Krixter/Repo / n0007ht /167.json
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{"novel_id": "n0007ht", "chapter": 167, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0007ht/167/", "title": "代人告解", "content": " 喜ぶユニスを前に、アスリが真っ先に抱くのは、ユニスと同じ歓喜だ。愛する人が、間近のアスリに湧いている。これほど嬉しいことはなく、アスリの涙腺には、激しい突き上げも加わっていく。\n もう、アスリの両足は開ききっている。これまでに見せたことがない、何か凄まじい宝物でも見つけたかのように、目も口も広げて、鼻の穴まで膨らませかけているユニスが見つめるのは、広げられた両足の付け根の、アスリそのものだ。\n 左右からも突き刺さる視線を、物理性があるかのようにアスリは頂戴していて、ティサもラリーヤもユニスに近い表情で、アスリの中身をのぞき込んでいる。ここまでの流れに従えば、ユニスがアスリを眺めて夢だと口にしたそばから、必ずティサがユニスをたしなめていくはずである。しかし、ティサがそれすらせず、変態2人に混ざって、新たな変態を嬉々として眺めているのだから、結局ティサも4人目の変態なのかもしれない。\n\n 見せつけているところを、アスリも自分で見るなら、今だ。今、ティサのことを考えたことで、ほんのわずかにアスリの理性が優位に立った。3人が熱心に見つめるアスリの性器は、アスリの発する熱と湿度、触れてもいないのに広がっている快感以外に、いったいどのようになっているのだろうか。\n\n ちらりと、アスリは目を落とし、激しく後悔した。何と惨めで、何と素晴らしい後悔なのだろう。恥ずかしい。あまりにも恥ずかしい。\n これは、何か。物心ついた時には、アスリの両足の間にすでに存在し、アスリの肉体と自我の成長とともに増大して、幼い頃に比べて随分と大きく飛び出すようになってしまったように思えるこの肉ひだは、もう今の時点で熟れきって翼が左右に別れ、中央上部からは中の桃核の一部までが垣間見える状態だ。\n 今日は至近距離でアスリもティサを目にして、まだアスリの記憶が十分に残っている中、今、アスリが3人に晒しているものは、ティサの女子とは完全に別物だ。無論、割れ目のラリーヤに、こんなはみ出しがあるはずもないし、皮の少年に振り切っているユニスともまた別物だ。\n\n 恥ずかしい。喉と鼻の奥で、アスリが何かを引き上げる。茹であがった脳は、アスリをもっと馬鹿にして、歪み切った本能をさらに破壊し、アスリの羞恥を波に転換する。\n ここまで恥ずかしいのに、なぜアスリは今、絶頂している時を除いて、過去最高に興奮し、視線を集めるだけで快楽を得ているのだろう。へその下、泉の奥が、アスリで沸く。\n\n「……ねぇ、ここ。今、ヒクッてして、ビラビラから白いおつゆ出てきたよ……?お乳……?」\n\n ひそひそとティサが、人差し指を指して、アスリの姿勢では見えない位置を観察している。4人で密集しているのだから、全て丸聞こえだ。やめてほしい。\n\n「んふふふふ、ティサもわかるっしょ?これは、おまんこが嬉しい時の印。アスリ、えっちな気持ちになっちゃったね?」\n「やぁあああああ!!!!!」\n\n 嫌だとアスリは声を上げたが、やはり嫌ではない。また泉がうずいて、アスリも何かが外に流れたのが分かる。恥ずかしい。\n もう、喉から鼻の奥のこみ上げが、限界だ。嬉しくて、嬉しくて、アスリの両目からも、ぽつりぽつりと雨が頬に降り、目尻から小川を作り上げていく。ついに目元までを隠して、すすり上げた鼻の音に、観察者のティサが真っ先に反応する。\n\n「あっ!!!アスリ!!!ちょっと、だいじょぶ!?!?」\n「えっ!?アスリ!!!」\n「あーあー、アスリ、えーんしちゃったねー?がんばれそ?」\n\n 相変わらずラリーヤだけはのんびりしているが、ティサとユニスの声色は、やや慌てている。アスリは耐え難い辛苦に涙していると、誤解されても仕方のない状況だ。\n\n「アスリ…………、ごめん。俺、アスリに、嫌な思いさせた…………。」\n\n 凛々しい声が、アスリに詫びた。率先してユニスが謝った場面など、アスリの知る限り、これまでになかった。それだけ、自らの願いがアスリの涙につながってしまった事実に、ユニスは責任を感じているのだろう。だが、真の事実は、そうではないのだ。\n\n「アスリ、もう閉じて大丈夫。悪かった……。」\n\n もう1つ、鼻をすすり上げる音を、アスリが耳にした。ユニスのものだ。一度、アスリの左膝から手が不在となって、またすすり上げる音の直後、手は湿って帰ってきた。\n 一呼吸、また静かになる。ティサとラリーヤが、ユニスをうかがったのだろうか。すぐに、手のひらをかえすように、ティサとラリーヤもユニスに歩調を合わせた。\n\n「アスリ、ホントにごめん。私ら、調子乗ったね…………。」\n「ごめん。もう、今日は無理せんで、大丈夫だかんね?」\n\n 今日は、と限定するところが、実にラリーヤらしい。もう一度、最もしおれた声が続く。\n\n「俺、アスリの服持ってくる。ホント、ごめん…………。」\n\n ユニスに、こんな声が出せるということが、アスリにとって意外だ。この声も、アスリは好きだ。\n 膝上の熱い男子の手は、左右からアスリを閉じようと、静かに力をこめる。