Krixter/Repo / n0007ht /153.json
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{"novel_id": "n0007ht", "chapter": 153, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0007ht/153/", "title": "神秘の起点", "content": " アスリが初めて耳にする言葉を、ラリーヤが発した。音を表す言葉は様々あれど、性器を開く時に使うものがあるなど、アスリは知りもしなかった。\n ただ、無知のアスリのことなど構いなく、ラリーヤは手元のティサも先導する。ぐっと引き上げられる左側のティサの肉に、右のアスリの指先も急いで続く。\n\n 接触しあっていたしわが、離れた。閉ざされていた堤が、真横に糸を引きながら、全貌を明らかにしていく。\n\n 美しく潤った桃色だ。やはり、堤の隙間から少し覗くだけでは不十分だった。全体を通して俯瞰しなければ、この光景は見られないのだ。その表面には小さな気泡がいくつか立っていて、たくさんの小さな生き物が呼吸をしているかのようである。\n 生態系の中央は、泉だ。湧いている。蟻が1匹通れるかとまでは言えないものの、随分と小さな泉だ。桃色の一面の中、泉より少し上に位置する、尿が出てくるはずの穴よりも、一回り大きい程度だろうか。アスリにしても指1本分程度しか幅はないが、ここまで小さく狭くはない。\n それよりもっと上、桃色の外側の皮膚の塊は、まだ形状を変えていない。堤はこの皮膚の下へ続いているのだから、ティサにもあの点がないわけがない。\n\n ふとティサが、泉と後ろの門の間のぬかるんだ肌に力をこめれば、ひくりと大きく泉全体が引きあがって、気泡と混ざり合った湯が流れ出していった。桃色から褐色になりゆく岸辺には、一部は途中で白さを帯びた藻が打ち上げられており、今の漏出がすでに何度も繰り返されていることを示している。先ほどは獣や干し草に似た匂いをアスリは感じたが、今の香りは水草に近いようでもある。\n ごくごく小さなティサの泉そのものが、またしても引き上げて弛緩する動きを見せて、呼吸する。まるでティサの心臓が、そのまま外に飛び出してしまったかのようだ。3日前、ラリーヤは赤子の成り立ちまで説いていたが、たしかにこの心臓から新たに生命が生まれてきても、何らおかしいところはない。おかしくなるばかりなのは、アスリの方だ。\n 何にしても、性から遠くあろうとしたティサですら、たまにすると告白した通り、結局これほどいやらしく、神秘的なのだ。そして、ユニスの言葉を没収すれば、桃色も茶色も白色も、何から何まで綺麗だ。\n\n「すごい……!!綺麗……!!」\n「最悪……、吐きそう。」\n\n 思いをそのまま、アスリが口に出せば、ティサの首がさらに斜めになって、汚くなった。アスリは褒めているのだから、ティサは最悪であるはずがないし、本当に吐くわけがない。\n\n「んふふふ、ホント、綺麗だよね。」\n「やめてよ!!!マジで恥ずかしい…………、おかしくなりそう!!」\n\n ラリーヤも続き、ティサも良く反応する。同性の友人であるというのに、アスリもティサと同じように泉が湧いているし、アスリの座る真下の草の山にも、生態系ができあがってしまっているかもしれない。事実、ユニスから見えないよう、たたんで合わせている足の奥の中央、火照る1点から内部にかけてが張りつめてるかのようで、アスリは苦しい。早くアスリは自慰がしたい。\n\n「んふふふふ!ってか、ティサのおまんこ、全然変じゃないし?」\n「ウソ?だってさっき……、ビラビラって!あと、ユニスもアスリと全然違っ…………、ってかユニス、どこまでアスリんこと、どこまで!?そんなめっちゃ細かく見てたん!?」\n「うっさい!!」\n\n ぼんやりしかけていたアスリを前に、ラリーヤとティサが本題に戻ろうとして、ティサの内側を見つめるばかりだったユニスに飛んで行った。ティサが変であれば、アスリはもっと変で、アスリは恥ずかしいし快楽に浸りたい。