| {"novel_id": "n0007ht", "chapter": 187, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0007ht/187/", "title": "傷跡", "content": " なぜ今、ティサがラリーヤにちょっかいをかけようとしているのか、アスリもティサの意図そのものは汲み取れていない。しかし、理由が何であれ、ラリーヤの変態としてのどうしようもなさは、からかわれてしかるべきであるし、アスリもティサもラリーヤの主導で辱められた上で、ティサに至っては泉の入り口を切開までされているのである。いくら友人思いのティサであっても、ラリーヤに一矢報いてみたくなったとして、おかしくはない。\n 加えて、今のラリーヤは、完全にユニスの皮槍に照準を合わせていて、脇も後ろも無防備だ。ラリーヤに何かを試すタイミングとしては、ベストだろう。\n\n ティサに加勢することに決めたアスリも、にやりとティサに笑みを返し、同じく肘を曲げる動きを見せた。突然のティサの思いつきを前に、ティサとアスリの間では、一切の段取りが共有されていないし、当然それを口に出せばラリーヤの知るところとなってしまうのであるのだから、沈黙のうちに行動に移すしかない。\n それでも、この肘を曲げる動きについては、アスリはティサが何を意味しようとしているのか把握できない。まさか2人でラリーヤの背後から脇を取って、ユニスから引きはがしてしまおうと言うことであろうか。とにかくアスリは、ティサの動きに追従していくしかないだろう。\n\n「んあぁああああっ!!!!!やばいやばいやばいやばい!!!!!」\n\n 草の山の上から、早速激しく連続する水っぽい音に続いて、ユニスが甘く急を告げる第一声が上がった。アスリが目を移せば、ラリーヤの髪は、ともにあるかわいらしい髪紐に似つかわしくなく、獣のようにわさわさと大きく前後に揺れている。その真上で、ユニスは両膝を曲げて両足を大きく広げたまま、中央で動くラリーヤの頭を両手で持って、快楽に顔を歪ませている。\n 一方、アスリが下に目をやれば、草の山に乗った大きな尻と、横にはみ出た髪紐と同じ紋様の、仲を深める証だ。ぴっしりと足を閉じ、やや上を向くラリーヤの腰部は、どこに腰骨があるのかがすぐにわかるほど、明確にくびれていて、細い腹部から一気に幅と量が膨張している。尻の中央の1本割れ目は、今のアスリは目にすることができないが、前のあの1本までつながっているのだ。\n この尻が、頭の動きに合わせて、上下に揺れる。ラリーヤの泉から湧いたであろう汁が、太ももをいくつも線となってつたう。\n\n すでに十分すぎるほど、いやらしい。揺れる頭と尻だけでなく、背中も二の腕も、揃えられた両足も、それらに捕食されるユニスも、何もかもが美しい。\n めまいさえ感じそうなアスリが、どうにか首謀者のティサに再度視線を送れば、こちらもいやらしい2人を目にしたまま棒立ちである。距離を詰めたアスリは、ティサの小脇を小突き、ティサの耳元に口を覆って近づけ、小さな意思疎通を試みる。\n\n「…………どうするん?」\n\n はっと我に返ったティサも、すぐにアスリの耳元に口を寄せる。ティサが、返す。\n\n「……見てみん?」\n「え、見てんじゃん?」\n「じゃなくて、その…………、ラリーヤのおまん、の中。私ら全部開かれて、恥ずかしかったんし、ラリーヤだけ、ずるくない?」\n「わかる。」\n「後ろから……、くぱっての、しちゃおうよ?アスリ、左いける?」\n\n ここでようやく、アスリはティサの企図の全てを掴んだ。要はいたずらであるのとともに、復讐だ。そして同時に、ティサとアスリが受けた仕打ちに対しての、平等だ。\n この洞窟にユニスと2人きりで閉じ込められた当初、恥ずかしくて縮こまっていたティサも、短い時間でよくこの発想に至れるようになったものだ。ラリーヤの1本線の内側を露にしてしまうなど、なんと素晴らしいアイディアだろう。\n\n 顔にラリーヤのような悪が出ないよう注意し、務めて平静を装ったアスリは、静かにうなずいた。もうここから、実行を完遂するまで言葉は不要だ。何せ、襲撃から命からがら撤収を試みる中、一時的に声が出なくなったラリーヤは、少し離れた位置でティサを背負い追従しながら、ユニスとアスリの会話を傍受していたのだ。\n\n「うわぁあああああ!!!ラリーヤ!!!やばいやばいやばい!!!」\n\n ただ、幸いにして今は、ラリーヤの口によって責められているユニスが、断続的に洞窟に声を響かせていることで、ティサとアスリの会話をも断片化している。