Krixter/Repo / n0008jp /16.json
Krixter's picture
download
raw
18.3 kB
{"novel_id": "n0008jp", "chapter": 16, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0008jp/16/", "title": "16.騎乗位→対面座位", "content": "「……寝て」\n\n もつれるようにして僕の部屋に戻って、開口一番に悠里はベッドを指さしてそう言った。\n\n 無論、睡眠を取れという意味ではないだろう。だから僕はベッドへ行ってそのまま仰向けに横になった。\n\n 照明の消えている天井が見える。カーテンも開いていないので明るいということはない。けれども窓の外はまだ夕方にもなっていないくらいだから薄暗いというほどでもなかった。\n\n そんな天井との間に悠里の顔がヌッと現れた。\n\n 彼女は仰向けになっている僕の腹筋の上に軽く腰掛けて、前傾しながら僕の顔の真上に顔を差し出してきたのだ。\n\n だから僕の腹の上には悠里のお尻があって、当たり前だけれど秘部もあって、そこでひどく濡れている感触があった。お風呂をあがりに拭いても取れないくらいに濡れているのだ。それはそうだろう、その蜜は彼女の内から湧いてきているのだから。\n\n まあ僕も天を衝かんばかりに勃起していたからおあいこではあるけれども。\n\n それはともかくとして、悠里の重さとあたたかさを感じて僕は思わず「──ッ」と息を飲んだ。\n\n そうして僕がうろたえている間に悠里は両手で僕の両頬を手のひらで包んで、そのまま僕に顔を近づけてきた。彼女の長い髪が僕の顔の周囲を覆って光を遮って、薄暗くなる。まるで悠里の髪のカーテンだ。そんな風に感じている間にも悠里は近づいてきている。\n\n ちゅ、とかすかなリップ音がして、唇に柔らかな感触があった。\n\n キスをされたのだ。\n\n そう認識したときにはもう悠里の唇は離れていて、けれどもまだ顔は至近距離にあった。鼻と鼻の先が触れるくらいの距離だ。\n\n「……すき。だいすき」\n\n ささやくような声でそう言われた。そしてまた、ちゅ、ちゅ、ちゅ……♡とキスが落ちてくる。鼻先に、まぶたに、頬に、そして再び唇に。その柔らかさと、悠里に『好き』と言われたその声の甘さに脳が蕩けてしまいそうになる。\n\n ほとんど呆然と彼女のキスを受け入れていると、悠里はスッと自分の髪をかき上げて耳に掛けた。\n\n それで急に視界が明るくなって、悠里の顔がようやくはっきりと見えた。顔が真っ赤になっている。自分で言って、自分で照れているらしい。\n\n「す、素直だね、悠里……」\n「ずっと言いたかった、から」\n「そうなの?」\n「んー……」\n\n 照れ隠しをするように悠里は目を細め、こちらの唇にまたキスをした。もう遠慮はしないということなのだろう。\n\n そして悠里は状態を起こし、ベッドに膝立ちをして僕の腰の上に跨がった。\n\n「あ……」と思わず声が出た。\n\n 裸の悠里のほとんど全身が下からのアングルで見えたのだ。彼女の丸い胸の下側も、もう精液が付着していない平らな腹も、それからいまだに蕩けている彼女の秘部も、すべてが見えている。\n\n つい見蕩れてしまった僕の目をジッと見つめながら、悠里は逆手で僕のモノを掴む。そして自分の秘部を少しずつ近づけていく。\n\n にち……♡と彼女の秘唇が触れた。\n\n その瞬間にじわっと熱い愛液が亀頭にからみついてきて先端から蕩け落ちそうになる。まだ触れただけだというのに悠里の秘部はこちらに吸い付くみたいにきゅ、きゅっ♡と収縮をしているのが感じられたのだ。\n\n「わたしが上になる」\n「そ、それはそうだけど悠里、コンドームは……」\n「いらない。今日は大丈夫な日だから、いい」\n「大丈夫な日って」\n「昨日だって思いっきり中に出したくせに」\n「う……」\n\n そう言われると返す言葉もない。