ただし、ユニスには勝手にティサの問いをないがしろにする権利などなく、述べた一言は正しくない。代わって、ラリーヤが不正なユニスの流れを転換する。\n\n「……ってか、別にビラビラ、ちょっとおっきめかもだけど、そこまでっしょ?」\n「ラリーヤ自分でさっき言ってたし。しかも結局、おっきいってこと?」\n「そんなん、見えたら言うし、いいっしょ?」\n「何それ?じゃあ、ラリーヤは?ラリーヤもビラビラ?」\n「私んは……。」\n\n たしかにラリーヤは経験からティサについて語って、見たもの述べただけだとしているが、ティサの展開には、自身の肉体でもって説明づけるのが最もわかりやすい手段だ。加えて、ラリーヤはここまで終始開放的だったのだから、あっという間に片足を持ち上げて、見せつけてきてもおかしくはないはずである。それがどういう訳かためらった以上、大きな乳房に無毛の割れ目、さらには実際の性行為まで見せつけたラリーヤにしてみても、ティサが見せる桃色だけは厳しすぎるということにつながっていく。\n 厳格さをティサにだけ求めるなど、言語道断だ。ラリーヤもティサの隣に並べてしまうべきだし、アスリも平等に見てもらうしかない。\n\n「……ってかユニスも違うって言ってたけど、さっきティサだって、ちょっと見えたじゃん?アスリの……。」\n「ちょっ!!やめてよ!!私もアレ……、ホント恥ずかしいんだから!!」\n\n 頭がのぼせているアスリが、誤算した。今、ラリーヤはためらったのではなく、アスリに向けるべきか配慮して、結局アスリに責めを流したのだ。恥ずかしくて悩むアスリの中身が、切に苛立ってくる。やや本気を見せたアスリに、ラリーヤが冷静とともに乳輪の瞳にしおらしさを載せて、声を詫びさせる。\n\n「ごめんて……。まぁ、でも、女の子は最初は外っかわはみんな違うけど、結局みんな一緒だから。ティサも、アスリも、私だって。」\n「んなわけないじゃん?私ん、全然違うし……。」\n\n 口にして思えば、アスリにとって信じられないほどの羞恥だ。それにも関わらず、興奮で卒倒しそうなアスリの姿は、まだただコンプレックスに落ち込むようにしかラリーヤの目には映らなかったのか、次もまたアスリのフォローだ。\n\n「違っても、一緒なんだって。男の子だっておんなじで、最初は一緒。昨日のおちんぽも、ユニスのちんちんも、色も形も、あとユニスんは特に、ちんちんの先のビラビラとか。……そうじゃん?あとちっちゃい。」\n「うっさい!!」\n「いいから。でもどっちも毛が生えて、ピンピンに固くなって、ぴゅっぴゅするでしょ?ユニスだって、その先っちょのビラビラ切っちゃえば、中身は昨日のおちんぽと形一緒になるかもじゃん?ちっさいまんまだけど。なんないかな?」\n「だからうっさい!!切んな!!」\n\n 否定しかできないユニスは、草につけていた右手を素早く股間に送り、親指と人差し指で女子のひだに例えられた自身の皮膚をつまんでから、筒をまるごと握りしめると、ここで伏し目で逸れた。ユニスが生まれてからこれまで、誰とも比較することのなかったであろうこの1本は、この3日間でさんざんいじめられて、ユニスにも羞恥心が芽生えつつあるようである。\n しかし、今になってアスリも気づいたが、ユニスの手の角度は、また槍が腫れてしまっていることを示唆している。これほどの至近距離にティサの心臓があるのであるから、ユニスの気分が高揚するのは致し方ないが、仮にも羞恥を紛れさせて喜んでいるなら、どうしようもない変態だ。大人にする罰を与えるべきだろう。\n 対して、ラリーヤの訴えはもっともだ。アスリの仮説に従えば、もう1歩進んで中央の一粒は男女間でも共通となるが、翼と羽と、何もはみ出ない1本線に関しては同じ女子間でも一般性がない。それにそもそも今のアスリは本能が中心で、むやみに口もはさめないし、理論では語れない。\n\n「で、ユニス……、どうすんだっけ?今から。」\n\n ぶれゆく議論を集約できるのは、正道の一筋を背でなく股に負うラリーヤだけだ。これができるから、ラリーヤは無毛でも大人だ。皮を手放せない、子どものユニスとは違う。