| {"novel_id": "n0009fk", "chapter": 13, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0009fk/13/", "title": "壁尻訓練", "content": "「まずはこの状況を説明してもらえますか、マインさん」\n キリエは努めて冷静な微笑を湛えながらもまるで隠しきれていない怒りを、目の前でニヤニヤ笑っているマインに向ける。\n その上半身は、彼女の背後にある壁へとつながっており、そして……下半身は壁の向こうに消えていた。\n つまるところ、キリエは腰のところで壁に空いた穴に固定されてしまっているのだ。もちろん自力では抜け出せず、こちら側から見えない下半身で何が起きているのかは全く見当もつかなかった。\n 一方、彼女をこんな目に遭わせている元凶……つまりマインは相変わらずのニヤニヤ笑いで楽しそうに告げるのだった。\n「見ての通りの訓練よー。いやぁ、1日でこれだけ用意するのは大変だったわー」\n 例の勝負からのなし崩しの宴会が終わって一夜明け、未だ呆然自失としたままのキリエは早朝にいきなりマインの来襲を受けていた。そして「まぁまぁいいからいいから」と茫然自失としたまま連れ出され、「まぁまぁいいからいいから」と茫然自失としたまま服を脱がされ、「まぁまぁいいからいいから」と茫然自失としたまま壁に下半身を露出したまま固定されて、ようやく周囲の状況を理解するだけの冷静さを取り戻した時には全てが手遅れでこうして何の抵抗もできない有様にされていた。\n「いやぁ、楽しみッスね、キリエさん! こうして一緒に訓練を受けられるなんて嬉しいッス!」\n そしてその隣では、やはり同様に壁に拘束されたリーシャがニコニコと笑っていた。この状況でなぜ楽し気なのか、キリエは本気で彼女の神経を疑った。\n「あの後我々は互いに話し合ってだね、我々二人の相互のやり方を最大限生かすためにはどのようなやり方がいいかと議論したのだ」\n「その結論がこれですか」\n いけしゃあしゃあと言い放つタークに、キリエは冷たく言う。\n「マイン軍曹に聞いたのだが……君は男性経験がまるでないそうだね」\n そんなキリエの怒りを軽く受け流してタークは説明する。\n「…………そんなことどうでもいいじゃないですか」\n「まぁ聞いてくれたまえ。そんな君にいきなり男に抱かれろ、と言っても抵抗感が強いのは理解できる。だからこそ、こうして顔を見ずにアナルを犯してもらえる施設を用意したのだ」\n「キリエちゃんは何もしなくていいのよー。砦中の男の人に声をかけておいたから、ただ待っていれば皆が犯してくれうからねー」\n「なっ……」\n キリエは真っ赤になって絶句する。多少覚悟はしていたが、想定の遥か下を行く扱いだった。こんな道具同然の扱いをされる羽目になるとは、まるで考えてもいなかった。\n「と、そんなことを言っている間に来たみたいッスよ」\n キリエが呆然としている間にも事態は否応なしに進行していく。どうやらリーシャの背後に男がやって来たらしい。\n「んあっ……」\n 突然、リーシャが喉から震わせるような喘ぎ声を上げる。一体壁の向こうで何が起きているのか、キリエが疑問に思うがそれは瞬時に彼女自身の身にももたらされたことで拒絶する間もなく知らされることになる。\n「ひっ……!?」\n キリエの細い尻の割れ目に、唐突に誰かの指が這わされる。思わず唯一自由になる足で背後に向けて蹴りを入れる。\n「ぎゃふっ!」\n 壁の向こうから情けない悲鳴が響く。\n「あらあら、ダメよキリエちゃんったら。大人しく訓練を受けないと」\n すると、眉間にしわを寄せてマインが渋い顔をする。\n「ふむ。それならこういうのはどうかね? キリエ少尉とリーシャ伍長で互いに男を満足させた数を競い、少なかった方には罰を与える、ということで」\n「いいわね、競い合った方がより訓練の効果も上がるというものだし」\n キリエの意思を無視してあれよあれよと最悪なルールが決まっていく。\n「んあっ、私はいいッスよ。反対する理由は何もないッス」\n どうやら既に男根を受け入れているらしいリーシャがあっさりとその提案を呑む。となればもはやキリエに逃げ場はない。\n「くっ……」\n どうやら下手に抵抗を重ねてもいいことはなさそうである。というか、このまま無抵抗のまま敗北が確定した場合、どんな「罰」とやらが待っているのか知れたものではない。\n 仕方なく、キリエは抵抗を諦めて背後から伸びてくる腕を受け入れることにする。が、いつまで経っても誰も触ろうとしない。\n「な、なんでこっちには誰も来ないんですか!」\n 隣では既にリーシャが周りもはばからずに喘ぎ声を上げているのに。\n「そりゃさっき蹴り飛ばしたからでしょ。そんなの当たり前じゃない」\n マインが呆れたように呟く。言われてみれば、わざわざそんな暴力的な方に来るもの好きな男もいないだろう。キリエが男でもそう思う。\n「じゃ、じゃあどうすれば……」\n「お尻を可愛く振ってアピールでもしてみればいいんじゃないかしら?」\n「…………」\n マインの投げやりなアドバイスにキリエはしばし無言になった後……やる気なさげに尻を振って自分が無抵抗であることをアピールし始める。\n「くぁっ……」\n すると、再度、今度は恐る恐ると言った様子で誰かの指がキリエの臀部に這わされる。またも蹴り飛ばそうと無意識に動こうとする自分の足を必死で抑え込むキリエ。すると、抵抗がないことに気を良くしたか、徐々に指の動きが大胆になっていく。