Krixter/Repo / n0007ht /174.json
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{"novel_id": "n0007ht", "chapter": 174, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0007ht/174/", "title": "ユニスの聖", "content": " 過去の自らの行いは、また自身へと返ってくる。これが以前、アスリがダカクに対して行った荒療治を、治療される側に回った時に何が起こるのかということの結果だ。因果応報である。\n ズキズキと響く痛みを伴った凄まじい余波の中、今やアスリは体すら起こすことができず、下半身全体を小刻みに揺らすだけだ。崩壊したアスリにティサがかけた言葉は、アスリがまさに荒療治を通じて得た、男子と女子の頂点に関する基本的構造の共通について、ティサもまた理解したことを意味している。\n あの時ダカクも、涙と痛みの中に、快楽を見出していたのだろうか。仮にそうであるなら、ダカクもユニスと同じ男子なのだから、勢いよく乳を漏らしてるに違いないのだから、おそらくアスリが弟に与えたのは、ただの苦しさだけだったのだろう。\n\n「すごいよね。私も前からそう思ってたけど、アスリんみたいにおっきいと、ハッキリ似てるってわかるよね。んふふふふ…………。」\n「……んあああんっ!!!ちょ!!何っ!?」\n\n 男子と女子の相似は、性を極めるラリーヤも、やはり経験を通じて当然のように勘づいていたようである。いやらしいラリーヤの笑い声とともに、剥き出しの一核へ、ぬるい水っぽさが加えられれば、アスリも不自由な首を無理やり持ち上げて、現場を見ざるを得ない。\n\n「…………えっ!?」\n\n アスリは愕然とした。片手の人差し指と親指から、いつの間にか両手を鼠径部に置き、左右の親指で付け根を押さえている、ユニスの手元の1点が、明らかにいつもよりも大きい。いや、先に近い方の半分は、アスリが洞窟に来る前、水辺で清めた時より赤く勢いづいている以外は同じだが、それより下に、アスリの知らない半分が飛び出ている。\n\n 驚くアスリは、足を広げたまま、さらに腹筋に力を込め、上体を持ち上げる。まさか痛む原因は、体の肉をえぐり出されてしまったせいだろうか。ティサを切開したラリーヤであれば、大事には至らくとも、やりかねない。\n 現に出たばかりの肉部の色は、赤みを帯びた先端よりもさらに赤黒く、やや紫に近い色を帯びているようにも見える。だが、新たにアスリが獲得した領地の、特にユニスの指に近い付け根のところには、こびりつくようにして白っぽい何かが、固く付着している。\n ほんの少し前に、アスリが痛みの中で耳にした、ユニスの発した根元の白という言葉は、確実にこの何らかについてであるに違いない。ただ、この白は、先ほどティサが泉から湧出させていた生命の呼吸による気泡とは明確に異なっていて、むしろ剥き出しになってしまった直後のダカクや、清潔を保てていなかったユニスにまとわりついていたものに近い。\n\n 最悪だ。あまりにも最悪だ。思わず息を大きく吸ったアスリの鼻孔には、直前までの空気と変わらず、ティサがユニスにひっかけた残り香がわずかに残る程度だが、もし男子の乳の固まりと同じ成分のものが、アスリのこの白い何らかであれば、真下の3人には臭っているに違いない。\n\n「…………やぁ、恥ずかしい……。」\n\n 懸念するアスリの声には一瞥もくれず、あまりに大きく育ってしまった大粒に向けて、ラリーヤが片手で器用に垂らしているのは、あのとろみを帯びた薬液だ。このとろみが、行動不能だったアスリを飛び起こさせた犯人だ。\n 依然としてアスリの左右の両翼は、ラリーヤのとろみのない方の指と、ティサによって広げられ、おかしな肉まで出てきてしまったところは、愛する人が確保しており、誰もが飛び出す1点に注目している。今ならアスリは、カインタが燃えてロマドウが大変だったあの晩、父と母が泥酔して帰ってくる前、泣きじゃくって先端を剥き出しにしてしまったダカクの不安が、文字通り痛いほどにわかる。\n 増えた赤みが何か、まだ自分でさえも掴みきれてはいないが、白は想像がつくし、恥ずかしい。