Krixter/Repo / n0007ht /143.json
Krixter's picture
download
raw
9.16 kB
{"novel_id": "n0007ht", "chapter": 143, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0007ht/143/", "title": "紐解", "content": " 相変わらず悔しいほどに羨ましいティサの、頭がおかしくなりそうなほどの幸せは、おそらく果物を通じてユニスにも伝わったに違いない。それでも口元をつなぎ終えた2人の根底は、未だに羞恥によって支配されているのか、または口内の残滓を味わうために、ひと時の休息を求めているのか、差し込まれた一拍の間は、洞窟全体を静寂に向かわせようとしていた。\n\n「ティサ、まだ全然最初だけど?大丈夫そ?」\n「…………バカ。」\n「ユニスも、おいちおいちーだったね?」\n「やめろよ……。」\n\n もちろん、ようやく2人に灯った種火を、変態の達人が無駄にするわけがない。からかいの思いとも、熟達したねぎらいともつかない、満面の笑みをティサの背後で浮かべるラリーヤは、当事者2名にそれぞれ声をかけ、最低限の返却を受け取ると、続くステップを踏み出していった。\n\n「うわっ!!!」\n\n 突如、アスリの視界から、ティサが崩れ落ちるようにして消えた。その動きに合わせて、軽く身を屈めたユニスの肩越しに、落下したティサをアスリの視線が追いかければ、地面に両膝をつけるティサは、振り返って斜め上のラリーヤに驚きと怒りの眼差しを飛ばしていて、両肩はラリーヤによって、これ以上転ばぬよう支えられている。どうやらラリーヤは真後ろからティサの膝の裏めがけて、自分の膝でも当てにいったようである。\n\n「ちょ、何!?いきなり!?」\n「ほら、私じゃなくて、前見てよ。」\n「うわっ!!」\n\n いらだつティサに次にもたらされたのは、また驚きだ。振り返ったティサの目と鼻の先に陣取っているのは、ユニスの皮槍以外にない。\n これほどの近さであれば、大人の形を取るまでもなく、ティサにもユニスの芳香が十分に届いてくるはずだ。真後ろから覗き込んでいるだけでは、いよいよ不満足が著しいアスリも、思わずティサの右隣に回ってしゃがみこみ、ティサと同じ高さからユニスを眺めようとすると、向かいではラリーヤもアスリと同じように身を低く構えていった。\n だが、せっかく女子3人の目線がユニスの一点に集まったにも関わらず、途端にユニスは腰を後ろに引いて、ティサの背を離れて自由になっていた両手で、飛び出た道具を覆い隠そうと試みたのであった。無論、両隣に控えるラリーヤとアスリは、合議をせずとも判断が一致している。\n\n「こらっ!ちんちん出しな!」\n\n 幼い子どもを叱りつけるかのようなラリーヤの喝に合わせて、ラリーヤとアスリがユニスの悪い腕を片方ずつこじあければ、髪紐で彩られた、まさに子どもの形の槍は、再び真上に向かう勢いを十分に取り戻していた。目にしているだけではたまらず、本能のアスリは鼻から静かに息を吸い込んだが、先ほど乳を放ってぬめったままの皮余りからは、思いのほかユニスに由来する強烈な狂気は得られない。\n やはり子どものままでは、ユニスは全てを表現できないのだろう。アスリはこの皮膚をめくりあげて、その下の1粒がさらされた空気を直に呼吸したいし、その次は今のようにユニスを子どもにも戻したい。ティサは今日の主役なのだから、その程度は率先して実践すべきなのだ。\n\n「ほら、ティサ。ユニスのちんちん、またおっきおっきしたんだから、ちんちんの紐、ほどいてあげよ?」\n\n ここでも、アスリの思いはラリーヤと同調した。アスリの方は一足飛びでユニスを大人にすることを先行させようとしてしまったが、真正面の特等席に座りながら、皮を眺めて固まっているだけのティサに行動を促した、ラリーヤの意図の方向性はアスリと変わらないし、まず髪紐を外すことも等しく優先事項だ。\n\n「えっ……。」\n「つけたまんまの方が良い?女の子みたいで、かわいいちんちんにしとく?