\n(我慢我慢……こらえないと……)\n 暴れたくなる衝動を抑えて、尻の割れ目、さらには菊門に至るまで伸びてくる指を受け入れる。マインの繊細な指使いとは全く異なる荒々しい責めがキリエの開発され切った肛門性感を呼び覚ます。\n あっという間にヒクヒクと自分の肛門が緩みだすのを感じる。だが、そうなっても背後の男はただキリエの反応を楽しむばかりでそれ以上何かをやろうとはしてこない。リーシャの方はもう二人目だか三人目を受け入れているのに、である。\n(クッ……)\n これ以上自分から求めるのはあまりにあさましい。だが、このまま男が手を出してくるのを待ち続けても状況は改善しないだろう。\n(しょ、勝負に負けないため、そのためですから……け、決してアナルセックスに興味があるわけでは……よし!)\n 自分自身を説得するための心の中の言い訳をしておいて、キリエは意を決したように這わされる男の指に向けて自分の肛門を押し付けていく。すると、男の方もそれを察したのか、あえて逃がすようにわずかに指を動かす。それに合わせて腰を振っていく内、キリエは知らず知らず男を誘惑するような淫靡な腰の動きをしていた。\n「あ……」\n キリエを焦らすのに飽きたか、背後の男がキリエの臀部にガシリとその力強い両手をかける。いかにキリエが鍛えられているとはいえ、同じ軍人の男がしっかりと力を込めてしまえばもはやキリエに抵抗は叶わない。否、全力で暴れればどうにかなるのかもしれなかったが、キリエにそのつもりはなかった。\n(これは勝負、あくまで勝負のためですから……)\n 隣で舌をむき出しにして喘ぎ続けるリーシャへの羨望の感情からゴクリと唾を呑んでいることなど気付きもせず、キリエはただその時を静かに待つ。\n「んひっ……」\n とうとうキリエのアナルに指とは全く異なる熱い体温が押し当てられる。その正体についてはもはや問うまでもなかった。\n(早く、早く……)\n 心臓がドキドキと跳ね上がる。なぜ「早く」と心の中で懇願しているのか、その理由にも思い当たらずキリエは押し当てられた男根にわずかに腰を寄せる。\n そして……\n「んにゃああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」\n キリエの喉から締め付けられた猫のような情けない絶叫が上がる。初めて自分の肉体を男に貫かれた感覚に、キリエはただただ翻弄される他なかった。\n「何、何これぇぇぇぇぇっ!? 玩具と全然違ううううぅぅぅぅぅぅっ!」\n ズンズンズン、とキリエのことなど一切配慮せず男はただ彼女の狭い腸管を楽しむべく幾度も腰を打ち付けてくる。\n その道具のような扱いにも快楽に慣らされ続けたキリエの肉体は絶頂を味わってしまう。直腸が何度も収縮して絶頂を訴えるが、男はそれで攻め手を緩めることはない。\n マインによる責めとどちらが気持ちいいのか、と比べることはできない。快楽の種類があまりに違いすぎてキリエの脳は今まで経験したことのない感覚にシェイクされるばかりだった。\n なるほど、確かにこれは全く異なる種類の訓練だ、とキリエの頭の妙に冷静な部分が思考する。そんな冷静な部分も熱い肉棒の抜き差しが焼き尽くしていく。\n そして、そんな暴力的な快楽にも終端が訪れる。\n 突然、男が腰の動きを止めたのだ。\n(あ、何を……)\n 絶頂の嵐を急に遮られ、キリエは不満げな息を漏らす。だが、敏感な直腸内で男の肉棒が膨れ上がるのを感じ、次に何が起きるのかに思い当たる。\n(あ…………!)\n そう、玩具による責めとは違い、男とのセックスには明確な終わりが存在する。それはすなわち女の体に精を解き放つその瞬間であり……\n「や、やめ……!」\n 自分の中に白濁液が解き放たれるそのことに関する生理的嫌悪感が沸いてしまい、思わず逃れようと身をくねらせる。その動きこそが男の絶頂の最後の一押しになることも気付かずに。\n「いひゃあああああぁぁぁぁぁっ!」\n キリエの直腸の中にドプドプと遡るように熱い液体が注ぎ込まれる。子種が腸壁を焼くその感覚に、キリエの中の女が絶叫を上げ、勘違いした子宮がビクビクと痙攣を始める。\n「あ、あ、あ、あ……」\n 断続的に息を漏らし、ただその快楽の嵐が過ぎ去るのを待つのみ。それ以外に今のキリエにできることはなかった。\n「ひゃあっ……」\n 力を失った男根がキリエの絶頂で緩んだ肛門から抜き去られる。\n(やっと……終わったあぁぁぁ……)\n ずるずると力を失ったキリエの両足が崩れ落ちるが、壁に固定された彼女の尻はずり落ちることを許さない。それでも今はただようやく訪れたこの休息を堪能していたかった。\n むぎゅっ、とそんな彼女の尻に再び誰かの手がかかる。\n「え?」\n「どうやら初体験は無事終わったみたいねー。さ、ウォーミングアップも済んだし、ここからはペース上げていくわよー」\n マインがニコニコ笑いながら地獄の如き宣告をもたらしてくる。\n「頑張ってくれたまえよ、キリエ少尉。ここからリーシャ伍長に追いつくのは大変だと思うが、それでも無理ではあるまい。昨日の勝負で見せた君の強さ、ここでも発揮してくれたまえ」\n タークがニヤニヤ笑いながら焚きつけてくる。\n「あ、あの……お手柔らかに……」\n キリエにできるのは、そう言いながら力なく微笑むぐらいだった。", "preface": "スランプ気味でだいぶ投稿間隔が空いて申し訳ありません。\nキリエの男性初体験編になります。"} |
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