| {"novel_id": "n0007ht", "chapter": 180, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0007ht/180/", "title": "罪と愛", "content": " 鼓動が、アスリに伝わってくる。小さなアスリの2粒の載った育ちかけの乳房に触れる、ユニスの弓を引く大胸筋と、硬直を極めた下部の槍からだ。唇を絡めあうユニスの心脈に合わせて、槍が1度、2度、3度、4度、連続して揺れ、2人の長く大きな皮膚を超えて、密着するアスリとユニスの薄い体毛からへそまでにかけて、じんわりと湿ってゆく。\n 先にユニスが、沖の向こうへ流れてしまった。愛おしい。アスリもユニスの背を追いかけ、大きな波を腰遣いで呼び込む。\n\n「えっ……、ちょっと!!!ユニス、もうイッたん!?!?」\n\n ラリーヤの驚嘆が、右隣から響く。構わず、アスリもユニスの皮膚の内側の核を、飛び出してしまった核で擦れば、ユニスの乳とアスリの湯で摩擦のなくなった2点は、容易にアスリに大波をもたらした。\n\n「んんんんんんんぐぅうううううううう!!!!!!!!」\n「んあっ、んんんんんんんんんん!!!!!!!」\n\n 唇と唇の間から、2つの嬉しい呻き声が漏れるのと同時に、アスリが流されていたユニスを、全身で抱き留めた。遠のきそうなアスリの意識に、美しい半透明の白が広がっていく。\n この腹の下で、まだビクビクと躍動する槍を、アスリは体で感じることしかできないが、きっと白いはずの乳の色は、ユニスの狂おしい白に違いない。まだアスリは、波を被りたい。\n\n「んんんんんんんぅううううううううううううう!!!!!!!!!!!」\n「んんんんんんんんんんんんぉ!!!!!!!!!!!!!」\n\n もう一度、アスリが器用に腰だけで皮の中の核と核を擦り合わせれば、美しい白はより色濃くなって、アスリの意識を霞ませて、脳から脊髄の尾まで、上下に波紋を繰り返した。今の波は、アスリにとって高かった。\n おそらくユニスにとっても、高かったのだろう。アスリのように、快楽の苦悶が2つの唇の間から咆哮する。\n まだだ。まだアスリは、もっと高い頂に挑みたい。直前よりも早くグラインドしたアスリの腰は、ここまでの同じ一定の時間間隔の中で最も多く、核と核を上下左右した。\n\n「んん、あああああああああぁぁああああん!!!!!!!!!」\n「んんんんん、ぁあああああアスリアスリアスリ!!!!!もう無理無理無理無理無理!!!!!!!!」\n\n さらに真っ白にアスリの全身が染まり、アスリが身も心も喪失していく一方、ここで突如、つながれていた唇が、ユニスから外れてしまった。大きな快楽の塊に押しつぶされる最中のアスリは、ユニスの唇を追いかけることができず、そのままアスリの声は甘い猫なで声となり、ユニスの声は絶叫となった。それでもアスリの腰は、次を求めて止まらない。\n\n「あっ!!!!!あっ!!!!!あっ!!!!!あっ!!!!!」\n「アスリアスリアスリ!!!!!」\n「あっ!!!!!あっ!!!!!あっ!!!!!」\n「止まって止まって止まって!!!!!マジで!!!!!マジで無理!!!!!お願い止まって!!!!!」\n\n アスリとユニスがお互いを見つめながら自慰を始めた際、止めをかけたのはラリーヤであった。いやらしいラリーヤは、そこからこの2人の共同自慰を提案し、アスリとユニスはこうして擦りあわせて、今日何度到達したか不明な頂点に、アスリは少なくとも3度回数を積み重ねた。\n 今度アスリを止めたのは、ユニスだ。加えて、言葉だけに限らず、両手でアスリの鼠径部までをも強く押さえている。\n 今のユニスは明らかに余裕がなく、ラリーヤのようにより良い手法を提起できるはずはない。そうであるなら、アスリの回数を上積みするのを多少は手伝っても良いようにアスリは思うが、一体なぜ止まらなければならないのか。\n\n 何にせよ、愛する人からの申し出だ。