Krixter/Repo / n0007ht /138.json
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{"novel_id": "n0007ht", "chapter": 138, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0007ht/138/", "title": "裸体のティサ", "content": " アスリが、押さえる布を自由にする。直ちに布は、洞窟の地面に向かいだす。アスリの目の前で、ティサの布も連鎖する。\n ティサがアスリの視線を外し、落ちる布に目をやった。同時にティサは、右腕で両方の乳房を押さえつつ乳首を隠し、左手は股間の真上に広げていった。\n アスリもティサに、反射する。アスリが乳首と性器を両手で覆いきるまで、ほんの一瞬だったが、ティサにはアスリの持ち物が見えてしまっただろうか。とにかく今、改めてアスリが自らの肉体を見下ろす限り、いずれの乳首も隠れているし、ティサとは鏡写しで反対に右手を向けた股間からはみ出る毛もなければ肉もなく、事前の段取りは一切なかった中、正しく布は腕に置き換えられている。\n\n 自身の無事が確認できたアスリが、ゆっくりと視線を元の高さに戻していけば、胸と陰部を押さえ内股で腰を引き、立ったまま小さく縮もうとするティサが、ほぼ同じ体勢でも上背のまさるアスリの顔へ、視線を送っていた。その上目遣いに、アスリは釘付けになった。\n\n ラダンだ。成長の証を没収される前の、哀れなラダンだ。そこに具現化した羞恥が、必死に頬に流れず瞳に留まろうとする涙を伴って、上目遣いとともに共存している。\n\n「恥ずかしい……。」\n\n ラダンとなったティサが一言、胸中を吐露した。まさに恥ずかしい声で、アスリから目をそらし、顔を洞窟入口の方の地面へと傾げ、この4人の中で1番短い髪まで使って目元を隠したティサは、その薄い唇を笑みとも歪みともつかぬ形状に変化させる。\n 他に何も続けられないティサを前にして、静寂たる洞窟の中の自然音と、アスリの内的な心音に、もう1つの音が加わっていく。音源の位置は、心臓よりももっと内側、アスリのさらに深く、頭か、腹部か、泉の奥か、どこかにあるはずのアスリの庭だ。\n\n 壊れる音だ。庭の壁が、壊れている。その壁に、文字は書かれていない。代わりに以前から壁にあったのは、空きっぱなしの穴が1つである。この穴は、かつての月下の高窓であって、アスリがラダンを覗いては同情し、共感し、発情し、その後もつい先日まで、母への謝罪に取り次ぐために用いてきた。\n ただ穴は空いてはいれども、壁は壁として、つい先ほどまでたしかにあった。では、今や瓦礫となってしまった、穴の空いた壁の先、ちらついていたラダンのうつむきのほかに、そこにあったのは何か。\n\n 女だ。この壁は、アスリの性の向き先を、男女で隔てていた壁だ。その壁にアスリはおよそ2年、ラダンの記憶を母に謝罪しながらかけやって、意図せずとも壁をいじめてきてしまった。また直近でも、ラリーヤの乳房と無毛の一筋が、壁の穴を大きく広げさせていた。それをついに、全てを総じて羞恥となった裸のティサが、壁全体を破壊したのだ。\n なぜ、ティサがアスリの庭で暴れたのか。そもそもアスリにとってティサは、もはやただ森からユニスとともに現れた少女ではなく、アスリがユニスと自らの命を、襲撃の窮地から救ったことを決して忘れず、アスリを常に思いやる、かけがえのない友人である。だからこそ、アスリもティサがユニスと過ごす将来の幸せを願い、ティサにユニスの初めてを存分に堪能してもらいたいがために行動し、こうして脱衣している。繰り返すが、ティサはアスリの、かけがえのない友人だ。\n ところが、アスリは壁を脆くしすぎていたし、ティサも裸になって、強くなりすぎた。壁なき今、ティサは友人であるのと同時に、はっきり言って、アスリの性の対象だ。つまり、幼いころから少しずつ、少なくともラダンが罰せられるまで、アスリに社会性を備えさせるため、アスリの庭に人間の理として築かれてきた壁が著しく損なわれた今、庭の全てがアスリが目を向ける先なのだ。\n\n 当然、ユニスは元からアスリの壁の手前側にいて、ユニスに対してのアスリの愛は、1本のヒビすら入っていない。また、ティサに対して抱く友人としてのアスリの意識にも、変化はない。\n 唯一異なるのは、全裸で最後の秘匿を試みながら、羞恥に身をさらすティサに今、アスリは性的に欲情しているという事実を自認し、その思いを打ち消すことすらできない状態に陥ってしまっているということである。もっと踏み込むのであれば、アスリはティサが隠す残りの部分を全て見たいし、ユニスの槍と正面対峙させて、これよりもさらに大きな羞恥にティサが苦しむ姿も見たい。