Krixter/Repo / n0007ht /155.json
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{"novel_id": "n0007ht", "chapter": 155, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0007ht/155/", "title": "涙の向こう", "content": "「…………やっ!!!!!!…………あっ!!!!!!…………あっ!!!!!!」\n\n 汗だくで全身を硬直させるティサは、波を受ける度に太く短く女を叫び、その都度大きく身震いする。激しい動きは、アスリとラリーヤが抱え倒している、ティサの両膝の裏を汗で滑らせ、股間でティサに吸いつくユニスの頭は、徐々に太ももに挟み込まれつつある。\n 頭も唇も離すこともできないユニスは、驚くように見開いた目だけを上に向けて、ティサの絶頂を固唾を呑んで見届けている。今はユニスも捕らえた獲物が静まるのを待っているのか、口元は茶髪の間に埋もれているものの、そこに動きはないようだ。\n\n「……………………ゃっ!!!………………………………ぁっ!!!」\n\n アスリが抱えるティサの膝の先、つま先の形状が、何かを掴もうとするように張り詰める。あの切なさが、ティサの足の指1本1本にまで、着実に送り込まれているのだろう。現に半開きの口元で奥歯を噛み殺し、眉間にしわを寄せたティサの顔には、アスリも慣れ親しんだ母に謝罪する時の甘美が広がっている。\n 美しく、いやらしいティサの薄い唇に、アスリも口づけしてみたい。ティサが全身で被っている波が、アスリにも波紋を広げる。今は、決して流されてはいけない。\n\n「………………………………!!………………………………!!」\n\n 叫びだったティサの声が、息になった。同時に、こわばっていたティサの足は脱力し、荒々しい呼吸だけが連続していく。\n 嵐が去って、穏やかな余韻に包み込まれたティサが、本質の理解を進めている。思えばアスリが初めて波を得た、自宅の高窓から差し込む月光下、アスリは声を殺すしかなかった。まだティサの絶頂が初めてだと決まったわけではないが、あれほど叫びながら得る理解は、どれほど良いのだろう。あるいはユニスになめ上げられれれば、アスリも獣になってしまうのだろうか。\n\n 落下する滝の水のように急だったひと時が、静かな小川の流れに変わろうとした、その時であった。ティサの茶髪の真上で、ユニスが大きく鼻から息を吸い込んだ。直後に、犬が水を飲む音と、それを上書きするティサの絶叫が続く。\n\n「んあっ!!!!!やっ!!!!!あっ!!!あっ!!!あっ!!!あっ!!!ああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」\n\n 突如として、再び波は高くなり、ティサの両膝はアスリとラリーヤの制御を外れてまっすぐ伸びて、両太ももがユニスの頭を食い殺すように挟み込む。ユニスの額には、必死になったティサの両手も送られて、押さえこまれようとしている。\n\n「ダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメ!!!!!!!!!!ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」\n\n 確実にユニスが、一生懸命に再開してしまった。一体ユニスは、何を考えているのだろうか。ティサにとっては区切りでも、ユニスにとっては終わっていなかったのか、または単にユニスの性的興味なのか、それとも計り知れない変態の本能によるのか、とにかく事実は至ったティサの1点を、ユニスがまた口内で弄んでいるということに他ならない。\n\n「んあっ!!!!!がっ!!!!!あっ!!!!!やがっ!!!!!あああああああああああああはああああああああああんんあああああああああんあああああ!!!!!!!!」\n\n ティサの声は苦悶の快楽であって、厳しい。しかし、これほどの幸福はない。止めるべきなのか。