\n\n そして、そうこうしている間に悠里は僕のモノを秘部に接触させたまま腰を前後に揺らし始めた。にち、にち、にち……♡と湿った音が立って、同時に亀頭の表面がぬりぬり、ぬりぬりと秘部に撫でられる。\n\n つまり素股のような体勢だ。\n\n「ん、ん、ん……♡ これ、きもちいい……♡」\n\n この体勢は以前にも悠里からされたことがある。僕が狸寝入りをしていたときに悠里が僕のモノでオナニーをしていたときのことだ。\n\n あのときも悠里は気持ちよさそうに僕のモノに擦り付けていたっけ。\n\n 今とあのときとの違う点は、僕が寝たふりをしなくていいということだろうか。だから彼女の痴態──しかも今は裸だ──をまっすぐに見つめることができる。\n\n「ん、ん、ん♡」と口を閉じて喉の奥で音を漏らしながらこちらを見下ろし、ぬる、ぬる……♡と秘部を亀頭に擦りつけている悠里の姿を。ゆさ、ゆさっ♡と揺れる彼女の丸い乳房までもがはっきりと見える。\n\n「う、あ……ッ、悠里……ッ」\n「これ、痛い?」\n「痛くない、けど、すごいどろどろで、先っぽから蕩け落ちそう……」\n「もっとしたい? それとも、入れたい?」\n「い、入れたい……」\n「んふー……♡」\n\n 僕が素直に何度も頷くと悠里は満足そうに息を吐いた。そして「う……これ、自分で入れるの緊張する……♡」と熱を帯びた小声で言った。\n\n そして膣口に僕のモノの先端を当て、くぷ、くぷ……♡と先っちょだけを出入りさせるような抽送を繰り返してくる。\n\n そのせいで亀頭の先端が秘部に包まれたり離れたりを繰り返す。もどかしい刺激だ。先端からカウパー腺液が漏れ、悠里の愛液と混じり合う気配がする。\n\n「う……すべる……♡ これだけでも気持ちい……♡」\n\n そんなことを言いながら悠里は狙いを定めてピタリと腰の動きを止めた。膣口に亀頭を押し当てた状態で、だ。\n\n そしてこちらの目をじぃーっと見下ろしてくる。『覚悟はいい?』とでも言いたげな表情に見えたけれど、彼女は何も言わない。ただ覚悟を決めるような一呼吸があって、僕が思わず唾を飲み込むと、悠里はフッと力を抜いた。\n\n その瞬間に悠里の尻が落ちてきた。\n\n ずぶぶぶぶぶぶっ♡と音を立てるかのように一気に悠里の膣内に飲み込まれていく。重力に従って悠里が腰を落としているから、止まらない。彼女の膣ヒダを一枚一枚めくって僕のモノが入り込んでいき、やがてこつん♡と最奥に行き当たる。\n\n「~~~~ッッ♡♡」と悠里は声にならない悲鳴をあげていた。\n\n おそらく自分の内側に入り込んできたペニスの感覚がたまらなかったのだろう。自分の肩を両腕で抱きしめるように丸まりながら、びくっびくっ♡と震えている。\n\n もしかすると入れただけで達してしまったのかもしれない。その証拠に悠里の中はぎゅ、ぎゅ、ぎゅっ♡と細かく搾るような痙攣をしていて、同時にじわ……♡と熱い愛液が結合部からあふれ出てきたからだ。\n\n 当たり前だけれど僕も気持ちよかった。\n\n なにしろ悠里の膣内によってペニスの前後左右すべての面が抱きしめられているのだ。しかもリズミカルな膣ヒダによる抱きしめつきで。\n\n そのうえ今回は悠里が上になっている──いわゆる騎乗位の体勢だから、腰に彼女の尻の柔らかさやあたたかさや重みのすべてがのし掛かっている。それがよりいっそう『悠里と繋がっている』感を演出していた。\n\n だからそれだけでこちらも果てそうになったくらいだ。実際に僕のペニスはびく、びくっと空撃ちをするみたいに悠里の中で震えていた。風呂場で一度射精していなかったら確実に悠里の中で精液を吐き出していたことだろう。\n\n「つぅー……あ、はぁー……♡♡」\n「悠里、えっと、大丈夫……?」\n「んー……♡♡」\n\n びくっびくっ♡と震えていた悠里は、しばらく経ってからようやく息を吐いた。熱い吐息だった。