| {"novel_id": "n0008jp", "chapter": 1, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0008jp/1/", "title": "1.ダウナー系幼馴染はくつろぎすぎている", "content": "「ん、ん、ん……♡」と悠里の甘い声が聞こえている。\n\n 媚びるような、けれども素直に気持ちがよさそうな、鈴の鳴るような声。\n\n それからギシギシとベッドが軋む音と、たん、たん、たんっ♡と肉を打ち付けるような音も聞こえている。\n\n 幼馴染の悠里が騎乗位でセックスをしているのだ。\n\n だから彼女の喘ぎ声も、ベッドが軋む音も、肉を打ち付ける音も、発生源は悠里である。彼女が腰を持ち上げて、ペニスを飲み込みながら落とす、そのたびに淫蕩な音が鳴っているのだった。\n\n そして、その相手は僕である。\n\n 僕はベッドの上に仰向けになっていて、上下に抽送を繰り返している悠里の腰を支えるようにして掴んでいる。騎乗位で舞う彼女の体にペニスを刺しているのだ。\n\n けれども彼女が腰を上げ下げするたびに途方もない快感が自分のモノに走っていて、射精してしまわないように耐えるだけでも精一杯だ。\n\n 何しろ悠里の膣は僕のモノをきゅ、きゅ、きゅ♡とリズミカルに収縮をして全体で精液を搾り取るかのように抱きしめてくるのだ。そのうえ彼女のとろりとした熱い愛液が僕のモノに絡みついて陰嚢の方まで垂れてきている。\n\n その粘液が伝う感触すらも気持ちがよくて、はっきり言って僕には余裕がなかった。歯を食いしばっていないと一秒で射精まで持って行かれてしまいそう。\n\n 対する悠里はまだ余裕があって、僕の胸板に手をついて目を細めながらこちらの顔を眺めている。こちらが達してしまいそうなところを観察しているかのようだった。\n\n そうして見つめたまま、たん、たんっ♡とお尻を打ち付けてきていて、そのたびに上下する彼女の丸い胸さえも視覚的な暴力になっていた。\n\n「く……ゆ、悠里……ッ」\n「んー……? もうイきそ?」\n\n 僕が悲鳴を上げると、悠里はクスッと笑う。そして抽送の速度を上げた。\n\n たんたんたんっ♡と肉を打つ音が大きく早くなる。ますますベッドがギシギシ軋む。\n\n 彼女の膣内の収縮がますます強くキツくなって、僕の方もカウパー腺液がだらだらと漏れる。漏れたカウパー腺液は悠里の子宮に到達しているかもしれない。\n\n 何しろ生でのセックスなのだ。\n\n でも、どうしてこんなことになったのだろう。\n\n 悠里と僕はほんの一週間前まではただの幼馴染だったのに。\n\n しかもお互いのことを異性として意識していないと強弁していたのに。\n\n なのに僕たちはどうしてセックスをしているのだろう。しかも生で、互いに見つめ合った状態で、お互いに『気持ちいい』という感覚を共有しながら。\n\n こんな関係になるなんて思ってもみなかったのに、どうして。\n\n そんなことを考えながら、僕は思わずグッと悠里の腰を掴んで自分のモノを彼女の子宮口へ向けて深く突き立てた。\n\n すると悠里の膣はそれに連動してぎゅーっ♡と締まり、彼女の最奥は精液を受け取ろうと僕の亀頭にキスをしてくる……。\n\n\n◇◇◇\n\n\n さて、僕と悠里は最初からセックスをする関係だった訳ではない。むしろそういう関係は全くなかったと断言できる。\n\n 幼馴染なのだ。\n\n 異性とか同性とかを意識し始める前の、三歳の頃から僕たちは幼馴染だったのである。\n\n 三歳の頃から家がお隣同士で、そのうえ悠里のご両親は共働きなこともあって、悠里は一人でよく僕のうちに預けられていた。\n\n 彼女はほとんど毎日のように僕の部屋で過ごしていたと思う。僕の部屋で一緒にお昼寝をしたり、一緒にお夕飯を食べたり、一緒にお風呂にまで入ったりして。\n\n そうして僕たちはほとんど兄妹みたいにして育ってきたと言っていいだろう。\n\n そして、そんな関係は僕たちの体が大きくなってからも変わらなかった。すっかり大人になった今でも悠里は放課後になると必ず僕の部屋にやって来て、気ままに入り浸ってだらだらと時間を潰していく。何だったら夕食をうちで食べていくことさえある。\n\n もっとも、さすがにもう一緒にお風呂に入ったりはしないけれど。\n\n それでも悠里の裸くらいは見慣れているつもりだったし、もうほとんど家族みたいなもので、だから異性として意識していない、ハズだった。\n\n そういう暗黙の了解になっていたのだ。