仕方なく腰を止めたアスリは、顎を天井に向けてアスリから離れようとするユニスの意図を汲み、おびただしいほどの余韻で全身が砕け散りそうになりながら、性器は接触させたまま、両手を後ろに放り出して、荒々しく息をしつつ後方へとのけ反ったのだった。\n\n「うっぐ…………!!!」\n「あぁん!!!」\n\n アスリがやや倒れるような体勢を取ったことで、股間の皮膚と皮膚の接触から、ユニスの1本槍がするりとアスリの核の上を通過して、ユニスの顎と同じように真上を向いた。小さな刺激にユニスとアスリが身もだえした後、アスリとユニスのへそ下、下腹部に広がっていたのは、2人の汗と混じりあった、多量のユニスの乳である。\n\n「…………うーわ、もう!!!やっぱユニス、またぴゅっぴゅしちゃってんじゃん?もうこれで4回だよ!?!?これからアスリとなかよしするんに、出たらしなしなになるんに、ちゃんとちんちん立つ?」\n「………………んぐっ。」\n\n 叱責口調のラリーヤの述べた通り、今の1回を除いて、ユニスは洞窟の中で、ここまでにまず女子3人の裸を目にして1回、ティサの口中に1回、ティサの切り口に1回、計3度、乳を漏らしている。喉を詰まらせるような音を立てたユニスが真下を向いて、ぬらめく自身の性器に目を落とすと、それに合わせるかのように、固く鼓動していた時とは反対に、一脈毎に角度を落として、やがて真横へと倒れて、固さと強さを失っていった。\n\n「しかも早すぎでしょ!?アスリのビラビラで、ちょびっとこきこきしただけでぴゅっぴゅ出ちゃうとか……、このよわよわ子どもちんちん!!」\n「うっさい!!弱くねーし!!」\n「でも、そうだったじゃん!!ってか、さっきからずっとそうだよね?私らの裸見ただけで出ちゃったり、ティサにちょっと入っただけだったり、今だってアスリにちょっとゴシゴシされて。」\n「しょうがないじゃん!!だって、だって……、アスリんの……、その……、アスリんだぞ!!」\n\n 弱者の烙印をラリーヤに押されたユニスの槍は、まるで穂先の刃を抜かれて柄だけになってしまったかのように、さらに縮みあがっていく。穂は抜かれているはずだが、皮だけは表面積を増していき、そうして小さくなりながら自然と絞られるように、皮の先端の穴から、一滴の乳がだらりとユニスのふとももに糸を引いて落ち、そのまま草の山の方へと向かおうとしていた。\n\n 実にもったいないことだ。アスリはたったの一滴だって、ユニスの狂気の源泉を無駄にしたくないのにも関わらず、自身の腹の上にまき散らし、残りも草と同化しようとしているのだ。\n 今日のユニスの2度目、ユニスがティサの口中に到達したあと、ティサは何を選択していたか。一滴もこぼさず、飲み干していたではないか。\n\n ユニスとラリーヤが言い合う間、アスリは自らの翼の真上、まばらな生えかけの体毛のあたりに広がるユニスの乳を、右手の人差し指でひとすくいする。目の前まで持ち上げたそれは、ユニスの太ももに落ちた時と同じく、クモのもののように糸を伸ばし、ぷつりと切れる。\n 鼻腔に、アスリが自慰をした後の指の匂いと、それによって弱まった男子の狂気が満ちる。まだこの指の上では、アスリとユニスが快楽に従って、ひたすらに擦り合わせている。\n\n アスリの思考が、2人の分泌した残り香によって、分解されていく。狂っていく。無駄にしてはならない。アスリが、舐めた。\n\n 苦味の奥に塩味が、もっと奥に酸味だ。おいしい。決して、味わいが良いのではない。アスリとユニスの快楽の結晶であるから、アスリの味覚までが狂わされているのだ。\n もっと欲しい。直に欲しい。\n\n「…………なめちゃった。」\n\n とうにユニスとラリーヤの言い合いは終わっていて、場の注目は指を引き上げていたアスリに集まっている。アスリが口にした事実を口にしたのも、ティサだ。\n\n アスリが、ユニスを見る。ユニスも、アスリを見つめる。半開きの口で呼吸するユニスの肩は揺れているものの、羞恥もなければ伏し目もなく、ただ淡々と小さな驚きに身を委ねているようである。アスリの声がかかる。\n\n「…………ユニス。」\n「……へっ?」\n\n 欲しい。アスリは、もっと欲しい。思いをそのまま、アスリが伝える。