翼の間を流れるとろみに乗って、アスリの湯も尻へと落ちる。それでも、増えてしまった白のこびりつく赤の面積は何か、ティサの紅白とはまた異なった、赤と白を目撃したばかりのダカクと同じく、アスリも問うほかない。\n\n「…………ねぇ、私ん……、そこんとこ……、なんかさっきより、いっぱい出てない?」\n「アスリ、今までお豆剥いてたのって、ユニスが最初めくったとこまで?」\n\n ようやく薬液を垂らし終えたラリーヤが、薬液のついた指を下ろし、アスリに1つ聞きながら、アスリの泉と後方の門の間、何もない一間に触れた。薬液まみれのラリーヤの指は、アスリのその場にゆっくりと円を描いていく。\n\n「んくっ……!ちょっ、変なとこ、触らんで!」\n「……で?」\n「…………あそこまでしか、めくれんっしょ。なんか、すっごい肉っぽいの、いっぱい出てない?今?」\n「やっぱりか!お豆んとこの皮見て、まだいっぱい入ってるって思ったんよね!」\n「……はぁ?」\n「男の子のちんちんと一緒で、女の子のお豆も、最初皮と中身、くっついてるんよ。そこ、さっきユニスに剥がしてもらって、アスリのお豆、付け根まで全部出したんよ!痛かった?」\n「いっ、めっちゃ、めっちゃ痛かったよ!!」\n「ウソ!?そんな痛いん、ラリーヤってか、ユニス!!!やったん?」\n「おっ、俺ってか!ティサだってアスリん広げてんし!?」\n\n 怪訝な声を、ティサが飛ばし、ユニスが先に応じた。ただしラリーヤは、アスリへの荒療治の最中、その容態を見切っていたのであって、切り返しも続く。なお、全員はアスリを広げたままだ。\n\n「でも、アスリお豆剥いてたら、痛そうなんに、イッちゃってたじゃん?だよね?アスリ?」\n「……知らんし!!何でもいいし!!」\n「……………………。」\n\n 今の言葉は、アスリにとって悪手だった。閉口してしまったティサは、アスリの本性を見抜いているのかもしれない。ただ幸運にも、ティサが思いを巡らせていたのは、ラリーヤの解説についてである。\n\n「……ねぇ、ユニス。おちんちんの皮、初めて剥いた時って、どんなんだった?」\n「…………やばい、痛かった。おばさんに、何回も、グリッて。」\n「あの、めっちゃ腫れちゃった時っしょ?ママに何されたん?」\n「……わからん。横に寝かされて、押さえられて……、なんか多分棒?、使ってて、俺は見えんかったけど。」\n「見えるっしょ?自分のおちんちんなんだし!」\n「いや、腹の上に乗られて、俺、おばさんの背中しか!」\n「ティサ!!」\n\n ラリーヤが、ティサを一喝する。アスリとしては、やや気も休まる森のやりとりであるのと同時に、押さえつけられて剥きあげられるユニスを想像するのも辛いところだ。湯が、湧いて流れた。ラリーヤを理解したティサが、謝罪から入る。\n\n「……ごめん。でもさっき、私んは……、そこん……、お豆んとこ、やらんかったけど、もしかして……?」\n「ティサもまだ、もっと出ると思うよ?」\n「じゃあ……。」\n\n なぜ、私には、というのがティサの次の言葉と、アスリは破廉恥な姿勢で予想した。ところがラリーヤが提示したのは、自身が着眼した点と興味を抱いた理由についてであった。\n\n「いや、アスリみたいにおっきいんは、マジで初めてだから!カインタだと、男の子はみんな最初っから出せるようにするんけど、女の子はさ、私みたく、えっちなん大好きな子以外、無理に全部剥き剥きとかしないで、そのまま大人になっちゃうんよ。でも、アスリんは中身全部見てみたくなっちゃった!」\n「……サイテー。」\n\n 甘ったるい声ばかり出していたアスリだが、ここは平静にラリーヤを罵ることができた。そうは言えども、わざわざこうしてアスリを全て露出したラリーヤは、会話を挟んでも終わらない。\n\n「まぁ、いいじゃん?アスリ、今度からお豆、もっと気持ちよくなるよ?いっぱい中身出せるようになったんし!」\n「…………知らんし。」\n「…………あんさ、わっ……、私も、お豆、もっと出すと……?」\n\n 普段、抑制的理性の働くティサが、なぜか積極的だ。ティサ自身の述べていた、ティサのたまに、とは、1点を元にするアスリと同様であることが、アスリも容易に想像がつく。