Krixter/Repo / n0007ht /181.json
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{"novel_id": "n0007ht", "chapter": 181, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0007ht/181/", "title": "血の先に", "content": "「アスリ、ちゃーんと両方できて、立派だね?」\n\n 罪とユニスを堪能するアスリに、右隣のラリーヤから揶揄でなく、アスリを心から褒める声色で言葉がかかり、一生懸命なアスリの背中に、そっと手が撫で置かれた。いったい何についての両方か、アスリには全く見当もつかないが、目の前の1本に文字通り食らいついているアスリは、ラリーヤの賞賛をほとんど意に介さず、ユニスの顔に定めた上目すら、ラリーヤに送ることができない。忙しいアスリに、ティサが代わる。\n\n「…………ん?両方って、何と何?」\n「ほら、さっきアスリに、ユニスのどっちとちゅっちゅしたいん?って聞いたじゃん!したら、お口とちんちんの、どっちもって!」\n「ああ……、そゆことね!私も両方したよ!」\n「はいはい、ティサも立派だね。」\n「何、それ?」\n「いいから!アスリんこと応援!」\n\n ティサは小さく不機嫌を見せたものの、半ば冗談めかしたものであったのか、ラリーヤの応援要請のあとには、丸まったアスリの背に左側からも温かい手が加えられた。ティサからも手をいただいたことで、アスリはつい先ほど、ユニスを舐め上げていたティサの口の動きを思い出す。\n ティサは、槍を捕食する時、まるで獣のような動きを見せていた。上下に頭を振ったり、頬をこけさせて吸い込んだりした、昨日ラリーヤもイケメンの1本に向けて見せていた動きだ。すでにユニスの皮は、十分に強度と硬度を取り戻している。これだけ熱く、しっかりと芯が入っているのなら、アスリがあの動きをユニスに行っても、付け根から折れてしまうことはないだろう。\n\n 眼だけで、これから試みようとしていることを、アスリはいたずらっぽくユニスに語る。その意味がユニスに正しく伝わったのかはわからないが、まだ皮ごとの先端球しか口にしていない槍へと、アスリは視線を落としていく。\n\n ただ、せっかくの機会だ。アスリが核をユニスに委ねた時、見たことのなかった核の根本まで剥き上げられて、まさに気が狂いそうなほどに波をかけられたのだ。アスリもユニスの1本でいくらか遊んだり、おかしくしてしまったりしても許されるだろう。手始めにアスリは、ユニスに痛みを与えないように気を付けながら、前歯でごくわずかに、これから後退させる長い皮膚を甘噛みした。\n\n「…………ぐっ!!!」\n\n 一旦目線を真上に戻すと、歯を立てたというのに、ユニスの頬がはにかんでいる。それを目にしたアスリが、歯で掴んでいる先端の皮余りを、舌で上下に揺らし舐める。\n\n「…………んー!!!」\n\n ユニスが目をつぶって、顔を背けた。皮膚だけでも、快感が走っているのだ。核の上でだぶつく包皮だけで好反応を見せるようでは、やはりユニスが残された森とカインタの代表として、大人の男になるために儀式を通過しなければならないのなら、かなり痛みを伴うだろう。ユニスがおかしくなる前に、アスリの方がおかしくなってしまいそうだ。\n\n 再度、アスリは目線を落として、弱く両目を閉じると、口元へと空いていた手まで伸ばし、両手で唇付近にある槍の皮を、親指に人差し指、中指で押さえ、小指は立て、薬指もできるだけ立て、軽く押し戻した。よく伸びる。さらにアスリは、包皮を押し込む。\n\n「んっぐ……!!アスッ……。」\n\n 案の定、痛いのだ。瞼を閉じたままのアスリは、前歯を開放する。\n 先端は、アスリの口内にあるままだ。