| {"novel_id": "n0007ht", "chapter": 171, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0007ht/171/", "title": "歪んだ落雷", "content": "「やばぁああい!!!!!」\n「んふふふふふ!!」\n「やっぱすげぇ…………!!」\n\n 同じ流れだ。アスリは今日すでに一度、子牛を産もうとする母牛が、立ち会う面々に取り囲まれるように、アスリに集中する3人に見せつけてしまっている。今もその時と同じように、自らの子牛を供物のように捧げている。\n 先ほどと異なるのは、見たいという願いをアスリが叶えて、夢のようとまで語ったユニス以外、左右の2人も正式にアスリに願い出て、アスリも女子2人の意思を受諾したにすぎない。そのほかは、今度はユニスが開いたのではなく、アスリが自ら両足を抱きかかえて、コンプレックスを自主的に丸出しにしているだけの違いだ。\n\n 顔を右でも左でも、どちらかに背けてしまいたいほどに、アスリは恥ずかしい。だが、嬉々としてアスリの翼に注目する3人を見れば見るほど、アスリの泉は湧くし、喉の奥も収縮するようにむずがゆく、心地よい。\n\n「……またちっちゃくイッてる。」\n「ラリーヤうっさい……。」\n\n これまでアスリにとって、波による影響は、流されるか否かの、0か1かしか概念として存在しなかった。ところがラリーヤは、アスリの無知に細かな段階を設けて、肉体上の変化を緻密に観察しては、本人に報告している。\n ラリーヤは、アスリとラダンを除くアスリの姉たちが苦労して習得していた分数を、正しく理解できているのか定かでないが、アスリの本能の揺らぎ具合については、恐ろしいほどに把握しきっているのは確かだろう。近いうちに、アスリも3人に分数を教えて、性でない形でも脳を破壊して反撃するしかない。\n\n「……アスリ、私も、その……、ビラビラんとことか……、触っていい……?」\n\n 左側からは、思いやりを伴った色の声が、アスリに降りかかる。ただ、その口調に比して、声に占めるティサの性的興味の大半は、自身とは基礎以外が全く異なる他人の性器を、じっくりと観察したいという、初めて見つけた花を見つめる時のような、少女らしい無邪気さだ。\n 覆水は盆に返らず、ティサの入り口を切開した際、アスリはラリーヤに従って、ティサの羽のようなひだに直接触れて、この手で広げてしまっている。アスリがティサを断ることのできる道理は、一切ない。\n\n こくりと、小さくティサにうなずいて、アスリは薄目で斜め左上を見上げる。嬉々としたティサの瞳はアスリの同意を捉えると、すぐにその身をユニスのいる下側へ移して、アスリの内側を覗き込むように頭を下げた。\n 左側がこう動けば、右側もアスリに声すらかけずに、同じようにユニスの方へと体をずらして、ティサと姿勢まで同じだ。経験豊富なラリーヤの表情さえ、今はティサのものに近い好奇心が中心である。\n\n 恥ずかしい。アスリの両足のつま先で作られた拳も、自然と内側へと傾斜する。\n\n「……アスリ、もうちょい開ける?」\n\n 羞恥に従うアスリの理性に、負けてはならないとラリーヤが応援した。もう、どうにもできないのだから、アスリはできる限りやるしかない。\n\n「やぁばい!ホント、めっちゃ恥ずかしい……!!」\n\n アスリもやすやすと見せているわけではないことを、3人に伝えなければならない。どうせアスリに見てもらいたいという思いがあったとしても、根本的にはアスリは変態の自覚がある。それでもアスリは渋々応じているという姿勢を貫かなければ、砕けかけている理性的自尊心を保持することはできないのだ。\n 両目を細め、眉間にしわも寄せて、半開きの口で苦虫を噛み潰すような笑みを浮かべたアスリは、首を反らすようにまわすのとともに、思い切って両膝の裏を抱える両腕を、外側へと押し倒す。