まぁ、ユニスの髪の毛も女の子みたいに縛ってるし、おんなじか。」\n「おい!っざけんな!ティサ!外せ!」\n「ユニス、そんなん言うのにへっぴり腰してたらダメっしょ?男の子なんだから、もっとちんちん前に出さんと?ちんちんちょん切って、女の子になる?」\n「なんだよ!ラリーヤ!」\n\n 恐怖でなかなか切れない長髪に加えて、本来、最も男性的である箇所まで、ラリーヤに女子のようだと揶揄され、どうにかユニスは口調のみ男性らしくなったものの、こうまで言われてもなお、背から腰にかけては情けない姿勢を取り続けている。一方、ためらうような仕草を見せたティサも、ラリーヤの正当性についに気づきを得たのか、両手をゆっくりと、ユニスの薄毛の付け根へと伸ばしていった。\n\n「……ユニス、取ってあげるから。ちょっと前。」\n\n 苦しいユニスは、ティサの救援の申し出に屈するしかない。やや前進した屹立に対峙し、紐をつまむような形を取ったティサの指先は、重い荷物を持ち上げた直後のように、かすかに震えている。\n\n「……っ!」\n\n ティサが、紐に触れた。ユニスの槍も、震えた。途端にユニスの先端から一滴、糸を引きながら涙が溢れ出す。\n\n「うわぁ……。」\n「んふふ。こんなに元気なら、さっきいっぱい出ちゃったけど、大丈夫そうだね。」\n\n ティサは身を引くような、ため息に近い呆れ声を上げたが、嬉しそうな口調で続いたラリーヤと同じく、その目尻は微笑みつつある。気づけばアスリも、自分の口が半開きだ。せめて馬鹿な顔に見えないよう、唾を飲んで口元を締めなおしたアスリがユニスを見上げれば、こちらはなぜか目からも涙が流れ出てきそうなほどに眉を歪ませて、唇を結んだままティサの指使いをじっくり監視している。ティサを飲んだ上に、裸の女子3人を前にして、何が不満だと言うのだろうか。\n\n ほどなく、約1日の間、ユニスの性器を女子の髪として留めていた紐は、ティサの指先につままれて、ユニスの皮の真横にぶらさげられた。紐には、ユニスの付け根に残ることができなかった、大人に向かう証が1本、巻き付くように付着していた。\n\n「え、ねぇねぇ!見て見てー?毛がついてる。」\n「ホントだー!やー、きたなーい。」\n\n 羞恥の上に、口づけで頭がおかしくなりかけていたティサは、弱るユニスに優位な手作業を取りなして、元の調子を幾分取り戻したのか、気づいたものをからかうように、にこやかに事実を語った。ここにアスリも口を挟んだのだから、アスリ自身も自ら思っている以上に、全裸なりに平静に向かいつつあるようである。今のティサは大きく膨らんだ2つの乳房も、それぞれの頂点に立つ飛び出す乳輪と乳首も隠そうともしていないし、アスリも貧相な胸をさらけ出したままだ。そこにふいに意識を向けてしまえば、この均衡は崩れるし、アスリも自慰がしたくて仕方ない一方になるのだから、余計なことはアスリも考えないようにしなければならない。\n\n それよりやはり、この1本と袋に入った2玉は、女子の心を豊かにする力を持つようである。同性のティサやラリーヤも、アスリがあまりじっと見つめていられないほどに性的だが、面前の愛する異性も非常に騒々しい。\n 対する持ち主は、心持ちだけは男子である。槍の穂先から何かを垂らし、乏しい体毛の一部まで没収されてもなお、ユニスは声にかすかな怒気をにじませながら、続けていった。\n\n「うっさい!ティサもアスリも生えてんじゃん!ってかティサなんて、めっちゃボーボーだし!」\n「は……?サイテー。私とアスリにも、ラリーヤみたくつるつるにしろってこと?だったらユニスも生えてんだから、自分が先っしょ?」"}

Xet Storage Details

Size:
9.16 kB
·
Xet hash:
a6b4b01684c892063c76e91f568c1c293d0ab56790a7e075b8d3af67637831f4

Xet efficiently stores files, intelligently splitting them into unique chunks and accelerating uploads and downloads. More info.