狙い通りのアスリは、指先を奥へと送って、口の中でユニスの一球に直面する。\n\n「…………リッ、ああああっ!!!」\n\n ユニスが良く鳴く中、狂気がアスリに直撃した。苦い。そこに塩気がある。\n 鼻から、アスリが息を吸う。ユニスが、濃い。\n\n 最高だ。飲み込まずに、もう一度、息を吸う。\n\n また最高だ。一部はティサであることは確実であるが、この狂気は9割以上、アスリが大きな肉で包み、生の核を皮越しの核で擦り、へそより下を乳にまみれさせた際に生まれたものに違いない。\n つまり、ほとんどユニスだ。愛するユニスが、至近距離にいる。アスリの口内で剥き出しとなった一球を、アスリは皮が被さっていた時と同じように、ゆっくりと一周させる。\n\n「んうわあああああああああああ!!!!!アスリ!!!!!アスリ!!!!!」\n\n 腹に落ちたものを指ですくってなめた時以上に、凄まじい味わいだ。先にティサが舐め、ティサの泉にも潜り込ませたにも関わらずだ。\n 苦く、塩気があるこの箇所を、ティサはさらに無洗の何かが付着した状態で、臆するせずことなく口に含んでいた。なんと勇気のある行動で、羨ましいことだろう。昨日、サバンナでラリーヤは、ユニスの槍の付け根を皮紐で縛り、今日に向けて自制を求めていたが、アスリは縫い針でその先端に余る皮膚をふさいでしまって、数日後にほどいてやり、中身を今と同じように口にしたい。\n\n ユニスの強烈な狂気は、徐々にアスリを蝕んでいく。苦しい。泉が泣いていて、切ない。次の段階に、向かわなければならない。この槍の付け根、薄毛を有するところまで、全てをくわえたい。\n\n もっと喉の奥の方へと追い込もうとするアスリが、薄く目を広げ、真下を見る。口にしている男子は、アスリが両手の指で押さえているせいで、皮が幾重にもだぶついて、しわのようになっている。そのしわの中間、ちょうどアスリの鼻先よりほんの少し先、アスリの視界の限界には、血液が残されていた。\n\n 一度、舌の動きを止めてアスリが改めて鼻から息を吸い込むと、アスリの下腹部の源泉に落ち行く猛烈な狂気の中に、わずかに血の香りがあった。この血痕の位置までを、先ほどティサは受け入れたのだ。\n\n ふいに、1つの洞察が、アスリの脳裏をよぎる。ここまでが、ティサとユニスが初めて成し遂げた記録だ。そうである以上、血痕から生えかけの薄毛に近づくまでの間、ユニスの槍の約半分は、まだ誰の泉にも入っていないということになる。\n このまま、ユニスを全て受け入れることが叶えば、このユニスの付け根までは、アスリが初の役を果たしたということとなるのだ。何食わぬ顔をして、アスリは残るユニスの初めてを、かすめとってしまうべきか。\n\n いけないだろう。まだティサは切開のせいで痛むかもしれないが、残るところまで全てをティサが受け入れて、それでようやく初めてだ。\n 友を裏切れなかった正直なアスリは、両方の指先でしっかりとユニスの槍の皮を剥き上げたまま、ゆっくり口を離し、身を起こす。血痕の上には、中々顔を見せてくれない、アスリに似つつももっと大きく、先端に縦の割れ目が走る、真っ赤な楕円球が鎮座している。\n それより上、引き締まった肉体の上には、弱く快楽でゆがむ愛おしい顔だ。一度、アスリは軽く口づけをする。しばらく、ティサの時間だ。そのあと、またアスリが会おう。左のティサに向き直ったアスリが、発する。\n\n「…………ねぇ、ティサ。」\n「どっ、どしたん?」\n\n 狂気のせいで狂っているように見えるであろう、アスリの一挙手一投足を見守っていた硬い目元に、ティサは驚きを浮かべた。ここでアスリが、突然ティサに声をかけてくるとは、思ってもいなかったようだ。\n\n「……あんさ、ユニスのおちんちん。」\n\n 唾液にまみれた槍を摘まんでいるアスリが、右手の中指は皮を押しとどめながら、人差し指を曲げて、一点を指さした。注目は、ティサに限らず、ユニス当人とラリーヤからも集まる。