイケメンの槍を開放し、口の段に続いて胸の段までとりやめると、今度はまっすぐ立ち上がって、イケメンの頭を両手で押さえながら、またもやイケメンとの熱い舌づけを再開したのであった。ラリーヤもイケメンが近いことは理解しているのだろう。波を受けられずに野放しになったイケメンの槍が、ラリーヤが丸々口にしてしまった後よりも、さらに角度を上げていることを良いことに、ラリーヤは自らの肉体が直接槍に触れてしまわないよう、うまく両手と唇と舌だけでイケメンと接しあっている。\n\n 時間が止まる。アスリの本能も走り出す。アスリは自慰がしたい。自慰ができないのなら、見たばかりの一連を、胸の下りを除いて隣のユニスで試したい。先にティサが試すのなら、アスリはその間、やはり自慰がしたい。\n\n 永遠に続きそうだった、いやらしい口づけが終わった。ラリーヤとイケメンの唇の間に、つながったままの糸が伸びる。口づけは終わっても、いやらしさは終わらない。\n イケメンは、もうダメだろう。顔中が、地面に落として割れてしまった卵のようだ。こんな顔のイケメンを、アスリは村で一度も見たことはない。\n ラリーヤも、ダメだ。今の舌づけは捨て身だったようで、いよいよラリーヤにも、余裕がなくなりつつある。アスリは何をもってラリーヤが完成したかを判断できないが、あの顔を見れば、仕上げが近いのはわかる。\n 何より、2人とも顔が赤らんでいるし、呼吸が荒い。2人が息を吸って肩の位置が上がれば、ラリーヤの胸も上がり、イケメンの槍も鼓動する。これが、男女だ。男女の性を、アスリは今、目にしている。\n\n もう一度、イケメンが口づけを求めると、ラリーヤは軽く唇だけで応じた。ラリーヤが微笑んで、左手で槍を逆手に取る。口、胸が取りなされ、残る手の段に、アスリが備える。\n ラリーヤが優しくイケメンの槍を引きながら、体を右回りさせていく。その間の一瞬、息を潜めるアスリたちに向かって、ラリーヤの真正面が、全て開かれた。\n\n「んぐっ!!」\n「ウソ!?」\n\n ユニスが、小さく息を漏らした。ティサも、息だけで本音を語った。耐えがたい見る暴力が、アスリの脳にも届いた。\n\n 信じられなかった。左右に揃った大きな乳輪の載る乳房と、よどみなく柔らかに流れる腹部に、かわいらしいへそ、やや幅広い腰骨を一周する鮮やかな腰飾り、その下に、美しく大人びたラリーヤに、絶対にあるべきはずのものが、なかった。そこに代わりにあったのは、わずかな黒ずみのある丸い盛り上がりと、中央下側に向かって走る、一筋の女児たる証明だった。\n\n 罰を受ける直前の、ラダンだ。ラリーヤは、これから罰を受けるのだ。\n アスリの心臓が、激しく高鳴る。喉の奥から脊髄に沿って、強烈な閃光が駆け抜けていく。歯茎にすら、出所不明の羞恥を感じる。涙が出そうなほどに、アスリの体の奥が、一気に煮え立って蒸気を込める。行き場を失った蒸気は、アスリの泉の湧水を沸かして、ラリーヤには皆無で、アスリは有する茂みの奥を浸水させていく。\n アスリの視界が、ぼやけかける。アスリは絶対に今、気を失いたくない。あの日の羞恥にまみれたラダンが、ラリーヤとなって、再びアスリの前に姿を現したのだ。必ず、最後まで全てを見届けなければならない。\n\n 自慰がしたい。あとでティサとユニスにさんざん馬鹿にされても良いから、アスリは自慰がしたい。それでも、今はできない。今、アスリがあの点に触れれば、おそらくイケメンに見つかってしまうほどにアスリは叫んでしまうだろうし、耽るばかりで目も閉じてしまうだろう。\n もう、ラリーヤの割れ目は見えないし、ラリーヤは今度はアスリから見て左向きで、にこやかにイケメンの槍を引っ張って散歩させながら、水場の脇の枯れ木に向かっている。その間も、アスリに頭に焼き付いてしまった一筋が、アスリの理性に著しい暴力をふるい続ける。\n\n ラリーヤが右手を枯れ木に伸ばした。左手はイケメンの槍を手にしたまま、右手を枯れ木に置いてイケメンを振り返るラリーヤが、何かをつぶやく。その表情にはもはや、悪さがない。肉体は大人として完成しつつある中、唯一、線だけが走るあの部分と同じ、少女の笑顔をラリーヤがイケメンに送った。\n イケメンの顔にも、イケメンが戻る。今、イケメンはラリーヤに顔を向けられているのと同時に、尻も向けられている。イケメンが、息を飲む。\n\n ラリーヤは手中の槍を、ゆっくりと自分の尻の前に運ぶと、イケメンは自分の槍を付け根の方から受け取った。そこまで済んだラリーヤは、左手も枯れ木へと置き、顔だけは後ろ側を気にするようにしながら、前傾して尻を突き出す姿勢を取っていった。\n 牛だ。牛のように張った乳房が、前に体を倒したラリーヤの前に、いやらしくぶらさがった。\n\n ラリーヤはイケメンを従えて、進路を自らに向ける。にぶく輝くイケメンの先端が、尻までつながっているはずのラリーヤの割れ目の位置に、接触した。ついに、2人の本当の性器が触れ合った。\n ラリーヤが斜め後ろに視線を送りながら、イケメンに小さく声をかけている。それに合わせてイケメンは、つまんだ槍の付け根を上下させていく。\n\n ふと、ラリーヤが、アスリたちの方を見つめた。ラリーヤが一度、ぺろりと舌を出して、笑った。\n\n サバンナの全てが、一斉に息を止めた。穏やかなそよ風さえ、止んだ。\n\n ラリーヤが体を深く倒し、それに従って突き出された尻の上に、イケメンの両手が乗せられる。同時に、2人の間に控えていた、太く大きな槍が、ラリーヤの体の中へと吸い込まれていく。\n\n「入っちゃった……!?」\n\n ティサが、息で喋った。ラリーヤが、イケメンの1本を、全て受け止めた。"} |
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