\n\n 少なくとも僕たちがセックスをするようになる一週間前までは、そうだった。\n\n「あのさ悠里、パンツ見えてるんだけど……」\n\n その日も、僕はいつものように悠里にそう指摘をした。\n\n「んー……?」\n\n 放課後で、僕の部屋だった。\n\n そのときの悠里は僕の部屋に敷かれた丸いラグの上にゆるりと体育座りをしていて、いつものように漫画本を読んでいた。もう何度読み返したか分からない少年漫画だ。\n\n 悠里は家に寄らずに学校帰りにそのまま直接うちへ来たらしい。まだ彼女は制服姿のままだった。だから彼女は制服の丈の短いプリーツスカートを着用していて、その格好で体育座りをするものだから下着が見えてしまっていたのだ。\n\n 白。\n\n 彼女のショーツは肌触りのよさそうな生地の白色だった。装飾は多くなくて、シンプルなもの。それが彼女の秘部にぴったりと密着するようにしてそこを守っていて、けれどもその白さが確実に僕の目を惹いていた。\n\n 悠里が身じろぎをするたびに布地がかすかに食い込むので、その奥にあるであろう割れ目の気配が感じられた。\n\n 当時はまだ僕は悠里のそこをマジマジと眺めたことがなかったから、その全貌はまったく未知のベールに包まれていたわけであるけれども。\n\n とはいえ、いくら兄妹みたいに育ったとはいえ幼馴染の女の子のショーツをジロジロと見続けるわけにはいかない。恥ずかしいからだ。だから僕は僕で自分の読んでいる漫画本に目を落とすことにする訳だけれど、しかし目の前に女子の下着がチラついている状況で漫画に集中できるはずがない。\n\n だから必然的に彼女にもう一度注意をすることになる。できるだけ自然な風を装って。\n\n「だからパンツ見えてるってば」\n\n「んー……」と悠里は喉の奥で声にならない返事をして、それからゆっくりと漫画本から目を上げた。やや気怠そうに細められた悠里の瞳がこちらを捉える。\n\n その目の綺麗さに思わずグッと唾を飲み込んだ。\n\n 日野悠里はダウナー系の美少女だ。\n\n ややウェーブした栗色の髪を肩甲骨の下あたりまで伸びたい放題に伸ばしていて、たいてい少し眠たげに目を細めている女の子。体格は小柄で華奢だけれども、いつもサイズ感の大きな服をだらっと着崩しているので体つきは傍目にはよく分からない。\n\n けれどもその顔は道行く人がハッと振り返るくらいに美少女だ。僕に言わせれば学校で一番顔がいい。たぶん彼女が微笑みのひとつでも浮かべようものなら確実に百人は恋に落ちるだろう。\n\n といっても本人はそんなことにはまったく興味がないのか、いつも怠そうな無表情でぼんやりとどこかを眺めていることが多いのだけれど。\n\n 今の彼女は制服のブラウスとプリーツスカート、そして指先まで隠すようなサイズ感の大きいカーディガンを着用していて、その状態でラグに体育座りをしているものだから裾からは白いショーツが見え隠れしているのだった。\n\n「……えっち」と悠里はこちらを眺めたままで言った。\n「は!?」\n「わたしのパンツ見て興奮している」\n\n じぃーっと悠里はこちらから目線を反らさずにそう言うのである。微笑むだけで百人が恋に落ちるような美少女顔で、だ。\n\n そのうえ悠里は下着が見えていることを気にも留めていないのか、スカートを直す気配すらない。むしろ顔を上げた際の身じろぎでショーツは先ほどよりも彼女の秘部に食い込んでいるように見える。もうすこしでその奥の形さえも透けて見えてしまいそうなほどに。\n\n 自然と口の中に唾が湧いてきてハッとした。\n\n だから僕はブンブンと首を振って無理やり否定をする。\n\n「し、してないし! 悠里の下着なんかに興奮なんてするわけないだろ」\n「ふぅん?」\n「というか三歳の頃から兄妹みたいに育ってきたんだ。今更悠里を異性として意識してるわけないじゃん」\n「へえぇ……?」\n\n するといきなりズイッと悠里がこちらに身を寄せてきた。急に彼女の体が接近して、ふわっ♡と女子特有の甘い香りがする。\n\n やばい抱きつかれる、と思った。\n\n「──ッ」と息を飲んで目を閉じ、身構える。悠里の体の柔らかさを想像する。\n\n「…………」\n\n けれども悠里の体はいつまで経っても抱きついてこず、目を開けると僕の背後にある本棚へ腕を伸ばしている彼女の体が目の前にあるのが見えた。\n\n「あ……」と声が出た。\n\n どうやら悠里は僕の背後にある本棚から漫画本を取ろうとしていたらしい。なんだ、それで急に近づいてきたのか、と思う。\n\n 思うけれども、しかし、それどころではなかった。