指と涙の隙間から、アスリが一瞬読んだ壁の文字も、否とアスリへ言葉をかける。\n\n 違う。違うのだ。\n\n「…………んひっく……、違う。」\n\n 涙をすすり上げて、両目をぬぐい、それでも次々と溢れ出す目元をまたぬぐって、アスリがただ、目前の文字を読み上げた。ユニスの手のかかった両膝に、アスリが抗う。\n\n「………………んひっく…………、ユニス…………んひっく……、ユニス、悪くない。」\n「でも!!」\n\n ユニスが、反転しようとする。その背後に控えるのは、アスリに対する確実な配慮と申し訳なさだ。だから、アスリは嬉しい。もっと嬉しい。嬉しさが、次の涙の塊を、アスリの喉から鼻の奥へとせりあげる。しかし、伝えなければ、終わる。\n\n「ねぇ、私……。私!!…………泣いてんじゃなくて!!!!!」\n「泣いてんじゃん?」\n\n 即座にラリーヤが、目にしている現実を述べた。また涙が、アスリから一気にあふれた。ユニスとティサに合わせているが、ラリーヤとしては、アスリの不甲斐なさを許せないのかもしれない。アスリは、やり直しだ。\n\n「んひっく……!!んっひっく……!!…………んだからぁ、んだからぁ!!」\n「アスリ、ホント、いいからさ?俺が……、馬鹿なこと…………、最悪なことお願いした。」\n\n 涙の奥に、壁の否の文字をアスリが捉える。だから、違う。\n 込められた思いが涙に染み込んでいくが、アスリの色に、変わりはない。目前の吐息の布にアスリが、ラリーヤが美しく布を染めるかのように、アスリの色を加える。\n\n「んひっく……!!んぐっ!!!ねぇ!!!私!!!んっぐ!!!泣いてんかもだけど!!!」\n\n 見る。愛する人が、真正面で目を潤ませている。好きだ。間髪入れず、アスリが色をより濃くする。\n\n「うっ…………、嬉しくて…………、ぐっ!!!!!ひっく!…………嬉しくて、ユニスに、ユニスに、見てもらうん………………、んひっぐ…………、嬉しくて……、ちょっと、ほんとにちょっと!!……泣いちゃっただけ……。」\n「…………え?」\n「バカ!!ユニス、好き!!大好き!!!!!」\n\n アスリが強奪した唇は、ユニスの涙で、随分と塩っぽかった。体勢が安定せず継続はできなかったが、涙の時間は終わりだろう。\n 現に背を倒そうとして、柔らかく左右から伸びた女子の手に上体を預けたアスリの下半身では、内へと閉じようとするユニスの腕力が、著しく減退している。奇想天外をこなしてきたラリーヤのように、アスリが3人の裏をかいて、イリュージョンをやり遂げた。アスリ本人だけは、常に表側だ。\n\n「えっ…………!?!?」\n\n 次はティサだ。涙でよく見えないが、ティサはもうアスリの性器でなく、顔に向けて声をかけている。\n ティサだけでない。ラリーヤも、涙で口づけしたユニスも、アスリを直視する。\n\n「アスリ。」\n\n 真顔のラリーヤが、アスリを呼んだ。真面目な顔つきのラリーヤは、まるで祭の日の巫女のように美しく、隠しきれない聡明さが、そのままラリーヤを形作っている。アスリの、理想とする女だ。\n\n ただ、残念なことにその美麗は、すぐに霞んでしまった。代わってカインタのラリーヤが、瞬く間にアスリの前に、悪の笑みを伴って舞い戻る。\n\n「じゃあさ……、大好きなユニスに、おっきなビラビラおまんこ見てもらって、すっごく嬉しくなっちゃって…………、それでえーんってしちゃった、ってことなんよね?」\n\n アスリは一喝したい。ところが、涙はアスリの理性を認可しない。むしろ、ラリーヤの言葉の全てが正しい。\n\n 泣くしかない。再び涙が、アスリを覆いつくす。涙に溺れるアスリに向けて、ラリーヤを信じなかった真っすぐなティサの性が、アスリの女としての矜持を保つべく、変わらぬ友情を注ぎ込む。\n\n「…………アスリ、もうだいじょぶだよ?その…………、私も、その…………、ユニスんこと…………、好きだし。わかるから?」\n「んっ……!!んっ……!!ティサ、ティサ…………、ティサ…………、ありがと。」\n「いいからさ、アスリ。大丈夫。」\n「くっ……!!!ティサも好き……。さっきみたく、ユニスと一緒に……、ティサもちゅっちゅしよ?」\n\n 何を、アスリは言っているのか。理性の隙をついて、本能はアスリの左手を、ティサのすねに送りやっている。\n 最低だ。女子と、女子とで、好きとは何たるか。それだけではない。おかしいアスリは、ティサにしろ、またいやらしいラリーヤにしろ、思い返しすぎて固着した記憶のラダンにしろ、全部好きだ。\n いやらしい。ティサも、いやらしい。ラリーヤも、いやらしい。この場に不在のラダンは、今はどうでも良いとしても、愛するユニスも、いやらしい。自身のコンプレックスでしかない性器ですら、いやらしい。\n\n アスリは、もう動けない。涙さえも、心地よい。\n ティサは、アスリの意味を理解できなかったのか、止まっている。ユニスも、止まる。\n\n 1人だけ、理解者がいた。ラリーヤが、前に進む。\n\n「んふふふふ……。なぁんだ、アスリ?えっちなんじゃん?やっぱアスリ、やるじゃん。」\n\n とっさに壁の文字をアスリは見るが、文字が涙で遠のいた。アスリは、否定すらできない。非常に危険をともなった視線が、愛するユニスに飛ぶ。ラリーヤが、悪として、ユニスの耳元で告げる。\n\n「…………アスリ、大好きなユニスに、恥ずかしくておっきなビラビラおまんこ、見てもらうと、嬉しくなっちゃうってよ?」"}

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