\n\n「…………おちんちん、ちょうだい!!!」\n「はっ!?!?」\n\n 次の瞬間には、すでにアスリの左の手の中に、ユニスがいた。全般的に芯は抜けきっていないものの、ぬるぬると柔らかく、まるで水辺の生き物をユニスはぶら下げているかのようだ。そのうちの、ユニスの好きな皮の先端を手前に掴んでひけば、中から容易に乳の残りが搾りだされていった。\n\n アスリが腰を大きく引いて、頭を手で掴んだ先まで落とし、姿勢を変える。指先で嗅いだものと、同じ匂いが立ち込める。上目遣いになったアスリは、まだアスリに追いつけないユニスに、先に宣誓する。\n\n「……じゃあ、食べちゃうね?」\n「えっ!?ちょっ!!!!!アスリ!!!!!」\n\n 視線を落としたアスリが、皮ごと、丸ごと、一気に口に含む。瞼を閉じて、まずは口でユニスの最も恥ずかしいところを咥えたという事実を、じっくりと堪能する。\n\n(ママ、ごめんなさい……。)\n\n 幸せになったはずのアスリに真っ先に広がったのは、重い罪悪感であった。口中は愛で満たされているが、心の中を素早くよぎっていくのは、アスリの原生だ。\n\n 思えばアスリは、毎朝早く起きて、ずっと牛たちの世話をし続けてきたが、たまに耳にする他の親や、別の村に引き渡されれる子どものようなこともなく、またその起因となる経済の失敗や、隊商が語った飢饉で苦しむこともなく、ただ1点、性を除いてひたむきに育ち、純粋で真面目な少女として過ごすことを許されてきた。\n それは、かつて例の墓地が大きく広がってしまったあと、うまく立ち回って生きてきた父と母の努力の賜物であり、姉たちによる教育、翻ってダカクへの教育の実践によるのである。現に今、アスリの家庭はこの滝の恩恵を受けつつも、よその家から妬ましがられずに、気前よく酒なり分け前なりを振舞いもてなしている父と母と、嫁いでいった姉たちがいなければ、アスリはもっとやっかいな不自由を強いられていたであろう。アスリは、恋を意味する愛でなく、家族としての愛を、歳の近いラダンやダカクと同じように、父や母、姉や、変わり者の兄からもおそらく少しぐらいは、等しくいただいてきたのである。\n\n では、なぜ今、アスリは母に謝罪の念を抱き、罪悪感を抱いたのであろう。答えは、1つしかない。\n 2年前に、自宅前のアカシアの木の下で広げられてしまった2枚の布と、その数日後のラダンの不義があったからだ。今日、ラリーヤはアスリが達した回数を途中まで数え、ないし今も数えているが、母の教えに従えば、全てが違法なのだ。\n\n(どうしよう。私、おちんちんなめてる……。)\n\n 目を閉じ暗闇の中にあるアスリの口内で、まずぐるりと舌で皮を一周すれば、ユニスがにわかに力を取り戻す。味が、口中に広がる。どうしても、これだけは守ることのできなかった、真面目で優秀なアスリが、母から与えられた禁忌を犯した上で、今は男子の陰茎を口に含んでいる。\n\n 崖の上から、滝つぼに落とされてしまうほどの快楽だ。快感ではない。唇と舌に、快感はあっても、もっと心の奥の、アスリの生まれ育ってきた生き様の、その狭間で育った悪から、信じられないほどに、アスリは滝下に向かって落ちていく。\n\n「あぁぁああ…………、アスリぃいいい……。」\n\n アスリの真上からも、愛する人の声が降ってくる。こちらにも快楽が満ち、アスリがゆっくりと舌で皮を一周する毎に、ユニスは強さを取り戻していく。\n 暖かさを超えて、熱くなっている両手も、アスリの頭に優しく降ってくる。ようやく、アスリの中に罪の意識とともに、幸福が並立し始めた。\n\n 上目づかいで、ユニスを見上げる。槍に強さを送り込むせいで、顔は弱くなってしまっている。女子にしか見えないかわいらしいこの表情が、アスリは好きだ。\n\n(ユニス、好き。)\n\n まだ、口に含んでいたい。誰も止めをかけない。母からの教えでは、正しくない。だが、この場は正しい。罪の先にあるのは、アスリにとって、愛なのだ。"} |
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