\n\n「あああああああああああああはああああああああああんんあああああああああんあああああ!!!!!!!!死ぬぅううあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」\n「ああ、ああ、ああ、ああ、ちょっとユニス!!もうここまでにしとこ!?!?」\n\n アスリの迷う間、とうとうラリーヤが介入しユニスの肩に触れ、やっとユニスもティサの一極から唇を離して、両太ももの間からするりと頭を引き抜いた。それに合わせて、とうにアスリとラリーヤの腕から逃げ出しているティサの足は、膝を立てたまま草の上に両方のつま先だけをつけて、ガクガクと痙攣させる骨盤全体を突き上げた。ユニスの束ねる、前に流れた後ろ髪は、水浴びをした直後のようにずぶ濡れだ。\n\n「あああああっ!!!!!ああっ!!!!!んぎゃあゃっ!!!!!」\n\n 水だ。水が、飛んだ。ティサが声をあげるごとに、広がってしまった堤を突っ切って、中央から少量の水が途切れ途切れに勢いよく飛んで、ユニスにかかっていく。先ほど、ユニスが飛ばしたどろりとした乳と違って、ティサのは明らかに水だ。いや、尿だ。\n ティサがユニスを濡らして、目も開けられないユニスは横顔で受け止める。どうなっているのか。狂っている。過去、どんなに波にさらわれても、自ら尿の波を送りつける経験は、アスリにはない。\n\n「んっ…………、んっ…………、んっ……、んぁああああああああああああああん!!!!!!!!!ああああああああああああああ!!!!!!!!ああああああああああああ!!!!!!」\n\n 尿が飛ばなくなれば、今度はティサの悲しみの嗚咽と、目からの号泣だ。ティサは壊れて、おかしくなってしまった。どれほど気持ちよく泣いているのだろう。\n\n「ああーもう、ユニス!!ティサ、頑張ったんに?」\n「ティサ、ごめん。良さそうだったから……。」\n「ああああああああああああああん!!!!!!!!!!!あああああああああああああああああ!!!!!」\n「でも、ちゃんと女の子のぴゅっぴゅもできたねー?えらいねー?ティサ!」\n\n 目の前の状況に、アスリは灰になりかけている。もう、状況の分析が追いつかない。ユニスはティサをしっかり仕留めた上で、さらにティサを自己判断で良化させようと継続し、ティサは追い打ちの波を堤から吐き出しつつ泣いて、ラリーヤはユニスを大して責めもせず、むしろティサを褒めている。\n アスリだけはわからない。しかし、そこはかとなくティサが羨ましくて仕方がない。アスリもこうやって、快楽に冒涜されてから漏らし、羞恥を味わって、赤子のように心行くまで泣いてみたい。\n\n「あああああああああああ!!!ああああああああああぁあああ!!ああああああ!!!」\n「ほら、よーしよーし。アスリもよしよししてあげよ?」\n\n 呆然とするアスリに、ラリーヤからも声がかかる。ラリーヤにならって、アスリも手だけはティサの頭に置くが、次に出てくるのは疑問だ。\n\n「今の何……?」\n「イっちゃったんしょ?」\n「イっちゃった……?」\n「え、アスリ、くちゅくちゅすんのに、イったことないん?」\n\n 表現そのものについて、アスリは過去に聞いたことがなかったが、ラリーヤの言わんとするものが、アスリにとっての波であることはわかる。ただ、アスリが聞きたいのは、波でなく尿についてだ。\n\n「バカ。何ていうか知らんけど、私聞きたいんは、それ。おしっこ?」\n「女の子のぴゅっぴゅだよ?アスリ出たことないん?」\n「なんそれ?ユニスみたく、おっしこと違うんが出るってこと?これで赤ちゃん作れるん?」\n「いや、多分おしっこだけど。」\n\n ラリーヤの回答に、ユニスがティサを受け止めた頬を右手で拭って、振り払う仕草を見せた。ティサはユニスを飲んだのだから、ユニスも本来は飲むべきだ。突き上げた腰をまだ震わせているティサの泣き声を越えて、アスリが続ける。\n\n「じゃあ、おしっこじゃん!」\n「アスリだって、あの穴ん中ぐりぐりして、すっごく気持ちよくしたら、ティサみたくぴゅっぴゅしちゃうんだよ?」\n「あん中ぐりぐりって……、でも、今はティサさ。」