それらに限らず、昨日のラリーヤとイケメンのように、ティサがユニスをくるみこんでしまうところも早く見たいし、翻ってユニスがティサに踏み込んでいくところも、崩れてしまったアスリは見てみたい。\n 思えば3日前、ラリーヤがこの洞窟で性を説きながら、女子を相手にした経験についてもさりげなく触れた時も、アスリはそこに異議すら唱えず、かえって思いを馳せていた。愛なき上に、同性同士の性は、仲を深める以前の、ただの遊びであり探求だ。アスリは変態を目指していないが、その経験まで備わっているラリーヤは羨ましい。とにかく、アスリは自慰がしたい。\n\n 友人にさえも着実に興奮するようになってしまったアスリに、残された壁の基礎が、アスリの良心を問う。クズなアスリは、ティサが右手で押さえる両胸の、その右側のずさんな守りに、地肌よりも少し色濃い箇所を見出していく。徐々に落としていく視線の先、細身の腰にあるのは、たいまつの灯をまとう遺品の煌めきだ。その腰飾りの紐の直下、腰を引くティサが左手で固く覆っている、まもなく迎える初めての端からは、隠しきれなかった茶色いティサの髪と同色の数本が、ティサの肉体が大人に近づいていることを示していた。\n 我慢のならなくなりつつあるアスリが、昨日のラリーヤの言いつけを丁寧に忘れながら、こっそりと股を隠す右手の中指を曲げていけば、たったそれだけでアスリの水面が大きく揺らぎ、小さな波がじんわりと体中に広がっていく。わずかでも甘やかしたアスリの本能は、すぐに尊大となって、より強く、早い刺激をアスリに要求する。\n\n「ティサもアスリも、よくできたねー?ほら、ユニスもちんちんが嬉しいって!」\n「バカッ!ラリーヤ!」\n\n 幸い、アスリの微小な触れ合いは、ラリーヤには見破られなかったようである。裸になった2人を褒めたラリーヤが、ユニスの変化を伝えれば、ユニスも大きく騒いだ。同性も良いが、ユニスの異性も絶対的に良い。これではアスリも、快楽より先に、ユニスを見るしかないし、少なくとも異性としてのユニスに関しては、ティサも同じだ。ほとんど動けない2人が、顔だけをユニスへと振り向ければ、腰をおろしたままのラリーヤの、性に染まった笑顔の真横には、先細った皮の見張り台が、太い人差し指で真上を指し示すように建築されていた。\n\n「すごいねー?良かったねー、ユニス。ティサとアスリの裸んぼ見て、おっきおっきしちゃったねー?」\n「うっさい!!違うし!!」\n「嘘!?もう私のおっぱいとお股見たん!?」\n「まだ、こっちからだとお尻の割れ目も見えんよ。それとティサ、お股って言うのはちっちゃい子までって教えたじゃん?ティサも赤ちゃんなら、そこで隠してるお毛けいらんし、私みたく剃っちゃうよ?」\n「は!?だったらラリーヤも剃ってんだし、赤ちゃんじゃん?」\n「だから昨日もう言ったけど、私大人の女なんだって。」\n「意味わからんし。」\n\n 昨日に続いて、剃毛をした上で大人の女であると主張するラリーヤは、ぶっきらぼうに指摘したティサの言葉通り、意味不明である。それでも、ティサにまで性の食指を伸ばしつつあるアスリが思うのは、そのもう一歩手前の、ティサを剃毛してしまうというラリーヤの脅迫だ。これはおもしろい案であるし、せっかくならユニスも剃り上げて、アスリはよだれでも垂らしながら2人をからかいたい。また、3人が無毛になるのであれば、アスリも子どもに戻りたい。\n ここで、いらしくにやつているばかりのラリーヤは、ゆっくりと立ち上がって、まず渦中の剃毛された大人だそうである1本筋をあらわにすると、右手はユニスの後ろ手に残したまま、首元に作ってあった背に羽織る布の結び目を、左手でほどいていった。ラリーヤの片手にできた隙を見たユニスは、自由を取り戻した右手を前に回し槍を隠してしまったが、代わりに布を落としたラリーヤの豊かな乳房が現れる。大人であることを、ラリーヤは乳房でもって証明しようとしているのだろうか。\n 残る履物を、ラリーヤが片方ずつ足を体の前に膝を折り曲げながら上げ、脱いでいく最中、まっすぐな割れ目の中身が見えてしまってもおかしくはない姿勢をラリーヤが取っても、はみ出た何かをアスリの両目は捉えない。\n よくできた性器だ。もしもアスリが同じ動きを今行えば、肉の葉だけでなく、だぶついた皮の隙間から、中央に控える大粒の中身まで見えてしまうことだろう。\n\n やはりアスリは、ラリーヤにもティサと同じく性を向けられる。均整なラリーヤのこの1本線にも、そのうちアスリは割り入って、おそらく小さいであろう肉ひだや粒子を暴くべきだ。再び右手の中指にわずかな力をこめて、体中に耐えうる小波をもたらしたアスリをよそに、完全に裸になったラリーヤが、それぞれ股間に手をやった、むやみに動けない3人を押し流していく。\n\n「んふふ、これでみーんな、裸んぼだね?」"}

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