こちらに近寄りながら前屈みになった悠里のブラウスの襟元から、その奥にある彼女の胸元が見えていたのだ。\n\n 谷。\n\n 悠里はいつもサイズ感の大きなカーディガンで体型を隠しているけれど、かなり着痩せするタイプだ。だからその胸は密かに大きい。少なくとも深い谷間ができるくらいには。\n\n そんな彼女の胸の谷間が、胸を覆う白いブラジャーが、というかその奥にあるヘソまでもがまるっと超至近距離で見えていたのだ。\n\n こんなの、クラスの男子どもが見たら卒倒するだろう。\n\n「んー……?」\n\n 慌てて目を逸らした僕に首を傾げながら悠里は本棚からするりと漫画本を抜き取り、そのまま僕のベッドまで歩いていって、とすっとうつ伏せになって寝転がった。\n\n その拍子にまたスカートがふわっと浮いて白いショーツが見えた。\n\n 今度は後ろ側だったから彼女のお尻の丸みや、そこに食い込むようなショーツのラインまでもがはっきりと見えた。\n\n「あ、こら、勝手に人のベッドに寝るなよ、しかも制服で」\n「んー……」\n「しかもパンツ隠せてない、っていうかさっきより見えてんじゃん」\n「……えっち」\n「いやそうじゃなくってだな」\n\n 一事が万事、悠里はこんな調子だ。\n\n『悠里を異性として意識していない』と言い張っているだけの僕と違って、悠里の側は本当に僕のことを異性として認識していない。だから彼女はこんなにもガードが緩いのだ。\n\n 学校ではもうすこしシャンとしているのに、僕の部屋に来るとこういう風に緩くなってしまうらしい。僕の部屋でだけはリラックスしてくれるというのは嬉しくもあるけれど。\n\n しかし、こちらとしては、たまったものではない。\n\n 先ほどのようにしょっちゅうパンツが見えるし、胸元が緩いことだって多い。彼女が僕のベッドに寝転んだ後はずっと甘い香りが夜まで続くせいでムラムラして安眠できないし、というか今だってはっきり言って僕は立ち上がれない状態になってしまっている。\n\n ぶっちゃけ僕は悠里のことが好きである。\n\n だから好きな子が毎日のように部屋に来てくれることは嬉しいし、下着やら胸元やらが見えればそれはもうテンションが上がる。誰だってそうだろう。\n\n けれども悠里は僕のことを異性として意識していないから、僕のことを兄か弟のように思っていて、少なくとも恋愛対象だとは認識していないだろうから、だからこちらからは告白ができないのだ。\n\n だって、もしも告白して、断られたら、困る。悠里が二度と僕の部屋に来てくれなくなったらいやだ。\n\n だから僕は悠里に告白できないし、するつもりもない。このまま幼馴染の関係を維持していつまでもいられたらいいと思っている。\n\n「ほら、パンツくらい隠せって」と僕は平静を装って悠里にタオルケットを投げつける。\n\n「んー……」と悠里はいつものように喉の奥で吐息みたいな声を漏らしながらのそのそと動いて、静かにタオルケットをお尻の上に乗っけてショーツを隠す。\n\n 白い悠里のショーツが見えなくなったことでようやくホッとして、それで僕は深々とため息を吐く。\n\n「まったく、悠里は……人の部屋でくつろぐのも大概にしろよ……」\n\n そんな感じで僕は肩をすくめ、硬くなっている自分の股間をそっと隠す。そんな僕の様子を知ってか知らずか悠里は僕の部屋で勝手にくつろいでいく。\n\n これが一週間前までの僕と悠里の日常なのだった。\n\n\n◇◇◇\n\n\n そして……そして、このお話はそれから一週間後、僕と悠里がセックスをするような関係になるまでのお話だ。\n\n ほとんど兄妹みたいな距離感だった僕たちがどうして体を重ねるようになったのか。\n\n そのきっかけは、学校で僕がとある女子生徒と会話をしていたことにあったのではないかと僕は睨んでいる。\n\n それは本当にほんの些細な出来事だったのだけれど……。", "afterword": " ここまで読んでいただいてありがとうございます。\n\n じつはこのお話は同人サークル『聖華快楽書店』様から販売される同人えろ漫画のノベライズ版となっております。つまり漫画版があるということです。\n\n 漫画版へのアクセスは、このままスクロールバーを下げれば広告の下にリンクがございます。そちらをクリックしていただければFANZAのページに飛ぶことができます。\n\n(なお、配信開始日は2024/10/4 天使の日です)\n\n その販売ページに飛ぶ前に、ブックマーク・評価ポイント・いいね! 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