女子として成長を続けるアスリの骨盤は、アスリの想定していた以上に両太ももを広げ、あわせて薄い茂みとアスリの最大が、3人の前に突き出されていく。\n\n「…………っ!!」\n\n 真正面で、ユニスが唾を飲み込んだ音が、アスリの耳に入った。無論、ユニスに笑みはない。しかし、もはやユニスに変態性は乏しく、代わりに遠くの獲物に矢を当てた直後に浮かべる緩めた頬が、何らかの達成感を物語っている。\n ユニスが、アスリを見て喜んでいる。アスリの頭は恥ずかしさで真っ二つに割れてしまいそうであるのにも関わらず、この愛しい人の顔が、嬉しくてたまらない。\n 心臓が足りない。アスリの体の血液を、もっと早く循環させなければ、複数で構成されるアスリの本能の狂騒を、理性が正確に追いかけられない。\n\n 事前にアスリに許可の申請まで行ったティサの意思も、ここに続く。普段はよく働くかわいらしい右手が、そろり、そろりと、アスリに向かって伸びていく。\n 人差し指と親指だけが伸び、それ以外が軽く折り曲げられたティサの手先を、アスリも追跡する。すぐに視界に、自身の醜い肉の塊も映り込む。\n\n「…………んっ!」\n\n 触れた。アスリの左側の肉が、2本の指で挟まれた。この洞窟に来る前、アスリが水浴びをして洗浄した際とは、明らかに触れられた感覚が異なる。\n おかしい。ティサが触れている個所から得られる性感は、アスリが1人孤独に母に謝罪する時であれば、大したものでないはずであるのに、今はなぜか、もたらされるものが大きい。\n\n 大きな二重の両目をぱちり、ぱちりと瞬かせるティサは、瞼に合わせるようにアスリを挟む指に力を込めたり、抜いたりを繰り返す。そして肉を掴んだまま、摘まみ上げたそれを、ティサは引くと、おもむろに自身の左手を、同じく自身の両足の間へと送り込んでいった。\n\n「わぁ!!待って、私ん、あいっ、痛っ……!!私んより、アスリん方が、すっごいぷにぷにしてて、気持ちいいかも!!」\n\n ティサが直接、まだ切開の痛みの残る自身に触れて、アスリと比較を行った。やはり無邪気だ。無邪気だからこそ、結果をそのまま声に出せるのだ。\n 恥ずかしい。恥ずかしい。恥ずかしいばかりのアスリの尻に、泉からあふれた湯が流れる。\n\n「わ!またちょっとイッたっしょ?」\n「ちっ……、ちがっ!!」\n「んふふふふ……、まぁいいけど?私もこっち、良いよね?」\n\n 数えるラリーヤを、アスリは否定するが、アスリの右の翼はがら空きだ。こちらにも美しくしなやかな指先が、するすると伸びていって、アスリの答えも待たずにラリーヤが捕獲する。\n\n「あっ、ちょっ……!」\n「わぁ!!すっごい!!おまんこがお口の唇みたい!!」\n「いやぁっ!」\n\n あのラリーヤが、感嘆の声を上げた。しかも、口唇だそうだ。たしかに色は随分と濃いが、唇と言われればそうであるかもしれないし、少なくともティサの口元の薄い本物の唇よりは、分厚いだろう。\n もっとも、アスリは拒絶するように羞恥したところで、唇というラリーヤの例えですら、まだ配慮があっての表現であるとも言えるかもしれない。アスリの唇は、人間のものでなく、森で暮らす毛まみれの猿のもののように突出しているのだ。\n\n「すごーい!!ねぇねぇ、ティサ、ちょっとだけお外に引っ張れる?」\n「え……、アスリ?」\n「……もう、好きにしなよ!」\n「ごめんね!アスリ!」\n\n 何をアスリは言っているのだろう。ここでもアスリは、ただ流されるがままに許可を下し、ティサの小さな謝罪の直後、翼、あらため唇が、左右へ伸ばされる感覚を得るだけだ。\n\n「すげぇ……!!全然ティサんと違うと思ったんに!!中身、ティサとおんなじ、すっげぇ綺麗な色……!!」\n\n 耐え難い。ここで愛する人から、綺麗な言葉をいただいては、流したい涙が、泉からあふれてしまう。悔しい。\n\n「えっ!?私もこんな色?あと、こんな風に、とろとろ出てたん?」\n「……そうだけど、ちょい待ってね。」\n\n もうアスリは洞窟の天井しか見ていられないが、ティサの質問は、状況をアスリにも伝えてくる。