地獄耳のラリーヤでも、ここまでのアスリとティサの会話は聞き取れていないだろう。\n\n「ああああああああああ!!!!!ラリーヤ!!!ラリーヤぁあああ!!!」\n「んじゅっぷ………………、んふふふふふふ……。ダメだよ?ぴゅっぴゅまだまだ!」\n\n ラリーヤがユニスの支配権を、完全に奪った。今だ。\n\n アスリがティサに、目配せを送る。ティサもアスリに、目で応じる。\n\n 次の瞬間、アスリの左手とティサの右手は、ラリーヤへと向かった。目的地は美しくしわの寄った肛門の直下、何もはみ出ていないだけでなく、かつてのラダンのような毛すら有していない、1本線の左側と右側だ。\n\n アスリは当初から左の親指で割れ目の左側の肉を外に押し出しつつ、残る指でラリーヤの尻を掴むように動く。ティサは一度人差し指と中指で右側の肉に触れたものの、アスリの対応を見て、すぐに親指で開くようにしながら、ラリーヤの右の尻肉を持ち上げていく。\n\n「いやあああぁん!!!ちょっとぉおおおお!!!」\n\n ティサがもたつく間に、ついにラリーヤが2人の企てを検知した。声とともに、股まで下りてきたのはラリーヤの右手だ。それをすぐさま、ティサの左手が掴む。\n 左手も降りてきた。ラリーヤの右手も、ティサの左手が右手と合流させる。\n\n「ねぇえええ!!!何しとるん!?!?やめてえええええ!!!」\n\n あのラリーヤが、女子になった。思わずアスリは、ティサと顔を見合わせる。\n\n 満面の笑みだ。アスリもそうだ。\n\n「ユニス!!!おちんちん!!!ラリーヤの口に突っ込んで!!!」\n「はぁ!?!?!?」\n「ねぇえ!!!やめてってば!!!」\n「いいから!!!早く!!!」\n\n ティサが指示を飛ばし、アスリが急かす。ユニスの行動の選択肢が、1つしかなくなる。\n\n「んんんんんんんんんん!!!!!!!!」\n\n 入った。ラリーヤが、何かを叫ぶ。それにも関わらず、淫猥なラリーヤの本性は、加えた男子に刺激を加えるよう、頭はなめあげる動きを示す。\n\n「ああああああああああああ!!!!!気持ちいいよぉおおお!!!!!」\n\n 今度は、ユニスが叫んだ。この状況下、一体ラリーヤの口中は、どうなっているのか。\n だが、これはどうしようもない変態にとっての武勲であり、弱点だ。ユニスの咆哮直後、ラリーヤの尻の筋肉が弛緩したことを、アスリは見逃さなかった。\n\n「いくよ!!!アスリ!!!」\n\n ティサも見逃さない。アスリが目で肯定し、息を大きく吸い込む。\n\n「ラリーヤ!!!くぱぁあああ!!!」\n\n 呪文ののち、アスリの目に飛び込んできたのは、口を開いて喉の奥を覗き込んだ時かのような、充血した地帯だ。そこにぽっかりと、すんなり指が通りそうなほどの穴が開いている。直下には、わずかに周囲の膨らんだ、別の小さな閉まった穴もある。こちらは尿の穴だ。\n 1番上の穴は閉まり、真ん中からは糸を引きながら汁がこぼれ、その下はまた閉まっている。まるで内臓の中身が、そのままそこにあるかのようだ。\n\n 真ん中が泉の入り口だ。ここに昨日、イケメンが入り、これからユニスも入るのだ。肉々しい。\n\n 違う。肉がない。ティサも有し、アスリはもっと有する肉が、一切ない。堤もなければ羽もなく、羽もなければ翼もない。\n\n「んぐじゅううううううううう!!!!!!!!!!」\n\n 抗議の吸いつきが、上の口から響く。アスリの視界の隅で、ユニスのつま先が折れ曲がる。\n\n「あっ、ラリーヤ!!!!!あっ!!!!!あっ……、あっ……、んぐっ……、あ……!!!」\n\n ユニスがラリーヤの口内の波に、流されてしまったのは確実だ。あわせてラリーヤも、開放された泉の入り口から、どろりと泡立つ粘液を、ひくりひくりとさせながら流していく。\n\n またユニスだけが、1人で到達している。ラリーヤは、かわいそうだ。波が欲しいのだ。アスリに、何ができるか。\n\n 核だ。気づいた直後、アスリの顎はラリーヤの内臓を指し、ティサにも同意を求め、うなずかせる。\n\n 2人の親指はさらに下がって、ラリーヤの桃色の庭の前方を剥き出しにする。割れ目でしかなかったラリーヤの女子の最後が、明らかになっていく。\n\n なかった。アスリが唇を当て、吸いだそうとしたものがなかった。代わりにそこにあったのは、指で押さえている肌の部分よりも、より白っぽくなった、縦に向く一筋の傷跡だけであった。"} |
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