Krixter/Repo / n0009fk /17.json
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{"novel_id": "n0009fk", "chapter": 17, "url": "https://novel18.syosetu.com/n0009fk/17/", "title": "結", "content": "「キリエちゃーん、新任の小隊の面々が着いたわよー、って……あらあらあら」\n 新設された大型機甲兵小隊隊長室……その扉をノックせずに開いたマインは想定外の光景を目の当たりにする。\n「ん、あぁ……も、もうそんな時間ですか?」\n「すいません、あと少しだけ……んっ!」\n 特別に誂えられた小さなサイズの執務机の上で絡み合うのは、二人の少女たち……否、新しく小隊の小隊長と副隊長に任命された、キリエ・リューガー中尉とリーシャ・ブエン軍曹だった。\n 体面座位の姿勢で互いの肛門に指を伸ばすそのどこか滑稽ながらも妖艶な姿に、流石のマインも軽く眉を顰める。\n「あんまりうるさく言うつもりはないけど……部下に情けない姿は見せないでねー?」\n「はい、わかっています、よっ!」\n「ひにゃっ!」\n キリエの指がリーシャの直腸内の弱点を敏感に突き上げ、とうとうリーシャの喉から断末魔の悲鳴が上がり、その場に崩れ落ちる。\n「それじゃあ、私は先に行きますので、リーシャさんは後から来てくださいね」\n 快楽に倒れ伏したリーシャをその場に残し、ズボンを引き上げるキリエはマインと共に隊長室を後にした。\n「……随分とたくましくなったわね、キリエちゃん」\n「色々な意味で鍛えられましたから」\n マインの何か訴えるような視線も軽くスルーするだけの度量を既に彼女は身に着けていた。\n\n ◆ ◆ ◆ ◆ ◆\n\n「おい、見ろよ、あれが噂の……」\n「ああ、『白』のキリエ隊長だ」\n「小さくてもすげぇ威圧感だな、流石は大暴走を一人で阻止しただけのことはあるぜ……」\n(また噂が勝手に大きくなってる)\n 新たに自分の部下となる軍人たちの勝手な賞賛の声を耳にしながらしかし、キリエの機嫌は大変良かった。地下倉庫に整列する一団を整備用通路から見下ろしながら、朗々と演説を始める。\n「皆さん、ようこそ、ナクルガ砦へ。既に知っている方も多いでしょうが……皆さんがこれから配属される大型機甲兵小隊の隊長、キリエ・リューガーです。……とはいえ、中途半端に自己紹介するよりも、これを見せた方が早いでしょう」\n キリエは既に用意が済ませてあった背後の「白」を指し示す。\n「これが隊長専用機の『白』です。動く姿も後程お見せしましょう。もちろん、皆さんも訓練を積めば動かせるようになりますよ」\n 大暴走に参加せず、駆動鎧が実際に動く姿を見たことがなかった軍人たちから一様に期待の声が上がる。\n「すいません、コクピットの中って……」\n ふと気になったのか、どよめきの中から質問の声が上がる。\n「隊長専用機は機密の塊なのでお見せできません」\n キリエは用意してあった答えをにこやかに押し付ける。……キリエとリーシャのデータの蓄積により、小隊の面々が乗る量産機にはアナルディルドーは取り付けられておらず、それなしでも動かせるようになっている。しかし、「専用機」という名目になった「白」と「赤」は相変わらずの操縦方法であった。なんだかんだと言っても、やはりアナルで直接つながった方が操縦の精度では上回るのも実験の結果明らかになっている。……仮にも「最新兵器運用のための小隊の隊長」という立場なのに、それはあまりにも威厳というものに欠ける、という政治的判断から、元々の操縦方法については新たな小隊の面々には密にされることになっている。\n ただし、それにはある例外があり……\n「いやぁ、遅くなったッス! 私が副隊長の……」\n「本当に遅いですよ、リーシャさん。もう皆さんマインさんとタークさんの案内を受け始めています」\n「ありゃ」\n 形式的な挨拶を終えた小隊メンバーは、開発担当である二人の案内を受けて彼らが命を預けることになる量産機の解説を受けている。最新の兵器への興味は強く感じられる一方で、遅れて現れた怠惰な副隊長への関心は薄そうだった。\n「それより、見てください、あの子ですよ」\n「ほう、つまりあれが例の……」\n それをいいことにこっそりと二人は声を潜めてじっと品定めを始める。その視線はとある一人の新兵をじっと捉えていた。\n\n ◆ ◆ ◆ ◆ ◆\n\n 最初の顔合わせとなるブリーフィングを終えて、解散しようとする一団。その背後から、キリエとリーシャはそっと忍び寄り、一人のメンバーの肩を捕まえそのまま物陰に引きずり込む。\n「え、えっと……」\n 同期の面々に気付かれることなく、突然拉致されることになった新兵はその愛らしい顔立ちをきょとんとさせ、その後徐々に状況を理解したのかフルフルと震え始める。\n キリエとリーシャよりもなお小柄で、サイズの合ってない軍服の袖を折り曲げた少女だった。気弱そうなその大きな瞳に今にも零れそうな涙を湛えて彼女は訴える。\n「ご、ごめんなさい……何か粗相をしてしまったでしょうか……あ、あのどんな折檻でも受けますので、元の部隊に送り返したりは……わ、私これでもこの部隊に憧れて……指名された時本当にうれしくて……」\n「いえいえ、まさか! 全くの逆ですよ、私たちはあなたに期待しているんです、アマン・エスケル一等兵」\n「え、わ、私なんかの名前を……?」\n キリエが慌てて慰めると、憧れの人に名前を覚えてもらっていた喜びからか、とうとうアマンの目から涙があふれる。\n「す、すいません……私、昔から涙もろくて……」\n「大丈夫、大丈夫っスよ……ただ、本当に期待しているから……ちょっとした特別な訓練、受けて欲しいんっすよね?」\n リーシャがさりげなくアマンの背後に回り逃げ道を塞ぎながら囁く。\n「え、ええっと……特別な訓練、ですか?」\n「いやいや、心配しなくてもいいんですよ、全く辛いことはないですから、ね? 私たちが優しく指導しますから」\n「期待してますよ、将来のエースパイロットさん! この訓練を受ければ、すぐに専用機も与えられるッス!」\n「専用機……? ほ、本当ですか!?」\n 自分に投げかけられた言葉を理解するにつれて、アマンの顔が喜びに溢れていく。\n「ただ、本当に特殊な訓練なので……他の人には口外無用、ですよ?」\n キリエがそっとアマンの臀部に手を回しながら囁く。\n「隊長室にちょうきょ……じゃなくて訓練室が併設されているんッス。そこなら外に声が漏れることもないッスから、安心して喘ぐ……いやいや、なんでもないッスよ」\n リーシャがキリエと手を交差させてアマンの臀部を確保する。\n「さぁさぁ」\n「さぁさぁ」\n そのままアマンの反論も待たないままグイグイと押していく。\n「あ、あの……訓練はいいんですが、なんでそんな執拗にお尻を……」\n「すぐにわかります、すぐに、ね」\n キリエはニッコリと楽し気に笑うだけだった。", "preface": "最終話です。", "afterword": "途中色々と中断してしまいましたが、なんとか予定通りのラストです。\nキリエのキャラクターがだいぶ変わってしまったなぁ、というのが実感ですね。"}

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