一方で、なぜかラリーヤの声は冷静だ。何を待たせようというのか。\n\n「ティサ、もうちょいさ、斜め上にびよーんってして?」\n「……こう?アスリ、痛くない?」\n「…………大丈夫。でも、もう恥ずかしくて死にそう。」\n\n また唇が、伸ばされた。鼻からと思われる吐息が、ユニスが見とれたアスリの庭にかかる。発言と方向からしてラリーヤによるものだが、剥き上げた直後のユニスのように匂ってしまっていないか、それもアスリは不安だ。\n\n「ほら、アスリ。ちゃんとアスリも見て!」\n「私は……、勘弁してよ!!みんな好きにしなよ!!」\n「さっきティサだって、ちゃんと自分のおまんこ見てたっしょ!?」\n「……バカ。」\n\n そうまで言われては、アスリもそうせざるを得ない。何せ、ティサという先行事例があるのだから、アスリも倣わねばならないし、次のラリーヤは羞恥の極致にすることも決まりだ。\n 右腕で半身を起こし、左手で口元を覆うアスリが目にするのは、無様に広げられた唇、というよりも、やはり翼であった。アスリの右翼を左手で斜め上に摘み上げるラリーヤは、まるで怪我をした患者の患部を診察する巫女のような目つきで、右手でアスリの内側を指さし、声に出しながら検分していく。\n\n「まず、ここはお尻っしょ?……アスリ、お尻の穴、すっごい綺麗だね?」\n「……私ん、……汚かった?」\n「いや。ティサも綺麗だった。」\n「…………バカ。」\n\n 今の姿勢では、尻の穴までアスリは目にすることはできない。しかし、洗浄の成果もあってか、この穴には問題はなく、あとはティサとユニスのやり取りで、アスリはどういう訳か救われる。指さししながらアスリを見つめるラリーヤは、いつになく真剣な眼差しで続ける。\n\n「……で、このとろとろ白い泡っぽいんが出てるとこ。これも、ティサと一緒っしょ?ここが、おまんこの穴。ユニス、ここにちんちん入れんだよ?」\n「…………。」\n「…………。」\n「ねぇ……、ラリーヤ。あの……。」\n「何?」\n\n ユニスがまもなく、アスリに来る。アスリもユニスも、言葉を挟めない。対して、ここで一区切りを置いたのは、ティサであった。\n\n「…………アスリんも、ここ切るん?」\n\n 泉に、指が触れた。ティサか。\n\n 違う。雷だ。雷がアスリの脊髄に落ち、そのまま奥深くの泉の湖面を直撃した。泉の深くに落ちた雷の電流は、すぐさまアスリの全身を駆け巡り、瞬時の思考をアスリから奪って、本能が直ちに奪い返す。\n\n ティサの道程を、アスリは全て目にしていた。ユニスに初めてを捧げられないティサが、ラリーヤにどこをどう切り裂かれ、絶叫したのか、アスリは全てをつぶさに観察している。\n 故に、すでにアスリの理性は、覚悟を決めていた。そうしなければ、ユニスが受け入れられず、ティサが先にそうしたのなら、アスリも続かざるを得ないのだ。\n\n 残念なことに、理性は正気を失った。湖面への落雷が、常識的にはありえないはずの、波を生じさせてしまったのである。\n\n なぜ、アスリは姉であるラダンが、あの原点に針を刺されかけた記憶を思い返しては、自慰に耽ってしまったのだろう。なぜ、アスリは先ほどのティサが、女子たる泉の淵をラリーヤに拡幅され、そこにアスリも愛するユニスが押し入って、ティサとユニスが織りなした、赤と白のコントラストを目撃してしまったのだろう。\n\n「…………んっ……ぐっ…………、んぐっ!!」\n\n 両眼を閉じ、両膝を抱える両手も、そのつま先も、全て握りしめ、硬直するアスリが絶対禁忌によって、または最も迎えてはならないタイミングで、大きな波に必死に抗い、成す術もなく流される。\n 広がる快楽を前に、最後に一目、愛する人の口元に走り始めた驚きを捉えて、アスリは両膝を抱える腕の力を、緩めていく。慣れ親しんだ快感が、大きくアスリの全体を包み込んでいく。"} |
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