アスリが月下の高窓から姉であるラダンの痴態を見て学んだが、一体ティサは森のどこで、どうやって学んだのだろう。\n\n「……もっといっぱいよくなるかも?あとでやってあげよっか?でも、ちょっと最初、さっきのアスリみたく、痛いかも?」\n「いや!!!!!もう、マジで痛いの無理!!!!!痛いなら絶対やんないで!!!!!」\n\n これでおそらく、ティサはアスリの痛みにさらされることはないだろう。その代わりティサも、今の拒絶を発するほどの痛みをつい先ほど頂戴している。最初にユニスと仲を深める際は、良い思い出にすべきであると願ったラリーヤの、矛盾するような意図によって、結果としては痛みを伴ってしまっているが、ティサにとって、この記憶は良い思い出となりうるのか。\n\n ふと我に返ったアスリが、この羞恥に改めて興奮し、記憶を後の糧へと変えていく。他愛のないやりとりの中でも、愛する人だけは、アスリの中に見出された、新たなアスリを見失わず、今も新しく増えた1点に目を注ぎ続けている。\n 軽妙な性は、そろそろ切り上げるべきだ。それは、淫らな豊乳を揺らす悪魔も同様で、この間、ひたすら続けていたアスリの会陰への愛撫を切り上げると、少女から本性へと返って、ティサに挑戦していった。\n\n「……ふぅーん。ま、お豆どんだけ気持ちいいか、ティサ知りたくないんね?さっき、女の子のぴゅっぴゅしてたけど、アスリみたく、お豆だよ?そっち全部出したら、どんだけ気持ちいいんだろね?」\n「は……?」\n「ティサ、アスリのおっきなお豆、そこの布で、綺麗にできる?」\n「いや、絶対痛いっしょ!!だってここだよ!?!?」\n「だからぬるぬる、さっき私かけてんじゃん?」\n\n アスリは頭を抱えたい。しかし、両ひざの裏を抱えている。足で頭を抱えると、もっと足が持ち上がって、性器はあわせて上昇する。その上、どうしようもないことに、ティサとのやりとりまで、ラリーヤは無駄なく活用している。\n\n「……ほら、お豆の皮、剥がれたとこ、白いのあるっしょ?これ、取ってあげようよ?」\n\n 恥ずかしい。泣いてしまいそうなほどに、恥ずかしい。だが、泣いたらこの姿勢は配慮され、終わりなのだ。歯を食いしばり、そう見せないように、半開きに口元をアスリは変える。\n\n「……アスリ?いいん?」\n\n 従順に、ティサがラリーヤをアスリに返した。悔しい。太ももの内側、すべてが苦しい。\n\n「…………今、くさい?」\n\n 恐怖を、アスリが口にする。最たる恐怖だ。\n\n そこに勇敢な声が、優しく、小さく、語りかける。愛する人だ。\n\n「…………アスリ。すごい、良い匂い。」\n\n 3人の目が、放たれたアスリの点と翼から離れ、アスリの瞳へと向けられた。たった2つしかないアスリの瞳は、真正面で静寂を保っていた、美しい女子のような面持ちの、爽やかな強さと接しあう。\n\n「…………ユニス。」\n\n アスリが、ユニスを呼び、脱力する。ティサが手にした布を握りしめ、ラリーヤは微笑む。\n ここで、ユニスの視線は一度、アスリの左側へと逸れる。配慮だ。\n\n「ティサ。」\n「……何?」\n\n ユニスが、姿勢を変えずに、ティサを見上げて、声をかけた。ティサも、森の中にいるかのように応じる。\n\n「……綺麗だよ。」\n\n 唇がティサに向き、ユニスとティサが触れ合った。アスリの口元が、寂しくなる。幸せになったティサに、ユニスが続く。\n\n「俺……、頑張っても……、良い……?」\n「………………さっきみたく、私んみたく、痛くしちゃダメ?わかった?絶対!」\n「わかってる。」\n\n 考える、ティサだ。わずかな間だった。すぐに、解が導かれる。\n\n「でも私…………、最高だった。アスリも最高にできる?」\n「…………できる。」\n\n ティサの握りしめていた布が、だらりとアスリの太ももの裏にかかる。口づけがあと1つあって、ユニスの視線がアスリに変わった。\n\n「俺……、俺が、綺麗なアスリ……、もっと綺麗にするから!!!」\n\n 直後に、ユニスがアスリに、唇を与えた。何度も何度も何度も、母に謝罪の日々を重ね、自ら穢し続けてきたアスリの原核は、ユニスの聖が吸い上げ、昇華されていった。"}

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