\n\n はぁー……♡と深呼吸をしながら前屈みになって、悠里はこちらの胸板に手をつきながら見下ろしてきた。その際に膣内でぎゅ♡と締められて、こちらは小さく悲鳴をあげた。\n\n「ぜんぶ、入った……気持ちいい?」\n「う、うん、すごく。なんだか悠里の中にいる感じがするというか……」\n「そのまんま……でも、わかる……」\n\n 前屈みのまますりすりと悠里は自分の下腹部を撫でる。まるでその中にいる僕自身の形を外から確かめるかのように。\n\n いや、実際に膣内で僕のモノの形を確かめていたのかもしれない。きゅ、きゅっ♡と悠里の膣内が、先ほどまでの不随意な痙攣とはまた違った感じに収縮したから。\n\n そうするとこちらはペニス全体が膣内に抱きしめるような感じになって、快感が走ってしまう。何しろ、生なのだ。刺激はあまりにもダイレクトであるし、ひっきりなしに悠里の膣ヒダが直接絡みついてきている。\n\n「んー……? これがいいの?」\n\n こちらが思わずのけ反ったのを見て悠里はクスッと笑った。\n\n くい、くい……♡と腰をかすかに前後させ、僕のモノの先端を子宮口で押しつぶすみたいな雰囲気で腰を動かしている。自分の腰の位置を調整しているみたいだ\n\n「う……く、あ……ッ」\n「ふふ、気持ちよさそ……♡」\n\n そして悠里はこちらの胸板に手をついたまま僕を見下ろし、こちらの目を見たままゆっくりと腰をあげ始めた。\n\n ずるる……っ♡とペニスが抜けていく。しかし抜けきる直前でぴたりと止め、きゅ、きゅ♡と膣口あたりで亀頭を締める。それから悠里はいきなり腰を落とした。\n\n 悠里の腰が落ちてきて、彼女の尻と僕の腰がぶつかって、ぱちゅんっ♡と音を立てる。ベッドがギシッと鳴る。僕のモノ全体が悠里の膣内に再び抱きしめられ、膣ヒダに抱きしめられる。\n\n「んきゅ……っ♡♡ やっぱ、おっきい……♡♡」\n\n 恍惚とした様子で悠里がそう言って、そしてそれがスタートの合図だった。\n\n 抽送が始まったのだ。\n\n たん、たん、たんっ♡と悠里はペニスを膣内に迎え入れたまま腰を上げ下げし始めたのである。だから僕のモノは悠里の中から出たり入ったりしている。\n\n まだ騎乗位の体勢のままだから僕は悠里の下に敷かれている状態だ。だから僕は悠里が腰を上下させるのを受け入れることしかできない。自発的にできるのは悠里の腰を掴んで腰がズレないようにサポートをすることと、射精をしてしまわないように耐えることくらいだ。\n\n「ん、ん、ん……♡」と悠里の甘い声が聞こえる。\n\n 媚びるような、けれども素直に気持ちがよさそうな、鈴の鳴るような声だ。僕自身のモノで自ら最奥を突いて、感じているのだろう。\n\n 彼女の体が上下に揺れるたびに胸がたゆ、たゆっ♡と上下している。それは明らかに柔らかそうで、大きくて、目に毒だ。\n\n 視線を逸らすように悠里の顔を見上げると、彼女もまた僕のことを見下ろしている。その悠里の顔は明らかに性感に染まっていた。彼女の長い髪が汗で額に貼り付いたり、彼女の口元に引っかかったりしているところが見えている。\n\n「く……ゆ、悠里……ッ」\n「んー……? もうイきそ? じつはわたしも……♡」\n\n 僕が悲鳴を上げると、悠里はクスッと笑う。そして抽送の速度を上げた。\n\n たんたんたんっ♡と肉を打つ音が大きく早くなる。ますますベッドがギシギシ軋む。自分の陰嚢の中で睾丸がせり上がっているのが分かる。体が確実に射精の準備をしている。\n\n どうして僕は悠里とセックスをしているのだろう、と一瞬だけ思う。\n\n ほんの一週間前までは僕たちはただの幼馴染で、互いに相手のことを異性として意識していないと強弁していたくらいだったのに。なのに僕たちは今は互いに求め合っていて、セックスをする関係になっていて──この関係の名前は何だ? まだ好き合っていることに気付いただけで、関係に名前をつけていない?\n\n そのことに気が付いた瞬間に僕は上半身を起こしていた。\n\n「──きゃっ♡♡」と悠里の悲鳴が聞こえる。