\n\n「…………ここにさ、血ぃ、ついてんじゃん?」\n「ホント……、あっ!!ごめん!!すぐ拭くから!!ラリーヤ、布って?」\n\n アスリの言葉は、ティサには不潔の指摘として通ってしまったのだろう。急いで立ち上がろうとするティサの動きを、アスリはすぐに制していく。\n\n「あっ、あっ、大丈夫!!そうじゃなくて、大丈夫!!」\n「えっ、でもそんなんじゃ……。」\n「いや、あんね、違くて。この血んとこ…………、これって、ここまでティサのおまん……の穴に、入ったってことだよね?」\n「…………そっ、そうじゃない?痛かったから、よくわからんけど……。」\n「じゃあさ、この血ぃより根本ん方のおちんちんって、ティサに入ってないんよね?」\n「…………多分。」\n\n アスリの推論に、ティサもおおよそ同意した。すでに心の準備を終えていたアスリが、ティサに伝えなければならないことを伝えていく。\n\n「……ティサ、もっかいユニスとなかよししなくて良いん?これだと、ユニスんおちんちんの半分の初めてしか、ティサもらってないってことにならん?」\n\n 改めて座りなおしたティサは、アスリの目から瞬時目を離し、顎も上げながら、わずかに上方を眺める。ティサが、アスリの語った半分の初めてを、分析している。直後、ティサの顔に広がったのは、ほほ笑みであった。\n\n「……良かった!」\n「えっ?」\n\n 今度はアスリの方が、ティサの意図が掴めない。ティサが続ける。\n\n「いや、アスリもユニスんこと好きなんに、なんか私が初めてもらって、悪いなってちょっと思ってた。ごめん。でも半分、ユニスの初めて、残ってた!アスリも、ユニスの初めて、もらえるよ!」\n「えっ、えっ、良いん……?」\n「良いよ!ってか、正直、今日はもう痛くて、私無理だし。良いよね?ユニス?」\n「っ……。」\n\n ティサから振られたユニスも、喉を小さく鳴らして頷く。予想外の申し出に、アスリはまだティサの言葉を飲み込み切れない。\n\n「でも……。」\n「良いから。」\n\n アスリの腕に、ティサが手をやった。今一度、ティサがアスリにほほ笑みを送る。\n\n「ごめんね。半分にしちゃったけど。ユニスの残りん初めては、アスリがもらってあげてよ。」\n\n ティサはアスリにとって、かけがえのない友だ。アスリはこっそりとユニスの残りを無言で奪うのでなく、友に実直に伝えたことで、アスリにとって光栄が舞い込んできた。人は、人に対して誠実であらねばならない。\n\n「ティサ……、ありがとう。」\n「んふふふふふ……。アスリ、気ぃつかいだねぇ。ティサもアスリに、なんて返すんかなって私思ったんけど、良い子だね!あとでよしよししてあげる!」\n「何?別にいらんし。」\n\n 一連を聞き取っていた怪人も、ユニスの残りの嫁ぎ先が決まり、口を挟んだ。ティサがアスリの腕から手を離すのと反対に、3人がラリーヤの方を向いたところで、続けざまにラリーヤがアスリに目を合わせる。\n\n「…………で、アスリ。ユニスのちんちん、どう?」\n「どう、って……?何なん?」\n\n ラリーヤの怪しさが、一気にいやらしさを加速させる。今のラリーヤが何を言いたいのか、ティサの真意が明かされる直前以上に、アスリは全く見定められない。\n\n「いや、今さ、大人にしてるちんちん持ってんじゃん?ちんちん、どんなかんじ?」\n「どんなかんじって…………、硬くてピンピン。」\n「んふふふふふ……。そうだよね?」\n\n 今日何度か冴えたアスリの直感が、また冴える。ラリーヤが、アスリとユニスという2人の仲を、前に進めようとしている。\n\n「もう硬いんなら、そろそろ良いんじゃない?」\n\n 来る。にやりと口角を上げたラリーヤが、アスリに何をすべきか声にする。\n\n「…………初めて、やってみよっか?アスリ?」"}

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