\n「お豆だけだったけどー、ほら、ティサって前もおもらししてたじゃん。だから出やすいのかも!ティサ、しーしー上手だねー?」\n「あああああ!!!バカバカバカ!!!!!」\n\n 涙のティサが、アスリとラリーヤのやりとりを遮断し、ここで腰を草の上へと落とした。たしかにティサは、先日墓地の近くで怪奇を体験し、足元に池を作ってしまっている。あの時、ティサが得たのは恐怖であったが、快楽でも作用するのだろう。\n また、ラリーヤはティサに限らず、アスリも可能だと述べていた。そうであるなら、ラリーヤも尿を飛ばした経験があるのだろうか。アスリが次の問いかけに向けて頭を回す中、先に動いたのはラリーヤだった。\n\n「もうティサー、気持ちいいんしょ?泣かんでよ?」\n「うっさい!!黙れ!!」\n「そんなん言わんで、ほら、ユニス。ちんちん持ってきて?」\n「……おっ。」\n「もっとこっち。」\n\n 器でも取らせるかのようにラリーヤはユニスに指示したが、持ってくるように頼んだものが立つ場所は股間だ。自身の汗とティサの尿にまみれて、全身に怪しいつやを出しているユニスが膝立ちで草の上を進み、ティサの太ももの間に割って入ると、ラリーヤは手招きしてからユニスの尻に触れ、洞窟の天井を目指して固くなった皮槍をティサの方へと近づけた。\n\n「ティサも起きて?」\n\n 優しい口調で、ラリーヤが草の上に転がるティサに起きるように促し、肩を取った。アスリも反対側を支えていく。\n\n「ほら、もっかいちんちんペロペロして、落ち着こ?」\n「………………ぐっ!!」\n\n 意味不明だ。どうしてそうなるのか、アスリはここでもわからない。\n ところが、この提案は今のティサに非常に効果的であったようである。上体を起こされたティサは、目元と鼻を右腕で拭うと、ユニスの皮槍をすぐさま手に取って、そのまま一気に指を送り、ユニスを大人にした。\n\n「っ!!」\n\n 切なさの残り香、羞恥、怒り、涙、心中で渦巻いているはずの様々な感情が、自棄のような態度として現れている今のティサに、もはやためらいは残されていない。匂いすら立ち込める間もないうちに、ユニスの赤い1点は、前傾したティサの口内に収まった。\n 目を閉じて、ユニスを堪能するティサから、涙の気配が急速に消えていく。唾液が、音になって、ゆっくりゆっくり動き出す。直前の醜態を打ち消すように、ティサの舌が、大人になったユニスを愛している。\n\n「んっ…………、んっ…………、んっ…………。」\n\n 無言のユニスに対し、ティサは小さく喉を鳴らすような声を出している。しかし、アスリが見上げたユニスは、早くも顔中が崩れている。\n\n「よーしよーし。ティサいいこだねー?」\n\n 母になったラリーヤが、言いつけを守るティサの頭に手をやって、乱れた髪をとかすようにして撫でた。アスリもティサに羨望を抱く前に、母となってティサを撫でる。\n\n「……っ!!」\n\n ユニスが、何かを鳴らした。もう、苦しいのかもしれない。だが、せっかく出来上がったばかりの新しい流れに、制止を差し込んだのはラリーヤだ。\n\n「はい!ティサ、ここまで!!」\n\n 誘導した張本人であるラリーヤが、ティサを止めた。ティサも、アスリも、ユニスも、ラリーヤに視線を送る。\n 目の前しか見えていない3人が疑問を挟むよりも早く、俯瞰するラリーヤがユニスの腰に触れて、ティサから離すように押し込んだ。それによって、小さく抜ける音とともに出てきた、大人だったはずのユニスは、吸いつこうとしたままのティサの唇によって、すっかり子どもに戻ってしまった。槍に浮き上がる血管は、ユニスがほどなく波が来ることを伝えるように血液を運び、全体を鼓動させている。\n\n「これで準備できたね?」\n「準備……?」\n\n ラリーヤに、ティサがつぶやくように問う。続くラリーヤの言葉に、アスリも我に返る。\n\n「なかよしの準備、できたっしょ?」\n\n 今日、最も重要な目的だ。ラリーヤがティサに、昨日結んだ約束の履行を迫った。"}

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