ラリーヤの問いかけに、ユニスもティサへの視線を捉え直した。\n まだアスリとラリーヤは、左右からティサの堤を広げたままだ。ティサの桃色を全て見たユニスに、ラリーヤの声が導きを再開する。\n\n「ねぇ、ペロペロすんだよね?そしたらユニス、ちゃんと見てて。ティサとアスリは、わかってると思うけど……。」\n\n まるで自分の何かを見せるかのような言い様だが、確定的に見るべき先として示したのは、ティサの広げられた箇所だ。ティサがどんな顔をしているか、アスリも目にしたいが、今ティサに目をやれば、ティサの口元を覆う両手が下に降りてしまうだろう。\n 顔より、桃色だ。それはラリーヤも同じで、ティサの中央を覗き込むようにしながら、茶髪の上で押さえている左手の指の位置をずらして、人差し指を性器に向ける。指し示す先は、まだらな毛の間、後ろの門に向けて引き締まって凹む間を流れる、気泡を含んだ小川の出元の水源だ。\n\n「……まず、このおつゆ出てきてるとこ、ここが、おまんこの穴。ユニス、あとでここにちんちん入れんだよ?お尻の穴がこっち、今日入れんのはこっちじゃなくて、こっちね?」\n\n 不覚にもアスリはまた、ティサに共感してしまった。恥ずかしい。肉体が、手本とされている。ティサは恥ずかしい。顔も見られないし、ティサも顔を見られたくないだろう。だが、顔は見られていないのに、違う顔を指さされているのだ。恥ずかしい、恥ずかしい。ティサの羞恥を、アスリは察しきれない。\n これで終わるわけがない。ラリーヤの指は、桃色の庭の中を案内して回る。\n\n「ここ、わかる?これがおっしこ出る穴。」\n「…………ねぇ、ラリーヤ。マジで無理、めっちゃ恥ずかしい…………。」\n\n ティサの反応は、至極まっとうだ。むしろ、この言葉が出てこないようでは、ティサはラリーヤやユニスと同じで、どうしようもない変態だ。指さす変態も、おそらくこのような局面はすでにカインタでさんざんくぐってきたのだろう。難なくラリーヤは、ティサを言葉で鎮圧する。\n\n「ダメっしょ、ティサ?自分のなんだから、ちゃんと見てよ?ってか、おしっこどっから出るか、ティサわかってた?血出てくるとこと違うよ?」\n「そんなん知ってるし!!」\n「ホントに?あとでしーしーも、一緒に練習する?」\n「バカ!!!マジで殺すよ?」\n\n ティサの脅し文句には、敗北の調べが色濃くにじんでいる。勝者となって堤の内側を蹂躙するラリーヤの人差し指は、まだ北上する。\n 止まった。小さな指の肉のようになっている、皮膚の塊だ。開ききってしまった羽とは対照的に、この肉は芽先すら現さず、ぴっしりと戸を閉ざしたままである。\n\n「……で、ここ。んふふふふ……。」\n「バカ!!!変態!!!ホントもうやめて!!!」\n「こら!足!やーやーすんなら、もっと恥ずかしいよ?」\n\n 具体を伴わないが、耳にするだけで恥ずかしい制止だ。ラリーヤが恥ずかしいというのだから、かなりアスリも期待できるが、ティサの暴れかけた脚は、すぐに諦める。\n 対するラリーヤは、指さしをやめて左手を移動させると、直前まで指摘していた1点の斜め上に指を移動させて、強く上方に引き広げるように動かした。当然、右側のアスリの指先も、無意識に同調する。\n\n あった。アスリの仮説は、ティサにも通った。皮膚の下に、小指の爪の先端にも満たない、小さな1点が、ほんの少しだけ頭を出した。\n またひくりと、ティサが桃色全体を躍動させて、泉から湯を流す。それにあわせて、1点もわずかにせりあがって、戻る。\n\n「……わかる?このちっちゃいまんなかのとこ?女の子が最初、いっちばん敏感で、すっごく気持ちよくなる、お豆。」\n「………………っ!!!」\n\n ラリーヤの解説は、これが何たるかを知るアスリでもティサでもない、自身の性器を押さえたままの唯一の男子、ユニスへのものだ。汗ばむユニスも、ティサの性器のように喉ぼとけを上下させる。\n\n「……だから、どしたら良いんかな?」"}

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