けれども僕は繋がったまま彼女の体を抱き寄せて、やや強引に対面座位に持ち込んだ。\n\n ぎゅ、ぎゅー……っ♡と彼女の膣が締まる。まるで杭みたいに僕のモノが彼女の中で主張をしている。そんな中で僕は悠里の背中と腰に腕を回し、ゆさ、ゆさ、ゆさと彼女の体を揺らす。\n\n「くあ、あ、あ♡♡ そんな、いきなり……っ♡♡ う、あ、ああっ♡♡」\n「ご、ごめん、でも……ッ」\n「いい、いいけど、あ、ああ、ああっ♡♡」\n\n 急に僕が動いたので悠里はびっくりしたのだろう。声が一段階高く、甘くなった。けれども嫌がっている素振りはなく、むしろこちらの背中に腕を回して抱きついてくる。\n\n 僕たちの間で悠里の胸が柔らかく潰れている。ゆさ、ゆさ、ゆさ……♡と互いに体を揺さぶって感じあっていく。求めあっていく。\n\n「悠里、悠里……ッ、好きだ……ッ」\n「わたしも、わたしも……っ♡♡ すき、すきぃ……っ♡♡」\n\n 揺れるさなか、目が合った。その瞬間には口づけが始まっていて、互いの唇、互いの舌が衝突をする。 全身がくっついていて、全身で貪るように体を重ねて、互いの体をかき抱いて。\n\n「ん、む、うあ……♡♡♡ あっ、む、むう……っ♡♡♡」と声が聞こえて。\n\n そして悠里の手足がぎゅううううううっ♡と僕の体を抱きしめた、瞬間──\n\n「んんん~~~~~~ッッッ♡♡♡」\n\n びゅるるるるるるっと僕は達した。\n\n 対面座位の状態で、重力に逆らって上方向に、ようするに悠里の子宮めがけて精液が吐き出されていく。\n\n 吐き出すというより吹き上げると表現した方が近く感じられるくらいに激しい吐精だ。しかも悠里の体が全身で抱きついてきているものだから一滴も逃すことなく最奥に精液がぶちまけられていくのだ。\n\n 悠里は悠里で、射精の勢いで同じように達してしまったらしい。\n\n 僕の体を抱きしめたままびくん、びくん、びくんっ♡と痙攣をしている。全身でしがみ付いたときに彼女の顔は僕の顔の真横に来ていて、だから表情は見えない。けれど、耳元で「ああぁぁぁ♡♡♡」と蕩けるような声が聞こえている。\n\n 同時に彼女の膣部からじゅわぁ……っ♡♡と大量の愛液と潮のようなものが湧き出てきた。それは僕の下腹部やシーツにまで広がっていく。熱くて、蕩けそうになる。\n\n しかも悠里の膣はずっとぎゅ、ぎゅ、ぎゅっ♡と収縮を繰り返していて、ずっと達しているときの反応を続けていた。\n\n そのせいでこちらも射精が終わらないような気がしている。だって、気持ちよすぎるのだ。精液を発射するごとに次の射精を促されるような感じだ。\n\n だからいつまでも、いつまでも僕たちはふたりで達していたのだった。\n\n\n◇◇◇\n\n\n「ねえ、悠里、言いたいことがあるんだけど」\n\n 長かった絶頂の波がようやく去った。けれども僕たちはまだ対面座位で繋がったままで「は、は、は……♡」と荒い息を吐いていた。まだ離れたくない。だから僕は彼女の腰に腕を回したまま、悠里に声を掛けたのである。\n\n「んー……?」\n\n 悠里はまだ余韻でふわふわとした顔のまま、こてん、と首を傾げた。なぁに、とでも言いたげな表情だ。彼女の額をつぅー……♡と汗が伝うのが見えた。\n\n「僕たちの関係のことで、言いたいことがあるんだけど」\n\n そう僕が切り出すと、彼女は「……うん」と存外にはっきりとした返事をして、こちらの方をまっすぐに見た。"}

Xet Storage Details

Size:
18.3 kB
·
Xet hash:
9e13d4ef03708e7ed0d5084e87f99041d408e47f331d124046d189d410c65c4a

Xet efficiently stores files, intelligently splitting them into unique chunks and accelerating uploads and downloads. More info.